映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
監督 麻生学
原作 秋元康
出演 堀北真希 (松田明日香)
黒木メイサ (草間えみり)
板尾創路 (木部義孝)
ジャン・グンソク (アンジヌ)
ものがたり
修学旅行で韓国に行く事になった安城高校2年C組。一見
クラスの雰囲気は良さそうにみえるが、数日前にクラスで
いじめられていた通称”パム”が自殺未遂をおこして昏睡
状態にいた。
韓国行きの船の中、怪談話をしているとある女生徒の
携帯電話から聞きなれない着メロが流れてくる。単なる
いたずらだと相手にしなかったが、翌日の韓国で彼女が
行方不明、そして死体で見つかる。
次々にクラスメートが”死の予告”電話で犠牲になって
いく中えみりは韓国人のメル友アンジヌとともに事件の
真相に迫っていく。これは”パム”の呪いなのか、それとも。
感想
はっきり言って怖くなかったです。死に方もそんなに残酷
でもないし、首つりとか感電死、口から鳥の羽を吐き出し
死んだり(マジシャンかっ)。
前二作にプラスされた設定。”死の予告”を受けても
『転送スレバ死ナナイ』
これが後々クラスメートをパニック状態にしていく。
それが一番怖い所だったような。
ある女生徒に”死の予告”が送られ、誰に転送すれば
いいのか悩む彼女に
「友達だよね、送らないよね」と友達が懇願。
「だったら誰に転送すればいいの」
「そんなの自分で考えなよっ」と捨てセリフを吐く友達。
「じゃあ、本当の友達なら身代わりになってくれるよね」
”友達”関係の希薄さがよくわかるシーン。それは
クラスメート全員が疑心暗鬼になっていく事でますます
自分だけ助かりたい、という意識が高まっていく。
生徒だけでなく担任教師も”死の予告”の信憑性が増して
くる事で自分の保身第一に考え、誰かから転送されないように
生徒の携帯電話をとりあげる。
しかし、その教師もエレベーターの中で自ら自分の心臓を
取り出し息絶えてしまうのだが。
(このシーンがまぁまぁ中でもショッキングだったかな)
前二作での呪いの原点美々子といじめられていた”パム”の
恨みが同調してパソコンを通じての”死の予告”。
これを食い止める方法というのが、さすがIT大国韓国と
いう所。
それでも一作目の三池監督作が一番面白かったような。
パニック状態の生徒の心理状態は怖いものだったけれど。
韓国人のジャン・グンソクがイケメンというよりも母性本能を
くすぐるタイプでなかなかよかった。
堀北&メイサのいつもとは逆のタイプを演じていたのもファン
にとってはたまらないでしょうね。
PR
先日パリス・ヒルトンが刑務所生活から解放されました。
全くお騒がせセレブです。今後の活動は懲りずにまた映画に
出演する予定があるみたいです。(また殺される役だったりして)
そんな彼女が出演するアメリカのリアリティ番組「シンプル
ライフ」。これも今後の活動予定に入っていました。
「シンプル・ライフ」はパリス・ヒルトンとニコール・
リッチー(ライオネル・リッチーの娘)の二人のセレブが
普通の家庭にホームステイしていろんな仕事を体験する
というもの。
しかし、働いた事がない彼女たち、いつもチヤホヤして
もらっているせいか、仕事に身が入らないのは当たり前。
すぐに飽きてしまったり、余計な事をして周りに迷惑を
かけたり…。
例えば自動車修理工場でのバイトの回では、車をバック
させる時に止めてあった別の車にぶつけて、なんと謝る
どころか「一週間前に免許とったのよ」って二人して大笑い。
この二人のアホさ加減に腹が立つものの、なぜか気になって
見てしまう。アメリカの人もそうなのかなぁ。でもパリスは
人気あるよなぁ。
多分見ている人は私ってあんなバカっぷりをさらけ出して
いる二人に比べたらマトモじゃん、って思っているのかも、ね。
スカパーでやってる新シリーズはパリスとニコールの仲が
険悪になっているから別撮りになっている。それも今回は
”主婦生活体験”がテーマらしい。
めちゃくちゃになるのは目に見えているけど…。
監督 レン・ワイズマン
出演 ケイト・ベッキンセール(セリーン)
スコット・スピードマン(マイケル)
トニー・カラン(マーカス)
ビル・ナイ(ビクター)
シェーン・ブローリー(クレイヴン)
ものがたり
闇の処刑人であるヴァンパイアのセリーンは両親の本当の
仇であったヴァンパイアの首領ビクターを倒した事で
身内であるヴァンパイアからも敵であるライカン(狼男族)
からも命を狙われ逃亡生活を送っていた。
セリーンはヴァンパイアとライカンの混血になってしまった
マイケルと共にヴァンパイアの先祖であるマーカスを甦らせる。
感想
『S的女吸血鬼降臨』
ケイトの黒ボンテージ姿はまさにSMの女王様。その筋の
お方には好評かもしれませんね。(M男くんとか)しかし、
女性アクション映画のコスチュームってシャーリーズ・
セロンの「イーオン・フラックス」もそうだけど、何故に
ピッタリ黒のボンテージ。しかも、今回は髪型も黒髪ボブ
だし、きっつい女のイメージなのかな。
話、最初よくわかりませんでした。知らないで観たら「おや?
