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『ふたりの女教師と美青年生徒の危険な関係』



あらすじは…

男子校の非正規雇用の教師ヒョジュ。作家志望の彼がいるものの

パッとしない。しかも学校では非正規である彼女への差別や生徒から注意しても「非正規のくせに」とバカにされていた。

産休の教師の代わりに担任になるものの理事長の娘で若くて正規雇用のヘヨンが入ってくる。

ある日ヒョジュは体育館でヘヨンとバレエ特待生ジェハと関係を持つ場面を見てしまう…。


ヒョジュは自分が恵まれていないと卑下している。そこへお金持ちでイケメンの彼もいて自分がなれない正規という立場のヘヨンが現れる事でますますコンプレックスを刺激されてしまう。


確かに卑下するものわかるけれどヘヨンがヒョジュと親しくなろうとしても表情を崩さないしプレゼントや食事も嫌味な事と取ってしまうのはどうかと思う。一応先輩で教える立場なのに仕事は仕事とわりきれないものか。


韓国の正規と非正規の格差がどれぐらいのものでどんな差別を受けるのかは知らない。生徒にもバカにされるから相当なものだとは推測できるけれど。


そんな二人の間にバレエ少年ジェハ(美少年って枠に疑問)登場。不適切な関係だとヘヨンを注意して関係を終わらせるヒョジュ。それなのにジェハをバレエレッスンに通わせ車で送るヒョジュ。何もかももっているヘヨンの一部であるジェハを奪おうとしたんじゃないか、というのは私の憶測ですが。恋愛感情ではなく、奪う為だけの。


が、ヒョジュはジェハにのめりこんでしまう。そこは計算外だったのか恋人が去った寂しさなのか、それともヘヨンに嫉妬しながらもヘヨンのようになりたかったのか。


ここからネタバレ



結局ヒョジュはジェハと関係を持ってしまう、何度も。もうヒョジュはジェハへの恋愛感情を止められなくなる。実はジェハにヒョジュを落とすように言ったのはヘヨンで二人の関係は続いていた。しかもヘヨンよりもジェハの方が彼女に夢中で言いなりになっていた。


失意のヒョジュに更なる追い打ちが。産休の教師が戻ってきて担任から外されたどころか雇用の更新はしないと告げられてしまう。


ジェハも仕事も失ってしまったヒョジュの嫉妬など悪い感情はヘヨンへ向けられる。彼女にメイドのように扱われる屈辱。沸騰した湯を彼女の可愛らしい顔にかける。そして…。


ヘヨンに呼び出されたジェハは彼女の部屋を訪れ浴槽で見たのは無惨な姿になったヘヨンだった。


朝、ひとり職員室にいる無表情のヒョジュ。外ではサイレンが鳴り響いていた。


不道徳な関係に溺れるヒョジュが少しずつ地味さが抜けてくる。彼がいた時でさえ地味だったのに。バレるとまずい危うい関係のスリルが彼女を美しくさせていったのかジェハに美しく見られたかったからなのか。


どうもタイトル、サブタイトルからしてエロティツクな映画なんだと期待(?)してたらその点はあんまりだった。


ただ、おとなしそうな人が一旦恋にのめり込んでしまうと暴走してしまうんですね。その点は怖い映画でした。

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『食材だけでなく自分自身も差別される
 メイドインチャイナだからなのか?』

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鰻の男 [ パク・ギウン ]
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監督:キム・ドンフ

あらすじ
 中国で養鰻業を営むチェン(パク・ギウン)は
韓国での検査で水銀が検出され輸出がストップ。
疑惑をはらすため韓国に密入国する。

 食品安全庁の監視員ミ(ハン・チェア)を脅し
再検査をするも結果は同じ。そしてチェン自身も
水銀に汚染されていた。

 チェンを家に連れていき関係を持つミ。彼に
食品倉庫番の仕事を世話をするが、そこで彼は
ある事実を知ってしまう…


タイトルだけなら観ようとは思わなかった『鰻の男』。
が、脚本と制作総指揮がキム・ギドクだと知り俄然
興味がわいてきました。

一筋縄ではいかないはず。
普通のサスペンスではないはず。

まず原題は『Made In China』です。それをふまえて
観ると納得します。

中国産鰻から水銀。日々のニュースや噂など聞いている
とそれも驚きではありません。偽装もよく聞きます。
女性主人公のミも中国産=危険だと思っています。
検査をしている彼女だから特にそうなんでしょう。

チェンがスーパーで購入した食材で夕食を作ります。
帰宅したミはそれを有無を言わさず捨ててしまいます。
冷蔵庫の食材も”Made In China”の表記があったもの
全て。

