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『不謹慎ですが、死に様笑っていいとも!!』
 

監督:フィン・テイラー

出演:ジョセフ・ファインズ(マイケル/元プロファイラー)

    ウィノナ・ライダー(シリ/保険調査員)

    デヴィッド・アークエット(ハービー/スピード狂)

    ジュリエット・ルイス(ジョリーン/ハービーの妻)


あらすじ
 プロファイラーのマイケルは血を見ると即失神。仕事は優秀なのに
そのせいでミスをし警察をクビになってしまう。

 彼は自分のプロファイルの能力を保険会社に売り込み、自分の
過失で死亡し保険金を払わないくてもいい人たちを調査し会社の
損失をなくすと力説。

 が、実はマイケルはダーウィン賞に昔から興味があり、バカな
死に方をする人たちを知りたいと常々考えていたのだ。趣味と
実益を兼ねた仕事こそが保険調査員。

 彼は女性調査員シリとコンビを組み、アメリカ中を保険調査の為
飛びまわるのであった。


 ”ダーウィン賞”は実在する賞で「最も愚かな死に方をした人に
対しバカな遺伝子を減らしたことへの感謝の気持ちとして送られる
賞」
です。

 この映画に出てくる人たちも笑っちゃうほどバカなきっかけで
死んでしまいます。生きている時は本当に普通の人たち。

 ”スピードバカ”な彼は妻がスポーツカーに乗る男に色目を
使った事で奮起。自分のボロ車の後ろにロケット並のエンジンを
積み、最速のスピード体験。が、彼は山の向こうに消えていった…

 ”メタリカバカ”はハッパばかりやってるせいで金がない。壁の
向こうではメタリカの野外ライブが行われている。壁の上から
見ようと登ったはいいが車ごと…

 ”釣りバカ”は氷の張った湖で釣りをするが一向に釣れない。
せっかく新車でここまで来たのに。そこで積んでいたダイナマイト
で氷を破壊しようと試みるが…

 まぁ誰も死ぬとは思ってやってないですからね。ほとんどに共通
するきっかけは”ケチ”った事。特にお金をケチるとロクな事が
ないもんです

 そんなおバカな死を調査するマイケルもダーウィン賞に詳しい
だけあって自分はそんなバカな死に方はしないと注意深く生活
している。

 が、バカはバカを呼ぶに違いない例えば入浴時の死亡で多いのは
せっけんに足を滑らせて風呂のフチに頭を打って亡くなる。マイケルは
せっけんでなくボディソープ使用、ただし自宅では。

 ホテルではせっけんしかなく自分を滑らないようにベルトで固定
するが…。マヌケな姿でクルクル回ってしまう。ここは必見

 あまりに面白みのない考えのマイケルにシリが告げる「ダーウィン賞
の人たちって早死にだけど楽しそう」
と。
 後にマイケルのバカも発覚していくのだけれど

 さて久々の映画出演のウィノナ・ライダー。相変わらず可愛い顔して
ますねぇお縄になったり、エキセントリックな行動をしたりで女優
生命を心配していましたが、これで本格復帰してくれるといいですね。

 なにしろウィノナ好きは周りにもそこそこいますから。かわいさが
劣化してなかっただけでも喜ばしいことです

 ちょっとした”ボタンの掛け違い”が死を呼ぶ「ダーウィン・アワード」
はコメディですが、同じような題材のホラー映画「ファイナル・
デスティネーション」シリーズ
もありました。こっちの死に様はとても
グロいです、興味あればご覧アレ

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監督 ロジャー・カンブル

出演 キャメロン・ディアス (クリスティーナ)

    クリスティーナ・アップルゲイト (コートニー・親友)

    セルマ・ブレア (ジェーン・親友)

    トーマス・ジェーン (ピーター・一目惚れ相手)

    ジェイソン・ベイトマン (ロジャー・ピーターの兄)

『20代後半、独身、女…真剣な恋愛がしたい』
物語
 遊びの恋愛なら数知れずしてきたクリスティーナ。30歳手前に
なり真面目な恋愛がしたいお年頃。

 クラブに出かけた夜ピーターという男性と知り合う。最初は
気に障る相手だと思ったクリスティーナだったが、しばらく
すると意気投合。が、その夜はそのまま別れてしまった。

