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監督 ジャレット・ヘス

出演 ジョン・ヘダー (ナポレオン・ダイナマイト)

    エフレン・ラミレッツ (ペドロ/友人)

    ジョン・グリース (リコ/おじさん)

    アーロン・ルーエル (キップ/兄)

    ティナ・マジョリーノ (デビー/同級生)

『名前負けしているナポレオンのゆる~い日常』
ものがたり
 ナポレオン・ダイナマイトは高校までバスで通学している
見た目も中身も冴えない高校生。いつも口は半開き。友達と
言えば転校生のメキシコ人ペドロだけ。

 家には引きこもり気味の兄キップ。今日もPC内の彼女と
チャットでデート気分。ペッタリ横わけで半スボン姿という
弟同様冴えない兄。

 元アメフト選手のリコおじさんがしばらく同居する事に
なるがなにやら怪しい商売をご近所相手にしているらしい。

 ある日生徒会長選にペドロが立候補することになり、少し
ずつナポレオンの日常が変わっていくことに…。


感想
 なんでこんな邦題つけちゃうかなぁ~~と誰もが思ったはず。
主人公がオタクでイケてないルックス、という事で「電車男」に
ちなんでバス通学だから「バス男」になった??
(原題は「ナポレオン・ダイナマイト」です)

 チリチリパーマで口半開き、TシャツはズポンにIN、と
ダサい高校生のイメージそのもののナポレオン。いつも
同級生にからかわれている。
 確かに会話のテンポも遅れているというか、間が開きすぎて
いるので友達にはチョット…という感じ。

 アメリカの学校イベントのダンスパーティ、どうにか相手
が見つかるという幸運にめぐまれるも、逃げられてしまう。
 こういうナポレオンのような人は自分の事を気にしてくれて
いるデビーの存在には相当後にならないとわからない。

 兄キップはチャット相手を彼女だと言い、今度実際に会う
事になった、と。そんなウマい話はないだろうからすっぽか
されるか騙されているだけだと思っていたら、その彼女は
黒人のセクシーな女性。

 いつのまにか彼女に感化されファッションも変わってしまう。
最後にはデート商法かなんかで詐欺にあっちゃうんじゃない?
と予想するも…。

 ナポレオンがペドロに「自分には自慢できるものがない」
と嘆くがすぐには何もしようとはしない。それがある事に
熱中した事で生徒会長選で学校中の注目の的になってしまう。

 最初ナポレオンのやる気のなさや大きな事を言いつつも
行動しない所にイラッとくるものの、それが面白さに変わり
ちゃんと最後には「自慢できるもの」が見つけられた事で
このオタクくんを見直して、少しカッコイイような気も
してきた。
 ただ彼自身は別に変わらなきゃと意気込んだわけでも
ない所がナポレオンらしくてよかったです。

 主演のジョン・ヘダー、アメリカでのヒット作ウィル・
フェレル共演の「Blades of Glory 」ではこれがナポレオン
をやった人?と思えないルックスでした。これが本来の
彼なのでしょうか。

 追加情報としては映画の中で生徒会長を争う田舎風美人の
サマーはアイドル、ヒラリー・ダフのお姉さんだったそうです。

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監督 ドナルド・ペトリ

出演 リンジー・ローハン (アシュレー)

    クリス・パイン (ジェイク)

    フェイゾン・ラヴ (デイモン)

    サミーラ・アームストロング (マギー)

    マクフライ (新人バンド)
『わたしのラッキーはどこへ行っちゃったの?』
ものがたり
 アシュレーは強運の持ち主。今日も会社のトラブルを幸運
に変え、昇進街道をまっしぐら。

 ジェイクは逆に運に見放される人生を歩んでいた。今日も
新人バンドの売り込みに失敗してしまった。

 そんな全く正反対の人生を歩いていたふたりが仮面パーティ
でキスをしたとたんに運勢が逆転してしまうのであった。


感想
 ティーンアイドル、リンジー・ローハン主演のラブ・ファンタジー。
『プリティ・ピンク・コメディ』シリーズの作品という事でピンクを
基調としたジャケットで女の子心をくすぐります。

<アシュレーの強運>
*手を上げるとタクシーがすぐにつかまる。
*スピードくじは外れたことがない。
*エレベーターでイケメンGet、しかも御曹司。

<ジェイクの不運>
*外に出ると鳥のフンが落ちてくる。
*小銭を拾おうとしたらズボンが破れる。
*大事なライブの機材を壊してしまう。

 そんな二人の人生が入れ替わってしまう。ジェイクに
とっては今までの不運もこの成功の為なんだと感謝。家も
豪華な部屋を用意されるし、自分がマネージャーをする
バンドの評判も上がり、絶好調。

