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監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ(28週後)

出演:レオナルド・スバラグリア(トマス)

    エウセビオ・ポンセーラ(フェデリコ)

    マックス・フォン・シドー(サム)
『自分の強運に自信があるならゲームにご参加を』
あらすじ
 カジノ王サムの元で働くフェデリコは勝ち続ける客の運を奪う力を
持っていた。が、自由と引き換えにフェデリコはその能力をサムに
奪われてしまう。

 それから7年後。逃亡中の強盗トマスは飛行機事故唯一の生存者
としてフェデリコに取引を持ちかけられる。それは強運の持ち主だけが
参加できるゲームに参加して勝ち続ければ自由と大金が手に入るという
ものだった。

 トマスを追う女刑事サラは現役時代一度もケガをしなかった
闘牛士アレハンドロに連れられトマスが現れるはずのゲーム会場
へ向かう。彼女もまた自動車事故の生存者。

 最後のゲームは30年間勝ち続けているサムとのロシアンルーレット
対決。そこにたどり着けるのは一体誰か…


 スペイン産のサスペンスなのでハリウッドならもっと過激なゲーム
を仕掛けてきそうなところ、少し地味でした。
 ゲームも次々に行われるわけでもなく、トマスとフェデリコの逃亡劇や
女刑事サラの追跡が挟まれる為どんなゲームなのかを目的に観てしまう
と面白くないし淡々としているかもしれません。

 フェデリコがスカウトした男が目隠しで高速道路を横切るゲームを
するがあえなく死亡。
 これって運というより勘の問題じゃない?

 トマスが最初に参加するゲームも3人参加で頭にハチミツを塗り
目隠しをし、カマキリ?が頭に止まったら勝ちというもの。
 もっとスゴイ虫を想像しましたよ…

 運がいいというのは周りの不運の上で成り立っている

 その証拠にトマスが事故の生き残りになったのは他の犠牲者の
不運があってからこその強運。
 そんな風に考えたことなかったなぁ…

 例えばギャンブルでボロ勝ちする人は他の人が負けて損している
から自分が儲かるという強運。ドライブで何事もないのは普通、
それが事故で自分だけが生き残るのは被害者の不幸の上での強運。

 そんな周りの運を知らぬ間に吸い取っていた強運の持ち主が参加
するゲームの最後の対戦相手がサム。彼はナチスの強制収容所から
周りの人の犠牲で生き延びていた。

 そのサムへの挑戦権を賭けたゲームというのが目隠しで森の中を
全速力で駆け抜けるというもの。次々に木にぶつかり倒れる参加者
たちの中2人だけが走り続けていた、トマスとアレハンドロ。

 最終的にサムに挑戦するのは誰か?誰が生き残るのか?後半の
6発中5発弾をこめた恐怖のロシアンルーレットは心臓バクバク
もんで、思わず目を反らしたくなりました。

 最後のゲームでの結末は想像できなかったですねぇ。あの人が
関わってきて、あの人が死ぬとは…。

 ハリウッドの派手さはないもののそれぞれの人物像をちゃんと
描いている映画でした。

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監督・原作・脚本 ダーレン・スタイン

出演 ローズ・マッゴーワン (コートニー)

    ジュリー・ベンツ (マーシー)

    レベッカ・ゲイハート (ジュリー)

    ジュディ・グリア (ファーン/ヴァイオレット)

    パム・グリア (刑事)

『悪女セレブ女子高生、親友を殺害す』
あらすじ
 コートニー、マーシー、ジュリー、リズたちは美人でスタイルも
よく、学園での権力を持つ女子高生憧れのグループ。

 が、その1人リズの誕生日に他の3人が悪戯で彼女を誘拐。運が
悪いことに口をふさいでいたキャンディがのどにつまりリズは死んで
しまう。

 リーダーコートニーを中心に彼女がレイプされ殺されたように
偽装。そこにダサい同級生ファーンが現れて目撃されてしまう。
 コートニーはファーンを仲間に入れ自分たちの味方に引き入れるが…。


