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『エレベーターの中に閉じ込められた男女3人。
時間の経過と共に狂気が充満していく…』

B002J7LUTMパニック・エレベーター [DVD]
角川エンタテインメント 2009-10-23

by G-Tools

監督:リゴベルト・カスタニーダ

あらすじ
 古びたビルのエレベーター。それぞれ急ぎの用事を抱えた
男女3人が乗り込む。

 数階上昇し、止まってしまうエレベーター。無理やり
ドアを開くもそこはレンガの壁に覆われていた。しばらく
助けてくれるだろうと待つ3人だったが時間も深夜になり、
夜が明けるまでは閉じ込められたままだと判断。

 エレベーターの上からどこかの階の扉を開けようと試みるが
足を滑らせた青年は骨折してしまう。

 誰もが秘密の事情を持っていた。誰もが早く行かなければ
いけない事情があった。それは…


いや~~怖いですね。これが面堂くんならば「怖いよ、狭いよ
~~」と泣き出すか、気絶してしまうかですよね。

エレベーターという密室。見知らぬ男女。これが十数時間
続くと思うと精神状態は極限になってしまうでしょう。

そこにそれぞれの早く出なければいけない理由が関わってくる。

若い女性は祖母が事故にあい、延命措置もしないと告げられる。
その祖母の願いはひとつ。部屋にある亡き夫との写真を最後に
見てから逝きたい、と。

若い男性は恋人の家で密会中、彼女の父親に見つかってしまう。
怒る父親を突き飛ばして、意識不明に。そこで悲しみ、恋人と
父親の間で悩む恋人と逃亡を計画。待ち合わせ時間が迫っていた。

妻を不慮の事故?自殺?で亡くした医師は娘と二人暮らし。
このマンションの部屋は彼が言う所の独身部屋。唯一一人
になれる場所。娘を人に預け翌日の午後には娘がここにやって
くる。だから、あるものを片付けなければいけない。

当初紳士的だった医師が青年の失敗により焦りが頂点に
達してくる。折れた足をけり、若い女性のぜんそくはおかまい
なしにタバコを吸い出す。

実は医師は部屋に娘に見られてはいけないものがあった。
そう、ある意味ポルノ的なもの。

理想のやさしい父親像が壊れてしまう。イケナイ遊び。

動けない青年、ぜんそく持ち女性、その弱い立場の中で
医師は自分が主導権を握り、命令する立場だと彼らに
わからせるように権力を振るい始める。

そうしている間にも外では青年の恋人が約束の時間に現れ
ない彼を怖気づいたのだと思い込み、若い女性の祖母は
命の期限が迫っていた。

絶望的な状況の中、医師はナイフを手にサイコ野郎に。
いや、元々サイコだったんですけどね。

この医師のイケナイ遊びがドSサイコ野郎の本領発揮。
ナンパした女性を連れ込み、ナイフ&塩攻め。

塩はやめてくれ~~!!因幡の白うさぎじゃないんだから。

医師の本当の顔が徐々にわかるにしたがって、この映画も
面白さが増してきました。登場人物がほとんど3人だから
途中飽きてきそうな所を衝撃映像が飾っていく。

最後の医師のシーン。エレベーターからの脱出ってこれ
だからドキドキしてしまうのよね。確か「スピード」の
冒頭シーンがトラウマとなっているのかも。

そして、この映画肌から血が流れるシーンがなんどもアップ
になるので観ているこっちが「痛い、痛い」とヒリヒリして
くるようです。

オープニングのHそうな肌のドアップ。海外の人って
肌ブツブツしてんのか?と思ったら、違ったんですね。
あれは鳥肌でした。

かなり地味な密室サスペンスと思いきや、途中サイコ
野郎が顔を出した事で一気に気分が盛り上がりました。

それになんといっても85分という短さ。エンドロール
がかなり長いので本編80分ってトコかもしれません。

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『一本のビデオテープから過去と向き合う事を
余儀なくされる主人公。それは彼を追い詰めてゆく』

B000GYI0GG隠された記憶 [DVD]
ミヒャエル・ハネケ
タキコーポレーション 2006-10-06

by G-Tools

監督 ミヒャエル・ハネケ(ベニーズ・ビデオ

あらすじ
 TVコメンテーターのジョルジュ(ダニエル・オートゥイユ)は妻(ジュ
リエット・ビノシュ
)と息子と幸せに暮らしていた。

 ある日1本のビデオテープが送られてくる。それは彼の家を正面から隠し撮り
したもの。しかし、何のメッセージもない。

 それからも再びテープや子供の書いたような不気味な絵も送られてくるように
なる。真相を暴こうしたジョルジュはある少年時代の記憶を思い出すのだった…



単純にサスペンス映画だと見てしまったら後悔する映画。
不条理で難解な物語に果敢に挑戦してみようという人にだけオススメ
します。フランス映画のオシャレな雰囲気など一切ないので、それを
期待する人はやめた方がいいでしょう。


