映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
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監督 安藤尋
原作 青木琴美
出演 松本潤 (結城頼)
榮倉奈々 (結城郁)
平岡祐太 (矢野立芳)
小松彩夏 (楠友華)
『大きくなったら郁をお嫁さんにするよ…』
あらすじ
頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)は双子の兄妹。高校生の郁は
密かに頼に想いを寄せていたが、最近の頼は郁を無視するような
冷たい態度を取っていた。
頼の親友立芳(平岡祐太)が郁に告白し、「好きな人がいる」
とふられた事がきっかけで頼は自分の本当の気持ちを郁に伝える。
「郁が好き」だと…。禁断の愛だとわかっていても結ばれて
しまうふたり。
誰にも知られないよう密やかに想いを育んでいくが、罪悪感は
ぬぐえない。どこかでこの愛をストップさせなければいけない
頼は苦悩して友華(小松彩夏)とデートするが…。
感想
先日ニュースで離れ離れになっていた双子が結婚。それが
わかり無効になったイギリスでの出来事が報道されていました。
なんでも生まれてすぐに養子に出されてしまっていたそうです。
が、この映画は双子とわかっていての恋愛物です。少女マンガが
原作の映画化ですが、映画では流れが淡々としているし1シーンが
長かったりするので途中眠くなってしまうかも…。
マンガだと毎週ドラマティックな展開があるので、それを
期待するとあまりのスローペースにガッカリするかもしれません。
それでも嵐の松本潤が頼なので若い子はそれだけでもOK
でしょうね。
幼い頃なら簡単に「好き」と言えたのに成長するとともに
それはあってはならない感情だと気付く。それを誤魔化す為に
わざと遠ざけたりする頼に対して郁の気持ちはストレート。
他の人に告白されても頼が好きだから断ってしまう。
幼い頃の約束をお互いずっと胸に大事にしまっておいた二人が
タブーを犯してしまうのは新しい未来へ歩むには必要な事だった
のかもしれない、苦しいけれど…。
郁がこんなにつらいなら双子でなく、頼とひとつになって生まれ
たかったとつぶやくと頼は「別々でよかったよ。好きと思える人が
いてくれたから」と。
ただ、こんなに想いを募らせている二人を怪しまない母親って
どうなんでしょう。高校生なのに二段ベッドだし、ひとつだけ
乱れたシーツを目の当たりにして追求しないとは。
そして、頼はモテモテです。郁や友華どころか…まさかお前
までかっ、の展開にボーイズラブ好きな人も満足満足??
まぁ妹萌えの人には残念なお知らせがなにせ「お兄ちゃん」って
言いませんから~~!!
ごめん、郁をお嫁さんにできなくて…
荒地となっていた思い出の花畑で郁をおんぶしながらそう告げる
頼。もう大人になってしまった二人がそれぞれの未来へ歩き出す
決断をした瞬間。それは苦しいけれどわかっていた結末。
好きな相手が世の中で一番好きになってはいけない人だったら…。
それを自分に置き換えて観ると頼や郁の心の痛みがよくわかると
思います。
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<松潤といったら嵐でしょ。この映画面白いです>
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