 週末行われるピーターの兄の結婚式に招待されたクリスティーナ
だったが本気の恋に臆病になる。そこで親友コートニーは
強引に車で片道3時間の会場に向かう。


感想
 かな~~り下ネタ全開のラブコメディなので、真面目な人は
観ちゃダメですよ。知人にこの映画説明した時にはエロネタ
箇所ばかり言ってしまいました…。(お互いエロ好きなので)

 遊びの恋は自分が傷つく前にHして別れればいいし、将来の
事なんて何にも考えなくてもいいから気楽。それが30歳に
近づくにつれこのままではいけないと思い始める。

 若い頃とは違う自分がいるから。肉体的に言えばバストの
位置が下がったり…。

 っていう恋愛映画のストーリーよりもこの映画の面白さは
やはり下ネタ。主役のクリスティーナよりも親友のジェーン
は爆笑シーンのオンパレード。

 コートニーに借りたドレスのシミはHの時のほにゃららだし、
恋人に○○○していたらピアスがノドに引っかかり警察、消防
などが集まって大騒ぎ。アルマゲドンの歌でどうにか助かる
というおバカカップル。

 負けじとクリスティーナも男子トイレの壁の穴をのぞいたら、
○○発射され目が妊娠!?下着姿で車に乗ればコートニーの
足元のグロスを拾おうとしてレズカップルの行為最中と誤解
されたり。

 そんなエロネタばかりの中でもクリスティーナの恋愛は
ちゃんと描かれていて、結婚式に間に合ったけれど実は
ピーター自身の結婚式で3時間半もかけての失恋。

 真剣に恋愛と初めて向き合ってこの結果。クリスティーナ
のダメージは相当なもの。それでも立ち直ろうとクラブで
声をかけてきたタイプではない男性に「真剣な恋愛がしたい」
と告げると「君は重すぎる」と振られてしまう。

 気軽な恋愛ばかりの女性はモテていいと思うかもしれない
けれど本当はクリスティーナのように自分が恋愛で傷つく
のが怖い人なのかもしれませんね。

 結婚式から帰ってからはちゃんとお年頃の女性の恋愛物
としていろいろ考えさせられるかもしれません。

 それでもからみがないエロいコメディ映画というイメージは
ぬぐえませんが。かなり好きな映画でした。

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監督:ダニー・デヴィート(「ローズ家の戦争」)

出演:ベン・スティラー (アレックス・作家の夫)

    ドリュー・バリモア (ナンシー・編集者の妻)

    アイリーン・エッセル (コネリー・間借り人の老婦人)

    ハーヴェイ・ファイアスタイン (ケネス)

    ジャスティン・セロー (クープ)
『新婚カップル、老婦人に振り回され、家崩壊!?』

物語
 新婚カップルアレックスとナンシー、ブルックリンで理想的な
物件を見つける。暖炉が3つもあり広いリビングもあるその家は
かなりの格安物件だった。
 
 それもそのはず二世帯住宅の二階に間借り人が住んでいるという
条件込みの値段だったから。

 見た目100歳ほどの老婦人の間借り人、彼女が亡くなれば
後は二人だけの家になる。そんな二人の思惑は老婦人の数々の
迷惑行為によって崩れ去るのであった…。


感想
 トム・ハンクスの「マネー・ピット」を思い出すような住宅
トラブルをテーマにした映画。

 ”フラットパック”メンバー作品はファンとしては押さえて
おかないとって事で大分前にCSで観ました。実はそんなに
期待してなかったんですよねぇ。

 ベン・スティラー、災難に巻き込まれる主人公がやっぱり
お似合いです。彼がオロオロするとかわいそうな反面
リアクションの面白さで笑ってしまいます。

 ドリューもキュートな役と言うより悲惨な目にあってばかりの
困り顔が多かったけれど、コメディエンヌぶりは充分発揮して
いました。

 日本では購入した家に間借り人が住んでいても追い出せないと
いう制度はないかもしれませんが、TVで外国にこの制度
があるという話をやっていたので、なんとなくは知ってました。

 その間借り人がかなり年配のおばあちゃん、推定年齢95歳??
不動産屋に言わせれば年も年だからあと数年我慢すれば二世帯
住宅に邪魔者はいなくなりますよ~~と上手いことクドいて
ました。
(要するにあっちの世界に行くのも時間の問題ってこと)