自分と関係を持ちながらも食材は否定。彼は吐き捨てる
ように「自分もメイドインチャイナだ」と。

二人に愛はあったのか。ミは人から氷の女と言われて
いて感情の起伏もあまりないし笑顔など皆無。人間
関係も最低限に違いなく、それだからこそ人肌を求めて
チェンと関係を持ったのかもしれません。

いずれはいなくなる人。後腐れのない人。
でもどこか魅力的な人。

チェンの見つけた事実は日本でもある食品偽装に近い。
検査で廃棄になったものを横流しし食堂で食品として
普通に出されていた。

「検査で不可だったとわかっていても食べる人もいる」

食の安全ってなんだろう。だから検査して合否をつける
んじゃないのか。しかもこの映画では水銀。その危険性は
誰もが知っているはずなのに。自分は大丈夫の過信なのか。

そして日本人の私たちも食材を買いに行った時に中国産
は避けてしまう。

”危険そうだから”

中国人のチェンはその現実に食材だけでなく自分をも
差別されていると感じる。もう一つの韓国での目的にも
”メイドインチャイナ”だと目の当たりにする。

最後はどうなったのかこちらに想像させる。

私は信じたい。ミは自分の正しい事をしたんだと。

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『あなたが私にした事は絶対に忘れない』

監督:ファド・ミカティ

あらすじ
 看護師のミランダ(ロザムンド・パイク)はオペ
専門の看護師としてステップアップする矢先ブライン
ドデートの相手だと思い自宅に入れてしまった男
に襲われてしまう。
 犯人のウィリアム(シャイロー・フェルナンデス
はすぐに逮捕され収監されたが事件のショックから
仕事もうまくいかなくなってしまう。
 が、ミランダは刑務所のウィリアムに手紙を
送り続け心を開いた彼は面会に応じるのだが…。



イメージが定着してしまうのは女優としていいのか
悪いのか。ロザムンド・パイクももう鮮烈な「ゴーン
・ガール」の妻が私の中では払拭できず。これも絶対
何か隠している、何か企んでいる、それは間違いない
なんて思いながら観ていました。

それは彼女のイメージだけでなくこの看護師ミランダ
のちょっとした仕草のひっかかり。

常連のクリーニング店でサインをしようと自分のボール
ペンを取り出すがインク切れ。派手な店員が「どれでも
使って」とペン立てを指さすが躊躇。それでも汚い
ものをさわるかのようにペンを持ちサイン。

友人の細かい細工の誕生日に手作りケーキを持っていき
他の物を食べていたナイフで切ろうとすると自分から
ナイフを差し出す。その時の「あぁ、またね」という
感じの友人たちの顔。

極度の潔癖症。

人の使ったものが嫌だから自宅に定期的に同じボールペン
のたくさん入った宅配便が届く。「またなくなったの」と。
それにしては頻度が多すぎる。

事件の後のおぞましい自宅を売りに出したいが買い手も
つかず、仕事もうまくいかず、の彼女がとった行動が
犯人に手紙を送る事。忘れたいはずなのになぜ?の疑問。

何度送り返してもまた手紙を書くミランダに面会を許す
ウィリアム。申し訳なさそうな彼に和解したいからと
告げるミランダの目的は何なのか。

これは面白くなってきました。ここでまさか恋に落ちて
しまいましたなんて絶対にならないキャスティング。
しかもサブタイトルがあれですからね。

実はウィリアムも一癖もあり反省などせず同じ房の囚人
を痛めつけていたり(これは性的なものもあったような
描写)あわよくば出所したらミランダと、なんて思う男。

出所しても自宅のリフォームを手伝うウィリアムはミラ
ンダに接近していくけれど、それこそがミランダの真の
目的だった。

ヤッター!そうこなくっちゃ!ワクワクしてきました!

途中父親の飼い犬が亡くなってしまったのが複線になって
いて、それまでミランダに懐かなかったのに懐いた途端
の死。

見た目も何を考えているのかわからないし友人たちと
いても楽しそうでもない。だって笑わないんだもの。
微笑む程度で大笑いなんてしない。それは彼女の性格も
あるんだと思うけれど一人だけ打ち解けてない感じ。