 アメリカのティーン物って4人組のセレブ女子高生って必須
ですね。よくありがちなのはキレイだけど性格が最悪、当然この
映画でもそう。

 一番性格のいいリズが誕生日に殺される。他の3人にしてみれば
誘拐して車のトランクに入れ、開けた所をクラッカーで「ハッピー
バースディ!!」ってお祝いの予定だったのに。

 タイトルにもなっている”ハード・キャンディ”はさすがアメリカン、
かなりデカい丸いキャンディ。まるでLUSHのバスボム、”バター
ボール”みたいな色、そこまでデカくはないけど。

 過って殺してしまったのを悩むジュリーと自分の保身の事しか
考えない自己中のコートニー。コートニーの腰巾着のマーシー。
 親友の顔をしながらも本当の親友ではなかった彼女たち。

 ダサいファーンがヴァイオレットと名乗り、金髪のショート
カットでイケてる服装で学園の注目の的になる所は女子なら見て
いて楽しいかも。

 そんなファーンが自分より目立ってきた事に腹を立てたコートニー
は彼女のダサい姿を暴露する。とにかくコートニーは自分が一番
でなければ気がすまない。

 この映画を観て一言。

 オンナの嫉妬は怖いです ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 かなりの悪女ぶりをみせてくれるのはローズ・マッゴーワン。
おお~~片脚マシンガンの(プラネット・テラー)チェリーです(≧m≦)
 時々顔がケバさの加わったジョーン・キューザック見えたのは
自分だけ??でも、真っ赤な口紅がセクシー~~!!

 そしてロックファンには朗報の当時ローズ嬢と交際していた関係
なのか、マリリン・マンソンが出演しています。チョイ役ですが、
セクシーな場面での登場。

 見ていてかなり腹の立つコートニー、なんでこういう人が学園の
人気者になっちゃうか疑問です。確かにファッションリーダーだから
女子は真似したい~って憧れちゃうんでしょうね。セレブ問題児の
○リス・○ルトンや○リトニーが好きって感覚と似ているんでしょう
かねぇ。

 ただのオシャレなティーン・ムービーとは一味違う本作。ローズ
嬢の悪女っぷりもお見事です。まぁ彼女は現実でもロドちゃんと
いい仲になって「バーバレラ」やるとかやらないとか言ってます
からね。ベッソンを踏み台にしたミラ・ジョヴォちゃんみたい。

 でも、ローズ嬢なら露出の高い「バーバレラ」になるかも
しれないので…見たい!(* ̄ー ̄)v

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 16日のニュースでブラッド・レンフロが亡くなった事を
知りました。彼はまだ25歳、若すぎる死です。死因はまだ
不明らしいですが、過去に薬物に手を出していた事があるので
もしかしたら、という意見もあるみたいです。

 そこで思い出したのが23歳で亡くなったリバー・フェニックス
当時は若手の中でも好きな俳優のひとりだったのでかなりショック
でした。彼の映画はいい作品が多いので今度紹介したいと思います。

 ブラッド・レンフロがブラッド・ピットの少年時代を演じた映画… 
「スリーパーズ」
監督 バリー・レヴィンソン

出演 ジェイソン・パトリック (シェイクス・新聞記者)

    ブラッド・ピット (マイケル・検事)
  
    ロバート・デ・ニーロ (ボビー神父)

    ダスティン・ホフマン (スナイダー・弁護士)

    ケヴィン・ベーコン (ノークス・元看守)

あらすじ
 1960年代のヘルズ・キッチン。子供だったマイケル(ブラッド・
レンフロ)たち4人の少年はささいないたずら心が原因で男性に
ケガを負わせてしまう。

 少年院に入った4人に待っていたのは看守たちによる暴力と
性的暴行の地獄のような日々。身も心も傷ついた彼らは少年院を
出てもここであった事は自分たちの胸にしまっておく事を誓った。

