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『お見合いから5日で結婚したら
貧乏暮らしが待っていた…』
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監督:鈴木卓爾

あらすじ
 昭和36年、もう29歳になるのに未婚の布枝(吹石一恵)は言われる
ままに見合いをして5日後には結婚式をあげていた。

 夫となったのは戦争で左腕を失った貸本漫画家の武良茂(宮藤官九郎)。

 金もない、米もない、あるのはツケだけの貧乏暮らし。茂の漫画も
世間にはなかなか認められない。

 最初は唖然とし落ち込んでいた布枝だったが、茂の仕事を手伝う
うちに気持ちが強くなっていくのだった…


朝ドラで人気だった「ゲゲゲの女房」。イケメンしげさんだったドラマ
に比べて、風貌からぬぼ~っとした妖怪空気撒き散らす
クドカンは水木先生そのもの
。貧乏暮らしのつらさもリアリティ
があるのはこっち。

この時代に結婚できない女性は実家でも肩身が狭く、だからといって
すぐに見合い話があるわけでもない。話が来るだけありがたい。

でも、ドラマの松下奈緒も映画の吹石一恵も”なんでこんなに美人に
見合い話がこないのか”と同じ女の立場から思ってしまうわけで、
”行き遅れの年齢”ぐらいしか負の要素がないような…。

まあ、この時代の結婚相手に求める条件は今とは違うかもしれない
ですからね。

そんな布枝の実家は大家族。もう肩身が狭いし、プレッシャーもある
でしょう。見合い話に飛びついて結婚するのも、この家を出たいから
とかもう親に面倒見てもらうのも心苦しい、そんな理由からなんで
しょう。

5日後には結婚という超スビーディな展開ですけどね。

見合いというのも、自分をよく見せようとするわけで茂は生活の
安定している漫画家という肩書き。が、実際は日々の食べ物にも
困るような生活苦。

新婚生活初日から「お米がないんですけど」と困り、質屋に行き
茂が自転車を買ってくる所から価値観のズレを感じる新米夫婦。
「食べ物が先でしょ!」と突っ込まない奥ゆかしさというか
まだまだ遠慮気味な布枝さん。

相手の事なんて全く知らない手探り状態の新婚生活。そこに
楽しさがあれば救いだけど笑顔をなくしてしまうぐらいの
つらいもの。

これが貧乏生活をしていくうちに強くなっていく。約束の原稿料
がもらえるまでねばる。居候には強く言う。もちろん夫にも。
それは妊娠が発覚して「子育ては大変だろう」という遠まわしに
子供はいらない宣言の夫に対して「私産みますから!」と。

女っていざとなると開き直って強くなるのです

そんな強さもありつつ、茂のアシスタントとなって仕事も
生活同様支える。ここは妻の鑑ですね。

茂は戦場で自分も生死をさまよったり、人の死を見てきたから
「死ぬよりは貧乏の方がマシ」と言う言葉にも重みがある。

”バナナは黒くなりかけが美味しい”とバナナをほおばる
夫婦。庭ではシュールな踊りが繰り広げられる、とか
原稿の漫画がアニメーションになるなど、時折はさまれる
映像が面白い。

物語は茂の仕事が上向きになり始めた所で終わります。
その後の活躍は多くの人が知っているでしょう。

エンドロールの文字の感じや流れる「ゲゲゲの女房のうた」
のほんわかした歌。最後まで緩やかな時が流れるような
映画でした。

<ゲゲゲの女房のうた/ムーンライダーズfeat.小島麻由美>


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監督:葉山陽一郎

あらすじ
 自主制作映画の資金を稼ぐ為”新薬投与実験”のバイトに応募する
監督の福家(水橋研二)たち。動物実験を経たアルツハイマー病の
新薬らしい。

 管理された中での投与実験。ニュースで見たサルの映像が気になる
ものの何度か同じようなアルバイトをしている井藤(鳥羽潤)の
心配ないとの言葉に仲間たちは安心するのだが…



やばそうなバイトの話でよく出てくるのが「死体洗い」にこの「新薬実験」。
本当にあるのかないのか。ただの都市伝説なのか。でも、監督自身が”新薬
投与実験”に参加した経験を元にしているだけあってリアリティがあります。

映像は擬似ドキュメンタリータッチ。隠しカメラで5泊6日のバイトの
体験を撮影しているという設定。時々、カメラ目線でない映像があるのが
ちょっと不満でしたが。

動物実験後の人に投与した場合の安全性を実証する為に病院に缶詰に
なり、投与と検査を繰り返す。それ以外の時間は病院内であれば自由に
過ごせるという一見楽なバイト。

ただ何故か食堂のTVは故障していたり、新聞を買ってきて欲しいと頼んでも
売り切れていたと外部との情報が遮断された環境。それでも仲間はいるし
経験者もいる安心感から最初はのんきに過ごしていた。

