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『僕にしか聞こえない声、あなたは誰ですか?』
 
監督:マーク・フォースター(「ネバーランド」)

出演:ウィル・フェレル(ハロルド/国税庁調査官)

    エマ・トンプソン(カレン/小説家)

    ダスティン・ホフマン(ヒルバート教授)

    マギー・ギレンホール(アナ/ベーカリーオーナー)

    クイーン・ラティファ(ペニー/編集者)

あらすじ
 毎日規則正しい生活をする国税庁職員のハロルド。仕事を真面目に
こなし、無難に一日を過ごしていた。

 ある日それは聞こえ始める。まるで自分を実況中継しているような
女性の声がハロルドだけに聞こえる。精神科医は分裂症の疑いだと
決めつけるが病気だとは思えない。

 文学に詳しいヒルバート教授を訪ね、助言をもらうが納得いかない。
が、教授の部屋のTVからあの声が聞こえてくる。

 声の主は小説家カレン。教授によると10年間書いていない作家で
彼女の今までの作品は主人公の死で終わるらしい。

 そうカレンの新作の主人公は実在するハロルドだったのだ。自分が
死ぬかもしれないと思ったハロルドはカレンに会いに行くが…


 私の中のコメディアンランキング、トップ爆走中のウィル・フェレルの
コメディアンでない顔を見ることができた貴重な映画。
 オーバーアクションもないクドくないウィル、ほとんどニコリともせず
表情を崩さないウィル…こんなウィル見たことないっ!シリアスな演技も
スゴイやウィル!!


 誰かが言ってました。人を泣かせる演技はよりも笑わせる演技の
方がはるかに難しいと。
 だからでしょうか、コメディ出身の俳優のシリアス演技が上手いと
思えるのも。この映画のウィルや「トゥルーマン・ショー」で評価
されたジム・キャリー、アカデミー賞受賞したロビン・ウイリアムズも。

 「主人公は僕だった」の主人公ハロルドは毎日の生活がきっちりと
している。歯磨きの回数だったり、バス停への歩数だったり。
 真面目すぎるほど真面目で娯楽もなさそうな面白みのない人生。
でも彼はそれに満足している。

 ところが自分の行動をナレーションするような声が聞こえ始めて
から変わり始める。
 歯ブラシに仕掛けがないか確かめたり、街中で「誰ですか?」と
大声で叫んだり。(この辺りのハロルドの行動はクスッと笑えます)

 ヒルバート教授の助言から普段とは違う行動を取り始めるハロルド。
昔憧れていたギターを始め、仕事を休んでダラダラと過ごす。

 税金未納で調査に行ったアナの店で彼女に一目ぼれしたハロルドは
仕事に真面目すぎて初対面の印象最悪。でも二人の恋愛は不器用な
うちに始まっていた。

 焼きたてチョコチップクッキーを彼の為に焼くアナ。なかなか食べない
彼にミルクにひたして食べるのよとアドバイス、彼の心がホッと軽く
なるのがよくわかります。
(これがまた美味しそうなんだよなぁ。ミルクにひたすのやってみよ)

 プレゼントに小麦粉を贈るハロルド、台所で洗い物しているアナの
耳に聴こえてくるハロルドのギターと歌声。
 これにはツンデレ姫アナも惚れちゃいました。自分から熱烈キス攻撃。

 そんな恋愛も進む中、カレンの小説の終わり方を知ってしまうハロルド。
 専門家ヒルバート教授もシロウトのハロルドも同じ感想だった。
「これは大傑作。このラスト以外は考えられない」と。

 自分の死を覚悟してそれに向かっていくラストは何ともやりきれない
想いがこっちに伝わってきます。が、それが生きることの素晴らしさを
教えてくれるラストになろうとは思いもしませんでした。

 疲れた心や希望を見失った時に自分を癒してくれるのは、友情や
愛しい人の抱擁、小さなおもいやり…。日々の何気ない出来事には
どれも意味がある、だから生きられる


 とても前向きなラストに涙というよりは心がほのかに温かくなった
のを感じました
 大人のファンタジーのような「主人公は僕だった」、仕事にお疲れの
人には特におすすめです

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『主人公は僕だった』
『主人公は僕だった』  この作品は、奇妙な映像表現によって「生」を見つめた心温まる「死」の物語。 まず気になったのが、タイプライター。それはこの物語の作り手である。このタイプライターが面白い。パソコンとは違い、タイプライターは一度文字を打つと書き直すことはできない。そんなタイプライターが打ち出す原稿は、編集することの出来ない「人生」とダブって見えた。また、主人公「僕」が最も大切にしている腕時計。それはこの物語の第二の主人公。この腕時計は彼の「運命」である。ハロルドはこの腕時計(運命)によって動かされ、腕...
URL 2008/06/15(Sun)18:36:47
「主人公は僕だった」(STRANGER THAN FICTION)
自分自身の人生が女流作家の執筆中の小説に左右されていることを知った男が、人生を取り戻すための孤軍奮闘ぶりを描いたヒューマン・ファンタジー「主人公は僕だった」(原題=小説より奇なり、2006年、米、マーク・フォースター監督、112分、コロンビア映画配給)。この映画は、現実と非現実の境界を極めて曖昧に描いているため、その分、物語にリアルさをかもし出している。ひねりの利いた設定と、巧みなストーリー展開により、本作はユニークで辛口なファンタジー・コメディとなっている。
URL 2009/06/15(Mon)23:29:00
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