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  csi5
物語
 犯罪現場で鑑識中何者かに拉致されたCSIメンバー。
犯人からのメッセージでタイムリミットは12時間という
事がわかる。
 しかし現場に手がかりは全くない。時間内に彼が拉致
されている場所がわかるのか。そして無事に彼を助ける
事ができるのか。CSIはこの難事件に挑んでいく。


感想
 今回の第5シーズン最終回は前後編の二本立て。しかも、
監督はあのタランティーノ。映画では犯罪者が主人公ばかり
なので、反対側の人物が主役のドラマをどう監督するのか、
とても楽しみでした。

 彼はCSIの大ファンらしく、ちゃんと今までの雰囲気を
損なうことなくの演出。それはメンバーの家族の関係を表した
シーンや得意分野での事件の解決方法などに表現されていま
した。

 ドラマという規制の厳しいだろう中でもタランティーノ節は
炸裂していました。
 例えば、棺桶に生きたまま埋められる所は「KILL
 BILL2」のようだし、モノクロの結構残酷なシーンも
どこかユーモアがあるし、ロッカールームでの何のことはない
会話もやけに長く、タランティーノ映画を思い出すような場面
でした。
 
 物語もなんと前編のラストで容疑者が死亡してしまったり、
CSIメンバーが閉じ込められている棺桶がひび割れてくるし、
後編は時間との戦いでハラハラしてしまいました。

 時間も前後編で90分程なのでまるで一本の映画を見た
という感じでした。

 タランティーノ、TVドラマでは以前「ER」のエピソードを
監督した事もあります。まだ、ジョージ・クルーニーがいた頃
だからかなり前の事です。

 あの時は、カラダに矢の刺さった人がERに運ばれてきたと
ような。あれを見て「矢がも」みたい、と思いましたが、「ER」
の中でも異色の回でした。

 余談ですが「CSI5」の一話目に「24」のミシェルが
出てました。優秀なのにやけにカリカリした性格で、最後には
「こんなに忙しい所じゃやっていけないわっ」ってすぐに辞め
てしまいました。

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