映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
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『こんなバイト、あなたは応募しますか?』
監督:葉山陽一郎
あらすじ
自主制作映画の資金を稼ぐ為”新薬投与実験”のバイトに応募する
監督の福家(水橋研二)たち。動物実験を経たアルツハイマー病の
新薬らしい。
管理された中での投与実験。ニュースで見たサルの映像が気になる
ものの何度か同じようなアルバイトをしている井藤(鳥羽潤)の
心配ないとの言葉に仲間たちは安心するのだが…
やばそうなバイトの話でよく出てくるのが「死体洗い」にこの「新薬実験」。
本当にあるのかないのか。ただの都市伝説なのか。でも、監督自身が”新薬
投与実験”に参加した経験を元にしているだけあってリアリティがあります。
映像は擬似ドキュメンタリータッチ。隠しカメラで5泊6日のバイトの
体験を撮影しているという設定。時々、カメラ目線でない映像があるのが
ちょっと不満でしたが。
動物実験後の人に投与した場合の安全性を実証する為に病院に缶詰に
なり、投与と検査を繰り返す。それ以外の時間は病院内であれば自由に
過ごせるという一見楽なバイト。
ただ何故か食堂のTVは故障していたり、新聞を買ってきて欲しいと頼んでも
売り切れていたと外部との情報が遮断された環境。それでも仲間はいるし
経験者もいる安心感から最初はのんきに過ごしていた。
時々夜誰かの叫び声のようなうめき声のようなものが聞こえたり、リタイア
する人がいたりするのは不安だったかもしれないけれど、自分の身に
何か変化がなければその不安は打ち消される。
タバコを吸ったり、病院を抜け出して酒を呑んでも、実験が続行される
甘い環境も彼らには楽な仕事だと思う要因だったのだろう。普通だったら
アルコールは検出されるだろうし、正確な数値は出ないはず。
そんなのんきな日常。映画製作に向け語り合う仲間たち。病院スタッフ
の女性が気になる、まるで学生生活の延長のような日々。
が、ある夜恐ろしい事が起こる。
無事に実験を終えたはずの仲間たちにも異常が起こる。
暗視カメラに映る暴力的な映像はホラー映画のような恐ろしさ。
それが目の前で、カメラの前で行われている。ぶれる映像。
犯罪を犯す仲間を救おうと病院でのカメラ映像を警察に証拠として
提出してもそれが薬によるものなのか実証されない。そこには
もしかしらが警察と病院の暗黙の了解のようなものがあったのか。
仲間や自分に起こった事は”新薬投与実験”という高額バイトゆえの
リスクだったのだろうか。
冒頭病院で「この実験内容に関しては他言してはならない」との
説明を受け、契約書にサインをする。現実にも隠されている薬に
よる犯罪や副作用が今もあるのかもしれない。それは実験に参加
した者しか知りえない事実。当然、私たちは知る由もない。
無事だった人たちしか知らない事実。
最後にある人物の裏切り行為が発覚する。
”新薬実験”のバイトよりも恐ろしいのは野心にまみれた人の心。
もし病院側の人間と結託すれば不安な実験も自分には安全であると
いう事。
映画製作という夢の為に危険なバイトをして多くを犠牲にした主人公。
が、最後の最後の映像で救われた気がした。
この「サル」での新薬はアルツハイマーの薬。そして、もうすぐ公開
される「猿の惑星:創世記」でもアルツハイマーの薬がキーワードに
なっている。…サル、だけにね。
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【送料無料選択可!】「サル」 / 邦画 |
監督:葉山陽一郎
あらすじ
自主制作映画の資金を稼ぐ為”新薬投与実験”のバイトに応募する
監督の福家(水橋研二)たち。動物実験を経たアルツハイマー病の
新薬らしい。
管理された中での投与実験。ニュースで見たサルの映像が気になる
ものの何度か同じようなアルバイトをしている井藤(鳥羽潤)の
心配ないとの言葉に仲間たちは安心するのだが…
やばそうなバイトの話でよく出てくるのが「死体洗い」にこの「新薬実験」。
本当にあるのかないのか。ただの都市伝説なのか。でも、監督自身が”新薬
投与実験”に参加した経験を元にしているだけあってリアリティがあります。
映像は擬似ドキュメンタリータッチ。隠しカメラで5泊6日のバイトの
体験を撮影しているという設定。時々、カメラ目線でない映像があるのが
ちょっと不満でしたが。
動物実験後の人に投与した場合の安全性を実証する為に病院に缶詰に
なり、投与と検査を繰り返す。それ以外の時間は病院内であれば自由に
過ごせるという一見楽なバイト。
ただ何故か食堂のTVは故障していたり、新聞を買ってきて欲しいと頼んでも
売り切れていたと外部との情報が遮断された環境。それでも仲間はいるし
経験者もいる安心感から最初はのんきに過ごしていた。
時々夜誰かの叫び声のようなうめき声のようなものが聞こえたり、リタイア
する人がいたりするのは不安だったかもしれないけれど、自分の身に
何か変化がなければその不安は打ち消される。
タバコを吸ったり、病院を抜け出して酒を呑んでも、実験が続行される
甘い環境も彼らには楽な仕事だと思う要因だったのだろう。普通だったら
アルコールは検出されるだろうし、正確な数値は出ないはず。
そんなのんきな日常。映画製作に向け語り合う仲間たち。病院スタッフ
の女性が気になる、まるで学生生活の延長のような日々。
が、ある夜恐ろしい事が起こる。
無事に実験を終えたはずの仲間たちにも異常が起こる。
暗視カメラに映る暴力的な映像はホラー映画のような恐ろしさ。
それが目の前で、カメラの前で行われている。ぶれる映像。
犯罪を犯す仲間を救おうと病院でのカメラ映像を警察に証拠として
提出してもそれが薬によるものなのか実証されない。そこには
もしかしらが警察と病院の暗黙の了解のようなものがあったのか。
仲間や自分に起こった事は”新薬投与実験”という高額バイトゆえの
リスクだったのだろうか。
冒頭病院で「この実験内容に関しては他言してはならない」との
説明を受け、契約書にサインをする。現実にも隠されている薬に
よる犯罪や副作用が今もあるのかもしれない。それは実験に参加
した者しか知りえない事実。当然、私たちは知る由もない。
無事だった人たちしか知らない事実。
最後にある人物の裏切り行為が発覚する。
”新薬実験”のバイトよりも恐ろしいのは野心にまみれた人の心。
もし病院側の人間と結託すれば不安な実験も自分には安全であると
いう事。
映画製作という夢の為に危険なバイトをして多くを犠牲にした主人公。
が、最後の最後の映像で救われた気がした。
この「サル」での新薬はアルツハイマーの薬。そして、もうすぐ公開
される「猿の惑星:創世記」でもアルツハイマーの薬がキーワードに
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