冒頭から家の正面を固定カメラで撮った映像が流れる。BGMもなく
、ただそれだけの。それがしばらく続き、会話が始まる。

この映像がものすごい苦痛。大した変化もない映像。それをしばらく
見せ付ける行為。さすがドS監督ハネケ。(本当にドSかはわかりません)

会話が始まりやっとそれが送られてきたビデオの映像を夫婦が見て
いるのだと気が付く。ここでやっと話が進むという安堵感を覚える。
(疲れた…)

ビデオ映像がジョルジュの実家までの道のりを映したものだったり、
あるアパートまでの道のりだったりでジョルジュの幼い頃の嫌な
思い出が甦ってくる。

記憶の奥に隠していた子供の頃の悪意の告発。それによって
ひとりの人の人生を変えてしまったということをやっと知る
ジョルジュ。

テープや送られてくるものに自分が記憶の奥底に隠した忌まわ
しい記憶が蘇ってきて、彼を追い詰めていく。この追い詰め方が
ドS監督ならでは。ジリジリ、ジリジリと真綿で首を絞める
ような嫌な追い詰め。

さて、この映画は宣伝文句に「衝撃のラストシーン」なんて
あったからみんなそれを期待するよね!!それは当たり前だよ
ね!!しか~し、途中のあるシーンが一番衝撃的で、ラストはね…。

誰がテープを送ってきたのかとか、なぜ送ったのか、という
ことは最後まで明白にはならない。監督曰く「それは見た人が
それぞれに考えてくれればいい」と。
(結局観客に丸投げか。これも心理的ドSだな)

アメリカ映画はラストで謎が解けてスッキリする。それが
わかりやすい反面もっとあやふやで意味深に終わらせた方が
記憶に残りやすい事もある。しかし、ヨーロッパ映画は余韻を
楽しむのが好きなのかスッキリ終わらせないで最終判断は観客
にゆだねるのも少なくない。

この映画で一番の衝撃シーンでは思わず「ワッ」と声を出し
てしまった。それはホラー映画を見ている時に出すような声
とは違う。本当に目の前で驚いた時にはこんな声を発して
しまうだろう。

それはある人物の死の場面。BGMも効果音もなく、想像を
超えた行動だったからに違いない。

あまりにも淡々と人の死に様を見せ付けられ、それがリアル
すぎてしばらくジョルジュ同様呆然としてしまった。こんな
事滅多にない。

そんなシーンがあったからさらに”衝撃のラスト”の謳い
文句に期待をしてしまった。ラストはしっかと目を見開いて
それ以上の衝撃を求めたけれどそこにあったのはあるふたり
の人物に接点があったらしい事のみ。
(これはある意味衝撃的でもあるけど…想像的衝撃なの?)

このラストの意味は上手く解説したいけれど、あまりにも
難解すぎる。どうとっても辻褄が合わないような犯人像。

実は大分前に観た映画。それでも記憶に残っているのは
犯人が誰かわからなくても、何もかもがあやふやで終わ
っていても、私の中でいろいろな憶測が出来る映画だった
から。見終わってあれこれ憶測できる映画は面白いと思う。

このドS監督ハネケさん、他の作品「ピアニスト」も
相当の問題作。ちょっとエロチックな作品という紹介だった
からついついスケベ心で見て、唖然としました。これカンヌ
も獲ったんですよね。

「ピアニスト」は主人公エリカ先生のあまりのM女ぶりに
ドン引き。フランス特有のロマンテックな物は一切なし。
タイトルからは想像できないほどのマニアックな性的嗜好。
でも話は比較的わかりやすく、やはりラストシーンは意味深
でした。

「隠された記憶」はアメリカでリメイク権を獲得し、監督
候補にロン・ハワード(ダ・ヴィンチ・コード)があがって
いるとこの映画を観た時点ではそんな話題もありました。
今はどうなっているのでしょうか。

もしロン・ハワードが撮ってくれて彼なりの解釈でこの
作品の結末を見せてくれれば、やっとモヤモヤが解消で
きるのかもしれません。

この作品を見た人、これから見る人はどんな風に解釈
したのか、とても興味あります。しかし、ハネケ監督作は観る
人を選ぶ映画なので心して観たほうがよいでしょう。


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『悪魔さん曰く”この時代はめちゃ住みやすい”
だそうです』

 
B00005FPMBディアボロス [DVD]
日本ヘラルド映画(PCH) 1998-11-18

by G-Tools

監督:テイラー・ハックフォード

あらすじ
 フロリダで白星を重ねる敏腕弁護士ケヴィン(キアヌ・リーヴス)はNYの
大手弁護士事務所からスカウトされ妻メアリー(シャーリーズ・セロン)と
共にNYへ移り住む事に。

 豪華なマンションを用意され、社長のミルトン(アル・パチーノ)にも
気に入られ意気揚々と依頼をこなすケヴィン。しかし、裁判で検事が体調
不良になったり、嫌味な同僚が突然死したり不気味な出来事が続く。

 ケヴィンの多忙で孤独に押しつぶされ、何者かの影に怯えるメアリーは
徐々に精神を病んでくる。そしてミルトンに襲われたと言う彼女の身体には
無数の傷がついていた…



今(5月現在)話題のカップルの初共演作ですね。

懐かしいのとキアヌ&シャーリーズの若かりし頃をまた見たくなっての
鑑賞。いや、この二人はあまり変わらない。アル・パチーノは確かに若い!

