映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
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監督:竹中直人
出演:竹中直人 (佐々木正平)
原田知世 (笈川未知子)
段田安則 (鈴木雅夫)
中島唱子 (聖子)
内村光良 (前田)
ものがたり
佐々木正平(竹中直人)のもとに患者として現れた笈川未知子
(原田知世)。実は正平と未知子は高校の同級生、しかも正平の
初恋の相手だった。
が、未知子は全く正平の事は覚えていない。それでも入院生活で
落ち込んでいる未知子に何かと世話を焼く正平。
始めはそのしつこさに嫌気がさした未知子だったが、次第に
正平に心を開いていく。
しかし、そんな未知子の病名は”子宮がん”だった。
感想
あまりにも純粋なラブストーリー(プラトニックな)の間にはさまれる
コメディの味付け。
それが淡々としている中にスパイスのように効いている。
邦画独特の間もとても居心地がいい。日本人の特権ですね。
『後にも先にもあなただけです』、正平の20年近くもの一途な
想いにこの中年男の不器用さ、そしてそれほどまでに強烈な
思いを持ち続けていた事が少年の純粋さを持ったまま大人に
なった男性なんだろうな、と感じた。
未知子の為に懸命に尽くす正平には恋人になりたいというよりも、
彼女に生きる勇気を与え、明るい明日を歩いてほしいという
願いがある。その為に正平自身の身を削り、結果的に彼女を
助けることになってしまうのだけれど。
この映画竹中監督の人脈により、かなり豪華なゲストが
多数出演している。中島みゆき、ウッチャン、忌野清志郎、
安斎肇…などなど。それを発見するのも楽しい。
手術前の未知子は『またここで目覚める事ができたら、
後50年あなたと一緒にいたい』と正平にプロポーズする。
返事をしないまま、彼女は手術室へ。
ラストで判明する正平の事情。
暗かった彼女の心に光をともした正平は満足だったのだと思う。
自分よりも愛する人を優先する人生、それは普通では無理な事だし
ましてや彼女に笑いや明るさを与えられないはず。
『ぼくはしつこい男です』と正平、微笑む未知子で物語は終わる。
ジワジワと心が癒され、涙腺がゆるんだ。感動したというよりは
幸せのおすそわけをされたような感じ。
一度目より事情を知って観る二度目は映画の感想が変わるのだと
思う。同じなのは愛する人の為に尽くしぬいた男の人生は
きっと満足だったはずだと言う事なんだろうな。
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