最初のブラインドデートだって普通なら美人だしデキる
女風の彼女に恋人がいてもおかしくない。それもひとつ
の違和感。

ラストはエレン・ペイジの出世作を実際にやっちゃい
ました。なにせ看護師ですからっ、でした。

まあこの犯人のような性癖は〇らなきゃ治らないって
事ですね。

一件落着。

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『殺人鬼に狙われているのに私には顔がわからない…』

監督:ジュリアン・マニャ

あらすじ
 ニューヨークでは通称”涙のジャック”による女性連続
殺人事件が発生していた。

 恋人との結婚も決まり幸せの絶頂のアンナ(ミラ・
ジョヴォヴィッチ
)は偶然涙のジャックの犯行を
目撃し彼に追われ橋から川に転落してしまう。

 命は助かったアンナだったが頭を打った後遺症
から人の顔が判別できない相貌失認になり恋人の
顔さえも認識できなくなってしまった。

 が、涙のジャックはアンナの顔を見ていた。
殺人鬼は自分の顔を知っているのに自分は見た
はずの殺人鬼の顔はわからないという恐怖に
直面していく…



ブラピが告白した事でも話題になった”相貌失認”
人の顔が判別できない症状。「フェイシズ」を
見るとその苦悩がとてもよくわかります。そして
それは想像以上でした。

いつも隣に寝ている恋人でさえも朝起きると
「この人誰?知らない!!」と怯える毎日。
恋人にしてみれば病気だとはわかっていても
それが続くと不愉快にもなるでしょう。

”顔はわからなくても愛さえあればわかりあえる”
なんて恋人には甘っちょろい考えもあったかも
しれません。

そこでアンナはアドバイスを貰い顔以外の
特徴で個人を判断しようとします。それは
ほぼ成功でした。

毎朝恋人がしめるネクタイの柄をこっそり
メモして顔でなくネクタイの柄で恋人だと
認識。こうすれば待ち合わせしてもネクタイ
で一目瞭然です。友達も髪型や服の感じで
認識でき、やっと日常を送れるようになりました。

…って殺人鬼の恐怖は続いてますよ

なにしろ殺人鬼はアンナの顔を知っている
けれどアンナは殺人鬼が目の前にいても
全然わからない
のですからね。これは
究極の恐怖です。

例えばニコニコして親しい人のような顔で
近づいてきて油断した所をグサリ!って
可能性もあります。

ここでアンナの力強い味方となる刑事の
顔が何故か判別できるアンナ。恋人も
わからないのに彼はわかる!それで二人
が接近するのも仕方がない。

が、ちょっと展開早いよ、アンナ!!

ネクタイの柄で判別してたのがバレて
彼がキレてしまいそれで傷ついた彼女の
そばにいたのが刑事でもね。

本当は殺人鬼は誰?ってドキドキのサスペ
ンス映画なんだろうけど、私の目はそっち
でなく”アンナが相貌失認とどう向き合って
どうやって克服し日常を取り戻すのか”
ばかり
が気になってしまいました。

アンナは事故で突然病気になったけれど
映画を通して症状を知るといかに他人に
言葉で説明してもなかなか理解されず
いかに日常生活を送るのが困難なのかが
よくわかります。

症状は人それぞれでこの克服方法は一例
でしょう。ただ、全くこの病気について
知らなかった人は少しは理解できるかも
しれません。

最後にこれはまぎれもないサスペンス
映画ですよ。ドキドキしますよ。と
付け加えておきます。


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『今も心に残るのは25年前の殺人事件、
そして実らなかった”愛”』


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監督:フアン・ホセ・カンパネラ

あらすじ
 裁判所を定年退職したベンハミン(リカルド・ダリン)は
25年前のある殺人事件を元に小説を書き始める。

 その事件とはまだ新婚の若き女性教師が無残な姿で
殺された事件。確固たる証拠もないまま犯人像は浮かび
あがらず一年が経過。迷宮入りかと思われたが被害者
夫のある姿を見、ベンハミンは犯人へと辿り着く。

 当時上司だったイレーネ(ソレダ・ビシャミル)と
犯人を追い詰めるものの、外部の力により阻止されて
しまった。

 そして別れ。今もベンハミンは事件も別れも引きずって
いたのだった…



冒頭ぼやけた映像が流れる。駅のホーム。列車に乗り込む
男性。それを見送る女性。二人は別れを惜しむかのように
ガラス越しに手を合わせる。

この二人が誰なのかは過去と現在を行ったり来たり
していくうちに明らかになります。それがどんな
感情であのシーンになったのかがわかると切なく
なります。

ベンハミンが何故退職後25年前の事件を小説にしよう
としたのか。それは彼が自分自身の気持ちに決着をつけ
たかったから。そして元上司であるイレーネに再会した
のは気持ちに決着をつけたかったから。

25年前の殺人事件。被害者を見つめる一人の男の
瞳の先から犯人だと直感するベンハミン。証拠も
ない、ただその瞳の中に宿る異常な愛情を感じた
という勘だけ。

が、一年たってもその男の行方はわからず。偶然
駅で被害者夫と再会すると彼は毎日駅に通って
その上曜日ごとに駅を変え、容疑者の姿を探して
いたと言う。

その死んでもなお深い愛情の夫にベンハミンは
捜査を再開し、容疑者の逮捕までこぎつける。

ここに理不尽な社会事情が関わってしまう。
国の言い訳で被害者のこの憎むべき感情は
どうしたらいいのか。

死刑のない国。最高刑は終身刑。夫は簡単に
薬で死んでしまう死刑より何の夢も希望もなく
ただ、ただ刑務所の中で終わる空虚な時間を
過ごす方がずっと犯人を苦しめられる、と
この制度を受け入れます。