 81年ある酒場で元看守のノークスが殺害され、チンピラの
ジョンとトミーが逮捕される。その二人こそあの少年たち。

 裁判が始まり検事として同じく少年のひとりマイケルが担当
することになる。残りの少年のひとりである新聞記者のシェイクス
はジョンとトミーの為に弁護士を探してくる。

 しかし、これはマイケルたちによって周到に計画された
元看守たちへの復讐だった。そしてジョンとトミーが裁判で
無罪になるかどうかは彼らを子供の頃から見守っていた
ボビー神父の決断にかかっていた…


感想
 少年院で悲鳴とともに行われるおぞましい行為。あまりに
ショッキングで観るのをやめてしまいたくなりました。そこ
までの少年たちが貧しい中でも明るく生きていたから…。
 ただ、心には強烈に印象に残る映画になりました。

 少年時代のトラウマから大人になっても逃れられない彼らの
元看守の殺害は罪な事、それなのに否定はできません。それだけ
の事をしてのほほんと生きている姿を見たらブレーキはかけられ
ないでしょう。

 裁判での元看守たちの過去が上手い事明るみになっていく
流れは裁判物として見ても見ごたえがあります。

 ボビー神父の証言次第で無罪か有罪か決まってしまう…
それは神父が偽証するかしないかの決断。彼らの為に神への
誓いを破ることができるのか、裁判での一番の見所です。

 元少年たちの行為は非難できるのか、それとも殺人や
社会的制裁を肯定できるのか、とても考えさせられる
映画でした。ラストシーンはとてもせつないです。

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監督 サイモン・ブランド

出演 ジム・カヴィーゼル / バリー・ペッパー

    グレッグ・キニア / ジョー・バントリアーノ

    ジェレミー・シスト  (記憶喪失の5人)

    ブリジット・モイナハン (エリザ・人質の妻)


『記憶喪失の男が5人、誘拐犯か人質か、
   残された時間はわずか…』

物語
 荒野の廃墟に閉じ込められた5人の男たち。あるガスを吸った
為に一時的な記憶喪失に陥っていた。

 電話の会話や残された新聞の記事から5人は3人の誘拐犯、
2人の人質だとわかる。が、誰一人その記憶はない。

 疑心暗鬼になる5人、再び電話が鳴ったことで状況は
最悪に。身代金を受け取った誘拐犯リーダーがこっちに
向かってくると。

 もし自分が人質なら用済みとなり殺される…自分が誰か
わからないままではここから逃げるしかない。5人は
リーダーを待ち伏せし、車を奪い逃走の計画を立てるが…。


感想
 電話のベルで目覚めた男、床に倒れている男、イスに
縛られた男、腹を撃たれつるされた男、二階で倒れて
いた男。この中に敵も味方もいる、そんな極限状態の
中でお互いを疑いつつ探りを入れる。

 物語の中心人物は最初に目覚めた男(ジム・カヴィーゼル)。
誘拐犯とのやり取りの電話に出て不審がられなかった事実が
残りの4人は彼を誘拐犯の一人ではないか、と疑う。

 が、少しずつ記憶が甦りその男の持つライターの名前が
亡くなった娘だと言う事で善人側が濃厚に。

 その間にも他の男たちは記憶を取り戻してくる。が、確信
に触れる記憶はまだ誰も定かではない。そこで自分だけは
助かりたいと思う者の間で密約がなされたりする。

 最終的には5人…といっても1人は瀕死状態で動けない、が
助かるためには力を合わせないといけないと決断。

 少しずつ自分の正体がわかっていく中で誘拐犯リーダーが
到着する。人数では勝てる計画はある人物が自分の役割を
思い出した事で予期せぬ方向へ。

 誰もが記憶を取り戻した時に誰が生き残り誰が死ぬのか、
ドンデン返しが少なくとも2回あります。

 ある人物は悪→善→そして…と人物像が記憶と共に変化。
最後の最後、ある人たちの間の視線の交わりでそれまでの
善人ぶりが崩れさります。

 「SAW」のような監禁状態での生き残りをかけたサバイバル・
スリラー。残虐なシーンは皆無なので「SAW」を観たくても
それが理由で観れなかった人には特におすすめします。

