映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
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『許さない、あの日のあなたを…』
監督:ドゥニ・デルクール
あらすじ
ピアニストになる事を夢見る物静かな少女メラニー。自信を
持って挑んだ音楽学院の入学試験で審査員の女の失礼な行動に
ミスを連発、ピアニストの夢も諦めてしまう。
それから十数年後、メラニーは弁護士事務所で働き始める。
実はそこはあの審査員の女でピアニストのアリアーヌの夫ジャン
の事務所。
メラニーはジャンの息子の世話人としてしばらく自宅に
住み込む事になり、アリアーヌと再会する。家族たちの信頼
を得た彼女はアリアーヌの譜めくり役を頼まれる。
しかし、メラニーの中でアリアーヌへの憎悪はまだ消えて
いなかった…
喜怒哀楽をあまり表に出さないメラニー。それは試験に
失敗し一粒の涙を流しながらも悲しげでなく無表情。でも
心の中は怒り心頭そんな彼女のとった行動にドッキリ。
同じく受験者でピアノ練習中の少女に対して、いきなり
ピアノのふたをバタンと閉めてしまったのですよ。
(手を挟まれたらホラーだよ~~おとなしそうな子に
限ってキレると怖い典型です)
ただね、観終わった後の率直な感想は
「夢を絶たれた怨みはわかるけど、弁護士になれるほど
頭いいならそっちの道で生きていった方がいいんじゃない?
それにピアノがそんなに好きならば有名学校に入学できなく
たって弾き続ける事はできたじゃない。
わからん、あんたの思考がわからん( ̄_ ̄ )」
そりゃね、試験の最中アリアーヌがファンにサインしてた
行動は演奏者の身には失礼な態度かもしれないけど、テスト中
だから集中するのが当たり前じゃない。
それは集中できなかった自分を責めるべきだと思うし、
わたし余裕あるわよってチラ見した自分の才能を過信
しすぎた結果だと思うのですよ。
まぁ何と言われようとその日からメラニーの心はアリ
アーヌへの憎悪と復讐でいっぱいになってしまうのですが。
(あぁ怖い。復讐は静かに実行されようとするのです{{{゚◇゚;}}}ガクガク)
演奏に自信のなくなったアリアーヌの信頼を得たのは
メラニーの譜めくりの才能。
譜めくりって楽譜が読めるだけじゃダメなんですね。
演奏者と呼吸を合わせて、”そこ”ってジャストなタイ
ミングで譜面をめくる。二人で演奏しているような快感。
メラニーのクールビューティな容姿や思わせぶりな
態度にアリアーヌは信頼だけでなく心も奪われてしまう。
(女同士なのにね…さすが恋愛の国おフランス)
メラニーの復讐はアリアーヌの自己崩壊や家族崩壊を
招いてしまう。かわいそうなのは何も悪くない、ただ
アリアーヌの子供だったからが理由の息子。きっと、
遊び相手だけでなく恋心も抱いていただろうに。
時折見せる冷酷な微笑みのメラニー。青白い憎悪の
炎がバックに見えるようなヒンヤリする怖さ。
最後までメラニーに共感できなかった私ですが、
音楽や芸術に関わっている人ならわかるのかもしれ
ません。
この映画の監督はヴィオラ奏者で国立音楽院の教授
という経歴を持っています。そんな音楽家だからこそ
夢を自分の意思ではなく、他人のせいで絶たれてしま
ったと思い込む少女の憎悪が大人になって復讐という
行動に出てしまう私には理不尽な結果も理解できるの
かもしれませんね。
いや、私も子供の頃嫌な事をされた記憶は忘れちゃ
いないですよ、ここまでの復讐心は無いけど。
だから、このメラニーはひどい”いじめ”に合った人の
心と同じなのかも。”いじめた”方は忘れていても”いじめ
られた”方は大人になってもずっと心の中に残っているの
かもしれないから。
静かに展開していく復讐劇。バックで流れる美しい