日本でも死刑、無期懲役、とどちらが被害者
が少しでも満足するのか議論になります。
Twitterで有名なあの子も言ってました。
「死刑は反対。そんな人の為に誰かが手を
汚さなければいけない(執行する人の事)。
死刑のスイッチは自分で押すべき」

殺人事件と同じ時間で接近する二人の心。そして
事件によって引き裂かれてしまう秘めた愛。

イレーネとの再会は『もしかしたら今も自分
と同じ気持ちなのではないか』との希望から
結婚して子供もいる満ちたりたイレーネの
姿にあきらめに変わります。

25年はそれほど長く、その時の愛情も離れて
しまえば徐々に薄れてしまう。

それは再会したあの被害者の夫も同じで
毎日容疑者を追っていた熱意ゆえの深い
妻への愛情もこの長い年月で薄れていた。

書いた小説を夫に見せたベンハミンに
「過去は忘れるべきです」との言葉を告げる。

ベンハミンは事件の事も秘めた愛もこの長い
年月忘れられなかった。それはきっと深い
愛情の姿を自分に見せた夫も同じなのでは
ないだろうかという期待を打ち砕く。

自分以外の誰もが過去を忘れて今を生きて
いる。


が、ここから事件のその後の展開を見せます。
死刑制度のない国での恐ろしい復讐の全貌
ある人のセリフでその環境を想像すると”死”
の方が楽なのではとゾッとした。

妻を殺された夫が一年間駅に行き続ける愛。
その後も続く愛。

ある事件からお互いの愛情を確認したものの
離れてしまった二人の心の奥に秘めていた愛。

そして殺人犯の歪んだ愛。

一つの事件から各々の愛の形を見せる。


単なる小道具かと思われたタイプライター。その
欠けた文字と「怖い」とメモした文字の関係。
あの言葉になったと気付いた時にこれは恋愛
映画だったのだと納得しました。

そしてタイトルにある”瞳”が何度もポイント
になってきます。(犯人の被害者に対する目線
とか)

大人の恋愛とサスペンスが融合した映画で
アカデミー外国語映画賞も受賞しました。


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『外国人女性ばかりを狙う殺人犯を幼い頃の
トラウマに悩まされる警部が追う』




監督:ダリオ・アルジェント「愛しのジェニファー」

あらすじ
 連絡の途絶えたモデルの妹を心配した姉
リンダ(エマニュエル・セニエ)は警察に
駆け込む。そこでエンツォ警部(エイドリアン・
ブロディ
)の部屋へ案内される。

 実はエンツォは猟奇殺人専門の警部。
妹の無事を祈るリンダとともに犯人を
追い始める。

 日本人犠牲者の最後の言葉から犯人を
見つけるが逃げられてしまう。



オスカー俳優八の字くん(眉毛が)こと
エイドリアン・ブロディとその彼にオスカー
をもたらした「戦場のピアニスト」のポラ
ンスキー監督の妻エマニュエル・セニエ

その二人がアルジェントと組むのだから
これは期待せずにはいられない。

が、その期待は砕かれるのであった…(>ω<;)

犯人の姿は前半に出てしまいます。自分の
コンプレックスから”美しい”物を捕らえ
”美しくなくなったら”残酷に始末。

この犯人の子供の頃があまりにも可愛い顔。
なのにコンプレックスを持つってどういう事??
ある病気が原因だけどこの可愛らしさがどこ
からあの容姿になるのだろうか。と、本編
とは関係のない部分が気になりました。

目を背けたくなる死体写真に拷問シーン。でも
肝心な所は女性の悲鳴だけでカメラが他の場所に
切り替わってしまいます。

ここはレイティングとかの問題なのでしょうか。
別に口を切られるシーンは見たかないですけどね。

日本人犠牲者の最後の言葉からあれを
連想して犯人を当てるリンダに写真の
後ろのあるアイテムから監禁場所を当てる
警部。二人の推理力にはホームズもビックリ。
(褒めてないですけどね)

警部は幼い頃母親殺害の現場を目撃し犯人に
対してあんな事をしたのに駆けつけた
警官が身の上話から「知らない事にして
あげよう」と言われその上警察に入って
しまうなんてどんだけ融通が利くんだよっ!
とツッコミ入れ。

そして最大のブロディを○○役にした
のにあまり意味がなかったような展開。
これならば映画見た直後寝てしまい別
展開を夢で見たその話の方がサスペンス
にはありがちではあるけれどよっぽど
面白かったかと。

それでもアルジェントらしい、監禁、
拷問、殺人のシーンもあります。どこか
最近の映画なのに古さを感じる映像なのも
よさなのかもしれません。

脳天ゴーン!指をスパーン!のどをザクッ!