敏腕弁護士のケヴィンの周りで起こるオカルトな出来事。それは悪魔の
仕業で実はケヴィンの出生に関係していた。簡単に言えばそんな話。

でも、今回感じ方が全く違った。傍観者でなくシャーリーズ扮する
妻目線で心が苦しくなった。

NYでの生活は確かに傍目から見れば豪華マンション住まいで多額の
給料を貰っているうらやましい若夫婦。

でも、このマンションは社宅のようなもので壁の色をダメ出しする隣人
とも表面的には上手くやらなきゃいけない。このNYでは頼れる人は
同じマンションに住む奥さん仲間だけ。

二人住まいも一見幸せ。だけど妹にはまた子供が生まれたのに自分は
妊娠の兆候すらない。焦り。だけど夫は新しい事務所で多忙。

昔は狭いアパートを自宅兼事務所にしていたからいつも一緒。今は
この広く部屋数の多いマンションで一日のほとんどを一人で過ごす。
孤独で押しつぶされそうな心。

妄想なのか現実なのか、メアリーに隣人が化け物に見える時がある。
それを言っても唯一の理解者であるはずのケヴィンは信用してくれ
ないし、彼はそんなメアリーを迷惑がっている。

もう夫さえ自分を理解してくれない。不気味な出来事は毎日続く。
そして、社長のミルトンが自分を傷つける。

少しは妻の話を聞いてあげればいいのに、夫は事務所のセクシー
同僚に鼻の下を伸ばして、あわよくば…なんて考えている。

壊れてしまった妻をもっと早く自分が何とかしていればと後悔
するケヴィン。薬と壊れてしまった心で目の焦点が合わない妻
をやっと大切な存在だと気づくが悲劇は終わらない。

ケヴィンは全てミルトンに操られていたからだと言う。しかし
ミルトンはエサを投げたがそれを取るか取らないかの選択を
したのはケヴィン自身が決めた事だと言う。

ケヴィンの虚栄心。裁判結果の白星ばかりにこだわり、クロ
さえもシロに持っていき、本当の犯罪者を野放しにする事を
選択。それは彼の責任。良心は虚栄心に負けてしまった。

敏腕弁護士の元ではクロはシロになり、無罪になってしまう
という怖さ。陪審員の心をつかみさえすれば証拠さえも意味を
なさなくなる。

ケヴィンとミルトンの関係に終止符が打たれたかのような結末は
再び過去に戻り、虚栄心をくすぐるエサをばらまき食いつくまで
待つ。ケヴィンがある選択をするまで永遠にループするのかも
しれない。

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『武闘派でだらしなくてボサボサ頭のホームズ登場』
 sherlock
監督:ガイ・リッチー(スナッチ)

あらすじ
 19世紀末のロンドンでは若い女性を狙う連続殺人事件が起こって
いた。捜査にあたるホームズは犯人であるブラックウッド卿を逮捕。
そして彼の死刑でこの事件は幕を下ろしたかにみえた。

 「ブラックウッド卿が甦った」との噂がロンドンをかけめぐる。
事件解決以来引きこもりだったホームズも俄然やる気を出す。案の定
墓には別人の遺体が…。

 婚約中のワトソンはこれをコンビ最後の事件だからとホームズに
協力。しかし、確かに死から甦ったブラックウッド卿は次々に
黒魔術を駆使した殺人を実行していく…


私は陰湿で残酷なロンドンの姿を舞台にした映画が好きなんだと
ハッキリわかったわ(`∀´)「フロム・ヘル」に「スウィニー・トッド」そして「黒執事」
…ってコレはアニメだけどね。
(ラストの橋の上の決闘はセバスチャンとアッシュの対決シーンを
思い出したわ)


さて、本作「シャーロック・ホームズ」ですが、まず私が思った
のはホームズが唯一愛した存在のアイリーンのキャラクター。
泥棒でホームズに気があるかのように翻弄、ホテルではバスタオル姿。

…ってこれまんま峰不二子じゃん!!するとチョイだらしない
ホームズがルパン三世ワトソンは五右衛門+次元
なるな、だって銃と剣を常備してるもん。
お~~「ルパン三世」の出来上がり
(ごめんね、シャーロキアンの方たち。アニメ好きのたわ言と
聞き流しておくんなさい)


そして、もひとつごめんなさい。私はホームズは多分読んだ事が
ないのですよ。だって、モーリス・ルブランのルパンシリーズに
夢中だった青春時代だったので。

そんな私がこの映画に惹かれたのは監督がガイ・リッチーで出演が
ロバート・ダウニー・Jrジュード・ロウ。これは観るしかないでしょ!!