*おまけ情報 「CSI:マイアミ」ファンだったら
ラストシーンはよ~く見て。医者役でデルコが出てました~~ 

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監督 ジョナサン・グレイザー

出演 ニコール・キッドマン (アナ・未亡人)

    キャメロン・ブライト (ショーン・夫の生まれ変わり)

    ダニー・ヒューストン (ジョゼフ・アナの婚約者)

    ローレン・バコール (エレノア・アナの母親)

    アリソン・エリオット (ローラ・アナの姉)

『亡き夫の生まれ変わりは10歳の子供だった…』
物語
 アナは10年前に夫ショーンを亡くして以来独身を通して
いた。

 アナを愛していたジョゼフは彼女の傷が癒えるまで待ち続け、
やっと結婚にこぎつけた。その婚約パーティの夜、思いも寄らぬ
訪問者が現れる。

「ジョゼフと結婚しないで」少年はアナにそう告げ、自分は
夫ショーンの生まれ変わりだと言う。その証拠にふたりだけの
秘密の事まで少年ショーンは知っていた。

 アナは次第に少年ショーンの中に亡き夫がいるように感じ
始めるーまだ10歳の少年だと言うのに。本当に彼は夫の
生まれ変わりなのかもしれない、アナはそう信じ、彼を
愛し始めていた。

 しかし、少年ショーンの前に夫ショーンの愛人だったという
クララが現れたことで本当の事が明らかになっていく…。


感想
 「もし君が死んで、ある日小鳥が『私はアナよ』と告げたら
その小鳥と永遠に一緒にいるだろう」、なんて”ロマンティック
が止まらない”状態の夫ショーンのモノローグで始まったのに
肝心の彼はすぐに亡くなってしまいます。

 愛する人が死んでしまい、「僕は彼の生まれ変わり」と言われた
日にはいくら10歳とはいえ信じたくなる気持ちわからなくも
ないです。ややエハラーなので生まれ変わり、あるんじゃないか
とは思っています。

 ずっと夫ショーンの事を引きずっているアナは婚約パーティ
でもどこかうれしそうには見えません。本当にジョゼフを
愛しての婚約だったのか、それとも過去に踏ん切りつけ
たくての婚約だったのでしょうか。

 そこに夫宣言する少年ショーン10歳。このポッチャリ王子が
大人びた発言をするもののほっぺが赤くて素朴です。決して
ジャニーズ系のイケメン少年ではないです。

 美人なんだけど難しい顔をすると怖いニコール姐さん、百戦錬磨風
姐さんがこのポッチャリ王子に手玉に取られてしまうとは、純真
な子供って怖いですねぇ~~

 映画祭ではブーイングの嵐だった入浴するシーンや(ポッチャリ君は
ブリーフ、やはり子供です)、キスシーンまであります。
 そして、こんなアダルトな会話まで「私の求めに応えられる?」
(夜の営みの事ですね)「女性と経験あるの?」、それに答える
ポッチャリ君は「君が初めての女性さ」…そりゃそうでしょ、
体は10歳なんだから。

 ポッチャリ王子に夢中のアナは「あなたが21歳になったら
結婚しましょう」なんて自分の歳は棚にあげて気持ちは急上昇。
 もう誰にこの気持ちは止められないとやや暴走気味です。

 そんなアナを最後まで見捨てないで愛し続けた影の薄い
婚約者ジョゼフはとっても人間できています。あんたは男の
鑑、顔はおじさんだけどね。

 結末はハッピーエンドとは言いがたく、ただただアナ=
ニコールが子供に翻弄されまくった映画、罪な子だねぇ
ポッチャリ王子。

 それでも生まれ変わりをテーマに最初ロマンティック、
後半少々サスペンスな話になるとはある意味ドンデン返し
好きな人にはいいかもしれません。

 ショーン少年は夫の生まれ変わりだったのか、それとも…。
 情報源以外の事まで知っていたということは…? 