美しい女性が恐怖に歪む顔のアップ。この
へんはファンにはたまらないのでしょうね。

犠牲者の日本語の訳がとてもあの短いセリフ
の中にそこまで言ってないだろうとツッコミ
もここまでくると笑ってしまう。

冒頭の拉致。日本人二人のうちてっきりナンパ
された方が拉致されると思いきや、淋しく一人
で帰るハーフっぽい顔の子の方が犠牲に。

ここが理不尽と思ったら犯人が狙うのは”美人
の外国人”
との推理に納得。

ラストも「えっ!ここで終了??」と中途半端
な終わり方。でもバッドエンディングではない
です。このモヤ~っとした終わりは嫌いでは
ないです。

推理劇を楽しむでもなく、アルジェントだから
残酷さを楽しんだり(?)、展開にツッコミ
を入れつつ観られる人向けの映画ですね。

ただ声を大にして言いたいのは

エイドリアン・ブロディの使い方が勿体無い!

最後にタイトルの”ジャーロ”は黄色という意味。
ある事に対してそのまんまの言葉です。

ちなみに妹役のエルサ・パタキ「ワイルド
スピード MEGA MAX」
でザ・ロックと行動を
ともにしていた警官でした。美しいです。

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『汚い…男は汚い。そして、夜毎その男
たちに汚される私も、汚い…』



監督:ロマン・ポランスキー

あらすじ
 イギリスで暮らす二人の姉妹。姉ヘレンは奔放な性格で不倫の
真っ最中。かたや妹キャロル(カトリーヌ・ドヌーヴ)は神経質
で潔癖症。

 毎晩姉と不倫相手の情事の声を聞かされ男性に対して嫌悪感を
抱くようになる。

 ある日姉と不倫相手が旅行に行ってしまいキャロルは一人部屋に
残される。不安な気持ちは次第に心を蝕んでいき、毎晩のように
嫌悪すべき男たちに襲われるキャロル。

 デート相手が部屋を訪ねて無理やりドアを開けた事から悲劇が
始まっていく…


ポランスキーにドヌーヴという官能的な二人の組み合わせに
期待は高まっていきました。モノクロの中の若きドヌーヴの
美しいこと。

まず現実か妄想かわからないぐらい不安的な心とか潔癖症
なのに男に襲われたり、壁から出てくる手に襲われたりする
ドヌーヴの姿が「ポゼッション」でのアジャーニを思い出し
ました。加えてドヌーヴの「昼顔」

爪を噛む癖のあるキャロルの姿。ここから神経質な性格だと
うかがえます。そして手を洗う姿で極度の潔癖症。

正反対の性格の姉の存在がキャロルの精神的バランスを取って
いたのだとわかるのは姉が旅行に行ってしまってから。頼る
ものもいないイギリスの地でひとりぼっちになるキャロル。

その時点で男性に対する嫌悪感はMAXになっていたから
デート相手にも冷たく、無理やりキスされれば逃げ帰って
口を何度も洗う。自分の汚れを洗い流すように。

抑圧された性への嫌悪は男に毎晩襲われるという悪夢
に姿を変える。守ってきたものを無残にも毎晩ズタズタに
される行為は彼女の中では現実に起こっている事。

時計のカチカチという音だけが響く中、彼女の叫び声も
なく、苦痛に歪む顔と男の暴力だけが画面に広がる。

これは夢なのか現実なのか。

どんどん汚れていく自分と同じ様に部屋にはハエが飛び
食べ物は腐敗していく。だけど誰も助けてくれない。

それまで部屋に閉じこもり生気のない顔でいるキャロルが
デート相手や大家に対してのある衝動に駆られる瞬間だけ
生気が甦る。

それは嫌悪した物を徹底的に排除する瞬間。

壊れていくキャロル。潔癖症。男性恐怖症。まるで「ブラ
ック・スワン」
のニナ。

同じ様に抑圧された性は官能的な夢や妄想によって開放
されるどころか、精神的に追い詰められていく。周りに
手を差し伸べてくれる存在もなく、ただ追い詰められる
キャロル、そしてニナ。