それに今まで犯罪者側を描いていたガイ・リッチーが探偵側を
描くなんて興味津々!!まぁ本作のホームズさんは殺人の容疑者
で追われたり、闇拳闘場で賭けの対象で戦ったりして正統派な
探偵像とは違っているキャラだったしね。

スタイリッシュな映像が多用されて、例えば闘いのシーンの
前にここを蹴って次はここを~とアクションシーンをまずスロー
モーションでホームズの解説つきで見せる。その後リアルタイムに
戻り一瞬で相手をぶちのめすシーン。も~~ステキ!!

そしてホームズの何気ない行動も全て意味をなして、しかも
犯罪現場にある細かいアイテムを記憶し分析そして推理。
その場面も結果を出してから「あの場面は実はこうだったん
だよ」とわかりやすく振り返って見せてくれる。ある出来事
の裏では「こんな風に動いてたんだよ」と表も裏も見せてくれる。

も~~ガイ・リッチーに今後もついていくぞ!!

音に関しても音楽もクラッシックでなくスタイリッシュ(ボキャ
ブラリー少なくて申し訳ない)
。爆発の衝撃で一時耳が遠く
なるのをまんま音で表現。他にもワトソンと婚約者との会食で
二人が来る前は周りの客の話し声やらが雑音のように聞こえ、
ワトソンが到着するとクリアに会話が成立。特にこのシーンは
雑音ってのがホームズが嫌々来てるのに待たせんのかっ!との
イラつきも感じられました。

そのホームズとワトソンの関係。婚約者にヤキモチを焼いている
ような大人げない態度のホームズ。このへんBLの香りがプンプン
しているので腐女子のみなさんはたまんないかも、ですね。
(BLを肯定すると怒られるらしいが…)

とにかく、私がイメージしていたホームズ像とはいい意味で
かけ離れたロバート=ホームズにジュード=ワトソンがユーモア
たっぷりでもちろんかっこいい!!

原作ファンにはおなじみなの?教授って。続編もほぼ同じキャスト
で決定しているらしいのでこれは期待でワクワクだわ。しかも
ブラピに教授役を交渉中との話もあるので今後の情報を見逃さない
ようにしなければ!!

元嫁マドンナ主演の映画は観てなかったな。だってガイ・リッチーに
惹かれたのは男ばかりの犯罪映画ってコンセプトが好きだったから。
「リボルバー」は精神世界にぶっとんでしまったので「シャーロック・
ホームズ」はどうなるのか少々心配していたけれど、心配は無用。
粋でかっこよくてやっぱり犯罪映画のガイ・リッチーだったわ。

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『許さない、あの日のあなたを…』
B001EGJXY8譜めくりの女 デラックス版 [DVD]
ジェネオン エンタテインメント 2008-10-24

by G-Tools

監督:ドゥニ・デルクール

あらすじ
 ピアニストになる事を夢見る物静かな少女メラニー。自信を
持って挑んだ音楽学院の入学試験で審査員の女の失礼な行動に
ミスを連発、ピアニストの夢も諦めてしまう。

 それから十数年後、メラニーは弁護士事務所で働き始める。
実はそこはあの審査員の女でピアニストのアリアーヌの夫ジャン
の事務所。

 メラニーはジャンの息子の世話人としてしばらく自宅に
住み込む事になり、アリアーヌと再会する。家族たちの信頼
を得た彼女はアリアーヌの譜めくり役を頼まれる。

 しかし、メラニーの中でアリアーヌへの憎悪はまだ消えて
いなかった…


 喜怒哀楽をあまり表に出さないメラニー。それは試験に
失敗し一粒の涙を流しながらも悲しげでなく無表情。でも
心の中は怒り心頭そんな彼女のとった行動にドッキリ。

 同じく受験者でピアノ練習中の少女に対して、いきなり
ピアノのふたをバタンと閉めてしまったのですよ。
(手を挟まれたらホラーだよ~~おとなしそうな子に
限ってキレると怖い典型です)


 ただね、観終わった後の率直な感想は
「夢を絶たれた怨みはわかるけど、弁護士になれるほど
頭いいならそっちの道で生きていった方がいいんじゃない?
それにピアノがそんなに好きならば有名学校に入学できなく
たって弾き続ける事はできたじゃない。
わからん、あんたの思考がわからん( ̄_ ̄ )
 

 そりゃね、試験の最中アリアーヌがファンにサインしてた
行動は演奏者の身には失礼な態度かもしれないけど、テスト中
だから集中するのが当たり前じゃない。

 それは集中できなかった自分を責めるべきだと思うし、
わたし余裕あるわよってチラ見した自分の才能を過信
しすぎた結果だと思うのですよ。

 まぁ何と言われようとその日からメラニーの心はアリ
アーヌへの憎悪と復讐でいっぱいになってしまうのですが。
(あぁ怖い。復讐は静かに実行されようとするのです{{{゚◇゚;}}}ガクガク)

 演奏に自信のなくなったアリアーヌの信頼を得たのは
メラニーの譜めくりの才能。

 譜めくりって楽譜が読めるだけじゃダメなんですね。
演奏者と呼吸を合わせて、”そこ”ってジャストなタイ
ミングで譜面をめくる。二人で演奏しているような快感。

 メラニーのクールビューティな容姿や思わせぶりな
態度にアリアーヌは信頼だけでなく心も奪われてしまう。
(女同士なのにね…さすが恋愛の国おフランス)