 年寄りだから節度をわきまえているだろうという甘い考えは
引越しの当日から打ち砕かれる。それは夜中の大音量のTVから
始まった…

 夫アレックスは作家の為自宅で仕事。が、ピンポンが一日何度も
鳴らされる。それはゴミ出しや水道管修理などを依頼するコネリー
婦人によるもの。

 チョコがのどに詰まったコネリーさんを助けようとマウス・
トゥ・マウスしたり、コネリーさんの部屋に忍び込んだら、
彼女の突然の帰宅にバスルームに隠れ見たくもない入浴シーンを
見る羽目になったり、アレックスの不運は続く…。
(洋服を脱ぐBGMに「トゥルーbyスパンダーバレー」という
センスが面白いです) 

 最初はコネリー婦人を追い出す計画を立てる二人だったが、
次第に考えは過激な方向へ…
 『邪魔者さえ消えてくれれば、幸せな生活が送れる、そう
コネリー婦人は高齢だから自然死に見えるようにコ・ロ・ス…』
 
 が、高齢なわりにしぶといコネリーさん、何をやっても
生き延びてしまう。
 最終的には自分達ではどうにもならなくなり大金はたいて
殺しを依頼する事に…

 その後コネリー婦人はどうなってしまうのか、はたして二人に
安住の日々は訪れるのか、それは見てのお楽しみです。

 ベン&ドリューのコメディ得意コンビよりも存在感があった
のがコネリー婦人役のアイリーン・エッセル。「チャーリーと
チョコレート工場」にも出演していた彼女は実際のところ何歳
なんでしょうか。

 ダニー・デヴィート監督作「ローズ家の戦争」のような
ブラックコメディもベンのオーバーアクションのおかげで
不快な話にならずに笑える映画になっていたと思うのは
ファンの買いかぶりでしょうか。

 途中までは新婚夫婦の心情になって老婦人にイライラ
しっぱなしでしたが、ひねりのきいたオチがナイスでした。

 ダニー監督作とダニー製作ベン主演作
    
 
 これも住宅トラブル映画
     

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bakuteria1

監督 ピーター&ボビー・ファレリー (メリーに首ったけ)

出演 ビル・マーレイ (フランク・シングルファーザー)

声優 クリス・ロック (ジョーンズ・刑事)

    ローレンス・フィッシュバーン (スラックス・悪玉菌)

    デヴィッド・ハイド・ピアース (ドリックス・風邪薬)


『メタボおやじの体の中を覗いてみれば…』
ものがたり
 フランクは娘と二人暮らしのシングルファーザー。妻を亡くした
ショックから何もやる気がおこらずある事件で仕事を解雇。今は
動物園で働いているが不摂生、運動不足がたたってメタボリック
状態。

 娘とサルを見ていたときに地面に落ちた卵をそのまま食べた
フランクに体内では大変なことがおきていた。

 フランクの体内である”フランク・シティ”では市長選の
真っ只中。刑事菌ジョーンズがある異変に気づくものの
現市長は相手にしない。

 スーパー風邪薬ドリックスの登場によりシティは平穏を
取り戻すが、隠れていた超悪玉菌スラックスは仲間とともに
フランクを亡き者にしようとたくらんでいた。


感想
 フランクが主人公の実写部分とオスモシス・ジョーンズ刑事
主人公のアニメ部分(フランクの体内)という珍しい映画。
 監督は「メリーに首ったけ」や「ふたりの男とひとりの
女」などタブーギリギリのコメディが得意なファレリー兄弟。
今回も不快感のあるシーンが少ないながらもあります。

 フランクの不摂生さが不精ヒゲだったり、メタボのおなか
だったりで、清潔感ゼロです。しかもファースト・フード
大好きで油ぎってます。

 娘に喜んでもらおうと企画した旅行も実は自分が楽しみ
たいだけのフライドチキン大会への参加。もちろん娘には
断られますが。

 そんな彼だからサルが口に入れ落とした卵を平気で食べて
しまう。ウェ~って思わず顔をしかめてしまいました。

 そしてここから”フランク・シティ”での善玉・悪玉の
戦いになります。アニメといっても今はやりのCGや実写
のようなものでなく、昔ながらのアニメです。

 食べ物が口に入ってからどんな風に体内に運ばれるかや
風邪の症状がどのような機関によってフランクに現れる
のか、デフォルメされたアニメだけどなかなか面白く
見られます。