 いきなりアンラッキー・ガールになったアシュレーは
仕事もクビ、警察の厄介になること多々。人に関わると
その人まで迷惑をかけてしまう。

 自分のラッキーを取り戻すには、パーティでキスした相手
と再びキスしなければならないと知り、彼を探すことに。
相手は20人のダンサーの中のひとりだと思い込んだアシュ
レーは名簿片手に次々にキスしていく。
 中には結婚式最中の相手もいて、式をメチャクチャに
してしまうことに。

 偶然出会ったアシュレーとジェイク、その問題のキスの
相手とは知らないアシュレーは彼に惹かれ始める。ジェイク
も昔の自分を見ているような危ういアシュレーの事が気に
なり始めてくる。

 アシュレーがキスの相手がジェイクだと知った後の彼女は
複雑な心境に。それは自分にとってはラッキーは戻ってくる
けれど彼にとってみれば…。

 アシュレーのファッションもステキです。間違って届いた
”サラ・ジェシカ・パーカー”のドレスがオレンジで着た姿
はコートでよくわからないものの裾のラインがキレイでした。

 最初ダサいジェイクがラッキーを手にした後から洋服から
ヘアースタイルなどが洗練されてきてイケメンくんに変身。
 二人の運命が逆転してからの外見的変化も見ものです。

ジェイクがマネージャーを務めるバンド”マクフライ”の
音楽も明るいロックで耳に入りやすいです。
 この”マクフライ”は実在するバンドで映画の中で演奏
された曲はファースト・アルバムに入っています。彼らも
要チェックですね。

 アシュレーは自分のラッキーを取り戻す事ができるのか、
そして二人の恋の行方は?
 とても明るい雰囲気で難しい事を考えないで軽い気持ちで
観られる楽しい映画でした。

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監督 ジョセフ・ルーベン

出演 ジュリアン・ムーア (テリー)

    ドミニク・ウェスト (アッシュ・息子の友達の父親)

    ゲイリー・シニーズ (マンス医師・テリーの担当医)

    アンソニー・エドワーズ (ジム・テリーの夫)

    アルフレ・ウッダード (ポープ刑事)

『自分の記憶が現実ではないと言われたら…』
物語
 テリーは一人息子サムを14ヶ月前、飛行機事故で亡くして
いた。その現実から立ち直れないテリーだったが、ある日
家族3人で写したはずの写真から息子の姿が消えていた。

 夫ジムを責めるテリーだったが、彼の言葉に愕然とする
「僕たちには息子はいない」と。

 ジムも信じられなくなったテリーは同じく事故で娘を亡く
したアッシュを訪ねるが、自分には娘はいないとテリーに
告げる。しかし、アッシュの部屋の壁紙を剥がすと子供の
書いた絵が出てきた。

 テリーとアッシュは自分の子供を探し出すことができる
のか?そこに待ち受けている想像もつかない黒幕の正体
とは?


感想
 朝目覚めると息子がいたという現実が妄想であるかのように
夫に言われてしまうテリー。息子の写真もない、友人も息子
がいた事実を知らない。

 それでも息子は現実にいた、と信じるテリー。その思いに
答えたのかアッシュも娘の存在を思い出す。しかし、なぜ
今まで忘れていたのか。

 しかも夫までもがテリーの存在を忘れてしまう、自分は
独身で彼女の事は知らないと。

 不可思議な現実の中テリーとアッシュだけは子供の存在を
信じ、この謎に立ち向かっていく。警察ではなく、国家安全
保障局に追われることになる。それはふたりが国家的機密
事項に関係していることでもあった。

 前半はオカルトチックな物語のようにみせておきながら、
後半はまるでX-ファイルのエピソードにありそうな展開
になっていく。

 真実を知った人が文字通り”飛んでいってしまう”シーン、
ドキッとしつつもちょっと笑えてしまいました、すごい
勢いでしたから。

 コピーの”シックスセンス以来の衝撃”は真に受けない
ように。霊の存在や妄想とは違う、ある人間離れした存在
が事件の黒幕だから。(これ以上はネタばれになって
しまいます)

 でも、この不可思議な物語をやっちゃいけない夢オチに
しないでちゃんと”親子の絆”の強さで解決してくれたのは
よかったです。終わりもめでたしめでたしでしたから。

 海外ドラマファンには夫役には「ER」のグリーン先生、
医師役には「CSI・NY」のチーフ、夢の共演ですね。

 
 

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監督・製作・出演 モーガン・スパーロック

解説
 
 ファーストフードを一ヶ月間食べ続けたら
どうなるのか。それをモーガン自身が身をもって
体験するというドキュメント。

 さて、モーガンは無事に一ヶ月を乗り切れた
のか?そしてその結果何が起こったのか?