ラストでは「ブラック・スワン」のニナは完璧な自分を
見つけ表現し、ある意味幸せな終焉を迎える。

しかし、「反撥」のキャロルはバランスの要因である
姉が戻っても壊れてしまった心は元には戻らないの
かもしれない。

60年代に撮られた「昼顔」では秘めた願望がいたぶられ
汚される妄想に、昼は売春をするセレブ妻だったドヌーヴ。
「反撥」でも毎晩の妄想は自分が汚される事だった。

このポランスキーもブニュエルもサド原作の「悪徳の栄え」
も貞淑で美しい女性が官能の世界の扉を開けてしまう物語。
ただ主人公たちは汚される快感や堕落、そして「反撥」では
過剰な防衛本能と行き着く場所は違うけれど、そのどれでも
ドヌーヴは美しかった。(いや、今でも美しいです)

<上で出てきた関連する映画>

☆イザベル・アジャーニ「ポゼッション」
夫の浮気を疑った妻が次第に常軌を逸した行動にでる。
見所はタコ相手の官能シーン


☆カトリーヌ・ドヌーヴ「昼顔」
医師の夫を持つ貞淑な妻は昼は売春婦となり客をとっていた。
森の中で男たちに弄ばれるドMなシーンは見所。
(昼顔の感想は→ここ


☆ナタリー・ポートマン「ブラック・スワン」
白鳥の湖の主役に抜擢されたバレリーナのニナだが黒鳥の
官能さが表現できずに精神的に追い込まれていく。


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『逃亡中の銀行強盗。ある屋敷へ忍び込む。
屋敷には主人ひとり。優位だった立場が
逆転した時強盗の恐怖が始まる…』

<あらすじ>
銀行強盗犯ジョンは警察に追われ、ポストにあった手紙の主
の友人と偽り、高級住宅街にあるウォーウィックの家にあがり
こむ。

どうやら家にはウォーウィックひとり。彼は友人を招いての
晩餐会の準備中。

負傷していたもののウォーウィックを脅し、友人に断りの
電話を入れるように強要。しかし、その直後ジョンはウォー
ウィック罠にはまってしまう…


これってTSUTAYA独占レンタルみたいですよ。
聞くところによると最近”独占”が増えているようで
話題になった「キック・アス」もそうでした。

銀行強盗犯ジョン。当然強盗をするぐらいだからある程度
腕力には自信がある。いくら負傷していようとも、この目の
前にいる温和な紳士には脅しが通じると思っていた。

ここが彼の誤算。いや、誤算はこの家に入ってしまった事。

最初から手紙の送り主の友人というウソはウォーウィック
には見抜かれていて、ジョンは自分が優位な立場だと
思っていても、それはウォーウィックの思う壺。

薬で眠らされて、ウォーウィックの立場優位になって
からの展開がおもしろい。特に彼の紳士キャラが
崩壊してからは。

ある程度のネタバレになるかもしれないですが
友人はいないんですよ。だけど、ウォーウィックには
友人が見えるんですよ。


ほら~~、サイコな展開になってきたでしょ

晩餐会の完璧なホストであるウォーウィック。本当に
完璧なんですよ、彼の世界の中では。楽しく友人
たちと語りあい、笑いあい、いい時間を過ごす。

あくまで、彼の世界の中。

それを横たわり見ているジョン。当然、目の前にいる
男が紳士でなく”ヤバイ”男だとわかる。

この対比の映像。ウォーウィック視点とジョン視点の
オーバーラップが完璧ホストの異常さをますます
感じさせる。

ジョンが知ってしまった、本当のウォーウィックの姿は
ひとりでダンスしたり、ひとりで大勢と会話したりする
異常さのさらに上。

ウォーウィックの屋敷での密室劇と思いきや、後半は
ジョンの逃亡劇に伴う本当のウォーウィックの正体が
発覚し、思わぬ展開に。

とにかくウォーウィックのキャラが濃い。友人を招いての
晩餐会シーン、特に彼がハメを外してしまう所なんて
笑ってしまうぐらいに変な場面。

ただ、ジョンにしてみたら笑う所か背筋がゾッとした
でしょうね。あんなものを目の前で見せられたら。

後半のウォーウィックの正体なんて「えっ!!」と
ビックリ。その展開は全く読めなかった。

ほとんど密室劇の一見すると地味そうな映画ですが
新たなサイコキャラ誕生は見逃せませんよ。

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この二作は前作から一年後の話です。2と3は続いているので
一緒に紹介したいと思います。

「ミレニアム2 火と戯れる女」
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失踪事件解決から一年後。巨額の金を手にし、世界を飛び回っていた
リスベット。ストックホルムに戻り高級マンションに身を隠していた。

一方雑誌ミレニアムの新人記者が殺される。彼は売春組織を追って
いた。そして、リスベットの後見人の弁護士殺害。凶器のピストル
にはリスベットの指紋があり、彼女が容疑者として浮上する。