 ちなみにショーン少年のキャメロンくん、「X-MEN/
ファイナル・ディシジョン」にキュアの元になったスキンヘッド
の少年役で出演していました。

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監督 マイケル・ケイトン=ジョーンズ

出演 シャロン・ストーン (キャサリン・女流小説家)

    デヴィッド・モリッシー (マイケル・精神科医)

    シャーロット・ランプリング (ミレーナ・精神科医)

    デヴィッド・シューリス (ウォッシュバーン・刑事)


『キャサリンが仕掛ける官能の罠・第二章』
物語
 キャサリン・トラメルはセクシーなベストセラー作家。深夜
のドライブ中でもサッカー選手を横に乗せ、絶頂の真っ只中。
 が、車は事故によりテムズ河に沈んでしまい、キャサリン
だけが助かる。

 その事故に疑問を持ったウォッシュバーン刑事は信用の置ける
精神科医マイケル・ダラスにキャサリンの精神鑑定を依頼する。

 キャサリンの美貌に翻弄されるマイケルの周りで次々と
殺人事件がおこり始める。

 マイケル失脚の記事を書いていた記者、その記者と関係を
持っていた元妻。マイケルは危険としりつつもキャサリンの
とりこになっていく…。


感想
 ラジー賞おめでとう。いや、そんなに言うほど悪くなかった
ですよ。ラジー賞って事でハードルを思いっきり下げて観て
ましたから。

 前作ではピチピチして脱ぎまくっていたシャロンももう
○○歳。体や顔の手直しするぐらいなら脱がなくっても
全然残念じゃなかったですよ。
(まぁキレイでしたよ、お直ししたボディは)

 官能の部分では前作には及ばないもののサスペンス映画
としては結構面白かったですよ。だから、続編にしないで
ちょっとキャラ設定を変えて別の映画にすればよかったかも。

 精神科医の名前がマイケル・ダラスってどんだけマイケル・
ダグラスに出てほしかったんだっ。もしや笑う所ですか。
 いやぁ、このたった一文字違いでこんな頼りなくキャサリンに
思いっきり手の平の上で遊ばれてしまうどーしようもない
精神科医になってしまうんでしょう。

 キャサリンとM・ダグラスは対等だったけど、ダラスじゃ
格が違いすぎるんですよね。

 今回も前作同様キャサリンの奔放な性生活が拝めます。
しょっぱなのドライブシーンでは寝ているサッカー選手の
指…多分、でキャサリンはひとり遊び。

 場末の路地で男に声をかけ、天井から覗いているであろう
ダラス医師に見せ付けるかのようなH。

 ダラス医師もキャサリンに惚れてしまって嫉妬の炎が
メラメラ。仕事も上手くいかなくなります。

 そんなダラス医師をキャサリンが操縦、あの刑事は悪徳
刑事なのよ、なんて言われてしまい誰も信用できなく
なってしまいます。
(この刑事の最初のシーンの顔、久米宏かと思いましたよ)

 事件はめでたく解決…でも本当にそれで終わったのかは
ラストシーンでの意味深な会話により闇の中。

 最後のある人のひきつり笑顔、それこそがまさに「氷の
微笑」でした。お後がよろしいようで。

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監督 パク・チャヌク

出演 イ・ヨンエ (クムジャ・誘拐殺人で服役)

    チェ・ミンシク (ペク・英語塾教師)

    クォン・イェヨン (ジェニー・クムジャの娘)

    オ・ダルス (チャン・ケーキ店店長)


『天使の笑顔を持つ女は復讐の女神となる』
物語
 誘拐殺人罪で13年の刑期を終え出所したクムジャ。彼女は
囚人仲間から慕われ、”親切なクムジャさん”と呼ばれていた。

 彼女は刑務所で自分が親切にした人たちを訪ね、ある計画を
実行する時が来たと、協力を頼む。クムジャさんに世話になった
女たちは喜んで計画の手伝いをすることに。

 実は誘拐殺人を自首したのはクムジャさんの幼い娘を人質に
とられ脅されていたから。その娘はオーストラリアへ養子に
出されていた。

 娘を韓国に連れてきたクムジャさんは復讐のターゲットを
罠にはめ、廃墟の学校へ監禁する。そこへ集まってくる同じ
立場の人たち。クムジャさんの復讐は果たされるのか…。


