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監督 クエンティン・タランティーノ (「キル・ビル」)

出演 カート・ラッセル (スタントマン・マイク)
(前半のガールズ)
    ヴァネッサ・フェルリト (アーリーン)
    シドニー・ターミア・ポアチエ (ジャングル・ジュリア)
    ジョーダン・ラッド (シャナ) ローズ・マッゴーワン (パム)
(後半のガールズ)
    ゾーイ・ベル (ゾーイ) ロザリオ・ドーソン (アバナシー)
    トレイシー・トムズ (キム) メアリー・エリザベス・ウィンステッド (リー)

『サイコ野郎 VS ガールズ・パワー
 最後に笑うのはどっちだ!?』

物語
 地元でDJをしているジュリアはアーリーン、シャナとともに酒場へ
繰り出しバカ騒ぎ。そんな中、行く先々で見かけるドクロマークの車に
アーリーンは不気味なものを感じていた。

 その車の持ち主マイクは酒場でパムをくどき家まで送ることを
承知させる。しかし、車に乗った瞬間マイクが豹変した。まずは
パムを血祭りにあげ、本命のターゲットであるジュリアたちの
車を追いかけ…。

 それから14ヵ月後、マイクは再びある女性グループに目を
つける。が、彼女たちは黙ってマイクにやられる女たちでは
なかった…


感想
 タランティーノ久々の新作。この映画を成分分析すると”65%
の意味ないトークと25%の迫力のカーアクション、10%の
グロい映像”で出来ています。
 こんな意味ないガールズ・トークで物語をひっぱれるなんて
タランティーノじゃなきゃ出来ませんよ。なにしろ彼の十八番
ですからね。
(女同士の会話はほとんどノリですからね、意味ないというより
楽しければイイじゃん、って感じでしょうか)

 前半はこれは70年代が舞台なのかと思わせるような選曲や
女性の髪形。いきなり出る携帯電話のメール送信シーンで、
これは現代なんだと確認。しかも映像にノイズが入ったり
フィルムが飛んだり、白黒になったり、古さと今っぽさが
混在しています。

 ガールズの服がTシャツにショート・パンツ、特にパンツから
のぞく脚をねっとりと撮る所なんて彼のフェチシズム全開です。
脚フェチでなくとも、彼女たちの細すぎない脚は魅力的でした。

 特にアーリーンがマイクに向けてラップダンス(ストリッパー
のような踊り)をする所なんて服はしっかり着たままなのに
相当エロチックです。彼女は「CSI:NY」ではストイック
な雰囲気だったのに…今回はさらにイイです。後半に出演の
チア娘とともに要チェック女優リストに載せておきます。

 映画での重要アイテムであるマイクのダッチ・チャージャーは
耐死仕様、ただし運転席のみ。これを凶器に女たちをどんどん
血祭りにあげていく。自慢の美脚や美しい顔が…悲惨な事に。

 そして後半。マイクがターゲットに選んでしまったのがスタント
ウーマンのゾーイ率いるガールズ。かわいいだけのチア娘は男の
相手をさせといて、残り3人でドライブへGO!
 
 そこでゾーイがボンネットにつかまりスリリングドライブ。
ここは「キル・ビル」でユマのスタントをやっていたゾーイの
見せ場です。CGを使っていない本物のスタント、迫力が
違いますね。

 マイクに追われるガールズたちが黙っちゃいなくて、形勢逆転
してからは鳥肌モン。「ごめんなさい」とか「何でこんな目に」
と自分の事を棚にあげて弱音を吐くマイク、笑えます。

 「THE END」の文字が出た瞬間、エッ!となるほどの
終わり方。スパッと切れのいい終わり方が気持ちいい。
(好ききらいが別れそうですが…)

 以前TVの特集で見たエロの巨匠ラス・メイヤーの「ファスター・
プッシーキャット キル!キル!」みたいなガールズ・ファイト。
メイヤーとタランティーノの違いはラス・メイヤーは巨乳フェチ、
タランティーノは脚フェチという所でしょう。エロさ加減はかなり違いますが。

 音楽もエンドロールで流れる曲、70年代風ガールズムービーに
流れていそうなエイプリル・マーチの歌も最高です。わかりやすく
いえばフランス・ギャルみたいな感じ。
 そうか、スピルバーグの「激突」というよりもタランティーノ版
ガールズ・ムービーだったんだ、と勝手に解釈してしまいました。   

**後半の携帯電話の着メロにはクスッ。「キル・ビル」の
ダリル・ハンナですよ、こういう小ネタはGood!! 

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サイモンさん、こんにちは。
タランティーノ監督の映画、観たのですね。
羨ましいですよ、ホント。きっと、都会にすんでいるんだ。私の町には、いつくるか?こないか?というところです。
私の彼氏もタラちゃんファンなので、悔しい思いしてますよ。
エロっぽさやグロイ映像があるんのは、私好みなのでぜひ観てみたい!
70年代っぽい音楽やファッションもまた好みで、もし観たら真似しちゃうかもです。
ぜひ、観たい一本です。
セシル 2007/09/16(Sun)10:46:46 編集
セシルさん、こんにちは
いつもコメントありがとうございます。
タランティーノ好きなカップルなんてとても素敵ですね、趣味のよい
彼氏をお持ちのようで。
悲しいかな友人は「キル・ビル」でタラちゃんファンを卒業(中退?)
したようで今回はひとりで鑑賞してきました。「デス・プルーフ」鑑賞後は
誰かと熱く語り合いたかったのですが…。
こっちでもシネコンがなかったら来なかったかもしれません。
以前「シン・シティ」は上映しなかったし。

グロいシーンは「来るぞ~」とわかっていたから、直視できなかったです。
デカイ画面ではキツイなぁ、「CSI」で慣れたつもりだったのに。
音楽は相変わらずかっこよかったですよ!!
これ観たらセシルさんもショートパンツに挑戦してみましょうね~~



サイモン 2007/09/17(Mon)11:43:55 編集
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