『偏食の人、これを見て続けるかやめるか判断して下さい』
 彼がこの無謀な挑戦をするきっかけとなったのは、ある女性が
○ックに対して「私が太ったのはファーストフードのせい」と
いう訴訟をおこしたから。

 日本人の考えだと「そりゃ自分の責任でしょ」と思うところ
アメリカは企業側の責任を追及したりする、さすが訴訟大国。

 モーガンの挑戦は普段ハンバーガーを食べなれているから
出来るんじゃない、と思っていたのに早くも一週間で身体に
変化が出てくる。(ちゃんと週一の検診はしている)

 体重が増えるのはあたりまえだけど、血糖値や尿酸値、
コレステロール…いたる数値が短期間の間に異常に増えて
いく。しかも身体だけではなく、気力がなくなったり精力
減退などメンタル面での異常も。

 そして最初の取り決めで店員が”スーパーサイズ”を
すすめてきたら、それを購入する。この”スーパーサイズ”
がクセもので飲み物1.5Lという考えられないサイズ。

 彼の挑戦を追いつつも、アメリカの食生活に対する批判
もある。例えば学校の給食は小学生から炭酸飲料は普通に
購入できるしセルフサービスだから野菜でなく好きなもの
しか食べない、人によってはスナック菓子と炭酸を昼食
にしていたりする。

 人物のイラストを子供に見せ誰かわかるかの質問に
”キリスト”は知らないのに”ドナルド”は100%知って
いるというモーガンも呆れてしまう現実があった。

 ちょっと怖いなと思ったのは”チキンナゲット”の肉は
どの部分なの?という疑問。形のないものは例の偽装牛肉
事件でも怖さを感じたけれど…。ちなみに”マックグリドル”
の糖質(脂質だったかも)はビッグマックと同じだそう。

 モーガンの挑戦は途中で医者も驚くほどの結果を見せる。
「あなたは病人だ、医者としてはこれ以上の挑戦は命に
かかわる」と。それほどまでにこのハンバーガー地獄は
彼の身体を蝕んでいた。

 このモーガンのドキュメンタリーが映画祭で上映され
反響を呼んだ事で○ックの企業体制にも変化が現れた。
ファーストフードの成分表(栄養素とかカロリーとか)
チラシやネットでもわかりやすく見られるようになった。
そして、例の”スーパーサイズ”が…。

 大企業相手にひとりの無謀な挑戦の結果が影響を及ぼした
このドキュメンタリー、○ックを食べるな、と言っているわけ
でもなくちゃんと自己管理をして食べましょうと、自分や子供
たちの食生活を考え直すきっかけになればいいですね。 

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監督 デヴィッド・ドブキン

出演 オーウェン・ウィルソン (ジョン)

    ヴィンス・ヴォーン (ジェレミー)

    クリストファー・ウォーケン (ウィリアム・財務長官)

    レイチェル・マクアダムス (クレア・ウィリアムの次女)

    アイラ・フィッシャー (グロリア・ウィリアムの三女)

『遊びの恋もほどほどに。真実の恋は大変ですよ』
ものがたり
 ジョンとジェレミーは他人の結婚式に出席してはナンパして、
お持ち帰りするという女遊びを繰り返していた。
 今回も財務長官ウィリアムの長女の結婚式にまんまと潜りこみ、
ジョンが次女にジェレミーは三女に目をつける。遊びのつもりが
三女アイラはジェレミーにゾッコンになってしまい、別荘での
休暇に二人も行くはめになってしまう。


感想
 2005年全米年間興行収入6位の映画。なのに、日本では
劇場未公開作品となってしまった作品。その時の5位は
「キングコング」7位は「チャーリーとチョコレート工場」。

 タイトルは日本語にすると”結婚式荒し”、荒らすという
よりはちゃんと盛り上げてくれて、結婚式自体はとても楽しい
ものにしてくれる。

 そんな主人公二人の自論は『結婚式は気分が高揚するから
オンナをおとしやすい』。ここだけ聞くと女性の敵ですね。

 ジェレミーは三女グロリアとすぐに関係を持ってしまう。
しかしその直後彼女がビックリ発言、「わたし、初めて
だったの…」と。これには百戦錬磨のジェレミーも真っ青、
まさかこんなにお尻の軽そうな子が…。

 次女クレアに恋をしてしまったジョンはグロリアにもう二度と
関わりたくないジェレミーを無理やり連れて、長官一家の
バカンスに行く事になる。

 グロリアはジェレミーに夢中になりアノ手コノ手で迫ってくる。
ベッドに縛り付けたり、テーブルの下で○○したり。とても
”初めて”だった女性とは思えないほど積極的に。