感想
 刑務所でのクムジャさんと出所してからのクムジャさんの
表情が全く違う、まるで天使と悪魔のよう。
 イ・ヨンエって「チャングム」(見てないので)の人と
いうよりも「ラストプレゼント」の人なんだと認識。こんな
ハードな役柄にビックリです。

 赤いアイシャドウをつけたクムジャさんにはもう天使の
顔は見られません。聖母のような微笑も封印しました。
 クムジャさんがここにいる理由は復讐、ただそれだけの
ため。

 刑務所で親切にしたのも全て復讐の計画の中に入っていた
ということ?なかなか計算高いです、クムジャさん。協力者も
多分分かっていながらの事でそれだけ彼女に尽くしたいという
気持ちがあったんですね。

 最初の囚人たちの紹介も面白い導入の仕方でした。中でも
銀行強盗カップルは「パルプフィクション」のパンプキン&
ハニーを思い出しました(ルックスは全く違うけれど)。
 顔のドアップも観た事ないような撮り方です。この監督作
初めてだったんですが、これが彼らしさなんでしょうか。
 
 ターゲットを監禁してからの展開が思いもよらなかった。
あの人たちとターゲットの関係が暴かれて、それはクムジャ
さんだけの復讐でなくなった時どんな行動をとるのか。
 それは責められるべき事だけど、自分が同じ事をされたら
責める事はできないでしょう、きっと。

 裁判での無期懲役と死刑の問題も考えてしまいました。
自分の大切な人が殺されているのに犯人がのうのうと
刑務所の中でも生きている事実。それを何もできないで
苦しみ続ける遺族たち。

 最後にクムジャさんの心は晴れたのでしょうか。娘の
ジェニーが後ろからクムジャさんを抱きしめるシーンに
せつなさを感じました。そして真っ白な雪とバックに
流れる歌声がクムジャさんを清らかにしてくれる事を
願わずにいられないと感じました。

 <こっちのイ・ヨンエは泣かせます>
     

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benny 
 
監督 ミヒャエル・ハネケ (「ピアニスト」)


出演 アルノ・フリッシュ
    (ベニー)

    アンゲラ・ヴィンクラー
    (ベニーの母親)


    ウルリッヒ・ミューエ
    (ベニーの父親)


『息子が犯した罪、両親の決断とは?』
物語
 自分の部屋で自分の撮ったビデオを繰り返し再生するベニー。
それは豚が銃で殺されるシーンを撮ったもの。しかもベニーは
死の瞬間をコマ送りで見続ける。

 ベニーが通っているビデオ店でいつも外のTVを見ている
少女がいた。両親が家を空けたある日、その少女を自宅に
招き入れる。

 豚の殺戮シーンを自慢げに見せるベニー、その時の銃を
手にした彼は衝動的に少女を撃ってしまう。苦しむ少女に
とどめをさす…それをビデオカメラが延々と撮っていた。


感想
 冒頭から豚の殺戮シーンを見せつけられるというイヤな
始まり方。主人公ベニーはそれを見て楽しんでいる。

 父親が窓を開けた方がいいというほどの昼なのにカーテン
を引いている自室は閉鎖的な空間。後々その自室が開放的
に変化する。引きこもりではないけれど、両親と3人暮らし
の生活は会話や笑顔がない。

 少女を殺した瞬間は少しの動揺はあったけれど、床の血を
拭く彼はやっぱり無表情。少女に対して申し訳ないという
気持ちやこれからどうしたらいいのか、なんて普通の人
の感情は彼にはなかったのか。

 殺人を知った両親の行動も理解できない。息子を責める
でもなく、息子の罪をどうしたら隠せるのかを考え始める。
殺された少女にも親はいたはずなのに、彼女にしてしまった
罪の事なんて微塵も感じていない様子。

 ただ、息子を守りたい、それだけ…。

 死体の処理を父親に任せ、この事件を忘れさせるかのように
母親と息子ベニーはエジプト旅行に。それを満喫するふたりも
やっぱり理解できない。ここで初めてベニーの楽しそうな
顔を見たかも。母親も久しぶりに息子と打ち解けられたという
感情を持ったよう。

