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監督 森岡利行

原作 牛田麻希(作) 木村文(画)

出演 黒川芽以 (笹岡澪・いじめのリーダー)

    沢尻エリカ (新谷麻綺・転校生)

    美波 (潮崎マリア・いじめの標的)

    野波麻帆 (加藤茜・教師)


ものがたり
 笹岡澪はクラスの中でいじめのリーダー。ターゲットのマリア
には恨みもないがただ存在が不快というだけでクラスメートを
巻き込んで彼女をいじめていた。
 
 ある日転校生がやってくる。澪はマリアでなく転校生麻綺を
次のいじめのターゲットにする。が、いじめに対して弱々しい
ところを見せる彼女だったが、実は悪賢い性格だった。

 麻綺はクラスメートたちを自分に同情するように仕向け、
今度は澪がいじめのターゲットになってしまう。今まで
友達だと思っていた人たちまでもが澪をいじめだす。

 陰湿ないじめにも耐えられなくなった澪は自殺を考えるが
、それを止めた人がいた。それは自分が散々いじめていた
マリアだった。


感想
 今ドラマ「ライフ」でも話題になっているいじめがテーマの
映画。そして後で知ったのは原作者の牛田麻希は15歳の
現役中学生でこれを書いたと言う事。

 それだけにもしかしたらどんなドラマよりもリアルな内容
なのかもしれない。

 いじめの加害者が被害者になった事で知る、自分がどれだけ
相手を傷つけてきたのか。それがなければ主人公澪は自分の
家庭でのストレスや空虚な学校生活の不満をずっとマリアに
ぶつけていたのかもしれない。

 転校生といういじめのターゲットになりそうな存在を逆に
利用しいじめ側にまわることで自分の身を守る事を覚えた
麻綺もかわいそうな感じはする。

 そんないじめに教師が加わってしまう恐ろしさもあった。
コンビニで万引を澪に目撃されてしまった教師加藤茜は
課題の不正を澪だけのせいにしたり、澪の家庭環境の事を
汚い言葉で吐き捨てたり。

 挙句の果てには万引きの件を澪がうそを言ったことに
してほしいと懇願。拒否する澪を卑劣な手でおとしめる。
汚い大人の代表のように描かれている。

 それでも澪には自分がかつていじめていた被害者である
マリアとの真の友情が芽生えたり、ぶつかり合った事で
麻綺たちとも理解しあえたり。それがリアリティがある
事なのかは今学生である人にしかわからないだろうけど。

 登場人物の中でいじめられて弱い立場だと思っていた
マリアが一番強い人間だった。それはもちろんいじめに
耐えていたこともあるけれど、普通だったらいじめの
リーダーであった澪は許せないどころか恨みを持つ存在
なのに、いじめられて自殺を考える澪を助ける「一緒に
頑張ろう」
と。

 陰湿ないじめの場面に目を背けたくなるけれど、その後に
待っている友情の物語はきれい事でなく現実にありえる事
であろう事を信じてみたくなりました。

 ちなみに沢尻エリカは今や女王様キャラ全開、この役柄は
ホントにピッタリです。そしてマリア役のかわいい容姿の
美波は以前コスメブランド”マジョリカマジョルカ”
のCMに出演していたそうです。

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監督 ジャド・アパトー

出演 スティーヴ・カレル (アンディ)

    キャサリン・キーナー (トリシュ・アンディの彼女)
  
    ポール・ラッド (デビッド・同僚)

    セス・ローゲン (キャル・同僚)

    ロマニー・マルコ (ジェイ・同僚)

『アンディ、40歳にして大人の階段上る』

ものがたり
 家電量販店で働くアンディはおとなしそうな印象の為、
同僚とも遊ばずに休日はもっぱらゲーム三昧。ある日、
ポーカーに誘われたことをきっかけに同僚たちと意気投合。