ヴァン・ヘルシングが始まった??」と思ってしまうでしょう。
途中だってよく似ていますよぉ。
先に進むにつれて、過去の因縁なんかも関係していたんだって
わかってくるけど。
一作目を観ていない人はず~~と置いてけぼりを食っちゃう
ぐらい、前作の説明はないです。こんな不親切な所は「ロード・
オブ・ザ・リング」みたいですね。
ヴァンパイアのセリーンとヴァンパイア・ライカンの混血
マイケルとの濃厚ベッドシーンが中だるみしそうな頃あった
ので目がパッチリと覚めました。
しかも、ボカシ入りですよぉ、何が映っているのかとっても
気になる年頃です。
が、この結果がラストで意味をなしてくると思いきや、
ただの性欲だったわけですね。逃亡生活のドキドキ感の中
だからさぞかし、興奮したんですね、きっと。
ラストのセリーン&マイケルVSヴァンパイア&ライカンの
祖先(って言っても年取らないから青年ですが)は、古典
ホラーの定番なのでしょうか、吸血鬼VS狼男って。
これも「ヴァン・ヘルシング」のデジャブ????
とにかくケイト・ベッキンセールのキツイ顔がヴァンパイア
に適していたのと、夜のシーンが多いから青を基調とした色彩が
とってもクールでスタイリッシュ。
彼女のアクションもかっこよかったし。最後も中途半端でなく
ちゃんと終わり(続編はないよね?)という感じだったので、
スッキリはする。
ただ、やっぱり一作目を観てからじゃないと面白くはない
ので時間があるなら続けて観るのが一番いいのではないかと
思う映画でした。
ちなみにゴシックネタをひとつ。
ケイトと監督は前作が縁でめでたく結婚。が、ケイトの元彼は
前作に出演していた。って事は結構ドロドロした関係だった
のでは。そんな旦那監督のもとでボカシ入りのラブシーンを
演じるのってどうなのぉ、と余計な事を思ってしまった。
監督 瀧本智行
原作 雫井脩介
出演 豊川悦司 (巻島史彦)
石橋凌 (曾根要介)
笹野高史 (津田良仁)
小澤征悦 (植草荘一郎)
ものがたり
2000年大晦日。児童誘拐事件が発生する。現場指揮官の
巻島は身代金受け渡し現場でミスをし、犯人を逃がしてしまう。
後日誘拐児童は殺害されて発見され、巻島は責任を取らされ
左遷されてしまう。
それから6年後-神奈川県内で連続児童殺害事件が発生。
県警本部長の曾根は巻島を呼び戻し、現場の指揮を担当する
ように告げる。そして、メディアに出ることによって犯人に
接触する”劇場型捜査”に乗り出す。
感想
6年前の犯人がまだ捕まっていないこともあり、今回の
事件もその犯人によるものだと匂わせている。犯人像は
全く絞られないもののベテラン刑事津田の一言が後で意味を
なしてくる。
犯人通称”BADMAN”にTVのニュース番組に出演
することによって接触をしかける役目をする巻島が6年前の
事件でもメディアに露出しバッシングを受けていたという
トラウマを抱えながらの苦悩を感じた。
その巻島のお目付け役ともいえるキャリア組の植草。彼は
本当に嫌で救いようがないほどに描かれている。
ライバル局美人アナウンサーと大学の同期であったことから
彼女を物にする為、それに目の上のたんこぶともいえる巻島の
失脚を狙って、彼女に警察の内部情報や巻島の6年前の失態を
リークすることになる。
それは彼女の女の武器を使っての上昇志向にまんまと植草が
はまってしまった事によるのだが。
あくまで”BADMAN”が誰なのか犯行動機は何なのか、
などはあまり重要ではなかったように思える。それほど、
最後はあっけない幕切れになっていた。
それよりは、警察内部の上下関係による責任のなすりつけや
反対に犯人逮捕による手柄を上司が持っていったり、企業で
ありがちな事が警察内部でも行われているのかと思うと、
現実の事件の釈明会見などに露出している人たちも上からの
指示で責任は他にあるのかもしれないと勘ぐってしまう。
犯人や被害者家族、事件担当の巻島刑事と家族、それぞれが
ひとつの事件によって交差して感情がもつれ合っていくのが