 ひとつの罪によってやっと家族がひとつになれたという
皮肉、それはラストシーンによってまさかの結末を迎える。
 無表情で気力もないベニーに怖さを感じたけれど、それ
より怖いのは息子を守る事に必死な親の感情。

 息子の為なら罪を隠そう、息子の為なら死体を処理しよう、
息子の為なら…。これが親の愛情というならなんて自己中心的
なもの。この親にしてこの子あり、の典型。

 こんなに登場人物の誰にも感情移入のできない映画、監督
したのはミヒャエル・ハネケ。「隠された記憶」よりは難解
ではなかったけれど、この映画同様ビデオカメラがアイテムに
なっている。

 始終いやな気持ちになってしまうと思うので、それでも
よければ観て下さい。殺人や告白の理由が「なんとなく」
と無表情に言ってしまうベニーの怖さはヒンヤリとしますよ。

    

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監督 ポール・グリーングラス

出演 コーリイ・ジョンソン デニー・ディロン タラ・ヒューゴ

    サイモン・ポーランド デヴィッド・ラッシュ
    
    クリスチャン・クレメンソン

『9.11テロで墜落したユナイテッド93の
真実は?』 

物語
 2001年9月11日運命の日。いつものように管制センターは
仕事に追われていた。アメリカの空は4000機も飛行機が行き
かっている。

 1機のハイジャック事件が発生、対応に追われていると次々に
連絡のとれない機が4機。しかもそのうちの2機はワールドトレード
センターに激突し、1機はペンタゴンに墜落。

 残りの1機ユナイテッド93内では密かに4人のテロリスト達が
計画を実行しようとしていた。彼らの目標はホワイトハウス、
死をも覚悟した計画を乗客たちは阻止しようと団結するが…。


感想
 解説でも書いてあったのは役者たちを無名の人たちで固めたこと。
それにより映画という実話も架空の話のように見えてしまうところ
をドキュメンタリーのような真実の持つ緊迫感が存分に感じられ
恐怖する乗客たちの心情が伝わってきた。

 前半の管制センター中心のやりとりではあの広いアメリカの
上空を4000機以上もの飛行機が飛び回り、管制官たちが
各機に指示を出し接触しないように始終レーダーに目をやって
いる事がすごいことのように思えた。

 複数のハイジャック機があるのに飛行中止を指示できない。
管制センター一存では決められない組織の複雑さが同時多発
テロを最小限に食い止められなかった原因かも。
まるでこうしてほしいと要望しても上に聞かないととか違う部署
だからと役所をたらい回しにされることに似ているような。

 管制センターから見えるワールドトレードセンターから煙が上がる
シーンは静か過ぎる…あまりにショックでありえない現実にそこに
いた人たちは本当に言葉をなくしてしまったから。

 そんなテロ事件があったことも知らないユナイテッド93の乗客
たちはいつものように目的地に着き、いつものように日常に帰って
いくのだと思っていたのだろう。

 テロリストの持つ爆弾に怯え、圧倒的に数的有利な乗客たちも
抵抗することができない。自分たちが出来るのは死を前にして
家族や愛する人たちに電話をすることだけ。
 
 乗客の中に飛行機を操縦できる人がいた事やあの爆弾はニセもの
かもしれないという事を知った乗客の中の勇気ある男性たちが
テロリストに立ち向かい、この機の墜落を阻止しようとしていく。
(テロリストの武器はナイフと爆弾らしきもの)

 テロリストたちももし乗客たちが団結して襲ってきたらとても
太刀打ちできないと目標へ向かい急いでいた。

 結末は知っていても機内でどんな事が起こっていたかなんて
知らなかったから、この死を前にして数パーセントしかない
助かる確率を信じ、気持ちがひとつになった乗客たち。ユナイ
テッド93は墜落してしまったけれど、彼らがテロリストの
計画を命を持って阻止したという真実は覚えておきたいです。