 ジョーンズ刑事と風邪薬ドリックスのコンビは「トイ・
ストーリー」のふたりを連想させました。ドリックスは
最新鋭の武器ですぐに風邪の症状をおさめてしまいます。
 最初反発していたふたりも最強の敵スラックスの存在
により協力関係に。でもドリックスは外部から入ってきた
一時的な薬なので時間がたてば排出されてしまう。

 スラックスの目的は自分が体内に入ってその人が死ぬ
までの時間の最短記録を更新すること。ただの風邪薬の
ドリックスには歯が立たない敵。
 フランクは腹痛から危篤状態になってしまいます。

 ジョーンズ刑事の命をかけたスラックスとの最後の
戦いでフランクは無事に生還できるのでしょうか。

 これを見ると落ちたものには恐ろしい細菌が潜んで
いるかもしれないので気をつけなければと思いますよ。
 …ってその前に動物が口にしたもの、食べようとは
思わないけど。

 フランク・シティで変化がおきると実写のフランクの
身体にも異変がおこるので、こういう原因があって症状が
出るんだ、とためになる?…かもしれません。

 ファレリー兄弟作ということでアニメだからといって
スルーしなくてよかった、なかなかの掘り出し物でした。

★ファレリー兄弟作「2番目のキス」感想★

     <ファレリー兄弟作品・オススメ>
      

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監督 デヴィッド・ザッカー (「裸の銃を持つ男」)

出演 アンナ・ファリス (シンディ・キャンベル)

    レジーナ・ホール (ブレンダ・シンディの友達)

    クレイグ・ビアーコ (トム・バツ1子持ち男)

    ビル・プルマン (ヘンリー・”ヴィレッジ”住人)

    レスリー・ニールセン (アメリカ大統領)

ものがたり
 老人介護の職についたシンディは仕事先である家に何か
不気味な空気を感じる。が、ラッキーなことに隣の家の
トム・ライアンと運命的なものを感じる。これって恋?

 そんなトムは街中で宇宙人の襲撃に合う。危険を感じた
トムはふたりの子供とともに町を脱出することに。

 シンディは不気味な家で不気味な白塗りの子供”トシオ”
から宇宙人を倒すヒントをもらい、その場所である”ヴィ
レッジ”に向かう。途中親友ブレンダと再会して。

 ”ヴィレッジ”では”トシオ”の出生に関わるヘンリー
から衝撃の事実を聞くシンディ。”トシオ”の死の原因
に自分が関わっていた、と。

 そんなこんなしている間にも宇宙人の侵略は止まらない。
シンディは”宇宙戦争”を終結できるのか。それはトムの手に
かかっていた…。


感想
 今回は「呪怨」と「宇宙戦争」をベースに一応物語が
進んでいきます。ストーリーはシンディが「呪怨」から
「ヴィレッジ」へ、トムが名前通り「宇宙戦争」での
主役になり、そして二つが交わると「SAW」に変わります。
この無理やり感がとっても美味です。

 原題は「SCARY MOVIE4」、日本では「最○絶叫計画」と
○の部分を変えてのタイトル、ネタがつきたか今回は
ストレートに「最終絶叫計画4」となりました。

 もちろん映画のパロディ満載です。「呪怨」、「宇宙戦争」、
「ヴィレッジ」、「SAW」、「ミリオンダラーベイビー」、
「ブロークバック・マウンテン」など。ラストシーンでは
日本では大スタートム・クルーズがアメリカのTVに出て
大はしゃぎしすぎで寒い空気になった場面が再現されて
います。知らない人はこのまんまだったと思って下さい。

 冒頭は「SAW」の閉じ込められたバスルームのシーン
から。ここにはバスケのシャキール・オニールが出演。
相手のバカさ加減に大爆笑。

 そしてパロディ映画「ホット・ショット」主演の忘れられた
感のあるチャーリー・シーンがバイアグラを間違えて飲んで
下半身が”ホット、ホット”、あげくに地面に突き刺さって
しまいます、合掌。

 ビル・プルマンなんて本当に「The JUON/呪怨」に出演
していましたから。渋いところでは”耳切り男”by「レザボア・
ドッグス」のマイケル・マドセンも出ています。
 人類危機なのにアヒルの心配をするおバカ大統領はパロディ
界の大御所レスリー・ニールセン、久しぶりに見たなぁ。