日本映画だったからかとてもよくわかった。
ニュース番組で巻島が犯人に呼びかけるシーンは静かに
それでいて視線は鋭く、内面からの迫力がとても感じられる
シーンだった。
ちなみにこれは”劇場型捜査”だったが初めての”劇場型
犯罪”(TVカメラの前で犯行の一部始終が流れる)を
モデルにした映画はアル・パチーノ主演の狼たちの午後だそう。
監督 荻上直子
原作 群ようこ
出演 小林聡美 (サチエ)
片桐はいり (ミドリ)
もたいまさこ (マサコ)
あらすじ
フィンランドで”かもめ食堂”をオープンしたサチエ。しかし、お客は
なかなか来ない。やっと来たのはアニメオタクの青年ひとり。
ある日書店で日本人観光客のミドリと出会う。そこでしばらく
サチエの家でやっかいになることに。
あいかわらず閑古鳥が鳴いている”かもめ食堂”にマサコという
日本人が入ってくる。
感想
”かもめ食堂”の日常を描いているだけなのに、このゆるい空気が
心地よくてほんわか幸せな気分で観られました。
”かもめ食堂”の家具はなんだか木のいい匂いがしてきそう。
北欧家具もシンプルで人気があるし。キッチンも清潔でやっぱり
食器もシンプルで趣味がよくて、料理が美味しそうに見えるもの。
”かもめ食堂”は道に面している所は前面ガラスだから中を
いつも覗いていくオバちゃん3人組がサチエを見て
「大人なのか、子供なのかわからないわね」
「小さな大人かもしれないわ」
なんてコソコソ言う。そんな本人たちがかなりの体格の持ち主。
日本人は童顔だし、小柄だからそう見えてしまうのもうなずける。
最初の客のアニオタ青年はニャロメのTシャツを着て、
”ガッチャマン”の歌をきっかけに常連になる。そして初めての
お客さんの特権で永久にコーヒーはタダ。
ミドリがフィンランドに来た理由が旅行に行こうとたまたま
指さしたのがここだったという事。その割にムーミンに詳しく、
ミーとスナフキンは異父兄弟とか知っているようで知らなかった
事をサチエに教えてくれる。
中でも印象的だったのはミドリが
「ニョロニョロは電気を食べている」とのウンチクにサチエが
「生き物は何かを食べないと生きていけないから」
と答えた事がこの”かもめ食堂”の存在意義なのかもしれない
なんてことを考えた。
マサコは日本で両親の介護をしていたけれど母に続き父も
昨年他界し、なんだか足かせがなくなったという理由でここに来た。
フィンランドに決めたのはTVで見た地元の人たちがのんびり
していたから。フィンランド人がなぜのんびりできるのか
わからないマサコにアニオタ青年が「森があるから」と。
なんでも即行動のマサコ、その発言を聞くと「ちょっと森へ
行ってきます」と”かもめ食堂”を出てしまう。
その森がとても青々としていてまさにファンタジーな世界。
ここなら確かにのんびり、ゆったりと過ごせそうな雰囲気。
物語のゆったり感もいいけれど、なによりよかったのは
”かもめ食堂”で作られる食べ物の数々。
シナモンロールは本当に甘い香りがしてきそうだし。
(その証拠に映画ではそれに誘われてオバちゃん3人組が初来店)
鮭の網焼き、豚肉のしょうが焼き、はすぐにでも食べたくなるほど
美味しそう。
こんな画面から食べ物の匂いがしてきそうな映画は初めて。
ちょっと前に『パスコ』の食パンのCMが”かもめ食堂”が
舞台だったので見たことある人多そうです。あれもとっても
美味しそうでした。
次々に常連さんが増えていき、そのひとりひとりが幸せそうな
表情で食事をする。心のこもった美味しい物を食べると本当に
幸せな気分になります
食事前にこの映画を見ると必ず和食定食が食べたくなります。
それに『日本のソウルフード、おにぎり』も。
最後にコーヒーを美味しく入れるには本編によると
「コピ・ルアック」と一言つぶやいて入れてみてください(^^)v
監督 アグスティン・ディアス・ヤネス
出演 ヴィクトリア・アブリル (ロラ:天国の使者)
ペネロペ・クルス (カルメン:地獄の使者)
ファニー・アルダン (マリーナ:天国の司令官)
