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『昼顔から38年、セヴリーヌとユッソンは…』
監督:マノエル・デ・オリヴィエラ
あらすじ
初老の紳士アンリ・ユッソン(ミシェル・ピッコリ)はコンサート
会場で長らく会っていなかった親友の妻セヴリーヌ(ビュル・オジエ)
を偶然見かける。
彼女を追ったものの見失ったユッソンだったが、バーから出てくる
セヴリーヌを発見しバーテンダーに彼女の宿泊しているホテルを聞き
出し、会いに行くが逃げられてしまう。
やっと彼女と対面する事に成功したユッソンは長年の彼女に対する
疑惑を解くべく、二人きりの夕食に招待する。
かつてセヴリーヌが夫を裏切り昼間は娼婦として働いていた事実を
知る唯一の人物ユッソン。あの頃の彼女の本当の心を暴こうとするが…
これはルイス・ブニュエル監督の「昼顔」の後日談という設定です。
「昼顔」を見ていなかったり、覚えていなかったりするとよくわからない
作りになっています。
「昼顔」で同じ役柄を演じていたミシェル・ピッコリが「夜顔」でも
続投、残念ながらセヴリーヌはカトリーヌ・ドヌーヴではなくビュル・
オジエに代わっていました。
★「昼顔」の感想は→こちら★
前作ではギラギラした雰囲気で嫌味な男だったユッソンも年を取り
気のいい老紳士像になりました。それに孤独な生活な為なのかアル中
だったりもします。
そんなユッソンの心を38年もの間占めていたのはセヴリーヌ。
そうでなければ一目で彼女と判り、再会するまでホテルを何度も
訪ねたりはしないでしょう。彼は過去に執着し続けている。
ユッソンに言わせれば彼女はマゾであり、夫の愛を裏切るという
サディズムも併せ持っていた背徳に溺れた女性だった。親友を裏切って
いる彼女への憎悪と共に性的な興味の対象でもあったのでしょう。
夫も亡くなり未亡人のセヴリーヌはユッソンとは対照的にセレブな
装いの上品な老婦人。あの頃の自分はもういない、とすでに過去とは
決別している。
二人だけの夕食のシーンでは会話もなく、ナイフやフォークが皿に
当たる音だけが響く。軽いディナーなので3品ほど食事が運ばれて、
それを食べる二人の行為を延々と見せ付けられる。
(実はここで睡魔が襲ってきたのでした)
もちろんセリフがないので二人の視線が合うと妙に緊張感が増しました。
それにいつユッソンは疑問をセヴリーヌにぶつけるのかと思うと答え
を知りたいこっちは今か今かと待ち遠しくなりました。
が、結局は…
(これは見た人がどう感じるのか判断して欲しいですね)
あくまで「昼顔」の後日談であり、「昼顔」の日々をユッソン側が
どう感じていたのかがわかる作品です。フランス映画を見慣れている
人ならば70分なのに睡魔に襲われた私のようにはならないと思うし、
ラストの余韻もいい感じに取ることができるでしょうね。
でもホテルのフロントマン、いいのか部屋番号を簡単に教えちゃって!
◆1クリックで↓気分はハッピー◆
夜顔 ミシェル・ピコリ ビュル・オジエ リカルド・トレパ ジーダス 2008-09-26 by G-Tools |
監督:マノエル・デ・オリヴィエラ
あらすじ
初老の紳士アンリ・ユッソン(ミシェル・ピッコリ)はコンサート
会場で長らく会っていなかった親友の妻セヴリーヌ(ビュル・オジエ)
を偶然見かける。
彼女を追ったものの見失ったユッソンだったが、バーから出てくる
セヴリーヌを発見しバーテンダーに彼女の宿泊しているホテルを聞き
出し、会いに行くが逃げられてしまう。
やっと彼女と対面する事に成功したユッソンは長年の彼女に対する
疑惑を解くべく、二人きりの夕食に招待する。
かつてセヴリーヌが夫を裏切り昼間は娼婦として働いていた事実を
知る唯一の人物ユッソン。あの頃の彼女の本当の心を暴こうとするが…
これはルイス・ブニュエル監督の「昼顔」の後日談という設定です。
「昼顔」を見ていなかったり、覚えていなかったりするとよくわからない
作りになっています。
「昼顔」で同じ役柄を演じていたミシェル・ピッコリが「夜顔」でも
続投、残念ながらセヴリーヌはカトリーヌ・ドヌーヴではなくビュル・
オジエに代わっていました。
★「昼顔」の感想は→こちら★
前作ではギラギラした雰囲気で嫌味な男だったユッソンも年を取り
気のいい老紳士像になりました。それに孤独な生活な為なのかアル中
だったりもします。
そんなユッソンの心を38年もの間占めていたのはセヴリーヌ。
そうでなければ一目で彼女と判り、再会するまでホテルを何度も
訪ねたりはしないでしょう。彼は過去に執着し続けている。
ユッソンに言わせれば彼女はマゾであり、夫の愛を裏切るという
サディズムも併せ持っていた背徳に溺れた女性だった。親友を裏切って
いる彼女への憎悪と共に性的な興味の対象でもあったのでしょう。
夫も亡くなり未亡人のセヴリーヌはユッソンとは対照的にセレブな
装いの上品な老婦人。あの頃の自分はもういない、とすでに過去とは
決別している。
二人だけの夕食のシーンでは会話もなく、ナイフやフォークが皿に
当たる音だけが響く。軽いディナーなので3品ほど食事が運ばれて、
それを食べる二人の行為を延々と見せ付けられる。
(実はここで睡魔が襲ってきたのでした)
もちろんセリフがないので二人の視線が合うと妙に緊張感が増しました。
それにいつユッソンは疑問をセヴリーヌにぶつけるのかと思うと答え
を知りたいこっちは今か今かと待ち遠しくなりました。
が、結局は…
(これは見た人がどう感じるのか判断して欲しいですね)
あくまで「昼顔」の後日談であり、「昼顔」の日々をユッソン側が
どう感じていたのかがわかる作品です。フランス映画を見慣れている
人ならば70分なのに睡魔に襲われた私のようにはならないと思うし、
ラストの余韻もいい感じに取ることができるでしょうね。
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