時々夜誰かの叫び声のようなうめき声のようなものが聞こえたり、リタイア
する人がいたりするのは不安だったかもしれないけれど、自分の身に
何か変化がなければその不安は打ち消される。

タバコを吸ったり、病院を抜け出して酒を呑んでも、実験が続行される
甘い環境も彼らには楽な仕事だと思う要因だったのだろう。普通だったら
アルコールは検出されるだろうし、正確な数値は出ないはず。

そんなのんきな日常。映画製作に向け語り合う仲間たち。病院スタッフ
の女性が気になる、まるで学生生活の延長のような日々。

が、ある夜恐ろしい事が起こる。

無事に実験を終えたはずの仲間たちにも異常が起こる。

暗視カメラに映る暴力的な映像はホラー映画のような恐ろしさ。
それが目の前で、カメラの前で行われている。ぶれる映像。

犯罪を犯す仲間を救おうと病院でのカメラ映像を警察に証拠として
提出してもそれが薬によるものなのか実証されない。そこには
もしかしらが警察と病院の暗黙の了解のようなものがあったのか。

仲間や自分に起こった事は”新薬投与実験”という高額バイトゆえの
リスクだったのだろうか。

冒頭病院で「この実験内容に関しては他言してはならない」との
説明を受け、契約書にサインをする。現実にも隠されている薬に
よる犯罪や副作用が今もあるのかもしれない。それは実験に参加
した者しか知りえない事実。当然、私たちは知る由もない。
無事だった人たちしか知らない事実。

最後にある人物の裏切り行為が発覚する。

”新薬実験”のバイトよりも恐ろしいのは野心にまみれた人の心。
もし病院側の人間と結託すれば不安な実験も自分には安全であると
いう事。

映画製作という夢の為に危険なバイトをして多くを犠牲にした主人公。
が、最後の最後の映像で救われた気がした。

この「サル」での新薬はアルツハイマーの薬。そして、もうすぐ公開
される「猿の惑星:創世記」でもアルツハイマーの薬がキーワードに
なっている。…サル、だけにね。

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『こどもの頃にはいつもいけちゃんがそばにいた…』
B002OC0778いけちゃんとぼく [DVD]
バンダイビジュアル 2009-12-04

by G-Tools

監督:大岡俊彦

あらすじ
 漁師町で暮らす小学生のヨシオ。父と同じ標準語を話すのと
絶対に人前で泣かない性格からいじめっ子のタケシとヤスに
目をつけられ毎日いじめられていた。

 そんなヨシオのそばで慰めたり、元気づけたりするのは
不思議な生物のいけちゃん(声:蒼井優)。形や色を変える
その姿はヨシオにしか見えていない。

 ある日父親が愛人宅の前で死んでしまう。

 少しずつ成長するヨシオ。いじめから逃げては何も変わらない
と毎日殴られ続けても解決法を探していた。いけちゃんはその
姿を見ながら「もうすぐ見えなくなるんだね」と寂しそうに
つぶやくのだった…


原作は西原理恵子さん

毎日広場や学校の裏庭で殴られ続けるヨシオの姿は見ていて
つらすぎる。体格が違いすぎるから反撃も出来ない。相手は
本気で泣くまで殴り続けようとする。

ヘビーだ…。子供の手加減なんてみられない。

毎日酒びたりの父親。それでもヨシオは父も働き者の母も
大好きだ。いくら町の人に陰口を叩かれる父でも大好きだ。

さらにヘビー…。大好きな父親が愛人宅の前の側溝で泥酔
していた為足を滑らせ死んでしまう。


形だけの友達はヨシオがいじめっ子二人に殴られているのを
陰から見ていて助けない。それどころか逃げてしまう。

いつもニコニコしている同級生のきょうちゃん。「ボクと
友達になってほしいな」と言われ、ナフタリンを食べさせ、
それでもニコニコしている彼を何度もぶってしまうヨシオ。