離れた場所からリスベットの無実を信じ、真相を探るミカエル。そこで
売春組織の黒幕ザラという人物の名前があがる。


今回はリスベットとミカエルは最後まで接近しません。

前作でリスベットは父親に火をつけた事件を起こしていたとわかった。
時折病院のベッドに縛り付けられる夢にうなされていたのは父親への
傷害で精神病院に病院に入院させられていた。しかも医師によって
”無能力者”の烙印を押されていた子供の頃の過去が明らかになる。

リスベットの極度な男性や人間不信。理不尽な暴力には過激すぎる
ほどの復讐。それらの理由が明らかになるにつれて痛々しさも増して
くる。

ハッカーとしてPCを駆使する場面よりもアクティブに真相解明に
奔走するリスベット。パンクなファッションは身を潜め、パーカーに
ジーンズ姿はまるで小柄な少年。だって、150cmに40kgだものね。

殺人事件は金髪の男、ニーダーマンが関与している。彼はボクサー
さえも倒すほどの武闘派。殴っても表情を変えない彼にある秘密
があって…。

売春組織を探るミカエルはロシアからの亡命者ザラの存在を突き止める。
ザラとリスベットの関係に加えて、ニーダーマンも繋がっていたとは。

ラストでのリスベットとザラ、ニーダーマンの対決は血みどろになって
まるでホラー映画のよう。瀕死の重傷を負いながらも顔中血だらけに
なって斧をふりかざすリスベット。…「ハイテンション」が頭を
よぎりました。

そして、やっとリスベットとミカエルが再会。でも…

「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」


瀕死の重傷を負ったリスベットとザラは一命をとりとめ病院に運ばれる。
リスベットはザラ傷害容疑で退院のち収監。ザラの罪は全てニーダーマン
に負わせる事で被害者となった。

ミレニアムではザラの罪や彼が関与した巨大組織を暴く事がリスベットの
無罪にもつながるとミカエル以下奔走していた。

巨大組織の関係者は発覚を恐れ、事実を知る者を抹殺し始める…


三部作の完結編。前回アクティブだったリスベットは一転病院の
ベッドの中で身動きがとれない状態になっています。

そこで今回飛び回るのはミカエル。

リスベットの集めた証拠、彼女の無実を勝ち取ろうとする仲間たち。
触れてはいけない国家が関与していた秘密組織に立ち向かって
いきます。

無愛想で攻撃的で人とのつながりを拒否するリスベット。それでも
わかってくれる人たちはいるわけで、その人たちが自分たちの持つ
スキルを駆使して彼女を助けようとする。

人と人との関わって、わかりあってのふれあい。

片や秘密組織の人たちは犯罪に手を染め、お互いに弱みという名の
見せ掛けの信頼関係。発覚を恐れれば、誰だって切り捨てる。過去
が発覚するよりは自らが犠牲になっても守りたい秘密。

後半はリスベットの裁判。

精神病院の医師と対峙し、彼の不正や彼の罪を暴いていきます。
このリスベットの姿がモヒカン、ゴスメイク、顔中ピアスの
戦闘体制。弱い部分を見せずに強さをアピールする姿は心の
隙を与えない、これは裁判という名の彼女の過去との闘い
なのだから。

裁判シーンと組織摘発シーンが交互に映るシーンではリスベット
もミカエルを始め協力者たちも一つの目的に向かっての闘い
なんだと見えました。

裁判を終えてめでたしめでたし…と思ったら、忘れていたよ
ニーダーマン!!最後のリスベットの闘いがまだ残って
いたのでした…。(本当に彼の存在忘れるぐらいの見ごたえ
ある裁判シーンでしたよ)

<シリーズのまとめ>
1作目が150分、2作目が130分、3作目が148分と
どれも長いです。加えて2,3は繋がっているので一気に
観たくなります。でも、時間をみると覚悟がいります。

小説も前後編だから映像化してもこれくらいになってしまう
のかもしれないですね。しかし、これ本国でも一年のうちに
3本公開されたんでしょうか。

スウェーデン映画は最近注目されています。

「ミレニアム」シリーズに加えて「ぼくのエリ 200歳の少女」。
今後もスウェーデンは注目ですね。

一応ミレニアム三部作と言われているから今後どうなるのか
わかりませんが、リスベットとミカエルのコンビで1作目の
ような推理劇中心な新作が出来ないかと思っています。

個人的意見ですが1作目が一番好きでした。

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『40年前の失踪事件を追うジャーナリストと
パンクなハッカー。見えてくる真実は危険を呼び込む…』

監督:ニールス・アルデン・オプレヴ

あらすじ
 雑誌”ミレニアム”のジャーナリストミカエルは大物実業家の不正告発
記事の裁判で敗訴してしまう。そんな彼の元へ大財閥ヴァンゲル・グループ
の元会長ヘンリックが40年前に失踪した姪の調査を依頼してくる。