 そんな元の映画や俳優を知らなくても大丈夫。古典的な
笑いがたくさんですから。壁に頭をぶつけるとか、上から
何かが落ちてくるなど、ドリフで絶対に見た事があるシーン
が多いので素直に笑えます。

 途中から「愛は地球を救う」ならぬ「”トシオ”くんは
地球を救う?」な流れになると、本当の「呪怨」観ても
怖くなくなるかも。
 「呪怨」をヒヤヒヤしながら観る前のワンクッションに
「最終絶叫計画4」はいかがなもんでしょうか。
ちなみに”トシオ”母の”カヤコ”は出てきませんから。

 「SAW」のジグソーっていうか白塗りの人形みたいな
もん、が三輪車に乗ってくるところがベリーキュート。
ただ本当の「SAW」はR15だし、かなり痛々しいので
これを観てもワンクッションとはいかないでしょうけど。
    

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監督 スティーヴン・ブリル

出演 アダム・サンドラー (ニッキー・魔王の三男)

    ハーヴェイ・カイテル (地獄の魔王)

    パトリシア・アークエット (ヴァレリー・初恋相手)

    リス・エヴァンス (エイドリアン・ニッキーの兄)

    クエンティン・タランティーノ (盲目の神父)

『おバカな悪魔は人間界を救えるか?!』
解説
 メッセージ性も何もない超おバカ映画。下ネタあり、
アブナイ笑いありなので、真面目な人は観ちゃダメ。
 もしかしたらアダム・サンドラーの映画で一番好きかも。
映画全編にわたり、彼の顔面はゆがみっぱなしです。

 人間界におりたニッキーはすぐに電車やバスにひかれて
数秒で地獄に何度も戻る羽目に。バカです、笑えるという
よりあきれます。

 共演者も通ウケしそうな人たちばかり。魔王のカイテルは
結構楽しんでやっている?ラスト付近では口だけになっちゃって
います。
 人間界でニッキーの正体を見破った神父役のタランティーノは
チョイ役なのにインパクトあります。ニッキーに何度も痛い目に
合わされちゃいます。
 相手役のパトリシア・アークエットはメガネっ子という
事でアキバ系の心をガッチリつかんだ?(年齢的には
無理かも…)
 
 他にも天使役にはいまやアカデミー女優のリース・ウィザー
スプーン(実はニッキーの…)、バスケの審判には
「ウエンズワールド」のダナ・カービー(コメディファン
しか知らないかも)が出演しています。 

 さらにラストでの秘密兵器にロック界の大物登場、音楽
ファンはたまりませんね。これはニッキーがヘビメタ好きの
設定からですね。だって悪魔のニッキーには神様?みたいな
人ですから。


ものがたり
 ボクはニッキー。地獄の魔王の末っ子、でも悪いことは
嫌いなんだよね。自分の部屋でヘビメタ聴いている時が
一番幸せ。

 そんなボクを兄ちゃんたちはバカにする、本当だから
しょうがないけど。悪い事ばかりの兄ちゃんたちみたい
にはなりたくないな。

 ある日父ちゃんが次期魔王を決めると言い出した。ボク
はどうせ関係ないや。でもどっちかの兄ちゃんになったら
もっといじめられるんだろうな、それはイヤだな。

 でも父ちゃんさらにあと数百年魔王を続けるって。安心
したけど、怒った兄ちゃんたちは人間界に行き、そこに
自分たちの王国を作ると宣言。

 地獄のバランスが崩れて父ちゃんの体が消えていく、
父ちゃんのピンチを救うのは人間界に行って兄ちゃん
たちをビンに閉じ込めなきゃいけない。

 筋肉バカのカシアス兄ちゃんはすぐに確保できたけど、
ズル賢いエイドリアン兄ちゃんにボクの初恋まで邪魔
された、ひどいよ。

 ボクに残された時間は少ししかない。友達や初恋の
ヴァレリー、地獄にいる父ちゃんを救う為本当の
母ちゃんに渡された最終兵器を片手にエイドリアン
兄ちゃんに立ち向かうんだ。

<吹替え版も要チェックですよ。タランティーノの声を
あの「Mr.Boo」でおなじみの広川太一郎氏が
やっています。ラストのナレーションでは「○○
しちゃったりなんかして」と懐かしフレーズも聞けます>

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監督 ショーン・レヴィ(「ピンクパンサー」)

出演 ベン・スティラー (ラリー・新任警備員)

    カーラ・グギーノ (レベッカ・博物館の受付)