 しかし、その場で40年間女性経験がないことがばれて
しまう。そんな彼に同僚たちはアドバイスをするものの裏目
裏目に出てしまう。

 ところが職場近くで働く女性トリシュと知り合いになった
アンディ、同僚たちの協力の下彼女とつき合う事になる。
 さて人生最大の経験をアンディは上手く乗り切ることが
できるのか…。


感想
 レンタルするの、とても恥ずかしかったです。タイトル、
ストレートすぎるので。
 しかし日本では知名度がイマイチのこの映画、2005年度
全米での年間興行収入19位の作品です。

 内容はベタベタのコメディで結構大笑いのシーンが多かった
ですね。下ネタも多いけれど「メリーに首ったけ」や「アメリ
カン・パイ」あたりの映画好きな人には絶対オススメ。

 面白シーンを少し紹介すると、胸毛を脱毛しに行くアンディ。
テープをはがすのがとても痛かったらしく「ギャー」の悲鳴のあと
「このバカ女」とか「F○CK」とか、とにかくキタナイ言葉を
叫びまくる。ここは特に笑えました。

 メイキングでは実際に脱毛していましたよ。映画ほど胸毛、
濃くなかったですけど。(CGでしょうか)

 あとはお見合いパーティで女性の胸がポロリするところとか
コンドームの使い方が判らなくて風船のように膨らませて
しまったりとか。(中学生の男子のようです)

 前半はドタバタコメディ、後半トリシュとデートを重ねる
ようになってからは主人公の誠実さが表れてきます。今まで
女性経験なかったのも彼女とめぐり合うためだったんだと
告白するシーンは正統派ラブストーリーのようでした。

 主役のスティーヴ・カレル。アカデミー作品賞候補になった
「リトル・ミス・サンシャイン」にも出演しています。

 そんな彼に注目したのはジム・キャリー主演の「ブルース・
オールマイティ」。脇役ながらも、ある場面ではジムを食って
しまいそうな怪演を見せていました

 ラストはなんだか主人公同様心も身体もすがすがしい気持ちに
なる映画でした。めでたしめでたし。

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監督 ミシェル・ゴンドリー

脚本 チャーリー・カフマン(アカデミー脚本賞受賞)

出演 ジム・キャリー (ジョエル)

    ケイト・ウィンスレット (クレメンタイン)

    キルステン・ダンスト (メアリー)

    マーク・ラファロ (スタン)

『失恋の記憶は消してしまいたいですか?』
ものがたり
 ジョエルはけんか別れした恋人のクレメンタインが自分の
記憶を消したことをラクーナ社の手紙から知ることになる。

 彼女にまだ未練のあったジョエルだったが、自分の事を
覚えていない彼女に会って、つらい現実から逃れようと
自らもラクーナ社を訪ねる。

 ラクーナ社では寝ている間に脳の中の消したい部分だけを
消去できる装置を開発していた。

 装置にかけられたジョエルだったが、記憶は新しいものから
消えていく。楽しい思い出を消されたくないジョエルに装置
のトラブルがおこる。


 ミュージックビデオ出身のゴンドリーだけあって、POPな
色調と不思議な世界観があるロマンチックな恋愛映画。

 前作の「ヒューマン・ネイチュア」は同じくゴンドリー&
カフマンのコンビ。誰も思いつかないような奇想天外な物語は
面白く、俳優も魅力的だったけれど、理解に苦しむ点もあった
りの作品でした。

 今回の「エターナル・サンシャイン」は現実と記憶の中の
出来事が行ったり来たりするけど、クレメンタインの髪の色で
どちらかわかるので理解しやすいかもしれません。

 寝ている間に記憶が消せる装置は近い記憶から消えていくから
最初はケンカばかりの倦怠期の頃。それがさかのぼっていくに
従って楽しい頃に記憶になっていく。
(映画のジャンルは違うけど「メメント」みたいな時間を逆回転
しているようなもの)

