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監督 ソフィア・コッポラ (「ヴァージン・スーサイズ」)

出演 キルスティン・ダンスト (マリー・アントワネット)

    ジェイソン・シュワルツマン (ルイ16世)

    リップ・トーン (ルイ15世)

    ジュディ・デイヴィス (ノアイユ伯爵夫人)

    アーシア・アルジェント (デュ・バリー夫人)

『アントワネットのガーリィでセレブな毎日』
物語
 オーストリアからフランスへ嫁ぐことになったマリー。
その結婚は国と国を結びつけるためだけの政略結婚。そして
生活すべてを人目にさらすという特殊な環境。「それが
ヴェルサイユ」と言われてしまえばそれまで。なんとか
マリーはなじもうとする。

 頼みの綱である夫ルイはマリーに女としての関心をもたない。
ゆえに跡継ぎも出来ない。周りからのプレッシャーやうわさ
に苦しむもセレブな生活がだんだん楽しくなってくる。

 ドレスに靴にスウィーツ、色とりどりの美しいものに
囲まれ、ギャンブルに興じ、散財していくマリー。それも
子供が出来ない寂しさゆえ。

 数年後無事懐妊。長女と長男を出産。ルイも王位を継ぎ、
マリーはフランス王妃という地位を得る。そして運命の
男性フェルゼンと出会い、恋におちる。

 そんなセレブ生活ドップリのマリーには民衆の苦しい
生活の事など知る由もなかった。その民衆の怒りはついに
ヴェルサイユ宮殿へと向かっていくのであった…。


感想
 なんでマリーはルイと対面したときに「写真うつりよすぎ」
と思わなかったかなぁ。”目がやさしそうでしょ”って
マリーも褒める所探すの大変だったでしょうに。

 結婚初夜からセックスレス夫婦。自分に原因はないと
言い切ってたルイ、お前がメタボリック候補男だから
じゃないのか。マリーの誘い方も色気がないとは思うけど。

 『これがヴェルサイユ』生活はどこに行っても何をしても
そこに誰かがいる、それも大勢の人が。公開着替えに公開出産、
まるで政府公認の覗き部屋状態。

 どこに行ってもパパラッチに追い回された悲劇のプリンセス
も似たようなもんだったのでは。子供、跡継ぎ、とプレッシャー
をかけられていたプリンセスもどこぞの国にあったでしょ、
身近な。
 
 そんな窮屈な生活を発散させるにはお金を使って自分の
好きなカワイイものやキレイなものたちに囲まれる事。
ルイと結婚してもLOVEというよりはお国の為、としか
思えないマリー。

 そのLOVEは世継ぎを生んでやっと自分に余裕が持てた
頃やってきた。箱入り娘でルイしか男を知らないマリーは
イケメンで立ち振る舞いがスマートなフェルゼンに夢中に。
(現代だとここでダンナと離婚なんてしそうだけど)

 「パンがないならお菓子を食べればいい」なんて言っても
いないデマを流されても恋も生活もハッピーなマリーは
”右から左へ受け流す”余裕。街に少しでも出ていれば
民衆の生活苦ぶりを目に出来たかもしれないのに。

 表のキレイで華やかな世界しか知らないのがマリーの
最大の不幸。「お金はどこからやってくる?だって使っても
使ってもあるから”そんなの関係ねぇ”」とマリーが言った
かどうか知らないけど、結果お金のない民衆から税金として
しぼりとるしかなかった。

 最後は歴史上の悲劇的な幕切れにならなかったのは、
今までのマリーのガーリィな生活をブチ壊さない為にも
よかったのでは。歴史物というよりは、あれよあれよで
フランス王妃にまでなってしまったひとりの女の子の
セレブな日常を乙女チックな映像でお見せしました、
ということでいかがでしょう。

 乙女な映像美はさすがソフィア・コッポラといった
感じ。悲劇な話もこんなにかわいらしくなってしまう
とは恐れ入りましたm(__)m

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初めまして^^
マリー・アントワネット、つっこみどころ満載だったんでしょうか、マリー可愛いのにどうしてルイに相手にされなかったんでしょうかね~(´・ω・`)
てるぅ 2007/09/08(Sat)14:18:54 編集
てるぅさん、初めまして
感想は少しおふざけが過ぎましたm(__)m
ルイは女性よりも錠前に興味があったらしいです。
女性の好きなものが満載ですので、見ていて楽しく
なると思いますよ。
サイモン 2007/09/09(Sun)01:12:47 編集
無題
ソフィア・コッポラが監督したのでは、『ヴァージン・スーサイズ』がお気に入りでした。これも、悲劇を可愛く可愛くシュガーにつつんだ物語でした。
これも、観ようと思ったのですが、キルスティン・ダンストのブスカワさと、あまり評判がよろしくないようだったのでやめました。
でも、観てみようかと思いましたよ。
セシル 2007/09/09(Sun)09:10:41 編集
セシルさん、こんにちは
「ヴァージン・スーサイズ」も悲劇的な出来事なのに透明感がある
映像で美しかったですね。これにもキルスティン出ていましたね。
「マリー・アントワネット」の酷評はストーリーや人物像が希薄すぎる
というものが多いです。が、女性ウケはいいみたいですよ~
やはりキレイなもの可愛いものは誰でも大好きですからね。
サイモン 2007/09/09(Sun)19:02:47 編集
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