 メラニーの復讐はアリアーヌの自己崩壊や家族崩壊を
招いてしまう。かわいそうなのは何も悪くない、ただ
アリアーヌの子供だったからが理由の息子。きっと、
遊び相手だけでなく恋心も抱いていただろうに。

 時折見せる冷酷な微笑みのメラニー。青白い憎悪の
炎がバックに見えるようなヒンヤリする怖さ。

 最後までメラニーに共感できなかった私ですが、
音楽や芸術に関わっている人ならわかるのかもしれ
ません。

 この映画の監督はヴィオラ奏者で国立音楽院の教授
という経歴を持っています。そんな音楽家だからこそ
夢を自分の意思ではなく、他人のせいで絶たれてしま
ったと思い込む少女の憎悪が大人になって復讐という
行動に出てしまう私には理不尽な結果も理解できるの
かもしれませんね。

 いや、私も子供の頃嫌な事をされた記憶は忘れちゃ
いないですよ、ここまでの復讐心は無いけど。

 だから、このメラニーはひどい”いじめ”に合った人の
心と同じなのかも。”いじめた”方は忘れていても”いじめ
られた”方は大人になってもずっと心の中に残っているの
かもしれないから。

 静かに展開していく復讐劇。バックで流れる美しい
音楽がサスペンス性を盛り上げてくれます。共感できるか
できないかは、観てご確認を。


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『向かいのアパートから幸せな家族を
覗き見る女の目的は?』

B00147TURM題名のない子守唄 [DVD]
ピエラ・デッリ・エスポスティ, クラウディア・ジュリーニ, クセニア・ラパポルト, ミケーレ・プラチド, ジュゼッペ・トルナトーレ
Happinet(SB)(D) 2008-05-30

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監督:ジュゼッペ・トルナトーレ(ニュー・シネマ・パラダイス)

あらすじ
 ウクライナ出身のエレーナはある目的の為イタリアの金属商アダケル
家の家政婦になる。

 アダケル家は夫妻と養女であるテアの3人家族。一見幸せそうな
家族だが妻は夫の留守中に他の男と浮気、テアも病気で生傷が絶え
ない。

 実はエレーナは過去の自分から決別する為人を殺め、家政婦になる
為に前家政婦を階段から突き落としていた。そこまでしても果たしたい
目的とは…

 向かいのアパートに住み夜も家を監視するエレーナ。そして
とうとうアダケル家の隠し金庫から自分の求めていた物を見つける
のであった。


 一応ドンデン返しのあるサスペンス映画と聞いていたものの監督が
トルナトーレだからと甘くみていたら血の量が多くてビックリ。

 フラッシュバックで挟まれる主人公エレーナの過去のシーンも
かなり過激でエロティック。それも酷い目にあうという女性なら
目を背けたくなるようなもの。
(この女優さん過去と現在では全く別人に見えます、すごい)

 以前観た「セックス・トラフィック」という売春婦として人身売買
される女性がテーマの映画。過去の説明もないまま映像だけを見て
いるとエレーナはまさにその状況。

 でも、エレーナや他の女たちがされた事はそれ以上に女としての
役割を金で買われるというもの。これが映画になっているって事は
実際にもあるんだよね、きっと。

 せっかく愛する男が出来て、妊娠したのに引き裂かれてしまった
エレーナ。その結果…

 サスペンスらしい定番のシチュエーションも。例えばアダケル家に
忍び込む為家政婦に近づきバッグから鍵を盗み出すシーンや街で偶然
アパートの管理人と会ってしまうシーン。
 エレーナの心臓同様ドキドキもんです。

 そしてオチを推理するも裏切られてしまう快感。最近ドンデン返し
を謳う映画に何度ため息をついてしまった事か…。

 最初の方での私の想像ではエレーナがアダケル家に近づいた理由が
売春婦時代の客の家で復讐しようとしているとか、実はアダケル夫が
昔愛した人だったとか。

 まぁ、それは安易な推理でしかなかったんですが…

 断ち切ったはずの過去が姿を現す後半は一気にサスペンス度アップ。
どこまで逃げてもエレーナの幸せはないのか?

