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『あなたを理解してあげられるのは、ワタシだけ…』
B001O0949S接吻 デラックス版 [DVD]
ジェネオン エンタテインメント 2009-02-25

by G-Tools

監督:万田邦敏

あらすじ
 友達もいない孤独な一人暮らしのOL京子(小池栄子)はTVの
ニュース映像に釘付けになる。それはある一家を惨殺した男坂口
豊川悦司)が逮捕された時のもの。

 その日から一心不乱に新聞を切り抜き、週刊誌を買い込み、坂口の
情報収集を始める京子。彼を知るにしたがって自分との共通点を
見つけうれしくなる。

 坂口の弁護士長谷川(仲村トオル)は黙秘を続ける坂口がしゃべる
きっかけになればと京子と坂口を面会させる。しかし、京子の想いは
ますます強くなり彼と獄中結婚をしたいと申し出るのだった…



 何の罪もない、ただ鍵をかけ忘れただけの家族に訪れる不幸。

 誰でもよかった…TVでもこの言葉を耳にするたびに腹立たしく、
他人の人生をいとも簡単に社会のせいだと終わらせてしまう殺人者
たち。こんな事件が多すぎる現実の世界でも。

 そんな殺人者を愛してしまう女京子。彼女は逮捕される彼の
ニヤリと不気味に微笑む姿をまるで自分に微笑みかけてくれて
いるのだと思い込む。

 人が恋に落ちるきっかけなんて理屈では説明できない。一目惚れ
だって経験があるが、見た目とか話し方とか適当な理由はつけられる
けれど決定打ではない。

 だから殺人者を愛する京子も非難はできない。

 だって、愛するって気持ちは自由だもの。


 孤独な京子が前向きになれたのも坂口を愛したから。そばに
いられなくても心が繋がっていれば満足。

 ただ、傍目から京子を見ていると危うすぎる。次第に常軌を
逸してくる。そんな彼女をほっておけなくなり、愛し始める
弁護士長谷川。

 獄中結婚した京子へ押し寄せるマスコミ。そこで京子は
坂口と同化する。

 『彼と同じだ。私は彼と同じ経験をしている』

 そして、カメラに向けてニヤリと微笑む京子。


 絶対に解決しない三角関係の坂口と京子と長谷川。このまま
進むはずもなく、ある結末を迎える。

 それがタイトルである”接吻”

 ここまで残酷で、ここまで狂気で、ここまで人を不幸に
させる”接吻”は初めてだ。

 同じ様な内容の韓国映画「ブレス」を思い出した。あれは
少なくても殺人者と女の心がかよっての”接吻”だったような
気がする。

 この「接吻」では後に残された者への残酷な仕打ちでしか
なかったように思える。そんな狂気の愛をまるで「ベティブルー」
のベティのように演じた迫力の小池栄子さん、すごいです!!


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