ガエル・ガルシア・ベルナル (ジャック:地獄の司令官)
デミアン・ビチル (マニ:ボクサー)
あらすじ
天国の使者ロラはある魂の救済をする為に地上におりる。
一人のボクサーの魂が天国へ行くか地獄かで今まで保って
きた均衡が崩れてしまうから。
ロラはそのボクサーのマニの妻として彼をどうにかして
天国に行けるように画策するが、マニのいとことして
地獄の使者カルメンが現れ、ことごとくロラの邪魔をしていく。
感想
監督はペドロ・アルモドバルじゃないんですね。
スペイン、ヴィクトリア、ペネロペ、ガエルと連想ゲームすると
答えは絶対アルモドバルなんですが。
天国と地獄の攻防戦って、少し前に見たロシア映画「ナイト・
ウォッチ」みたいです。あれは3部作の1作目でどうも消化不良
でしたが。
天国側の親玉がファニー・アルダン…最近ヨーロッパ系はごぶさた
なんで、調べてみると…「永遠のマリア・カラス」の人ですか、
観ていないけど。
しかも、トリュフォーの元妻!!とは、しっかり覚えておきますよ。
地獄側の親玉はガエル・ガルシア・ベルナル、彼は有名ですね。
小柄なのにセクシービーム全開です。昔、『目で妊娠させる』の
キャッチコピーでおなじみだった”ヴァンサン・ペレーズ”と
同じ匂いを感じます。まだ若いのに、将来が楽しみです。
そんな母と子のような年齢差のふたりが恋しているなんて、
さすがヨーロッパです。違和感ないというか、現実でもありえ
そうです。「愛人」の原作者デュラスのようです。
さて物語はどう考えてもダメ亭主で借金もあるマニを天国送りだなんて
正直こんな男地獄に堕ちてしまえ!!と何度心の中で叫んだか。
借金とりがこようが警備員の仕事を一日で首になろうが、お金を
稼ぐのは妻役の天国の使者ロラ。自分はボクサーの夢をあきらめ
きれないんだか知らないけど、家でゴロゴロしているかロラと
激しいHをしてるか。
この、性欲のかたまり野郎が!!(おっと暴言吐いてしまいました)
最初は敵対していたロラと地獄の使者カルメン(ペネロペ生き生き
しています)が地獄の政治的陰謀から手を組む事に。親玉通しの
関係もあってのことだけど。
とにかくダメ亭主の心に懺悔の気持ちを芽生えさせなければ、
地獄へ直行してしまう。
借金をロラとカルメンがどうにかして、亭主改造ならぬ
改心計画させようと勤めていたスーパーで強盗という強行手段。
(そうね時間がないからね、って犯罪はいかんです)
その結果ダメ亭主はめでたく天国へ行けるのか、やっぱり
地獄へ行ってしまうのか、観てのお楽しみ。
女優ふたりがとってもナイスです。 ロラのヴィクトリア・
アブリルは白のコート、カルメンのペネロペ・クルスは黒の
ジャケットとまさに色で表現した天国と地獄。
特にペネロペの男前なカルメン(実は…というオチがある)が
ハリウッド映画と違ってすごくいいです。
ペネロペ、小さい男(○○、名前は出せませんファンが怖いから)
に連れてこられてハリウッドでは男優の横にいるキレイなだけの
ヒロインに成り下がってしまいましたから、○○の呪縛が解けて
おめでとうですよ、全く。
この映画面白いのは天国はモノクロでフランス語、地獄は
カラーで英語、地上はカラーのスペイン語になっています。
(字幕追うのがいっぱいいっぱいで解説読んでへぇ〜という感じでした)
最後の最後でオマケの出演者あり。「ハモンハモン」でペネロペと
立ち○○○をしていた濃い顔のあの人ですよぉ。
(スペイン映画では超有名、しかしハリウッド映画では…の彼)
久々に眠くならないヨーロッパ映画を堪能しました。アルモドバル
以外でもあなどれないな、スペインは。
監督 三木聡(「時効警察」)
原作 奥田英朗
出演 松尾スズキ
オダギリジョー
市川実和子
田辺誠一
あらすじ
総合病院の地下にある怪しげな精神科、担当の伊良部も相当
変わった医者でかたわらにいるマユミちゃんもSっ気満々の
看護婦さん。
そんな変わり者の元へ今日も悩みを抱えた人たちがやってくる。
伊良部のヘンテコな治療で彼らは完治するのか…。