 それにしてもこの頃大統領は何をしていたんでしょうね、と
考えると事件の伝達がスピーディでなかったから対応も後手後手
になってしまい最悪の結果を生んでしまったかもしれませんね。    

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監督 ウディ・アレン

出演 ジョナサン・リース・マイヤーズ (クリス・テニスコーチ)
 
    スカーレット・ヨハンソン (ノラ・女優の卵)

    エミリー・モーティマー (クロエ・セレブ娘)

    マシュー・グード (トム・クロエの兄)

    ブライアン・コックス (アレックス・クロエの父)

『運命のボールはどっちに落ちる?』
物語
 クリスはプロテニスプレーヤーだったが引退して今は会員制
テニススクールのコーチをしている。そこで実業家の息子トムと
知り合った事で妹のクロエととんとん拍子で結婚、義父の会社
では重要ポストを任されるなど順調に上流階級の一員として
階段を上っていく。

 しかし、その裏でトムの元カノでセクシーなノラとの密かな
情事を楽しんでいた。聞きわけのいい遊びの恋愛だと割り切って
いると思っていたノラの独占欲が表面化してきた時にトムは
ある選択を迫られることになる…


感想
 ご注意、タイトルからしてスポコン物と勘違いしないように。

 監督のウディ・アレンはNYを舞台に音楽はジャズが定番。
が、この映画では舞台はロンドンで音楽はオペラを使用。
 そしていつもの軽快なストーリー展開は身を潜め、主人公の
苦悩のような重い空気につつまれている。バックに流れるオペラが
相乗効果をもたらしているようです。

 主人公のクリスは子供の頃貧乏な暮らしだった為に人一倍上昇
志向が強く、テニスコーチとして働き始めたスクールも多分
金持ちと交流ができる…なんて思ったであろう会員制高級テニス
スクール。

 元々イケメンの彼だからトムの妹クロエが一目ぼれするのも
当然。しかも人に好かれやすい性格からかセレブ家族にも快く
受け入れられる。

 反対にノラは男性の目を惹きつける容姿でいながら母親の
意見を尊重したトムに婚約を解消されてしまう。あまりに
セクシーな容姿は時として女性を敵に回してしまうということ
だろうか。

 そんなふたりが出会い、雨の中での情事の後ノラの消息不明で
自然消滅。が、運命の歯車はクリスを官能の罠にはめていく。

 クロエと結婚し、仕事も順調なクリスはある日ノラと再会
してしまう。ノラは女優の仕事もなく、ブティックで働いていた。
 少しでも関係を持ってしまった男女が心の隙間を埋める為に
再燃してしまうのはよくあること。

 順調なクリスにもなにかにつけて子供子供と言う妻クロエに
愛はあるけれど嫌気がさしていたのかもしれない。しかもノラは
クロエにはない女の魅力がたくさんあったから。

 2重生活を続けるも、ばれるばれないのギリギリの状況下で
電話1本でもドキドキする毎日。ノラは情熱的なゆえに嫉妬
深かったりするし、ある事がノラの身にある事が起こってから
クリスは自分の今の金持ち生活かノラとの生活かを選択しなければ
いけなくなる。愛か愛欲か…。

 その選択により、事態はクリスの思うように進んでいくが、
ラストの彼の表情からはこれからは”罪と罰”を背負って生きる
しかなく明るい未来は待っていないだろう…。
 クリスがテニスプレーヤーだったということもあり、ネットに
ひっかかったボールが向こうに落ちれば自分の勝ち、こっちは負け、
という例えをするが、それがラスト近くでのある証拠物件を川に
投げ捨てる場面でフェンスにぶつかってこっちに落ちてしまう。
  match
 この場面でクリスの今後の展開が読めたぞっと思いきやそうは
問屋が卸さなかったのは、さすがウディです、ひねりがきいて
いました。

 前半はドロドロの愛憎不倫ドラマが、後半に向けてサスペンス
タッチに展開するのが面白かったです。ウディも重厚でいながら
こういう若手ばかりの作品を撮るなんでますます精力的に活躍中
というところでしょうか。次回もスカーレットと組んでいます、
彼女は最近のウディのファム・ファタールですね。

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