映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
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『こどもの頃にはいつもいけちゃんがそばにいた…』
監督:大岡俊彦
あらすじ
漁師町で暮らす小学生のヨシオ。父と同じ標準語を話すのと
絶対に人前で泣かない性格からいじめっ子のタケシとヤスに
目をつけられ毎日いじめられていた。
そんなヨシオのそばで慰めたり、元気づけたりするのは
不思議な生物のいけちゃん(声:蒼井優)。形や色を変える
その姿はヨシオにしか見えていない。
ある日父親が愛人宅の前で死んでしまう。
少しずつ成長するヨシオ。いじめから逃げては何も変わらない
と毎日殴られ続けても解決法を探していた。いけちゃんはその
姿を見ながら「もうすぐ見えなくなるんだね」と寂しそうに
つぶやくのだった…
原作は西原理恵子さん。
毎日広場や学校の裏庭で殴られ続けるヨシオの姿は見ていて
つらすぎる。体格が違いすぎるから反撃も出来ない。相手は
本気で泣くまで殴り続けようとする。
ヘビーだ…。子供の手加減なんてみられない。
毎日酒びたりの父親。それでもヨシオは父も働き者の母も
大好きだ。いくら町の人に陰口を叩かれる父でも大好きだ。
さらにヘビー…。大好きな父親が愛人宅の前の側溝で泥酔
していた為足を滑らせ死んでしまう。
形だけの友達はヨシオがいじめっ子二人に殴られているのを
陰から見ていて助けない。それどころか逃げてしまう。
いつもニコニコしている同級生のきょうちゃん。「ボクと
友達になってほしいな」と言われ、ナフタリンを食べさせ、
それでもニコニコしている彼を何度もぶってしまうヨシオ。
『ぼくがしているのはタケシやヤスと同じだ』
自己嫌悪に陥るヨシオ。小学生なのにいろんな事を背負って
いろんな困難に逃げないで立ち向かい、解決方法を探している。
ヨシオがここまで立ち向かえたのはそばにいけちゃんがいた
から。いじめから助けてくれるわけではないけれど心の安らぎ
を与えてくれていた。
隣町の不良たちに広場を奪われそうになった時「このまま
ではいじめのループは続く。それを終わらせなければ」
その決心が周りの人たちの心を変えていった。
この映画はラスト近くまではヨシオの成長期でいけちゃんの
存在は子供が逃げ場として作り出した架空のキャラクター
だと思っていた。
でも、違った。これは私には未来からのラブストーリーだと
思えた。だから、いけちゃん目線になって泣いた。声を出して
過呼吸になるぐらいにヒクヒクと泣いた。
「待つのは慣れている」。消えかかっているいけちゃんの言葉。
深くて、寂しそうで、でも幸せそうな言葉。
時々思う事があった。私の大好きな人の子供の頃に行けるの
ならばそばにいてあげたい。本人は「大した事はなかった」
と言っていたけれど転校ばかりの小学生時代きっと苦労したで
あろう。家庭環境の変化で我慢していた事もあっただろう。
私といけちゃんがリンクしてボロボロ泣いてしまった。そうだ、
いけちゃんは私なのだ。
こんな風に思う人は少ないのかもしれない。子供たちにとっては
これは逃げないで立ち向かう映画だし、いじめを経験している人
にとってはヨシオの姿は自分とリンクしてつらいけれど今と
なっては懐かしさを感じる映画なのかもしれない。
ヘビーな出来事もちゃんと描いている「いけちゃんとぼく」。
私は観て、感じて、泣いて、本当によかったと思う。原作も
おすすめらしいので今度読んでみよう。
にほんブログ村
いけちゃんとぼく [DVD] バンダイビジュアル 2009-12-04 by G-Tools |
監督:大岡俊彦
あらすじ
漁師町で暮らす小学生のヨシオ。父と同じ標準語を話すのと
絶対に人前で泣かない性格からいじめっ子のタケシとヤスに
目をつけられ毎日いじめられていた。
そんなヨシオのそばで慰めたり、元気づけたりするのは
不思議な生物のいけちゃん(声:蒼井優)。形や色を変える
その姿はヨシオにしか見えていない。
ある日父親が愛人宅の前で死んでしまう。
少しずつ成長するヨシオ。いじめから逃げては何も変わらない
と毎日殴られ続けても解決法を探していた。いけちゃんはその
姿を見ながら「もうすぐ見えなくなるんだね」と寂しそうに
つぶやくのだった…
原作は西原理恵子さん。
毎日広場や学校の裏庭で殴られ続けるヨシオの姿は見ていて
つらすぎる。体格が違いすぎるから反撃も出来ない。相手は
本気で泣くまで殴り続けようとする。
ヘビーだ…。子供の手加減なんてみられない。
毎日酒びたりの父親。それでもヨシオは父も働き者の母も
大好きだ。いくら町の人に陰口を叩かれる父でも大好きだ。
さらにヘビー…。大好きな父親が愛人宅の前の側溝で泥酔
していた為足を滑らせ死んでしまう。
形だけの友達はヨシオがいじめっ子二人に殴られているのを
陰から見ていて助けない。それどころか逃げてしまう。
いつもニコニコしている同級生のきょうちゃん。「ボクと
友達になってほしいな」と言われ、ナフタリンを食べさせ、
それでもニコニコしている彼を何度もぶってしまうヨシオ。
『ぼくがしているのはタケシやヤスと同じだ』
自己嫌悪に陥るヨシオ。小学生なのにいろんな事を背負って
いろんな困難に逃げないで立ち向かい、解決方法を探している。
ヨシオがここまで立ち向かえたのはそばにいけちゃんがいた
から。いじめから助けてくれるわけではないけれど心の安らぎ
を与えてくれていた。
隣町の不良たちに広場を奪われそうになった時「このまま
ではいじめのループは続く。それを終わらせなければ」
その決心が周りの人たちの心を変えていった。
この映画はラスト近くまではヨシオの成長期でいけちゃんの
存在は子供が逃げ場として作り出した架空のキャラクター
だと思っていた。
でも、違った。これは私には未来からのラブストーリーだと
思えた。だから、いけちゃん目線になって泣いた。声を出して
過呼吸になるぐらいにヒクヒクと泣いた。
「待つのは慣れている」。消えかかっているいけちゃんの言葉。
深くて、寂しそうで、でも幸せそうな言葉。
時々思う事があった。私の大好きな人の子供の頃に行けるの
ならばそばにいてあげたい。本人は「大した事はなかった」
と言っていたけれど転校ばかりの小学生時代きっと苦労したで
あろう。家庭環境の変化で我慢していた事もあっただろう。
私といけちゃんがリンクしてボロボロ泣いてしまった。そうだ、
いけちゃんは私なのだ。
こんな風に思う人は少ないのかもしれない。子供たちにとっては
これは逃げないで立ち向かう映画だし、いじめを経験している人
にとってはヨシオの姿は自分とリンクしてつらいけれど今と
なっては懐かしさを感じる映画なのかもしれない。
ヘビーな出来事もちゃんと描いている「いけちゃんとぼく」。
私は観て、感じて、泣いて、本当によかったと思う。原作も
おすすめらしいので今度読んでみよう。
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いけちゃんとぼく 西原 理恵子 by G-Tools |
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