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監督:ギレルモ・デル・トロ(「デビルズ・バックボーン」

あらすじ
 昔々、人間とエルフ族との戦争がありました。エルフの王様はゴブリン
の鍛冶屋に鋼鉄の軍団”ゴールデン・アーミー”を作らせました。

 痛みも疲れも感じない”ゴールデン・アーミー”の情け容赦ない
殺戮により人間は壊滅状態。その余りに悲惨な現状を嘆いた王様は
”ゴールデン・アーミー”を封印し、人間との平和条約を結ぶの
でした。

 そして現代、エルフ族のヌアダ王子は好き勝手やって環境を破壊
する人間に復讐しようと”ゴールデン・アーミー”を復活させる
事を決意します。

 その頃魔物退治専門組織BPRDはオークション会場で死体無き
殺人現場を捜査していると多数のトゥース・フェアリーに襲われて
しまいます。

 ヘルボーイ(赤鬼)を始めとするBPRDメンバーのリズ(火炎娘)
とエイブ(半魚人)は何とかそれを退治。が、YOUTUBEで秘密にして
いた彼らの姿が配信されてしまいました。

 局長に怒られ、恋人リズとも倦怠期のようなギクシャク状態のヘル
ボーイにまた頭痛のタネが。新入りの知性派ヨハン(ガス男)と馬が
合わずにイライラ。

 そして捜査の為に行ったトロール市場(魔物や妖精の居住区)で
エイブがエルフ族のヌアラ王女に恋をしてしまいます。

 恋に悩む男二人の恋愛は上手くいくのでしょうか…でなくって
ヘルボーイたちはヌアダ王子による”ゴールデン・アーミー”復活
を食い止める事ができるのでしょうか。


 人間って全くエゴの塊ですね。

 映画の中でやるせない気持ちでいっぱいになったのがヌアダ王子に
召喚されて街を破壊する森の神とヘルボーイが闘うシーン。

 森の神にとどめを刺そうとするヘルボーイに「彼の種族はもう
彼だけ。その種を絶やせるのか」とヌアダ王子が告げる。

 元々エルフ族や森の神など自然を守り生きてきたのに、人間によって
森の木々は伐採され緑をなくし、人間は利便性の為にそこに建造物を
建て始めた。

 居場所を無くした彼らはジメジメした暗い地下の国に追いやられる
事になった。それでもエルフの王様は人間の行為に我慢をし、共存の
道を選んでいた。

 人間でない悪魔族のヘルボーイだから滅び行く種族たちの気持ちが
よくわかる。でも人間の為には倒さなきゃいけない、と辛い選択を
迫られる。

 それに隠密活動していた都市伝説的存在のヘルボーイたちが実在
するとわかるや祭り上げ、森の神との戦いでやむなく街をめちゃ
めちゃにしてしまったヘルボーイたちを今度は非難し出す人間たち。

 いいように祭り上げておいて、ちょっと気に食わない行動をすると
一気にどん底に突き落とす…なんてよく目にしますね。これが人間
の嫌な部分。

 ”ゴールデン・アーミー”復活に欠かせない3つに分かれた王冠。
平和協定の為、二つはエルフに一つは人間が保管。

でもね、それを代々受け継いで守っていくのが当たり前でしょ。
エルフはそうしてきたよ。なのに人間はオークションに出品するって…
どんだけ金の亡者なんだよ
(多分歴史的遺産でどこかに埋められていたんだろうけどね)


 人間のイヤな面を見せていたから、余計にヘルボーイやエイブの
恋愛オクテ組の純粋さがホッと心和ましてくれます。ヘルボーイとリズは
付き合っていればブチ当たる意見の相違、エイブに関しては純情一直線の
初恋ですからね、キュンキュン

 「私顔にキズがあるけどいいの?」(ヌアラ王女)
 「ボクなんて首に便座つけてるし、エラ呼吸だよ」(エイブ)
 映画にそんな場面はないけど勝手に妄想してしまうサイモンですが、
何か。

 この映画ってアメコミなのにダークファンタジーな香りがプンプン
する所が好み。特に魔物がウジャウジャ登場するトロール市場の
シーンなんて胸がワクワクしちゃいました。これぞ、デル・トロの
世界。

 そして、主役そっちのけでビジュアルNo.1だったのが上の
画像でもお出ましの”死の天使”様であります出番はちょこっと
だったので次回に期待です。
(一応構想は3部作だそうです。監督の次回作はホビットの話ですが)

 冒頭のエルフと人間のお話を人形劇風にしていたり、BPRD本部
では後ろの方でいろいろな魔物が職員さん相手に格闘していたり、
先のトロール市場の魔物大集合など細かい所をもう一度チェックして
みたくなりました。これはBD買って永久保存版にしたい映画です。


 「世界中があなたを嫌っても私だけは好きだから」と命の危機に瀕した
ヘルボーイにリズが告げるセリフがとっても印象的。
 こんな事言われたら男は愛しくてたまんないだろうなぁ

 とりあえずエイブさんの生命維持装置を便座と間違えたヤツに喝っ

 ストーリーも上にあげたような自然や昔からの種族との共存の難しさや
人間の愚かさが描かれていて、心にズシッとくる場面もあり、アメコミ
ならではの派手なアクションもあり、私好みの不気味なキャラクターが
たくさん出てくる萌えポイントもあり、どこを取っても不満なき映画
でした。

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 <ギレルモ・デル・トロ監督作いいですね~>
      

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お久しぶりです
 お久しぶりです。やっと『ヘルボーイ』を観ました。僕はすっかりヘルボーイに憧れました。容姿は真似たくありませんが(笑)近日中にゴールデン・アーミーも観ようと思います。それと『ブレイド2』はやっぱり前作を観ないと話しについていけないのでしょうか?教えていただければ幸いです
忍者マン URL 2011/10/31(Mon)08:18:43 編集
忍者マンさんへ
更新が怠っていたここも忍者マンさんの
コメントのお陰で少しずつでも更新しようと
いう気になれました。

ヘルボーイって子供っぽくて、でも男らしくて
理想の男性像だと思います。よく女性って少年の
心を持っている人が好きって言ってるし。
ゴールデン・アーミーいいですよ。この年に
劇場で観た中で私の中でナンバー1でした。

ブレイド…2からでもわかるけれどキャラの役割を
考えると1からの方がいいと思います。
昔過ぎて、ちょっと忘れちゃいました(^_^;)
サイモン 2011/10/31(Mon)18:44:40 編集
質問に答えて頂きありがとうございます
 ゴールデン・アーミーを観たくなって来ました。ブレイドも1から観るようにします。
 時々僕のブログにもコメントください。そうすれば僕もブログを更新するテンションが上がります(笑)
 お互いに自分のペースで更新していきましょう。
忍者マン URL 2011/11/01(Tue)08:04:39 編集
忍者マンさんへ
これは失礼しました。
お互いにマイペースで好きな映画の事を
誰かに伝えていけたらいいですね。
コメントできなくてすいません。
TwitterならiPodでササ~ッと書けるの
ですが…。
PC開いた時には訪問させていただきますね。
サイモン 2011/11/02(Wed)17:18:17 編集
無題
 こんにちは。『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』を観ました。人類に対するメッセージを感じる映画になっていましたね。僕はエイブに感度してしまいました。
忍者マン URL 2011/11/14(Mon)14:06:24 編集
忍者マンさんへ
前作に比べてメッセージ性も高く、キャラたちの
恋愛模様も描かれていて本当に大満足な映画でした。
エイブは純情一直線でしたね。母性本能くすぐられる
キャラでした。
サイモン 2011/11/17(Thu)17:46:05 編集
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