『ぼくがしているのはタケシやヤスと同じだ』

自己嫌悪に陥るヨシオ。小学生なのにいろんな事を背負って
いろんな困難に逃げないで立ち向かい、解決方法を探している。

ヨシオがここまで立ち向かえたのはそばにいけちゃんがいた
から。いじめから助けてくれるわけではないけれど心の安らぎ
を与えてくれていた。

隣町の不良たちに広場を奪われそうになった時「このまま
ではいじめのループは続く。それを終わらせなければ」

その決心が周りの人たちの心を変えていった。

この映画はラスト近くまではヨシオの成長期でいけちゃんの
存在は子供が逃げ場として作り出した架空のキャラクター
だと思っていた。

でも、違った。これは私には未来からのラブストーリーだ
思えた。だから、いけちゃん目線になって泣いた。声を出して
過呼吸になるぐらいにヒクヒクと泣いた。

「待つのは慣れている」。消えかかっているいけちゃんの言葉。
深くて、寂しそうで、でも幸せそうな言葉。

時々思う事があった。私の大好きな人の子供の頃に行けるの
ならばそばにいてあげたい。本人は「大した事はなかった」
と言っていたけれど転校ばかりの小学生時代きっと苦労したで
あろう。家庭環境の変化で我慢していた事もあっただろう。

私といけちゃんがリンクしてボロボロ泣いてしまった。そうだ、
いけちゃんは私なのだ。

こんな風に思う人は少ないのかもしれない。子供たちにとっては
これは逃げないで立ち向かう映画だし、いじめを経験している人
にとってはヨシオの姿は自分とリンクしてつらいけれど今と
なっては懐かしさを感じる映画なのかもしれない。

ヘビーな出来事もちゃんと描いている「いけちゃんとぼく」。
私は観て、感じて、泣いて、本当によかったと思う。原作も
おすすめらしいので今度読んでみよう。


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いけちゃんとぼくいけちゃんとぼく
西原 理恵子

はれた日は学校をやすんで (双葉文庫) パーマネント野ばら (新潮文庫) ぼくんち (ビッグコミックス) 営業ものがたり 上京ものがたり

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『「私の娘は殺されました。犯人はこのクラスにいます。」
女教師の告白。破滅。そして復讐』


kokuhaku
監督:中島哲也(嫌われ松子の一生

あらすじ
 終業式が行われた3月。1年のクラス担任は「私の娘は事故死
ではなくこのクラスの生徒に殺された」と衝撃の告白をする。
そして自ら犯人たちに制裁を加えたと、そういい残し姿を消す。

 4月になり新しい担任のもと明るいクラスに戻ったかにみえたが
犯人Aは登校し続け、犯人Bは引きこもりになっていた。罪の
意識を感じさせないまま登校するAにクラスメートから陰惨な
いじめが始まる。


ブルーな色味を持ったこの映画は今までの中島監督作のカラフルで
ポップな色彩とは全く異なっている。

このブルーで色を感じさせない世界というのが娘を殺されて
ぽっかり心に穴の空いてしまった森口先生の虚しい世界を
表しているのだろう。そして、衝撃の告白を淡々と抑揚の
ない語り口でする彼女は冷たい氷の女と化していた。

終業式のホームルームで担任が今年度の印象を語る時には
大騒ぎをしてほとんど聞く耳を持たない生徒たち。それが
「犯人はこのクラスにいる」と告白した瞬間静まり返り
耳を傾け出す。

それはまだまだ思考が子供で所詮中学生の彼らにとっては
まるでサスペンス映画で犯人探しをする面白さだったのだろう。
どんな風に殺され、どんな証拠があって、それから導き出す
犯人像。

まるでコナンにでもなったかのような生徒たちはこっそり
ケータイで犯人探しを始める。そして、犯人の正体がわかる。
一言も森口先生は名前を出さずAとBと言っていた犯人たち。

牛乳に仕組んだ森口先生の制裁。

Aは新学期からも学校に登校し続け、Bは精神的に追い詰め
られ引きこもりになる。

そこから生徒たちの裁きが始まる。罪の意識もなく学校に来る
Aに対しいじめという名の制裁。いじめを正当化する理由は
”人殺しのくせに平気な顔をしている”それで充分だった。
しかし、生徒たちの正義感という名の暴力はやはりいじめで
しかない。

誰かが始めたいじめを右にならえでクラス全員が同調する。
これはいじめなんかではない、正義なんだ、と歪んだ正義感。
そこでいじめに加わらない生徒がいけにえになる。

全てが森口先生の計画通りに事が運んでいく。自分は姿を
見せなくても、あるきっかけを与えればまだまだ子供の
生徒たちは予定通りの行動をし、熱血な教師は先輩教師の
言うがままに動く。

Bの家庭は崩壊しつつあった。森口先生にとって憎いのは
直接手を下したBだがその事実を告げ「かわいそうに」と
自分の息子を擁護した母親の責任は重大だった。

殺された娘は”かわいそうでなく”、殺した息子がAに
そそのかされやったのだと思い込み”かわいそう”だと
感じる。歪んだモンスターペアレンツの感情。息子は
全然悪くない。