これは『時効警察』にハマっている人には特にオススメ。
時効課のみなさんが脇役で出演してるし、監督も同じなので
あの独特の空気感が味わえます。
[患者1]田口哲也(オダギリジョー)
[症状]朝起きてからずっと下半身が元気なままでおさまらない。
それが数日続いている。会社でも気付かれないようにひざ掛け
は必須。歩く時はカバンで前を隠しながらかポケットに手を
入れながら。通常の生活が困難になり泌尿器科から精神科に
回される。
[患者2]岩村涼美(市川実和子)
[症状]出勤しようと家を出ても何回も不備がないか家に戻って確認
しないと心配でならない。電気を消し忘れても、まぁいいかと
思うもののもしタコ足配線が原因でショートして火事に…など
悪い方向へ考えが行ってしまう。出張にも家が心配で戻ってしまう
など仕事に支障が出てきた。
[患者3(予定)]大森和雄(田辺誠一)
[症状]健康の為に始めたスイミング。毎日泳がないと気がすまなく
なり、仕事で行けない事になるとイライラする。トイレの洗面台に
水をためてピチャピチャやるとなんだかホッとする。
大人計画の松尾スズキの伊良部医師のキャラクターがすごすぎです。
患者さんにいきなり「♪学校の先生風邪ひいて〜学級閉鎖に
なりました〜ダワワワ〜ヒューヒュー♪…この続き知ってる?」
(なんじゃこの歌、でもわたしはここが一番ハマった)
インパクトありすぎです、風貌も怪しさ全開。「真夜中の弥次さん
喜多さん」の”ひげの花魁”もキャラ濃かったです。
監督した「恋の門」も独特の世界が面白かったぁ。
そんな怪しい医者の元にくる患者さんも一筋縄ではいかない
突拍子も無い症状の人ばかり。
特に下半身が元気になりっぱなしの田口のオダギリジョー、ステキな
お尻を見せてくれますよ o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
彼がそうなったのも夢に原因が…それは別れた奥さんがぐるぐる
回って目を回すのを自分が笑いながら見ているというもの。
いやらしいシーンではないのになんだかエロティック。
精神的な病気を扱ってはいるものの深刻な映画ではなく、むしろ
笑っちゃいましょう、な映画です。
こんな精神科医がいたら心配で初診でやめちゃうか、余裕があれば
面白がって通っちゃうかですね〜〜
時効警察の三木聡と大人計画の松尾スズキがタッグを組んだこの
ヘンテコな映画、笑いあり、涙…はなく、少しの癒しもあり、
とっても楽しい映画でした ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノわぁい♪
監督:竹中直人
出演:竹中直人 (佐々木正平)
原田知世 (笈川未知子)
段田安則 (鈴木雅夫)
中島唱子 (聖子)
内村光良 (前田)
ものがたり
佐々木正平(竹中直人)のもとに患者として現れた笈川未知子
(原田知世)。実は正平と未知子は高校の同級生、しかも正平の
初恋の相手だった。
が、未知子は全く正平の事は覚えていない。それでも入院生活で
落ち込んでいる未知子に何かと世話を焼く正平。
始めはそのしつこさに嫌気がさした未知子だったが、次第に
正平に心を開いていく。
しかし、そんな未知子の病名は”子宮がん”だった。
感想
あまりにも純粋なラブストーリー(プラトニックな)の間にはさまれる
コメディの味付け。
それが淡々としている中にスパイスのように効いている。
邦画独特の間もとても居心地がいい。日本人の特権ですね。
『後にも先にもあなただけです』、正平の20年近くもの一途な
想いにこの中年男の不器用さ、そしてそれほどまでに強烈な
思いを持ち続けていた事が少年の純粋さを持ったまま大人に
なった男性なんだろうな、と感じた。
未知子の為に懸命に尽くす正平には恋人になりたいというよりも、
彼女に生きる勇気を与え、明るい明日を歩いてほしいという
願いがある。その為に正平自身の身を削り、結果的に彼女を
助けることになってしまうのだけれど。