 ジョエルは途中でクレメンタインの記憶を残したくなってくる
…そうケンカばかりじゃなくいい思い出もたくさんあったから
 氷の張った川の上でふたりで夜空を見上げたことや雪の降る
中海岸で走り回ったこと。

 シーツをかぶったクレメンタインが「私ってブスでしょ、
昔からコンプレックスだったの」と言ったあとジョエルが
中に入って「キレイだよ」というシーンには特に高ポイント
のシーン。こういうセリフを言ってもらえた幸せな気分が
こっちまで伝わってきました。

 記憶を消されまいとジョエルとクレメンタインは記憶の中を
逃げ回る。けれどある一言を残して彼女の記憶は全部消去。
そしてその一言がある場面に繋がっていて、なるほどと納得。

 ジョエル役のジム・キャリーのせつない表情が至る所で
心を刺激します。彼にしては珍しく女性が守ってあげたく
なるキャラだったのでは。

 反対にエキセントリックなクレメンタインのケイトは髪の
色からしてオレンジや緑、でもとてもキュートです。今まで
の映画の中で一番かわいらしい彼女が見られるかもしれません。

 「LOR」のフロドでおなじみのイライジャ・ウッドの
変態チックな役も似合ってました。「シン・シティ」の時
もサイコキラーだったし、あの童顔だから不気味さ倍増。

 キルスティン・ダンストは現代っ子らしい女の子と思い
きやラスト近くでせつない事実が発覚します。彼女も消したい
過去があったんですね。

 失恋しても女性はスパッと次に切り替えられるけれど、
男性はズルズル引きずってしまう。映画の中でもケンカの
勢いで記憶を消してしまうクレメンタインに比べて、
ジョエルは途中で消すのをやめたくなるところなんか
その通りなのかもしれません。

 恋愛に関してつらい思い出があったりする人には
共感できることが多いかもしれません。失恋したての時は
つらくてこの記憶がなければ楽になれると思うけれど、時が
たてばいい思い出になるし、教訓にもなる。

 イヤな思い出でも忘れられないということは意味がある。
どうでもいいことならすぐに忘れられるはず、記憶の容量は
決まっているはずだから。

 映像はロマンチックでキレイだけれど、とてもせつない
気分になってもう一度自分の恋愛を振り返ってしまうような
映画でした。

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監督 ペイトン・リード

出演 キルステン・ダンスト (トーランス)

    エリザ・ドゥシュク (ミッシー・転校生)

    ジェシー・ブラッドフォード (クリフ・ミッシーの兄)

    ガブリエル・ユニオン

    クレア・クレイマー
『チアも恋も全力投球!!』
ものがたり
 チア・リーディングチーム「トロス」は大会での優勝多数の
強豪校。トーランスはイケメンの恋人もいるし、その上次期
キャプテンに任命されて絶好調。

 しかしチームの振り付けがライバル校「クローヴァーズ」の
パクリだったことが発覚。大会まで日数がない中、新しい
振り付けに挑戦しなければいけない。

 悪い事は続くものでチームもまとまらないし、恋人とも
うまくいかなくなってしまう。

 「トロス」は再び優勝できるのか、トーランスの恋の行方は?


 主演のキルスティン、この「チアーズ」今時のオンナの子。
彼女のハジケっぷりがとてもかわいらしいです。軽いノリの
オンナの子で、ウジウジ悩んだりしない。それだったら前進する
のみ。とても前向きな性格でスカッとします。

 共演のエリザは海外ドラマ「トゥルー・コーリング」の主演の
女の子です。キルスティンよりは彼女の方が男性受けはいい
のではないでしょうか。

 ストーリーも元気なオンナの子たちのスポ根もの
といった感じ。しかも日本にありがちな苦しい練習に耐えて、
というものでは決してなく、極めて明るく、でも根性は
見せるわよっという雰囲気です。

 見所はやはりラスト近くの全国大会のシーン。
アクロバティクなチアの数々が見られます、それにみんな
ビジュアルもスタイルもいいです。オンナの子力全開の笑顔が
とても爽やか。