Aの理解者となった少女。心を通わせていたはずだった
のにAにとっては”ただの暇つぶし”。それが悲劇を呼ぶ。

Aは母親の愛情を渇望していて、Bは母親の愛情が過剰。
全く逆の母親の愛情。この映画では母親がきっかけを
作っている。

Aは自意識過剰で自分はバカな同級生たちとは違うと
常に思っていた。確かに成績は優秀で発明品で表彰も
された。それを母親に認められたい。母親に自分の存在を
知ってもらいたい。同情されたい。それが殺人につながる
のはやはり子供なりの単純な思考しかなかったという事。

自分の思う通りに事は運ぶはずだったのが注目されてしま
ったのはクズだと思っていたBの方。そして母親に注目
されたいが為だけに起こす最後の行動。

純粋で清らかな心を持つ幼い子供が単純な理由で殺され、
犯人であるAもBも、いじめを正義だとバカな理由で
正当化する生徒たちも、生きている。とても憎々しい。

ある感想で「今の子供は情報社会に生きていてググって
みればすぐに大丈夫だとわかるのに」と書いてあった。

違う。それは当事者の心境になっていないからだ。もし
あのクラスの生徒だったならば例え感染が0%に近いと
書いてあったとしても絶対ではない。もしかしたら例外も
ありうるかもしれない。その例外が自分かもしれない。
それは安心できる材料ではない。大人でなく、まだ子供
なのだから理解不足にもなるだろう。

だから、森口先生に触れられ驚いたり、キスしただけで
感染すると思い込むのだろう。まだまだ子供なのだ、
中学生と言えども。それに多数の情報の中で正しい物を
チョイスする能力だってまだまだかもしれない。むしろ
恐怖関連の情報の方が受け入れやすい。それは都市伝説が
学生の間で流れるような物。

大人ならば一蹴してしまう事も小中学生では面白話として
だんだんと本当らしくなってしまうだろう。

ところで感情を表に出さない森口先生が雨の中で声をあげて
泣いたシーンは胸が苦しくなった。が、すくっと立って姿勢よく
歩き出すシーンはゾッとした。強靭で目的に向かってまだ進んで
いこうとする意思。

抑揚のない森口先生の「どっかーん」は唯一声を張った
セリフで予想していた事なのにドキッとした。そして最後の
「なーんてね」の微笑みは冷たくヒンヤリと、でも心に重く
のしかかってきた。

あの研究室への階段は死刑台の階段のようにも見え、あの
逆回転時計で見せる爆発シーンは美しく残酷だった。

原作を読んでいても衝撃的なこの映画。原作ありきの映画で
ありがちな物足りなさを一切感じず、その上原作ラスト後
まで監督の独自の観点で描かれていた。

凄い映画に出会ってしまったものだ。松さんの残酷なまでに
冷ややかな口調と表情、Bの母親役の木村さんの息子を溺愛
する母が息子に恐怖を感じる毎日の表情は恐怖映画にも見える
一瞬たりとも気のおけない緊張感のあるシーンでした。

これは観て欲しい。しかし、観る人を選ぶ映画である事も確か。
見当違いの期待、例えば”犯人探し”目的だと少しも面白く
ない映画だそうだ。どこかでそんな感想を読んだ。多分その
先にある残酷な復讐劇や堕ちていく人々、身勝手な理由など
ちっとも興味がなかったのだろう。

そんな人もいるんだ。でも、私は凄い映画だと思った。イヤな
気分になるが好きな映画でもあったから。

☆以前、「告白」を読んだ後の感想も書きました→ここ
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『オペラ歌手を目指す女のバトル。こ、怖っ!!』
B00268H1UQプライド デラックス版 [DVD]
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント 2009-08-05

by G-Tools

監督:金子修介(DEATH NOTE)

あらすじ
 お嬢様育ちの史緒(ステファニー)と貧乏音大生萌(満島ひかり)は
ある出会いをきっかけにお互いの存在を知ることになる。

 突然父の会社が倒産し留学もキャンセルになった史緒はやむなく
オペラのコンクールに出場。そこにはあの萌もいた。有名音大の
史緒と二流音大の萌、勝負はあったかに見えたが優勝したのは
萌の方だった。

 そこから二人のオペラ歌手を目指しての大バトルが勃発。どんな
状況でも自分を持っている史緒。どんな手を使っても欲しい物は
手に入れる萌。その二人にレコード会社副社長や同級生の男性たち
がからんで、もつれていく…


原作は一条ゆかり。昔は読んだな、りぼんで。…っていつの時代や!
ま、アラフォーですけどね。うっすら覚えているのは「砂の城」
だったかな、恋愛なんだけど怖い雰囲気のあったマンガ。

そんな昔から大活躍の一条センセなので物語も昔懐かしの女同士の
ドロドロバトル。普通主人公がいじめられて同情してしまうパターン
なんだけど、この「プライド」ってライバルのエキセントリックな
萌のやり方も非難できない。

