映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
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『食材だけでなく自分自身も差別される
メイドインチャイナだからなのか?』
監督:キム・ドンフ
あらすじ
中国で養鰻業を営むチェン(パク・ギウン)は
韓国での検査で水銀が検出され輸出がストップ。
疑惑をはらすため韓国に密入国する。
食品安全庁の監視員ミ(ハン・チェア)を脅し
再検査をするも結果は同じ。そしてチェン自身も
水銀に汚染されていた。
チェンを家に連れていき関係を持つミ。彼に
食品倉庫番の仕事を世話をするが、そこで彼は
ある事実を知ってしまう…
タイトルだけなら観ようとは思わなかった『鰻の男』。
が、脚本と制作総指揮がキム・ギドクだと知り俄然
興味がわいてきました。
一筋縄ではいかないはず。
普通のサスペンスではないはず。
まず原題は『Made In China』です。それをふまえて
観ると納得します。
中国産鰻から水銀。日々のニュースや噂など聞いている
とそれも驚きではありません。偽装もよく聞きます。
女性主人公のミも中国産=危険だと思っています。
検査をしている彼女だから特にそうなんでしょう。
チェンがスーパーで購入した食材で夕食を作ります。
帰宅したミはそれを有無を言わさず捨ててしまいます。
冷蔵庫の食材も”Made In China”の表記があったもの
全て。
自分と関係を持ちながらも食材は否定。彼は吐き捨てる
ように「自分もメイドインチャイナだ」と。
二人に愛はあったのか。ミは人から氷の女と言われて
いて感情の起伏もあまりないし笑顔など皆無。人間
関係も最低限に違いなく、それだからこそ人肌を求めて
チェンと関係を持ったのかもしれません。
いずれはいなくなる人。後腐れのない人。
でもどこか魅力的な人。
チェンの見つけた事実は日本でもある食品偽装に近い。
検査で廃棄になったものを横流しし食堂で食品として
普通に出されていた。
「検査で不可だったとわかっていても食べる人もいる」
食の安全ってなんだろう。だから検査して合否をつける
んじゃないのか。しかもこの映画では水銀。その危険性は
誰もが知っているはずなのに。自分は大丈夫の過信なのか。
そして日本人の私たちも食材を買いに行った時に中国産
は避けてしまう。
”危険そうだから”
中国人のチェンはその現実に食材だけでなく自分をも
差別されていると感じる。もう一つの韓国での目的にも
”メイドインチャイナ”だと目の当たりにする。
最後はどうなったのかこちらに想像させる。
私は信じたい。ミは自分の正しい事をしたんだと。
メイドインチャイナだからなのか?』
あらすじ
中国で養鰻業を営むチェン(パク・ギウン)は
韓国での検査で水銀が検出され輸出がストップ。
疑惑をはらすため韓国に密入国する。
食品安全庁の監視員ミ(ハン・チェア)を脅し
再検査をするも結果は同じ。そしてチェン自身も
水銀に汚染されていた。
チェンを家に連れていき関係を持つミ。彼に
食品倉庫番の仕事を世話をするが、そこで彼は
ある事実を知ってしまう…
タイトルだけなら観ようとは思わなかった『鰻の男』。
が、脚本と制作総指揮がキム・ギドクだと知り俄然
興味がわいてきました。
一筋縄ではいかないはず。
普通のサスペンスではないはず。
まず原題は『Made In China』です。それをふまえて
観ると納得します。
中国産鰻から水銀。日々のニュースや噂など聞いている
とそれも驚きではありません。偽装もよく聞きます。
女性主人公のミも中国産=危険だと思っています。
検査をしている彼女だから特にそうなんでしょう。
チェンがスーパーで購入した食材で夕食を作ります。
帰宅したミはそれを有無を言わさず捨ててしまいます。
冷蔵庫の食材も”Made In China”の表記があったもの
全て。
自分と関係を持ちながらも食材は否定。彼は吐き捨てる
ように「自分もメイドインチャイナだ」と。
二人に愛はあったのか。ミは人から氷の女と言われて
いて感情の起伏もあまりないし笑顔など皆無。人間
関係も最低限に違いなく、それだからこそ人肌を求めて
チェンと関係を持ったのかもしれません。
いずれはいなくなる人。後腐れのない人。
でもどこか魅力的な人。
チェンの見つけた事実は日本でもある食品偽装に近い。
検査で廃棄になったものを横流しし食堂で食品として
普通に出されていた。
「検査で不可だったとわかっていても食べる人もいる」
食の安全ってなんだろう。だから検査して合否をつける
んじゃないのか。しかもこの映画では水銀。その危険性は
誰もが知っているはずなのに。自分は大丈夫の過信なのか。
そして日本人の私たちも食材を買いに行った時に中国産
は避けてしまう。
”危険そうだから”
中国人のチェンはその現実に食材だけでなく自分をも
差別されていると感じる。もう一つの韓国での目的にも
”メイドインチャイナ”だと目の当たりにする。
最後はどうなったのかこちらに想像させる。
私は信じたい。ミは自分の正しい事をしたんだと。
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