 最後は今までの緊迫感が清々しさに変わります。血よりも心の繋がり
の強さを感じました。

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 <トルナトーレ監督の映画はつい観てしまいます>
      

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『マンダレイではいまだ奴隷制度が根付いていた…』
 
B000H7ZWXGマンダレイ デラックス版 [DVD]
ラース・フォン・トリアー
ジェネオン エンタテインメント 2006-10-25

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監督:ラース・フォン・トリアー(ドッグヴィル)

あらすじ
 ドッグヴィルを後にしたグレース(ブライス・ダラス・ハワード)と
ギャングの父親(ウィレム・デフォー)たちはマンダレイの大農場へ
辿り着く。

 そこで目にしたのは昔廃止されたはずの奴隷制度がまだ続いていた姿。

 グレースは決心する。黒人たちに自分たちの人権を教えなくては。
そして、マンダレイを白人と黒人が共に協力しあえる環境にしなく
ては、と。

 グレースと数人のギャングが監視役としてマンダレイに残った。
まず、白人家族たちに黒人と同じ労働を課す事を取り決める。

 が、命令される事で仕事を進めていた黒人たちは自分たちの意思で
何を始めればよいのかわからない。綿花を植える時期なのに数人の
黒人しか農場に出てこない。

 それでも徐々にマンダレイの共同体はグレースの理想の姿となって
いく。そんな中グレースの意見から伐採された森が原因で砂嵐に
襲われ綿花は大打撃を受けてしまう…


 私って実はラース監督同様ドSなのか?精神的に追い込まれドン底を
味わう主人公の前作「ドッグヴィル」は後味の悪さ天下一品なのに
何度も観てしまうんですよね(^ロ^;)

 「マンダレイ」はアメリカ三部作の第二作目。ヒロインのグレースは
ニコール・キッドマンからブライス・ダラス・ハワードに交代。
(ブライスはオールヌードや自分で慰めるシーンにも挑戦。黒人青年に
性の妄想もしちゃってます)


 そして「マンダレイ」も「ドッグヴィル」同様床に白線を引き、○○宅
や森などと書いただけのとことんシンプルなセット。映画でなく、舞台を
見ているような感覚です。

 ドッグヴィルではよそ者を寄せ付けない土地に逃げ込んだグレースが
最初は好意的に受け入れられたものの、徐々に住民たちの憎悪の対象と
なり女たちからは過酷な労働、男たちからは性のはけ口になってしまう
物語でした。

 今回のマンダレイはドッグヴィルで奴隷のような扱いを受けた
グレースが逆に今まで奴隷として生きていた黒人たちを解放します。
 自分がドッグヴィルで味わった屈辱を彼らに二度と味わってほしく
ないと思ったのでしょうか。

 でも再び黒人たちが奴隷として扱われないかを武装して監視する
グレースとギャングたちは白人を含めたマンダレイの人たちには
無理を強いない新たなる支配者に見えたに違いないでしょう。

 グレース曰く悪しき法律である”ママの法律”にいまだ囚われて
いる人たちに家屋を修理するよう”法律”では禁止されていた森を
伐採し、”法律”から解放しようとする。

 が、結果砂嵐を防ぐ為に伐採を禁止していた森がなくなり、農場は
壊滅状態。
(だから、何も知らない新参者が人々の役に立とうと奮起してもその
土地のルールってもんがあるんだよ)


 それに”ママの法律”により黒人たちはグループ分けされている。
グレースはそれにも腹を立てるが、自分もそれを元に黒人たちの
性格の判断材料にしていた。

 以前ニュース番組かな、発展途上国の為に裕福な国が物資を提供。
でも、そもそも価値観が違うから本当は途上国の人たちは別の物の方が
有難かったりする。
(自分の価値観での自己満足。相手側の価値観を理解せずに押し付け
がましくもとれる行動)


 この「マンダレイ」でのグレースもそう。黒人たちを虐げられ可哀想な
人たちと自分の価値観で判断し、自由を与えた。彼らの為にいい事を
している。アメリカの理想的な姿をここマンダレイで自分が実現しよう
としている。

 グレースが最後に知る事になる「マンダレイ」の現実。自分が
彼らには必要ないと思っていた”ママの法律”の本当の意味を教え
られた時に自分の傲慢さを知る。そして…

 奴隷制度が廃止されてもそれを受け入れる準備が出来ていない-
エンドロールでアメリカの現状を目にした時にそのセリフを思い出し
ました。

 皮肉たっぷりにアメリカを描いた「ドッグヴィル」よりは後味が
悪くない映画。次回作は「ワシントン」の予定。

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 <メイキングもドSっぷり発揮してます>
       

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『主要人物たちには人には言えない秘め事がある…』
B001113FDGパーフェクト・ストレンジャー [DVD]
ブルース・ウィリス, ハル・ベリー, ジョヴァンニ・リビシ, ジェームズ・フォーリー
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2008-02-20

by G-Tools

監督:ジェームズ・フォーリー

あらすじ
 新聞記者ロウィーナ(ハル・ベリー)は大物政治家のスキャンダルを
ものにしたが、圧力をかけられ記事はボツになってしまう。

 落胆したロウィーナは駅で偶然幼なじみのグレースと再会。彼女は
今セレブ社長ハリソン・ヒル(ブルース・ウィリス)と不倫の仲だと告げる。

 が、そのグレースが死体となって発見される。ロウィーナはハリソンが
事件に絡んでいるのではと考え、同僚のマイルズ(ジョヴァンニ・
リビシ
)に協力してもらい、派遣社員としてハリソンの会社に潜入
する事に成功する。

 ロウィーナの作戦通りにハリソンは彼女に興味を持ち何かにつけて
接触してくる。同時にハリソンがグレースと出会うきっかけとなった
出会い系チャットでもロウィーナは彼と接触。

 深まっていくハリソンへの疑惑。本当にグレースを殺したのは彼
なのか?


