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監督:是枝裕和

出演:柳楽優弥(明/長男)

    北浦愛(京子/長女)

    韓英恵(紗希/不登校の学生)

    YOU(けい子/母親)


あらすじ
 明は母けい子と兄弟3人との5人暮らし。普通の家庭とは違っていた
のは兄弟4人の父親が違う事。それに大家やアパートの住人には明と
けい子の二人暮しだと言っていた。

 兄弟4人は学校にも通っていない。けい子は時々恋人が出来ると
数日子供たちを残して家を出てしまったりしていた。

 それでもけい子の置いていくお金で何とか暮らしていた兄弟たち。
家に戻ってきても、また男の元へ行ってしまうけい子。

 クリスマスが過ぎ正月が過ぎても帰ってこない。明がけい子の
元へ電話を掛けたとき、わかってしまった…僕たちは捨てられた
のだと。

 その事を秘密にし子供だけの暮らしを続けていたが、お金が
底をついてしまう…


 カンヌ映画祭でも話題になりました、史上最年少で男優賞獲得の
柳楽優弥。ワイドショーでも当時は大騒ぎでしたね。

 この「誰も知らない」は映画というよりもドキュメンタリーの
ように子供たちが自然です。そういう演出だったと聞いたような
気がします。

 親に捨てられ子供だけで暮らすという悲惨な状況の中、それを
泣き叫ぶでもなく、それが自分たちにとっての当たり前の日常。
そして淡々と流れていく時間。

 いつか母親は帰ってくる。いつもそうだから。

 そんな希望が虚しいことを長男だけは知っている。だけど幼い
兄弟には言えない。僕がしっかりしなければ。
 まるで父親のように兄弟を支える長男。ただ、やはり子供だから
次第に頼られる事が息苦しくなる。

 兄弟をほっといて中学生たちを家に呼びゲームに没頭。中学生たちに
してみれば口うるさい親がいない家は都合のいい遊び場だというだけの
事。決して明を友達だとは思っていない。
 
 長男のTシャツがだんだんボロボロになっていく所に時の流れを
感じます。それでも何とか4人で生きている子供たち。

 母親は母でなくただの女だった。子供の世話は長男に任せて、
お金だけを置いて男の元に走るような。
 でもYOUが演じているからなのか、フワフワした雰囲気に
長男同様「しょうがないな」と納得してしまいました。

 この映画を観た人がどんな感想を持つか興味があります。
女性だったら母親に腹が立ったりするのでしょうか。子供たちが
かわいそうだと感じる人もいるかもしれません。

 ただ、自分はそういう感情がわきませんでした。異常でも子供
たちにとっては日常の風景に観ているうちに慣れてしまったの
かもしれません。それとも冷たい人間なのかも。

 あのラストシーンの先には兄弟たちの幸せはあったんでしょうか。
それはとても気がかりです、

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