 「トロス」と「クローヴァーズ」の美しきライバル物語あり、
恋愛やチーム内での友情物語あり、青春映画の醍醐味を味わい
ました。

 使われている音楽もノリがいいものばかりなので、自然に
体が動いてしまいます。サントラCDは元気が出る音楽ばかり
です。

 難しいコト考えずに、楽な気持ちで見られる映画です。
見終わった後は”元気ハツラツ”になれるかもしれません。

 昔オンナの子だった人も男性も、もちろん主人公と同年代の人も
”擬似オンナの子の青春”を楽しめる一本だと思います。

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監督 カイサ・ラスティモ

出演 カトリーナ・ダヴィ (ヘイフラワー)

    ティルダ・キアンレト (キルトシュー)

    アンディ・ヴィルマヴィルタ (パパ)

    ミンナ・スローネン (ママ)


ものがたり
 ヘイフラワーはあと一週間で小学生。だけど、心配が山づみ。
妹のキルトシューはわがままだし、パパはじゃがいもの研究に
夢中、ママは家事が大の苦手。

 キルトシューの面倒から家の中の事まで一手に受け持つヘイ
フラワー。夜こっそり神さまにお願いをする「うちを普通の家族
にしてください」と。


感想
 フィンランドといえば思い出すのは映画「かもめ食堂」と
F1好きにはキミ・ライコネン、それに北欧家具でしょうか。

 ヘイフラワーとキルトシュー姉妹のかわいさしさがいっぱい
詰まった映画で、観終わった後はほんわか幸せ気分になります。
 それに加えて、ポップな色彩の家具や小物。インテリアや
雑貨好きにはたまらない場面ばかりです。
(青に黄色って難しそうだけど、うまく合わせています。
服やインテリアの配色の参考になるかもしれません)

 7歳なのにすごく出来た姉のヘイフラワーとわがまま放題の
キルトシュー、ちょっとズレてる両親とハデハデなお隣さん
ぐらいしか登場しないのでわかりやすいし、時間も70分
ちょっとなのでサラッと観れそうです。

 キルトシューばかりにやさしくする両親に反抗して口を
きかないというストライキを始めたヘイフラワー。そんな
彼女の心を開こうとお隣さんが「パン生地セラピー」なる
色のついたパン生地をねんどのように使っていろんな形を
作るという半分遊びのような事を始める。
(子供の頃のねんど遊びの延長のようなもの)

 この映画はとってもカラフルだけど、配色がとてもいいので
色彩的にも楽しめる映画です。ぜひ、インテリアや雑貨の
参考にしてみてはどうでしょうか。

 flower1
 flower
 

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監督 ジャック・ドゥミ

出演 カトリーヌ・ドヌーヴ (青の国の王女)

    ジャン・マレー (青の国の国王)

    ジャック・ペラン (赤の国の王子)

    デルフィーヌ・セイリグ (リラの妖精)


ものがたり
 むかしむかし青の国には国王と美しい王妃、王女が住んで
いました。とことがある日王妃は「再婚するならわたしよりも
美しい人を」と国王に言い残し死んでしまいました。

 王妃よりも美しい…それは娘である王女しかいない。国王は
王女にプロポーズするも、困り果てた王女はリラの妖精の
助けで”ロバの皮”をかぶり、隣の国に逃げてしまいました。
 
 隣の赤の国で下女として働く王女、”ロバの皮”をかぶって
いる為誰もよりつきません。ところが小屋でこっそりときれい
なドレスを着ているのを赤の国の王子に見つかってしまい
ました。