 一方ヘンリックの依頼でミカエルを調査し完璧な結果を残したハッカー
リスベット。後見人によって自分の収入も自由に使えないどころか、身体
さえも彼にもてあそばれていた。

 本土とは橋一本で繋がれた孤島。橋の事故。当日行われていた祭りでの
新聞写真。日記に残された名前と数字。失踪とも死亡ともわからないまま
40年間迷宮入りだった事件。
 
 ミカエルのPCをハッキングしていたリスベットは数字の謎を解く。
そして、二人は大財閥の触れてはいけない過去に近づいていくのだった…


まず、長いです。150分です。しかも、三部作です。

これが公開時から話題になっていたものの私が手を出せなかった負の理由。
ミステリーでの150分はよほど途中に派手なシーンがあったり、少々
ショッキングなシーンがなければもたない。そんなイメージでした。

ところが、これが一気に観れてしまう。まあ、孤島での推理が始まる
までは正直かったるいですが…。(ここはちゃんと正直に言います)

ジャーナリストであるミカエルは実業家の不正を暴いたものの敗訴
してしまう。ただ、その観察力や洞察力に依頼者ヘンリックは賭けた
のでしょう。

老い先短いヘンリックの心残りである姪ハリエット。自分の娘同然
だった彼女がある日何の前触れもなく消えてしまった。しかし、
毎年ハリエットの趣味である押し花が自分の元へ送られてくる謎。
ヘンリックは彼女を殺した犯人が自分を追い詰めようと送ってくる
のだと確信。しかも、それは身内に違いないと。

当然身内を疑っているヘンリック以外のヴァンゲル家の人々は
ミカエルの調査がおもしろくないでしょう。ただ、誰もが40
年も解明されなかった失踪が彼ひとりで解決できるはずがない
そう思ったに違いありません。もちろん、犯人さえも。

ハリエットがいなくなった当日は祭りが開催され彼女が写って
いた新聞写真もあった。だから、この時間は確かに彼女は島に
いた。しかし、ミカエルはその先を推理し新聞社にあったボツに
なった他の写真からハリエットが怯えて逃げ出すのを発見。

ここから物語は面白さを増していく。

40年もわからなかったのはPCでの画像解析能力の限界も
あっただろう、一枚の写真からの推理。拡大して、鮮明に
なったハリエットの顔の表情。同じフレームに収まっていた
向こう側を撮影しているカップル。

他の写真からカップルの車に書かれていた社名ロゴを発見。
このへんは今ぐらいの解析技術がなければ無理な話。

ただ、その技術の進歩により事件の解明が導かれたのとは反対に
ハッカーであるリスベットが昔の帳簿を1ページ1ページめくり
ながら犯人に辿り着くというアナログな解析方法。ここの対比
が面白い。

物語はミカエルとリスベットのコンビ誕生により加速していく。
地味なおやじと顔に多数のピアス女。まるで水と油のような
コンビ。しかも、リスベットはレズビアン?というような
描写もあって恋愛には発展しなさそうな二人。

数字と名前の謎からあるサイクルの連続殺人事件が過去に起こって
いた事実。残酷にまるで何かの儀式のような殺人現場。そしてナチス
に傾向していたヴァンゲルの人たち。

失踪事件が過去の連続殺人事件に繋がり、それはあるサイコ
殺人者を生み出していた事実。「殺しを叩き込まれればそうなる」
とのミカエルに「殺しをしない選択もできたはず」と返答する
リスベットのセリフが印象的。

リスベットがある人物を見殺しにしたり、自分をレイプした後見人
に過激な復讐をしたりするのは彼女の過去が関係しているだろう
子供の頃の映像が流れる。多分、彼女の過去は2,3作目で明らか
になるのでしょう。

40年間解明されなかった大富豪一家の裏の顔。そして姪ハリ
エットの真実。それは明らかになるには悲しくて、痛くて、
それを誰にも助けてもらえなかった彼女の絶望を知るととても
苦しくなる。

最後に敗訴した相手を再び告発して「ミレニアム」に復帰した
ミカエル。相棒のような恋人のようなあやふやな関係になった
リスベットは姿を消してしまいます。

ハイヒールに金髪、ピアスのない顔の前とは違う姿のリスベットが
後姿で向こうに歩いていく姿はふと「羊たちの沈黙」のラストシーン
での雑踏に消えていくレクター博士が思い浮かびました。

さて、この「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」を観た別のわけ
がWOWOWでの連続放送と、フィンチャー版リメイク「ドラゴン・
タトゥーの女」
が来年公開するというのも理由。なにしろ主演は
ダニエル様ですからね~。あんなシーンやこんなシーンがダニエル
様によって演じられるのですよね、たまらんです!!

『デヴィッド・フィンチャー「ドラゴン・タトゥーの女」予告』


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