この映画竹中監督の人脈により、かなり豪華なゲストが
多数出演している。中島みゆき、ウッチャン、忌野清志郎、
安斎肇…などなど。それを発見するのも楽しい。
手術前の未知子は『またここで目覚める事ができたら、
後50年あなたと一緒にいたい』と正平にプロポーズする。
返事をしないまま、彼女は手術室へ。
ラストで判明する正平の事情。
暗かった彼女の心に光をともした正平は満足だったのだと思う。
自分よりも愛する人を優先する人生、それは普通では無理な事だし
ましてや彼女に笑いや明るさを与えられないはず。
『ぼくはしつこい男です』と正平、微笑む未知子で物語は終わる。
ジワジワと心が癒され、涙腺がゆるんだ。感動したというよりは
幸せのおすそわけをされたような感じ。
一度目より事情を知って観る二度目は映画の感想が変わるのだと
思う。同じなのは愛する人の為に尽くしぬいた男の人生は
きっと満足だったはずだと言う事なんだろうな。
監督 ディーン・パリソット
出演 ジム・キャリー (ディック・ハーパー)
ティア・レオーニ (ジェーン・ハーパー)
アレック・ボールドウィン (ジャック・マカリスター)
リチャード・ジェンキンス (フランク)
ものがたり
IT企業に真面目に勤めていたディックに昇進のチャンスが
やってきた。しかし、その直後会社の倒産が発表され全従業員
が解雇されてしまう。
再就職もままならないディック。妻ジェーンも仕事を辞めて
しまった為このままでは一家はいずれ路頭に迷うことに…。
悩んだあげくディックとジェーンは強盗稼業に勤しみ始める。
感想
最初のキャスティングでは「マスク」以来のジム&キャメロン
コンビだったそう。まぁティアの方が母親役としてはしっくり
くるかもしれないけれど、華やかさではキャメロンの方が数倍
上だったでしょうね。
部長昇進の天国から会社倒産でリストラの地獄まで一気に落ち
てしまうディック。失業初日誰もいない家で何をしていいかわから
ず、ヘンな運動や行動をする彼は典型的な仕事人間です。休日の
過ごし方やヒマのつぶしかたがわからないというか…。
映画自体はコメディなのでこんなつらい状況も笑いにかえて
見せてくれるので暗い気分にはならないのでご安心を。
水道も止められた一家が体中泡だらけにして隣の家の庭の
スプリンクラーで急いで洗い流すシーン面白いです。
やっと面接にこぎつけた会社に着くと次々に同じような人たち
が我先に面接会場に行こうといろいろな方法で他人の邪魔をする。
が、会場に着くとすでに長蛇の列ができていた。このシーンは
コメディ映画の定番とも言えそうなシーンです。
初強盗でコンビニ強盗をするつもりがただのジュース飲み逃げ
になる所はディックの気の弱さがよくわかります。強盗稼業を
始めても、面接で散々バカにしたイヤなヤツの所やいかにも
悪い商売をやっていそうなお店とかに目をつけるのはふたりの
人の良さが出ています。
最後の強盗のターゲットとなる前社長のマカリスター。実は会社
の株を売ったおかげて大儲けをしていたんですね。従業員全員
リストラしたにもかかわらず。
そんな悪どいマカリスターにふたりは息の合ったチームプレイ
で財産をものにします。
そしてその結果はリストラされた全従業員にとってハッピーな
結末で見ているこっちまでスカッとします。それはどういう結末
なのかは観てのお楽しみです。
監督:ジョナス・ペイト
ジョシュ・ペイト
出演:ティム・ロス(ウェイランド)
クリス・ペン(ブラクストン)
マイケル・ルーカー(ケネソウ)
レニー・ゼルウィガー(エリザベス)
あらすじ
娼婦の惨殺死体が発見され、容疑者として大富豪の息子
ウェイランドが警察の取調べを受ける。
刑事ケネソウとブラクストンは彼をウソ発見器にかけるが
心理学を学びIQもずば抜けて高い彼にふたりは翻弄され
いく。
誰が彼女を殺したのか、真実はウソ発見器によって明らか
になるのか、そしてウソをついているのは誰か…。
感想
ウェイランド役のMr.オレンジことティム・ロスがいいです。