オペラコンクールで出場前の史緒に「お母さんはあなたをかばって
死んだのよ」とささやく萌。動揺して歌えなくなる史緒。

普通は「キタネーな!!」と腹が立つ所を審査員の言葉で納得。
「私はどんな状況でも舞台で笑顔で歌ってたわ」と。

しかし、しかしだよ、オペラ歌手目指してたんじゃないの?って
展開になるのです。史緒は同級生の母のクラブで歌手として働き
始め、萌は同じクラブでホステスとして生活費稼ぎ。

しかも萌ってコンクールで優勝したからすぐに留学するんだと
思ってたわ。プロとして約束されたんじゃなかったの?

??と頭の中で多々のツッコミをしつつ、何故か目が離せない。
それはきっと一条ゆかりのような少女マンガで育ってきた
からだね。イマドキではない展開にクサイセリフ。あぁ昔の
ドラマにもこういうのあったよね、的な懐かしさ。

史緒は同級生が好きで萌は副社長が好き、副社長は史緒と結婚
したがっている、そしてハッキリ恋愛感情があるのかないのか
わからない同級生のこんがらがった四角関係。

恋愛に一直線の萌は邪魔者は排除したり、計算高く副社長との
距離を縮めていこうとする。恋は人を狂わせてしまうのですよ。

この萌を演じている満島ひかりがすごすぎる!!

清純そうな表情が一瞬で残酷そうな表情に変わる。母親を殺そうと
した顔なんて、これってホラー映画だっけ?ってぐらいの恐ろしさ。
貞子もカヤコもビックリだわね。それに歩きながら徐々に表情が
変わる所なんて「ユージュアル・サスペクツ」のケビン・スペイ
シーも真っ青かもね。

確かに某所で「満島ひかりはスゴイ」とは聞いていたけど全く
その通りだった。そういえば「怨み屋本舗」の演技も怖さを
感じるすごさだったわ。

後はステファニーの爆乳に女ながらも目がいってしまい、ミッチー
のメガネ姿に萌え~~!!と心の中で叫んでケンワタナベの息子
の女装姿に下手なニューハーフよりキレイじゃない、と思って
しまった私です。

もちろんステファニーと満島ひかりの歌は圧巻。(オペラは
吹き替えでポップスの方は自分で歌っている)どちらも歌手
経験者だからこの役に選ばれたって理由もあるだろうけど。

まぁその歌がラップバトルみたいなクサイ歌詞で始まるのは
いかがなものかとは思いましたが、終わりよければすべてよし。

…って終わり方が中途半端じゃね?

原作がこの時点では完結してなかったからか、続編を作りたかった
のかは不明ですが、「のだめ前編」って終わり方です。(あっ
のだめの劇場版は観てませんがイメージで)

とにかくこれが少女マンガよ!!って堂々とした物語なので
かなり大げさです。それが無理な人はスルーしても損はない
でしょう。ただ、今更ながら知らない人は満島ひかりはチェック
しておいた方がいいですよ。

私は時間があればネットカフェで「プライド」全巻読んでみたく
なりました。だって、二人がどうなるのか気になるもん!!

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『未知のウィルスが日本列島に蔓延。治療法は不明…』
B0026P1L0K感染列島 スタンダード・エディション [DVD]
東宝 2009-07-24

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あらすじ
 2011年の正月。いずみ野市立病院にインフルエンザらしき
患者が運ばれてくる。それは昨日風邪と判断し薬を与え自宅へ
帰した患者だった。

 吐血、高熱、けいれんをもよおし、治療のかいもなく患者は死亡。

 院内感染により病院スタッフも命を落とし、その病気は日本列島に
蔓延していく。

 都市機能も麻痺し、自宅に引きこもるか封じ込められた町から
逃げ出す人々。そんなパニック状態の中ウィルスの正体もわから
ないまま感染者そして死亡者が増えていく…



 新型インフルエンザがはやっているからリアリティがあって
怖い映画です。

 冒頭の東南アジアのシーンでは飛まつ感染したかのような
意味深な映像。目に見えないけれどこうやってインフルエンザ
に感染していくのでしょう。

 映画の中では当初新型インフルエンザとして発表され、
鳥インフルエンザを出した養鶏所がメディアで叩かれる。

 風評被害により家には嫌がらせの電話が鳴り、娘は学校で
いじめられ、あげくにたった一人の家族である娘を残し父親は
自殺してしまう。

 報道によりこの悲劇がおこったとしてもメディアは決して
「間違った報道」とも言わないし謝りもしないだろう。
ましてや、断言でなく”養鶏所が原因か?”との疑問なんだと
言い逃れするかもしれない。