    ディック・ヴァン・ダイク (セシル・老警備員)

    ミッキー・ルーニー (ガス・老警備員)

    ビル・コッブス (レジナルド・老警備員)

『夜の博物館ではみんな動き出す』

ものがたり
 仕事が長続きしないラリー。息子の為にやっと見つけてきた
仕事は自然史博物館の夜間警備員。「誰も外に出すなよ」と
意味深な言葉を残して帰宅する老警備員たち。

 ひとりになったラリーは何かが動く物音を聞く。その方向を
見るとなんと展示物のティラノザウルスの骨格標本が動き出して
いた。そして、次々と展示物たちが動き出し、思い思いの行動
をしたせいで館内はメチャクチャになってしまう。


感想
 CMや予告編を見た人はな~んだ”おこちゃま”向け映画?
なんて思ったことでしょう。が、ちゃんと大人はもちろん
コメディファンも満足できる作品ですのでご安心を。

 とにかく博物館の展示物たちのキャラがそれぞれ特徴があって
イイです。T−REXはあんなに巨大で恐ろしいと思いきや、
ラリーに遊んでほしかっただけで、しっぽをフリフリ愛嬌が
あります、その姿は子犬のようにかわいいです。

 リーダー格のルーズベルト大統領は恋をしているのに、
なかなか接近できないかわいらしい一面があります。演じて
いるのはロビン・ウィリアムズなので純情そうな大統領に
ピッタリです。顔も似ているかも。

 モアイ像はラリーに「ボケボケ〜、ガムガムちょうだ〜い」と
おねだりするし、この展示物たちが動いてからが見所ですね。
子供の頃に人形やプラモデルで遊んだ経験があるとより一層
楽しめると思います。

 主演のベンは日本での知名度はイマイチだけどアメリカでは
ヒット作を連発しているコメディアンです。そしてコメディアン
の先輩ロビン・ウィリアムズはアカデミー賞俳優でもあります。
それにしてもベンのオーバーなリアクションは最高です!!

 受付嬢のレベッカが「スパイキッズ」のお母さんだったのは
ビックリ。「24」のジャックの恋人もラリーの元妻だったり、
パンフレットで知ったのは”ハローワーク”のおばちゃんが
ベンの実母だったこと。

 もちろん、ベンとの名コンビのあの人もノンクレジットながら、
ヒーロー?役で登場。やっぱり、笑わせてくれました。

 洋楽ファンとしては、勤務2日目に仕事をこなすラリーのバックで
Fatboy Slim「Weapon Of Choice」がPVのノリノリそのまんまで
流れていたり、ラストシーンではEarth Wind & Fire「September」で
大宴会になっていました。

 一番好きなキャラの八つ裂き大好きなフン族が悪者を捕まえた
時のラリーとのやりとりが最高でした。

フン族 「ねぇねぇ、八つ裂きにしていい?」
ラリー 「だめ、だめ!」
フン族 「え〜、ちょっとだけならいい?ちょっとだけ」
ラリー 「う〜ん…まぁ、ちょっとだけなら」
フン族 「ウォー、やった〜やった〜」
ジェスチャーと意味不明の言葉のやりとりだったので、多分
こんな感じだったのでは?

 子供の頃に夢見たであろう、『博物館の中のものがもし
動いたら』という事を疑似体験できるし、難しい親子関係の
メッセージみたいなものも感じられるし、とにかく観ていて
楽しくなる映画でした。

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監督 ジャレット・ヘス

出演 ジョン・ヘダー (ナポレオン・ダイナマイト)

    エフレン・ラミレッツ (ペドロ/友人)

    ジョン・グリース (リコ/おじさん)

    アーロン・ルーエル (キップ/兄)

    ティナ・マジョリーノ (デビー/同級生)

『名前負けしているナポレオンのゆる~い日常』
ものがたり
 ナポレオン・ダイナマイトは高校までバスで通学している
見た目も中身も冴えない高校生。いつも口は半開き。友達と
言えば転校生のメキシコ人ペドロだけ。

