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ただいま映画世界を放浪中
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『ただいま、世界の終わりを録画中』
 
B001TBUJ6Oダイアリー・オブ・ザ・デッド プレミアム・エディション [DVD]
ジェネオン エンタテインメント 2009-04-24

by G-Tools

監督:ジョージ・A・ロメロ

あらすじ
 大学の映画学科に所属する学生たち数人は山奥でホラー映画の
撮影中ラジオからのニュースに釘付けになる。

 世界中で死者が甦り、生きている人間を襲い始めているらしい。

 急いで彼らは自分の家族の元へ駆けつけようとするが行く手を
阻むようにゾンビたちが迫ってくる。そして、やっとたどり着いた
自宅でも家族たちが恐ろしい姿に変貌していた…


 手持ちカメラでこの恐ろしい現実を記録するという設定。

 撮影者であるジェイソンはカメラのレンズを通して惨劇を
冷静に撮影していく。目の前で人が襲われようと、ゾンビが
脳みそをぶちまけようと、片時もカメラを離さない。

 ”傍観者”所々にでてくるこの言葉はこの現実を前に
してのジェイソンの姿。それが自分の使命でこの映像を
残すんだ、と言えば聞こえはいいがどこか自分には関係が
ない出来事。

 私たちがTVからの戦争の悲惨な映像をくつろぎタイムに
見ながら「かわいそうね」とか「戦争はよくないよね」とか
サラリと言ってしまう時、私たちはジェイソンと同じ”傍観者”
になっているかもしれない。

 どこか関係のない出来事。そして、かわいそうだとは
思いながらも何も行動しない”傍観者”。TVの向こうの
現実とお茶の間との温度差。

 映画では戦争など人対人の争いの映像がはさまれる。そして
セリフの中で「人対人から人対彼ら(ゾンビ)になった」
言う。

 どこまで人間は好戦的なんだろう。そして誰が人間が
この世で絶対的な存在だと言ったのだろう。

 ゾンビたちは本能で生きる人を襲っている。そこに感情
などないはず。動物が生きる為に弱い動物を狩り食べるのと
同じ。

 だけど人間は違う。人対人の争いは宗教の違いだったり
人種の違いから生まれる。そこには感情が存在する。

 そして人対彼らの争いでも感情からくる人間の残酷さが
浮き彫りになる。

 家族がゾンビになりかくまった老夫婦。その罰として
まず心臓を撃って殺す。ゾンビになり蘇った二人をまた
頭を撃って殺す。二度殺される二人。その残酷な行為を
正当化しているのも人間。

 ラストでもゾンビをまるでおもちゃのようにして遊ぶ
普通の(いや普通の神経でないと信じたいが…)人間たち。

 あの残酷さは戦争でも見られるのだろう。

 敵対する国の人たちに対する残虐非道ぶりはこの映画の
ラストで描かれる彼らのようであり、感情のある人間の
誰もが心のどこかに持ち合わせてるものなのだろう。

 「ゾンビ」映画はほとんど観ない初心者なので、今まで
想像していたグロいだけなんて認識は間違っていたと訂正
します。

 こんなに考えさせられる映画だとは驚きでした。

 「我々に救われる価値はあるのか?」
この一言が心に突き刺さりました。

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無題
ロメロ作品は毎回社会風刺のメッセージが強いですからね。今作品で1番思ったのが…「ロメロ、マスコミで嫌な事でもあたのかい?」でした(笑)
相も変わらず揺るぎない作風には脱帽ですけど。
miyo URL 2009/11/11(Wed)15:45:27 編集
miyoさんへ
ロメロ初心者としてはmiyoさんのコメント参考になります。
ゾンビだって言うとグロい怖いと思っていた私の認識を
この映画で覆されました。
機会があればもっとロメロ監督の作品観てみたいなぁ。
サイモン 2009/11/12(Thu)14:42:46 編集
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【ダイアリー・オブ・ザ・デッド】 デッド6作目に期待
まだまだ第一線でがんばるロメロ翁のリビングデットシリーズ5作目w あいかわらずゾンビ映画なのに社会派ホラーというスタンスは変わらない。ロメロにしては小規模低予算のインディペンデント作品なのだが、映像の完成度の高さに驚くことしかり。てか、こんな時代の最先端なところを取り入れたお話を70の声を聴くお年寄りが脚本・監督しているってのに驚く。 映画学校の生徒であるジェイソンは仲間と山奥で卒業作品の撮影をしていた。そこにラジオから世界中で死体が蘇り人間たちに襲いかかっているという信じられないニュースが流れ...
URL 2009/11/16(Mon)16:01:40
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