感想
 主演のカトリーヌ・ドヌーヴがとても美しいです。それに
映像もデジタルリマスターしてあるので、色彩の美しさが
際立っています。

 一応ミュージカル映画らしいけれど、そんなに歌い踊る
シーンはないから、苦手な人でも充分楽しめるような気が
します。

 話はおとぎ話なので甘いところもあってツッコミ所が
ちょこちょこあります。それでも飽きることなくなかなか
面白い内容でした。

 原作者が「シンデレラ」も書いているだけあって、同じような
設定があるのもご愛嬌。重要なアイテムとして”ガラスの靴”
ではなくケーキに隠した”指輪”が登場します。

 原作を知らなくても大体ラストはこうなるだろうという
予想に反して、映画ならではのすごい乗り物が結婚式の
シーンに登場します。これにはかなりの人がビックリするか
引いてしまうか、でしょうねぇ。時代背景を無視しています
から。(まぁファンタジーだからあり??)

 それにしてもドヌーヴは年老いても美しいですが、この作品や
「昼顔」などの頃なんてブロンドの髪に抜けるような白い肌で
高貴な顔立ち、完璧な美貌です。

 同じフランス映画でもジャンヌ・モローやブリジット・
バルドーもこの頃はすごくきれいだけれど、今はやっぱり
老いを感じてしまいます。その点ドヌーブはきれいに年を
重ねているという印象です。

 「ロバと王女」の監督&ドヌーヴはあの有名な「シェルブール
の雨傘」でも一緒に組んでました。同じ頃なのでこちらでも
美しきドヌーヴの姿が見られますよ。   

拍手

サスペンス映画のジャンルに「エロティック・サスペンス」と
いうのがある。ただエロもサスペンスも同じくらい期待すると
はずれる事多々。

それはまるで男子がAVレンタルするのにパッケージと中身が
違ってがっかりするようなもの。

「ワイルド・シングス」はその中でもエロはもちろんストーリー
展開も予想のつかないもので、エンドロールまでもが目が離せ
ない秀作だった。


高校で若い教師によるレイプ事件が起こる。
訴えたのはセレブな女子高生。
しかし、不良娘が事件は狂言だと証言する。

出演:ネーヴ・キャンベル/マット・ディロン
    ケビン・ベーコン/デニース・リチャーズ





ここでちょっとだけネタばれ。

実はセレブ娘と不良娘はグルで、しかも教師も共犯だった。
目的はセレブ娘の母親から示談金で大金を巻き上げること。
このあと、一転どころか二転三転もしていく。

この設定を使い、物語も同じように進んでいくのが
「ワイルド・シングス3」

セレブ女子高生マリーは義父と母親の形見の

ダイヤを巡り遺産相続でもめていた。

しかし、義父はダイヤを隠したまま同級生

エレナにレイプで訴えられ裁判でも不利になってしまう。

実はマリーとエレナは共犯でダイヤを手に入れる為に

義父を罠にはめたのだが…



物語の流れは「ワイルド・シングス」と同じだと思い、この
ふたりの共犯説はわかっていたけれど、まさかここにある人と
その過去が関わっていたとは全然思わなかった。

だから途中からはエッ?エー!!とびっくりすることだらけ。

3も同じようにエンドロールで本編で隠されていた裏の部分が
見られるので、ここで納得する。

シリーズになっている作品で別の話(続き物じゃない)のものは
あまり面白いものに当たったことなかった。

「ワイルド・シングス3」は出演者も有名な人は出ていない
し、レンタルショップでもサスペンス物の中にポツンと
置いてあるような映画。

それなのに、これほど面白いとは。埋もれた中にもこういう
作品を見つけられてとても満足。

拍手

  
監督 ノーラ・エフロン

出演 ニコール・キッドマン (イザベル)

    ウィル・フェレル (ジャック)

    シャーリー・マクレーン (アイリス)

    マイケル・ケイン (ナイジェル)

    ジェイソン・シュワルツマン (リッチー)

ものがたり
 落ち目の俳優ジャックは「奥さまは魔女」のリメイク版で
起死回生を狙う為、ドシロウトのイザベルをサマンサ役に
大抜擢。それは自分を目立たせるための作戦だった。