 家には引きこもり気味の兄キップ。今日もPC内の彼女と
チャットでデート気分。ペッタリ横わけで半スボン姿という
弟同様冴えない兄。

 元アメフト選手のリコおじさんがしばらく同居する事に
なるがなにやら怪しい商売をご近所相手にしているらしい。

 ある日生徒会長選にペドロが立候補することになり、少し
ずつナポレオンの日常が変わっていくことに…。


感想
 なんでこんな邦題つけちゃうかなぁ~~と誰もが思ったはず。
主人公がオタクでイケてないルックス、という事で「電車男」に
ちなんでバス通学だから「バス男」になった??
(原題は「ナポレオン・ダイナマイト」です)

 チリチリパーマで口半開き、TシャツはズポンにIN、と
ダサい高校生のイメージそのもののナポレオン。いつも
同級生にからかわれている。
 確かに会話のテンポも遅れているというか、間が開きすぎて
いるので友達にはチョット…という感じ。

 アメリカの学校イベントのダンスパーティ、どうにか相手
が見つかるという幸運にめぐまれるも、逃げられてしまう。
 こういうナポレオンのような人は自分の事を気にしてくれて
いるデビーの存在には相当後にならないとわからない。

 兄キップはチャット相手を彼女だと言い、今度実際に会う
事になった、と。そんなウマい話はないだろうからすっぽか
されるか騙されているだけだと思っていたら、その彼女は
黒人のセクシーな女性。

 いつのまにか彼女に感化されファッションも変わってしまう。
最後にはデート商法かなんかで詐欺にあっちゃうんじゃない?
と予想するも…。

 ナポレオンがペドロに「自分には自慢できるものがない」
と嘆くがすぐには何もしようとはしない。それがある事に
熱中した事で生徒会長選で学校中の注目の的になってしまう。

 最初ナポレオンのやる気のなさや大きな事を言いつつも
行動しない所にイラッとくるものの、それが面白さに変わり
ちゃんと最後には「自慢できるもの」が見つけられた事で
このオタクくんを見直して、少しカッコイイような気も
してきた。
 ただ彼自身は別に変わらなきゃと意気込んだわけでも
ない所がナポレオンらしくてよかったです。

 主演のジョン・ヘダー、アメリカでのヒット作ウィル・
フェレル共演の「Blades of Glory 」ではこれがナポレオン
をやった人?と思えないルックスでした。これが本来の
彼なのでしょうか。

 追加情報としては映画の中で生徒会長を争う田舎風美人の
サマーはアイドル、ヒラリー・ダフのお姉さんだったそうです。

拍手

 
監督 デヴィッド・ドブキン

出演 オーウェン・ウィルソン (ジョン)

    ヴィンス・ヴォーン (ジェレミー)

    クリストファー・ウォーケン (ウィリアム・財務長官)

    レイチェル・マクアダムス (クレア・ウィリアムの次女)

    アイラ・フィッシャー (グロリア・ウィリアムの三女)

『遊びの恋もほどほどに。真実の恋は大変ですよ』
ものがたり
 ジョンとジェレミーは他人の結婚式に出席してはナンパして、
お持ち帰りするという女遊びを繰り返していた。
 今回も財務長官ウィリアムの長女の結婚式にまんまと潜りこみ、
ジョンが次女にジェレミーは三女に目をつける。遊びのつもりが
三女アイラはジェレミーにゾッコンになってしまい、別荘での
休暇に二人も行くはめになってしまう。


感想
 2005年全米年間興行収入6位の映画。なのに、日本では
劇場未公開作品となってしまった作品。その時の5位は
「キングコング」7位は「チャーリーとチョコレート工場」。

 タイトルは日本語にすると”結婚式荒し”、荒らすという
よりはちゃんと盛り上げてくれて、結婚式自体はとても楽しい
ものにしてくれる。

 そんな主人公二人の自論は『結婚式は気分が高揚するから
オンナをおとしやすい』。ここだけ聞くと女性の敵ですね。

 ジェレミーは三女グロリアとすぐに関係を持ってしまう。
しかしその直後彼女がビックリ発言、「わたし、初めて
だったの…」と。これには百戦錬磨のジェレミーも真っ青、
まさかこんなにお尻の軽そうな子が…。

 次女クレアに恋をしてしまったジョンはグロリアにもう二度と
関わりたくないジェレミーを無理やり連れて、長官一家の
バカンスに行く事になる。

 グロリアはジェレミーに夢中になりアノ手コノ手で迫ってくる。
ベッドに縛り付けたり、テーブルの下で○○したり。とても
”初めて”だった女性とは思えないほど積極的に。