 もうサスペンス映画の宣伝文句で”驚愕のラスト○分”ってのは
ヤメにしませんか?

 だって時間が気になって気になって。時計見るの我慢してましたよ。 

 それだけ自信があるオチなんだろうと必要以上に期待もしてしまい
ますよね。自分でハードル上げといてそのオチかよっ、と厳しい批評を
している人たちはそう思った事でしょう。
(他にもたくさんあるよね、ツッコミたくなるサスペンス物。あえて
タイトルは言わないけど)
 

 もしかしてワンシーンでもハル・ベリーのポロリがあったなら男性は
少しは甘くみてくれたのかも。
(最近ポロリしてくれないハル様。無駄脱ぎはもうやめたの?)

 話は幼なじみグレースを殺したのは誰か?ってのをハル・ベリーが
探っていくというもの。犯人最有力候補がブルース・ウィリス扮する
セレブ社長(相当な女好き)。
(ブルースは損な役だと思ったのは私だけ???)

 時々フラッシュバックするのがロウィーナの子供の頃の出来事。
直接的な映像はないけれど父親に性的虐待を受けていたのは一目瞭然。
 これが途中までは意味深すぎて逆に意味がないじゃん、ってオチ
なのかと思ったら…

 それにしても男女関係も乱れすぎ。ロウィーナの元カレ(CSIのあの
人ですよ)がグレースと関係していたり、グレースはハリソンと不倫、
そしてマイルズはPCの知識を駆使して自宅のパソコンはロウィーナ仕様。
(特にマイルズの性癖は…ただのHENTAIじゃん)

 問題のラスト7分のオチは、思いつきませんでした。あの人が犯人で
終了かと…。

 まぁ誰にでも人には言えない性癖や秘密があるんですよね。それが
バレてしまいそうになった時に人は保身の為に人まで殺してしまう、
そんな内容でした。

 映画の中でハリソンの会社がプロデュースしたヴィクトリア・
シークレット(パーティシーンで登場)は下着やボディケアグッズが
有名。コスメのパッケージもオシャレで女子力UPしそうなブランドです。
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『僕と愛し合ったミランダ、君の本当の姿は?』
 
B001CI90FAミランダ
クリスティーナ・リッチ, ジョン・シム, カイル・マクラクラン, ジョン・ハート, マーク・ムンデン
ギャガ・コミュニケーションズ 2008-10-03

by G-Tools

監督:マーク・ムンデン

あらすじ
 図書館に勤める冴えない青年フランク(ジョン・シム)はここ最近
毎日のように訪れるミランダ(クリスティーナ・リッチ)に恋をして
いた。が、思い切って声をかけるもあっさりと振られてしまう。

 フランクに転機が訪れたのはミランダが何者かに追われるように
図書館のホールを見学したいと言い出した事。何とか夕食デートの
約束にこぎつける。

 実はミランダはある男と不動産詐欺をし、町を転々としていたのだ。
そんな生活に嫌気がさしていたのとフランクのまっすぐな愛情に惹かれ
彼のアパートに転がりこんでくる。

 フランクには夢のようなミランダとの恋人関係は長くは続かず、突然
ミランダは姿を消してしまう…



 だから、エロティック・サスペンスには気をつけろって肝に銘じて
いたじゃん!!

 DVDパッケージの”愛とSEXと変装の物語”のうたい文句に主演は
ロリ顔巨乳(…だよね、多分)のクリスティーナ・リッチですよ。手に
取るなってのが無理な話ですよ

 あっ、でもリッチたんはポロリしてませんよ。その代わりベッドシーンは
思ったよりも頑張っていました。ホイホイ、脱げばいいってもんじゃない
ですよ、男性諸君
(しかし、エロは消化不良エロのみを期待しないように)

 そのリッチたんに惚れてしまうのが彼女絶対にいなさそうな冴えない
モテない君のフランク。リッチたん扮するミランダが詐欺師でウソの
生活をしているからこういうウソもない純情一直線の青年が新鮮に映った
のでしょうね。

 もしかしたら、意外にHテクが上手かったからなのかっ?

 姿を消したミランダを探すフランクがやっと彼女に再会出来た時に
発覚するのは髪型も目の色も自分が好きになったミランダはウソの
姿だったって事。
(実は根本的なウソがラストでわかります)

 その事実からミランダに別れを告げるフランク。が、どんな姿でも
ミランダはミランダ。愛する彼女には変わりないと彼女の危機に助けに
入るフランク。再び愛は燃え上がるが障害が…

 ここでミランダの詐欺のターゲットであるお金持ちネイラーが登場。
彼に扮するカイル・マクラクランの変態ぶりがリッチたんの官能シーン
と同じくらいに見所かも

 ミランダからHのおあずけを食らい続けているネイラー。契約成立
すればヤれるって事で怪しいとは思いつつもHの魅力には勝てずに
契約。が、寸前でミランダに逃亡されてしまう。

 そんな事されれば怒りとともに変態度はUPするよねぇ~~

 小悪魔ニョロよ~~のクリスティーナ・リッチはまさにハマり役。
かわいそうにフランクよりも印象に残ってしまうキャラは変態社長の
カイル・マクラクランなのでした
(小悪魔っていうとガララニョロロでしょ。古いのか??)