 メディアによる悲劇が病気よりも一番印象深かった。

 原因もわからないまま寝る間も惜しんで治療をする病院
スタッフたち。それでも患者は外にあふれ、軽い症状の者は
自宅へ帰される。その対応に文句を言う人々。

 そんな中でも過酷な隔離病棟勤務を希望するスタッフたち。
次々に志願するスタッフの姿に少しウルウル。

 街には食料の買占めをする人々があふれスーパーはパニック。
公共機関はストップしているから車で街から逃げる人々。

 そして原因が患者第一号の恋人の父親にあるだろう事を
つきとめ、東南アジアのある島へ行く主人公たち。

 島には放置された死体。そして病院らしき建物に入った
主人公は感染者に襲われそうになる。ここはきっと「ゾンビ」
をモチーフにしたんでしょうね。

 途中までわからない事だらけの絶望の中で緊迫感にあふれ
ていたのに最後が文字情報だけなのは残念。なんだかふわ~
と終わってしまいました。

 そして、主人公は”Drコトー”になりました。めでたし、
めでたし。(この意味は観ないとわかりません)

 これを見ると電車やバスなどの公共機関で咳してる人が
いると余計な想像をしてしまいそうです。

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 <ウィルス・サスペンスならこれをおすすめ”リ・ジェネシス”>
   Re:Genesis リ・ジェネシス DVD-BOX Re:Genesis 2 DVD-BOX Re:Genesis 3 DVD-BOX

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『あなたを理解してあげられるのは、ワタシだけ…』
B001O0949S接吻 デラックス版 [DVD]
ジェネオン エンタテインメント 2009-02-25

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監督:万田邦敏

あらすじ
 友達もいない孤独な一人暮らしのOL京子(小池栄子)はTVの
ニュース映像に釘付けになる。それはある一家を惨殺した男坂口
豊川悦司)が逮捕された時のもの。

 その日から一心不乱に新聞を切り抜き、週刊誌を買い込み、坂口の
情報収集を始める京子。彼を知るにしたがって自分との共通点を
見つけうれしくなる。

 坂口の弁護士長谷川(仲村トオル)は黙秘を続ける坂口がしゃべる
きっかけになればと京子と坂口を面会させる。しかし、京子の想いは
ますます強くなり彼と獄中結婚をしたいと申し出るのだった…



 何の罪もない、ただ鍵をかけ忘れただけの家族に訪れる不幸。

 誰でもよかった…TVでもこの言葉を耳にするたびに腹立たしく、
他人の人生をいとも簡単に社会のせいだと終わらせてしまう殺人者
たち。こんな事件が多すぎる現実の世界でも。

 そんな殺人者を愛してしまう女京子。彼女は逮捕される彼の
ニヤリと不気味に微笑む姿をまるで自分に微笑みかけてくれて
いるのだと思い込む。

 人が恋に落ちるきっかけなんて理屈では説明できない。一目惚れ
だって経験があるが、見た目とか話し方とか適当な理由はつけられる
けれど決定打ではない。

 だから殺人者を愛する京子も非難はできない。

 だって、愛するって気持ちは自由だもの。


 孤独な京子が前向きになれたのも坂口を愛したから。そばに
いられなくても心が繋がっていれば満足。

 ただ、傍目から京子を見ていると危うすぎる。次第に常軌を
逸してくる。そんな彼女をほっておけなくなり、愛し始める
弁護士長谷川。

 獄中結婚した京子へ押し寄せるマスコミ。そこで京子は
坂口と同化する。

 『彼と同じだ。私は彼と同じ経験をしている』

 そして、カメラに向けてニヤリと微笑む京子。


 絶対に解決しない三角関係の坂口と京子と長谷川。このまま
進むはずもなく、ある結末を迎える。

 それがタイトルである”接吻”

 ここまで残酷で、ここまで狂気で、ここまで人を不幸に
させる”接吻”は初めてだ。

 同じ様な内容の韓国映画「ブレス」を思い出した。あれは
少なくても殺人者と女の心がかよっての”接吻”だったような
気がする。

 この「接吻」では後に残された者への残酷な仕打ちでしか
なかったように思える。そんな狂気の愛をまるで「ベティブルー」
のベティのように演じた迫力の小池栄子さん、すごいです!!