 しかし、予想に反してドラマでのイザベルの評判はうなぎ
のぼりでジャックの思惑ははずれてしまった。

 この美人だけどどこか世間とずれているイザベルこそ、
人間界に降りてきた本物の魔女だった。しかもドラマ同様
ふたりは恋におちてしまった。


感想
 ネットでも酷評の嵐だったこの作品。理由を聞けば『ニコール
の相手役がかっこよくない』とか『演技がクドい』とか。
 ようするにウィル・フェレルがお嫌いですか?、日本の
みなさんは。

 彼の持ち味は『クドい』、『オーバーリアクション』、
ファンにはこれがたまらない魅力でもあります。それが
日本では受け入れられない理由かもしれませんが…。
(あまりクドい笑いは嫌われるし)

 それにオリジナルのそのもののリメイクだと思ったり、
ニコール目当ての人が多かったんじゃないんでしょうか。オリ
ジナルの思い入れが大きい人にはオススメできる作品ではあり
ませんが。

 いつもはドラマ性の高い作品に出演のニコール、こういうコメディ
タッチの作品はめずらしいですね。そして、今まで見た事のない
キュートでかわいらしい彼女が見られます。
 相変わらずの透き通るような白肌なのでピンク系のファッション
がよく似合います。

 今回で魔女役は二回目ですからハマリ役ですね(以前はサンドラ・
ブロック共演のプラクティカル・マジック

 もちろんオリジナル同様の鼻ピクピクッもあります、ただ
今回のイザベルは耳を触って魔法をかけます。

 そしてこの魔女イザベルがちまたではやりの”だめんず
ウォーカー”
。ダメな男ほどほっとけないので、ウィル扮する
ジャックの『私がいなくちゃダメな人』に惹かれてしまいます。

 はたからみたら自己チューでオレ様な本当に嫌な男ジャック、
ウィル・フェレルだったからこの役を面白おかしく、ハチャ
メチャに出来たのだと思います。
 これがイケメン俳優だったら、ホントにただイヤミな男に
なっていたことでしょう。当初はジム・キャリーが候補だった
そうだけど、最近の勢いでいえばウィルで正解でしたね。

 脇もちゃんとマイケル・ケインとシャーリー・マクレーンの
大御所が固めているし、”フラットパック”仲間のスティーヴ・
カレルもインパクトある登場をしています。コメディファンも
大喜びです。

 魔女なら証拠をみせろと言われ、いろいろやるものの手品が
上手いね、ぐらいにしか思われない所は、確かに最近の手品は
かなりこってますからねぇ。

 かなり甘ったるい終わり方はご愛嬌ということで、ここは
”ウィル主演のニコール共演映画”とでも
しておいた方が世間のお怒りも少しは静かだったのではないで
しょうか。

 ちなみにラズベリー賞で名誉ある”ワーストカップル”賞
受賞です、コメディアンにとってはおいしいです。
(まぁニコールは不名誉だろうけど)

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監督 マシュー・パークヒル

出演 ガエル・ガルシア・ベルナル (キット)

    ナタリア・ベルベケ (カルメン)

    ジェームズ・ダルシー (バーナビー)

    トム・ハーディ (トム)

    チャーリー・コックス (テオ)

『偶然の出会いは必然だった?三人の未来は…』
ものがたり
 ロンドンで恋人バーナビーと幸せに暮らしているカルメン。
彼女は故郷スペインでストーカー被害にあい、逃げるように
ロンドンに移り住んでいた。

 ある日バーナビーにプロポーズされ、一週間後に結婚する
ことになる。女友達と独身最後のパーティを開いたその場で
「独身最後のキスをこの場にいるいい男とすると幸せになれる」
との店からの提案で、目の前にいたキットとキスをする。