音楽がサスペンス性を盛り上げてくれます。共感できるか
できないかは、観てご確認を。
◆1クリックで↓気分はハッピー◆
譜めくりの女 デラックス版 [DVD] ジェネオン エンタテインメント 2008-10-24 by G-Tools |
監督:ドゥニ・デルクール
あらすじ
ピアニストになる事を夢見る物静かな少女メラニー。自信を
持って挑んだ音楽学院の入学試験で審査員の女の失礼な行動に
ミスを連発、ピアニストの夢も諦めてしまう。
それから十数年後、メラニーは弁護士事務所で働き始める。
実はそこはあの審査員の女でピアニストのアリアーヌの夫ジャン
の事務所。
メラニーはジャンの息子の世話人としてしばらく自宅に
住み込む事になり、アリアーヌと再会する。家族たちの信頼
を得た彼女はアリアーヌの譜めくり役を頼まれる。
しかし、メラニーの中でアリアーヌへの憎悪はまだ消えて
いなかった…
喜怒哀楽をあまり表に出さないメラニー。それは試験に
失敗し一粒の涙を流しながらも悲しげでなく無表情。でも
心の中は怒り心頭そんな彼女のとった行動にドッキリ。
同じく受験者でピアノ練習中の少女に対して、いきなり
ピアノのふたをバタンと閉めてしまったのですよ。
(手を挟まれたらホラーだよ~~おとなしそうな子に
限ってキレると怖い典型です)
ただね、観終わった後の率直な感想は
「夢を絶たれた怨みはわかるけど、弁護士になれるほど
頭いいならそっちの道で生きていった方がいいんじゃない?
それにピアノがそんなに好きならば有名学校に入学できなく
たって弾き続ける事はできたじゃない。
わからん、あんたの思考がわからん( ̄_ ̄ )」
そりゃね、試験の最中アリアーヌがファンにサインしてた
行動は演奏者の身には失礼な態度かもしれないけど、テスト中
だから集中するのが当たり前じゃない。
それは集中できなかった自分を責めるべきだと思うし、
わたし余裕あるわよってチラ見した自分の才能を過信
しすぎた結果だと思うのですよ。
まぁ何と言われようとその日からメラニーの心はアリ
アーヌへの憎悪と復讐でいっぱいになってしまうのですが。
(あぁ怖い。復讐は静かに実行されようとするのです{{{゚◇゚;}}}ガクガク)
演奏に自信のなくなったアリアーヌの信頼を得たのは
メラニーの譜めくりの才能。
譜めくりって楽譜が読めるだけじゃダメなんですね。
演奏者と呼吸を合わせて、”そこ”ってジャストなタイ
ミングで譜面をめくる。二人で演奏しているような快感。
メラニーのクールビューティな容姿や思わせぶりな
態度にアリアーヌは信頼だけでなく心も奪われてしまう。
(女同士なのにね…さすが恋愛の国おフランス)
メラニーの復讐はアリアーヌの自己崩壊や家族崩壊を
招いてしまう。かわいそうなのは何も悪くない、ただ
アリアーヌの子供だったからが理由の息子。きっと、
遊び相手だけでなく恋心も抱いていただろうに。
時折見せる冷酷な微笑みのメラニー。青白い憎悪の
炎がバックに見えるようなヒンヤリする怖さ。
最後までメラニーに共感できなかった私ですが、
音楽や芸術に関わっている人ならわかるのかもしれ
ません。
この映画の監督はヴィオラ奏者で国立音楽院の教授
という経歴を持っています。そんな音楽家だからこそ
夢を自分の意思ではなく、他人のせいで絶たれてしま
ったと思い込む少女の憎悪が大人になって復讐という
行動に出てしまう私には理不尽な結果も理解できるの
かもしれませんね。
いや、私も子供の頃嫌な事をされた記憶は忘れちゃ
いないですよ、ここまでの復讐心は無いけど。
だから、このメラニーはひどい”いじめ”に合った人の
心と同じなのかも。”いじめた”方は忘れていても”いじめ
られた”方は大人になってもずっと心の中に残っているの
かもしれないから。
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