 かたやジョンは次女クレアと少しずつ打ち解けてくる。彼女も
まんざらではないと思っていた所に恋人が出現。

 それでもクレアを諦められないジョンは何とか機会を作り
彼女と散歩したり話をしたり、徐々に好意を持ってもらおうと
努力する。

 が、やがて二人が結婚式に出る為についたウソがばれてしまう。
そして”結婚式荒し”だったことも。

 この映画はコメディで笑えるシーンも多いけれど、テーマは
遊びの恋愛をしてきた男たちに真実の愛は見つけられるか、
だったような気がする。

 主演は”フラットパック”という次世代コメディ俳優グループ
の一員であるふたりふたりだから面白くないわけがない。特に
強面のヴィンス、過去には「サイコ」の主役をやったりして
怖いイメージがあるかもしれないけれど、コメディ映画ではここ
最近かなりのヒットをとばしている。

 他にもクリストファー・ウォーケンや久々に見たレベッカ・
デモーネイなんて懐かしい顔もあった。次女のクレアは恋愛
映画の人気作「きみに読む物語」にも出演している。

 映画の最後の方で登場したウィル・フェレル扮するジェレミー
にナンパ術を指南したチャドは本当にクドクドの濃いキャラ。
最後の笑いは彼に持っていかれましたねぇ。さすが、ウィル・
フェレル(ノンクレジットなのに)。

 二組の恋愛話あり、ちょっぴりHネタあり、もちろん面白
シーンもあり、それでいて最後はハッピーになれる、そんな
楽しい映画でした。

 *本作に出演のクリストファー・ウォーケンがヘンな
踊りをするプロモーションビデオは必見です。
”つづきはこちら”からどうぞ*

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監督 ジェイ・ローチ

出演 ロバート・デ・ニーロ (ジャック・バーンズ)

    ベン・スティラー (グレッグ・フォッカー)

    ダスティン・ホフマン (バーニー・グレックの父)

    バーブラ・ストライサンド (ロズ・グレックの母)

    テリー・ポロ (パム・バーンズ・グレックのフィアンセ)

『結婚に向けての最終関門を突破できるか?』
ものがたり
 恋人パムの父親に結婚を認めてもらったグレッグ。次の難題は
自分の家族をパム一家に紹介すること。パムの堅物な元CIAの
父親ジャックとは正反対の開放的で変わり者のグレッグの両親
バーニーとロズ。

 フォッカー家にパム一家を招待するが…。はたしてこの難関を
突破してグレッグとパムはめでたく結婚できるのか。


感想
 結婚までの道のりには乗り越えなきゃいなけい問題はお国が
違っても同じようなもんですね。
 前作は彼女の怖い父親に会い、いかに結婚相手として認めて
もらえるか、今作は自分の両親をいかにうまく相手側に紹介
できるか、ですね。

 前作ではコメディを紹介する番組や予告編は注意して作って
もらいたいと切に感じました。なぜならTVで紹介された場面
ほど面白いシーンがなかったから。

 今作は大御所俳優共演しているだけあって前作よりもパワー
UP、笑いもUPしています。

 2だけでも充分面白いけれど、やっぱり前作を観てからの方が
いかにデ・ニーロ扮するジャックの一筋縄ではいかないかがよく
わかります。

 今回登場のバーニーは専業主夫、ロズは高齢者相手のセックス
カウンセラーだから堅物なジャックとは水と油のような関係に
なることは一目瞭然です。

 しかも、この家族”フォッカー”という苗字(一文字違いで
スゴイことに)でグレッグに至っては本名”ゲイロード”という
なんとも意味深な名前。

 バーンズ家のいじわるな猫VSフォッカー家の発情しっぱなし
の犬の対決あり、グレッグの初体験相手の出現で隠し子騒動あり、
生意気な甥っ子の赤ちゃんあり、結婚までは山アリ谷アリ。

 この隠し子?の疑いアリの男の子の容姿がなかなか笑えます、
一目見ただけで誰かさんにソックリなんで。

 前回同様ジャックのCIA仕込みの自白剤の使用、なんて
過激な手も再び使います。(前回はウソ発見器でした)

 ラストシーンでは、ベンの仲良しオーウェン・ウィルソンの
登場。”フラットパック”は友情出演が多いです。

 それにしてもフォッカー夫婦、体型が北島サブちゃんなダンナ
(胴○短○)と京唄子似の奥さんの”おもろい夫婦”見えて
しまいました。

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