 ドラマ「SEX AND THE CITY」でも妻とHできないのに巨乳雑誌見ながら
トイレで自己処理していたなぁ、マクラクラン。「ミランダ」もSATCも
「ツインピークス」でファンになった人にはイメージがブッ壊れてしまう
かもしれないのでご注意を

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     <クリスティーナ・リッチ出演のおすすめ映画>
      

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『過去を修正できる能力を持つ男、
幸せな結末は訪れるのか?』


B0011DPC0Sバタフライ・エフェクト2 デラックス版
ダスティン・ミリガン, ジーナ・ホールデン, エリカ・デュランス, エリック・ライヴリー, ジョン・R・レオネッティ
ジェネオン エンタテインメント 2008-02-22

by G-Tools

監督:ジョン・R・レオネッティ

あらすじ
 恋人ジュリー(エリカ・デュランス)の誕生日を友人カップルを
含めた4人で祝ったニック(エリック・ライヴリー)。その帰り道
事故にあい、ニック以外の全員が死亡してしまう。

 一年後、心の傷はいまだ癒されないニックは事故の日に撮影した
4人そろっての最後の写真を見つめていた。

 突然の頭痛やめまい、そしてブレる写真。気がついたニックが
見たものは1年前の写真のあの風景だった。そうニックは写真を
見る事で過去に戻れる能力を身につけたのだ。

 事故を未然に防ぎ、会社では副社長になるなど順風満帆に人生を
修正し始めるニック。が、それは彼にとって決して明るい未来へとは
続いていなかった…


 デミ夫ことアシュトン・カッチャー主演の「バタフライ・エフェクト」
の第二弾です。続編というわけではなく、主人公が過去に戻ってやり
直す設定が同じだけです。

 同じタイトルをつけたから比べてしまうのもしょうがないでしょう。
アシュトン版が初恋の女性を不幸から救ってあげたい為に自分の命を
削っても過去を修正した純粋な男の話だったのに対して2はあまりに
自己中な気がしてなりません。もちろん同情の余地なし!!

 ニックがどんな風に過去を修正し、その結果どうなったんでしょう

 一年前の事故を未然に防ぐべく戻ったニック。4人は無事生還し、
恋人ジュリーとの楽しい同棲生活も続いていた。

”オレってスゴい力あんじゃん!これを機にヤバくなったら過去を
直しちゃえばいいんでない?”


 仕事でミスをしクビになってしまうニック。同僚のヤなヤツがなんと
出世してしまう事に。で、修正してみたらなんとニックが副社長に。

”マジっすか。オレでいいんっすか。しかも豪華マンション住みっすよ。
取引先の会社の社長の娘とトイレでナニし放題っすよ。据え膳食わぬは
なんとかって言うじゃないっすか。超ヤベエ~


 恋人ジュリーがいるのに浮気してしまったニック。が、実はこの世界
ではすでに二人は別れてしまっていたのである。

 不幸は続き友人の借金をどうにかしないといけなかったり、会社が
やばい状態だったりと、過去に戻ると状況が悪くなる一方のニック。
 借金の工面で訪れた酒場で銃撃戦に巻き込まれそこにいたジュリーが
撃たれてしまい、ニックも銃を向けられる。で、過去にGOしようと
したら…

”あれ?ここはベッドの中じゃないっすか。って事は戻れたんすか?
ヤベェ、下半身をモゾモゾと責めてくる…気持ちいいっ!!…ってか
男っすか、マジっすか。オレ、オカマ掘られたんすか??”


 目覚めたベッドでおネエ言葉を使うガタイのいい男に多分ヤられて
しまったニック。逃げようとすると腕力には勝てずおネエMANに
ボッコボコに。

”もう不幸のどん底っすよ。頭痛すぎて自分の体も能力を使いすぎ
なのか激ヤバ状態。だから、どこに戻ればオレは幸せになれんすか?”


 もうね、トイレで社長の娘に責められてヤっちゃった時点で男って
やつは全くしょうがない生き物やね~と呆れてしまいましたよ。だって
その時点ではニックはジュリーがまだ恋人だと思っていましたからね。

 じゃあ、正真正銘の浮気じゃん!!

 副社長でセレブ気分を味わえた天国から男にオカマ掘られたのも気付かず
気持ちよくなっていた地獄(ある種の人にはこれも天国ですね)まで
身勝手に過去を修正したら周りの状況は自分には不利になっていました、とさ。

 過去を振り返って後悔するよりは今をしっかり生きていきましょう。
それが一番自分にとって幸せな人生なのだろうから。

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<アシュトンの「バタフライ・エフェクト」は切ない恋物語です>
バタフライ・エフェクト プレミアム・エディションバタフライ・エフェクト プレミアム・エディション
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