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『今も昔も男子の頭の中こんなコトばかり!?』
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ジェネオン エンタテインメント 2009-05-22

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監督:タナダユキ

あらすじ…
 比留間の場合<気になる女子友野が担任とラブホから出て
        くるのを目撃。それをネタに友野にHを迫る
        が軽く受け流されてしまう…>

 峯の場合  <草むらに倒れているちづを見つけ、助けた事
        がきっかけで父子家庭で性の知識もない彼女
        とポルノ鑑賞へ行くが…>

 安藤の場合 <バイト先の酒屋で知り合った巨乳の同級生
        秋恵に告白され付き合い始める。太っている
        のに何故?それは…>


 男子高校生の性春ムービーだそうです。

 とにかく頭の中は”ヤリたい”事ばかりの仲間3人。峯くんは
イケメンの部類に入るけど他の二人はサエナイルックスとドスコイ
体型ときてる。

 でもね、男子ってバカだわ。否定的な言い方でなく、純粋すぎる
って意味でね。それに目標を決めたら一直線に進む事しかできない、
不器用さ。

 それに比べて、女子はしたたか。この歳から…というか、物心
ついた時から”したたか”な子はずっと”したたか”に違いない。

 同じ歳なのに女子の精神年齢は10歳以上は年上なんじゃ
ないかな。

 でも”ヤリたい”男子たちも現実の恋愛に突入してしまうと
妄想とは勝手が違って戸惑って、学習していく。

 頭は悶々としていても、身体はついていかない。

 なんでこんな大事な時に!!

 それは峯くんが「好きな子とするもんだ」と言ってた言葉に
集約されていると思う。

 純粋で不器用な彼らはHできればいいと思っていても、心の
どこかで”Hは好きな人と”って思いがあったに違いない。
だから、必死に自分で頑張っても結局比留間くんはヤれなかっ
たわけだし。

 恋愛物でもいつもは男性に感情移入してしまう私。今回は
彼らの成長を一歩下がって傍観している、まるで教師のような
目線で見ていた。

 冷ややかほど冷たくはなく、でも温かい気持ちでもない。
それが妙にリアルな映画。これがタナダ監督らしさなのだろうか。

 あの担任と恋愛してしまう友野の「同級生は子供だから」
って理由はよくわかる。高校生の頃の私が同じ様な考え
だったから。

 いや、でも、恋愛経験は皆無に等しい悲しき高校生活を
送った私です…(×_×;)

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『夜な夜な謎のチェーンソー男と戦う美少女、と僕』
B0015RTEZEネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ
市原隼人, 関めぐみ, 三浦春馬, 浅利陽介, 北村拓司
NIKKATSU CORPORATION(NK)(D) 2008-06-13

by G-Tools

監督:北村拓司

あらすじ
 特別面白くも無い高校生活を送る僕ー山本陽介(市原隼人)。ある
夜、美少女絵理(関めぐみ)を見かけ一目惚れ。

 が、空から降りてきたのは天使ではなく謎のチェーンソー男。絵理を
助けようとしたのに逆に助けられる情けなさ。男と毎晩戦うのが自分の
使命だと言う絵理。

 その夜から僕は絵理とチェーンソー男の戦いを見守り続けた。それが
僕に出来る唯一の事。少しずつ僕に心を開き笑顔が増えてきた絵理だった
が、帰宅時はどこか寂しげ。

 「もうすぐ倒せる。彼は弱ってきているから」と告げる絵理だったが
僕は悩んでいた。両親の都合で転校しなければいけなくなったから。

 絵理と離れるのは辛いけど仕方ない事だ。が、弱ったはずのチェーン
ソー男は今まで以上に強くなり、絵理は苦戦する。それは絵理の過去の
出来事が関係していたのだ…


 チェーンソーを振り回す大男と互角に戦うのがブレザー姿の女子高生。
変身しないプリキュアやセーラームーンのようなイメージだと思ったら
大違い。

 可愛らしさよりもキリッと凛とした美しさや目ヂカラの強さが印象的な
絵理には関めぐみちゃん。過去にハチクロではハイキック、「笑う大天使」
ではチャリエンばりのアクションもありました。

 ☆「ハチミツとクローバー」の感想

 ☆「笑う大天使(ミカエル)」の感想
 
 普通は男子が戦い女子は守られるけど、これは逆。男子は傍観者と
なり女子の戦いを見守る。時々戦いには邪魔な存在だけどね。

 主人公の陽介は熱くなる事も見つけられず淡々と日常を過ごしている。
友人渡辺が一時的に熱くなる趣味を見つけるがどれも中途半端に終わって
しまう。これがイマドキの高校生なのか?