エディこと故クリス・ペンも出演しているので「レザボア・
ドッグス」と思いきや、刑事の妻役でロザンナ・アークエットが
出演という事は「パルプ・フィクション」でもある訳ですね~
タランティーノファンにはたまらない人選です
映画のほとんどは取調室という密室劇。
時々挟まれるのはウェイランドの妄想のような現実のような場面。
それは彼がTLEという精神病(てんかんのようなもの)を患って
いるからだけでなく他の病気の可能性を秘めていたという事だった
のでしょうか。
惨殺された娼婦は身体を2つに切断され、トランク2つに詰め込まれ
発見されます。
しかし、殺人シーンや切断シーンははっきりとは描かれていないので
心理サスペンス好きだけと残酷描写はちょっと…という人でも
大丈夫でしょう。
その娼婦に扮しているのはブレイク前のレニー・ゼルウィガー、
「ブリジット・ジョーンズの日記」の彼女と言えば有名ですね。
そんなに色気を感じさせないもののスレた感じがよかったです。
ウェイランドがIQの高いうそつきだった事からウソ発見器の
信憑性も疑うようになります。
(後によく考えてみるとうそつきと言うよりも…)
しかも供述も一転二転するから、観ている方は頭の中を整理するのが
大変になってきます。
ウソ発見器にかけられる前にボソッと「自分を信じろ」とつぶやく
ウェイランドがとっても意味深です。
そして彼が当日”アブサン”(アルコール度数の高い酒)を飲んでいた
事からますます彼の証言があやふやなものに…。
”アブサン”に関する話で興味あったのは画家のゴッホの話。
ゴッホが自分の耳を切り取ったという有名な話は”アブサン”を
飲んで泥酔状態、その為精神状態がおかしくなったという説がある
と言う事。
ゴッホはその耳を売春婦に送りつけたそう。
精神科医によるこの話、”アブサン”、売春婦が事件に関わってくる
のは偶然??
ウェイランドを追い詰める刑事二人、特にケネソウは妻に対する
異常なまでの嫉妬心や暴力衝動を指摘され、逆にウェイランドに
よって追い詰められていく所から、一気に緊迫感が増していきます。
しかもあるビデオの存在によってウソ発見器、かける側から
かけられる側になってしまうケネソウ。彼の汗の量は尋常
じゃないです。
そして、判明する殺人のいきさつ(表向きの)。
が、面白いのはハッキリと真実は描かれていない事。人によっては
この不親切な話に付き合って後悔するかもしれません。
あとは観た人のご想像にまかせます、とでも言いたげな
ラストシーン。
他の人の感想を読んでもいろいろな解釈ができるみたいで、
これが真相よ、なんて自分が断言できるシロモノでも
ないんで観た人同士があーだこーだ言って議論するのにはもって
つけの作品かと思います。
でも最後のティム・ロスの表情はスゴイです!!
あれで表向きの真相があやふやになってしまいましたから。
まったくサイコ野郎の似合う役者ですねぇ。
◆12/31までGyaoで配信中◆
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
WELCOME
当ブログにようこそ
管理人のサイモンです。
主に映画の感想を中心に不定期に
更新しています。
関係ないトラックバックや
コメントがある為こちらで確認して
からの公開になりますので、ご了承を
◆サイモンからのお知らせ◆
映画タイトル一覧表を更新しました。
(4/2現在)
タイトルで探すならここ↓
ジャンルで探すならカテゴリーを
参考にして下さい。
お気軽にコメントお待ちしてます♪
カテゴリー
ブログ内検索
最新記事
(08/28)
(08/06)
(02/09)
(01/24)
(08/12)
(06/08)
(06/03)
(05/26)
(05/24)
(05/23)
最新コメント
[07/29 サイモン]
[07/27 ディープインパクト]
[07/26 サイモン]
[07/18 テコ]
[07/17 サイモン]
最新トラックバック
アクセス解析
カウンター
忍者ポイント広告