 周りの存在を忘れてしまうかのような情熱的なキス。我に
返ったカルメンは逃げるように店を後にする。が、翌日から
カルメンの前にキットが現れ始める。

 後数日で結婚するカルメンだったがキットに惹かれ始める
自分もいる。結果的にはバーナビーと結婚するのだが、新婚
初夜ある悲劇がおこってしまう。


感想
 カルメンがストーカーにあっていたという事をほのめかすように
手持ちのカメラでカルメンを隠し撮りしているような映像が
意味深に挿入される。

 キットもカルメンと会うときにはビデオカメラを持って、彼女
を映し続けている。後にこの意味が判明した時に、三角関係の
恋愛映画から他のジャンルの映画にかわってしまった。

 主人公カルメン、名前の通り情熱的で喜怒哀楽が激しい、映画の
中でも『ベティ・ブルー』のようと例えられていたけれど、まさに
その通り。安定感のある恋愛よりも激しい恋愛を好むような。

 独身最後のパーティで出会うキットは確かにレストランの中では
一番イイ男だった。それも意味があるのだけれど。

 キットとカルメンよりも印象の薄い婚約者バーナビー、それが
どんでん返しで強烈な印象の男になってしまう。そこまでして、
自分のある目的の為に人間を翻弄できるのか、一番残酷なのは
婚約者を裏切ってキットと恋愛してしまうカルメンよりも
バーナビーだった。

 物語、最後に笑うのは誰なのか。
恋愛映画のようでいて、サスペンス、そしてドキュメンタリー風
のラストのパーティシーン。想像を超えたストーリー展開は
一筋縄ではいかない面白さがありました。


 カルメンと友達がパーティの時にしていたコスプレ。(黒髪の
おかっぱにひげ姿)どこかで見たような気がしたら、これでした。
    carmen
 上が「ドット・ジ・アイ」のカルメンたち。
 下が映画「Vフォー・ヴェンデッタ」のV。(似てる???)
    v    
    

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regenesis    
 WOWOWでやっていたバイオサスペンスドラマ
「リ・ジェネシス」のファーストシーズンが8月からいよいよ
DVDレンタル開始します。

 ストーリーはカナダのバイオテクノロジー研究所”ノーバック”
が舞台。

 一話目から『エボラ出血熱』と『ラクダ天然痘』が突然変異を
おこして合体したウィルスがある街で発生するという緊迫した
事件から始まります。

 正確にはその6ヵ月後、主人公のノーバックのチーフが「自分は
とんでもない間違いを起こした」と電話をしている最中に事故に
あうという、とんでもない始まり方でしたが。

 ということでその6ヶ月の間の出来事が全13話の連続
ドラマとなっています。

 『クローン』の問題あり、『BSE』や『HIV』などまだ
解明されていないウィルスや病気の話題がドラマに盛り込まれて
いて、とても興味深く見ることができます。

 ウィルスの名前や訳のわからない単語も「もうちょっとわかり
やすく説明して」と誰かが言ってくれて、理解しやすいので
人に説明して自慢したくなります。

 でも、すべての問題が解決するのではなく引き続き研究中と
いうのもリアリティがある所。

 『遺伝子』操作した植物を研究している施設に”切っても涙が
出ないたまねぎ”や”地雷のある場所では色が赤くなる辛子”
があってバイオ技術の進歩がかいま見れます。

 その反面『遺伝子』操作による研究段階のあるものによって
もたらされる弊害も描いていてちょっと考えさせられました。

 「CSI」シリーズとは違う組織を扱っているものの、ウィルス
蔓延を食い止めようとする”ノーバック”の研究過程は緊迫感が
感じられて”サスペンス”的な要素があり、ドラマに入り
やすかったです。メンバーもそれぞれ個性的だったし。

 WOWOWでは8月から新シリーズが始まります。中国で
拉致されてしまった元主任デビッド、そこで人民解放軍キャンプ
で広がる病気を治療するように強要されます。
 日曜に先行放送された第一話を見ても新シリーズからも目が
離せなくなりそうです。

 詳しくは「リ・ジェネシス」のサイトへ。

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主に映画の感想を中心に不定期に
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