 バイク事故で亡くなった友人は元はおとなしかったのに不良同士の
ケンカの中途半端な成り行きにブチ切れ。その日から熱い男に変わって
しまったが、結果事故死。

 特に今の高校生ってこうなのか、と思わせたセリフが教師役の板尾さん
の「今の生徒は扱いにくい。昔は自分たちが変えたいと思ったら行動に
出ていた。が、今の生徒は変わらないと知っているから何もしない」

 そんな中で熱いのが毎晩戦いを繰り返している絵理。実はチェーンソー
男の存在理由が自分にある事を知っていて、彼を倒せば自分が変われると
信じていたから。

 楽しい事、心強い存在、自分が生きている証、それを手に入れる事で
絵理は強くなる。悲しみはそんな物たちの積み重ねで癒されていくの
かもしれない。

 絵理の為に死んでもいいと熱い心を感じた陽介は最後の戦いの場へ
向かいバイクを飛ばす。それは死ぬという気持ちとは逆に生きている
事を実感する瞬間でもあったはず。

 青春物でも大半がアクションシーンなので甘っちょろい恋愛場面も
なく、スッキリと終わらせてくれました。”完”って渋い字体が利いて
るよなぁ。

 まとめ、”好き”って感情は人を強くも弱くもさせるんだよね

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『彼が地上に降りる日はいつも雨。彼の名は死神』
B001BBY5A8Sweet Rain 死神の精度 スタンダード・エディション
金城武, 小西真奈美, 富司純子, 光石研, 筧昌也
VAP,INC(VAP)(D) 2008-08-27

by G-Tools

監督:筧昌也    原作:伊坂幸太郎

あらすじ
 死ぬ予定にある人を”実行”(死ぬ)か”見送り”(生き延びる)かを
地上に降りた7日間で選択するのが死神の仕事。

 対象者である27歳のOL藤木一恵(小西真奈美)は電器メーカーの
苦情処理係をしている。そして毎日のように彼女を指名してくるクレー
マーに悩まされている。

 死神(金城武)は千葉と名乗り一恵に近づく。何の楽しみもないような
地味な生活を続ける彼女には愛する人を何度も亡くすという過去があった。

 いつものように”実行”を選択しようとした死神だったが、ある出来事が
彼の気持ちを変えてしまう。死神の選択した結果がこの先の仕事とある
人の運命をも巻き込んでしまうのだった…


 これ久々にめちゃめちゃ泣けました
号泣してテッシュが山盛りになりました~~


 原作は以前にもここで紹介した「アヒルと鴨のコインロッカー」
伊坂幸太郎さんです。今回も人の生と死について考えさせられました。

 物語のプロローグでもある幼い女の子の案件。死神はいつものように
”実行”を選択。小さいのに死ぬのはかわいそうなんて感情は死神には
ありません。
 だって人間らしい感情をもっていたらきっと”見送り”ばかり選択して
しまいそうですからね。

 そんな死神に金城武。ミュージックを愛し、時代の流れの速さについて
いけずどこか天然な事ばかり言ってしまう死神がピッタリ。時代によって
ファッションも変わります。

 あっ、死神って言ってもオカルトチックなのじゃなくて、ボケ役の
ような面白いキャラクターです。選択は冷静でもクールってほどじゃ
ないしね。

 ミュージック好きな死神なので時代のアイテムとして、過去には
今は見かけないシングルCD(懐かしい~~)、現代はi-Pod。

 過去の場面でミュージックシーンはプロデューサーの力がヒットを生み
出すってセリフから最近ニュースで話題のアノ人を思い出しました。
(実はあのグループ大好きだったんですよね。ライブも行ったし。だから
あの事件は悲しかった)


 その過去の案件である藤木一恵には小西真奈美
(コニタンって透明感があって小動物のような顔で好み
 彼女の声もサラサラとしたクセのない癒し系でいいですよね。初めての
歌声もとってもよいです
 物語のキーワードもそんな彼女の声でした。

 この一恵に対しての選択の結果がこの後の現代、未来の物語にリンク
していきます。

 特に未来の老婦人の話は悲しくもあり、最後に死神が初めて見る事が
出来た青空のように清々しくもありました。
(老婦人役の富司さんは登場人物の中で一番よかったです)

 愛する人の為に愛する事を諦めてしまった老婦人。彼女のそばには
「おばあちゃん」と呼び慕ってくれる若い女の子。ただしそれは人間と
見間違うほど精巧に作られたお手伝いロボット。

 彼女の辛い過去から今までを想像すると「ここまで生き延びて
よかったのかしら」と明るく死神に告げる彼女の姿には号泣。

 青空を見上げるシーンからエンドロールが終わるまでテッシュを何枚
使った事か。ポロッと泣く事はあったけど嗚咽しながらは最近なかった
なぁ。

 3つの時代と案件がどのようにつながっていくのかを楽しんで、
観終わった後には生とは?死とは?と考えてみたくなるかもしれません。
 
 最後にこれは私の個人的な意見ですが、最近の金城武は素敵です
やはり男性は30代からがよいですなぁ

 彼の新作「K-20」も観たくなったぞ乱歩好きだしね。

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