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監督 スパイク・リー (「マルコムX」)

出演 エドワード・ノートン (モンティ・麻薬売人)

    フィリップ・シーモア・ホフマン (ジェイコブ・教師)

    バリー・ペッパー (フランク・株式ブローカー)

    アンナ・パキン (メアリー・ジェイコブの生徒)

    ロザリオ・ドーソン (ナチュレル・モンティの恋人)

『絶望と後悔の中、外での残された時間』
物語
 モンティはケガから助けた犬と最後の散歩に出かける。麻薬の
売人であった彼は誰かの密告により7年間の服役をする事に
なっていた。

 そして、明日が刑務所に行く日。

 最後の夜を有意義に過ごそうと親友であるジェイコブとフランク
とクラブに出かける。恋人のナチュレイ、偶然会ったジェイコブの
教え子メアリーとともに。

 しかし、モンティの心はこれからの屈辱的な日々への不安と
同棲中の恋人ナチュレルが自分を密告したのではないかという
猜疑心にかられていた。


感想
 監督のスパイク・リーは黒人に対する差別をメディアなどで過激に
発言するイメージだったから、今回の「25時」の主人公が白人で
あるモンティということで知らないで観たらスパイク・リーだと
思わなかったかもしれない。

 俳優も「真実の行方」からクセ者俳優のイメージのエドワード・
ノートンとアカデミー俳優のフィリップ・シーモア・ホフマン、
演技派が揃っています。
 ただこのふたりだとどうしても「レッドドラゴン」を思い出して
しまいましたが…。

 どちらかといえば男性が手に取りそうな映画。
刑務所でおこるであろうモンティが想像する屈辱的な出来事
(囚人たちの性欲の処理に使われる)に対して同性なら
なおのこと、彼の感情もわかりやすいでしょう。

 あと25時間後の自分は人間らしい扱いを受けられないただの
玩具になってしまうなんて思わせるほど、アメリカの刑務所という
ものは地獄のような所なんだろうかと恐ろしくなりました。

 モンティは麻薬ディーラー、ジェイコブは教師、フランクは株式
ブローカーと親友同士なのにあまりに道が違いすぎる3人。
 だけど、最後の夜に会いたいのはやっぱり心許せる親友たち。

 死んでも仕方がない状態だった犬を助け、飼うことにしたモンティは
その犬を一番信用できるジェイコブに預ける。
「助けた命は最後まで責任をとらないといけないから」とモンティは
言う。

 このセリフはペットを飼っているすべての人たちの心に留めて
おいてほしいものです。

 モンティがフランクにある頼みごとをする、それは自分の顔を醜く
なるまで殴ってくれというもの。なぜなら、刑務所の1日目で自分の
そこでの生活が決まるから。

 白人でいい男のモンティは囚人たちの格好餌食になってしまう、
そこで少しでも醜くなれば、もしかしたらターゲットにならないかも、
という考えからのこと。

 それを聞いてもフランクは彼の為だとわかっても殴れない、
親友だから。モンティは親友だからこそフランクに殴ってほしいと。

 このトンネルでの場面は見ていても痛々しかったけれど、特に心が
ズキズキ痛みました。そして、あまりに静寂に満ちたシーンだから
この行為がモンティの救いになるかもと神々しくも見えてしまいました。

 刑務所に行く為に疎遠になっていた父親が迎えに来る。
父親もモンティが麻薬ディーラーになったのは自分の借金のせいだと
痛いほどわかっているからある提案をする。

 それは自分の大事な店より息子が大事だからと、刑務所に行かずに
逃亡の手助けをする提案。それは刑務所生活の暗く陰湿な未来とは
正反対の明るく人間らしい生活への道。

 知らない町で働いて、みながモンティの事をうわさしなくなるほど
時がたったら、そこに恋人を呼び、ふたりで暮らし始めて…。

 ラストシーンでモンティが選択するのはどの道かは、映画を観て
確かめてください。

 刑務所生活の知られざる真実ををつきつけられ、主人公同様絶望感に
打ちひしがれてしまう重い雰囲気の映画でしたが、彼の心情が理解
しやすかったのはノートン様々ってところでしょうか。

    

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無題
サイモンさん、こんばんは。

私もこの映画と、「真実の行方」も観ました。
少し前はエドワード・ノートンのファンでしたよ。
(今はガエルくんですけどね)
彼の演技力は素晴らしいものがあると感じていて、「真実の行方」の最後には驚かされたものです。
サイモンさんは観てるでしょうか?「アメリカン・ヒストリーX」は男の人向けの映画かもしれませんが、あの優しそうな感じがあまりの豹変さにびっくりです!とてもいい俳優さんだと思います。

外国の刑務所は、ちょっといい男だと性の捌け口されてしまいますから怖いですね。
確か「ショーシャンクの空に」や「バタフライ・エフェクト」にもそんな場面がありました。
コワイ、コワイ!
セシル 2007/10/20(Sat)22:23:53 編集
無題
セシルさん、こんばんは。

ノートンは知人によると(映画あまり観ない)知的なイメージみたい
です、ちょっと優男風の。
「ファイトクラブ」での”ひとりファイティング”にはブラピもかすむ
ほどでした。今度「アメリカン・ヒストリーX」チェックしま~す。
エドワード・ファーロングが出てたやつですよね。
ノートン監督作の「僕のアナ・バナナ」は意外にもコメディで
結構好きなタイプの映画でした。ベン・スティラーも出演していたし。

外国の刑務所ってちゃんと管理されてないかと思うほど悲惨な
状況なんでしょうか、ホント怖いです (ーー;)
サイモン 2007/10/21(Sun)01:17:04 編集
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