 かたやジョンは次女クレアと少しずつ打ち解けてくる。彼女も
まんざらではないと思っていた所に恋人が出現。

 それでもクレアを諦められないジョンは何とか機会を作り
彼女と散歩したり話をしたり、徐々に好意を持ってもらおうと
努力する。

 が、やがて二人が結婚式に出る為についたウソがばれてしまう。
そして”結婚式荒し”だったことも。

 この映画はコメディで笑えるシーンも多いけれど、テーマは
遊びの恋愛をしてきた男たちに真実の愛は見つけられるか、
だったような気がする。

 主演は”フラットパック”という次世代コメディ俳優グループ
の一員であるふたりふたりだから面白くないわけがない。特に
強面のヴィンス、過去には「サイコ」の主役をやったりして
怖いイメージがあるかもしれないけれど、コメディ映画ではここ
最近かなりのヒットをとばしている。

 他にもクリストファー・ウォーケンや久々に見たレベッカ・
デモーネイなんて懐かしい顔もあった。次女のクレアは恋愛
映画の人気作「きみに読む物語」にも出演している。

 映画の最後の方で登場したウィル・フェレル扮するジェレミー
にナンパ術を指南したチャドは本当にクドクドの濃いキャラ。
最後の笑いは彼に持っていかれましたねぇ。さすが、ウィル・
フェレル(ノンクレジットなのに)。

 二組の恋愛話あり、ちょっぴりHネタあり、もちろん面白
シーンもあり、それでいて最後はハッピーになれる、そんな
楽しい映画でした。

 *本作に出演のクリストファー・ウォーケンがヘンな
踊りをするプロモーションビデオは必見です。
”つづきはこちら”からどうぞ*

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監督 ジェイ・ローチ

出演 ロバート・デ・ニーロ (ジャック・バーンズ)

    ベン・スティラー (グレッグ・フォッカー)

    ダスティン・ホフマン (バーニー・グレックの父)

    バーブラ・ストライサンド (ロズ・グレックの母)

    テリー・ポロ (パム・バーンズ・グレックのフィアンセ)

『結婚に向けての最終関門を突破できるか?』
ものがたり
 恋人パムの父親に結婚を認めてもらったグレッグ。次の難題は
自分の家族をパム一家に紹介すること。パムの堅物な元CIAの
父親ジャックとは正反対の開放的で変わり者のグレッグの両親
バーニーとロズ。

 フォッカー家にパム一家を招待するが…。はたしてこの難関を
突破してグレッグとパムはめでたく結婚できるのか。


感想
 結婚までの道のりには乗り越えなきゃいなけい問題はお国が
違っても同じようなもんですね。
 前作は彼女の怖い父親に会い、いかに結婚相手として認めて
もらえるか、今作は自分の両親をいかにうまく相手側に紹介
できるか、ですね。

 前作ではコメディを紹介する番組や予告編は注意して作って
もらいたいと切に感じました。なぜならTVで紹介された場面
ほど面白いシーンがなかったから。

 今作は大御所俳優共演しているだけあって前作よりもパワー
UP、笑いもUPしています。

 2だけでも充分面白いけれど、やっぱり前作を観てからの方が
いかにデ・ニーロ扮するジャックの一筋縄ではいかないかがよく
わかります。

 今回登場のバーニーは専業主夫、ロズは高齢者相手のセックス
カウンセラーだから堅物なジャックとは水と油のような関係に
なることは一目瞭然です。

 しかも、この家族”フォッカー”という苗字(一文字違いで
スゴイことに)でグレッグに至っては本名”ゲイロード”という
なんとも意味深な名前。

 バーンズ家のいじわるな猫VSフォッカー家の発情しっぱなし
の犬の対決あり、グレッグの初体験相手の出現で隠し子騒動あり、
生意気な甥っ子の赤ちゃんあり、結婚までは山アリ谷アリ。

 この隠し子?の疑いアリの男の子の容姿がなかなか笑えます、
一目見ただけで誰かさんにソックリなんで。

 前回同様ジャックのCIA仕込みの自白剤の使用、なんて
過激な手も再び使います。(前回はウソ発見器でした)

 ラストシーンでは、ベンの仲良しオーウェン・ウィルソンの
登場。”フラットパック”は友情出演が多いです。

 それにしてもフォッカー夫婦、体型が北島サブちゃんなダンナ
(胴○短○)と京唄子似の奥さんの”おもろい夫婦”見えて
しまいました。

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監督 フランク・コラチ

出演 アダム・サンドラー (マイケル・ニューマン)

    ケイト・ベッキンセール (ドナ・マイケルの妻)

    クリストファー・ウォーケン (モーティ・謎の男)

    ショーン・アスティン (ビル・水泳コーチ後に…)

    デヴィッド・ハッセルホフ (エイマー・社長)
『注意:いくら万能でも人生は巻き戻しできません』

ものがたり
 家庭より仕事優先のマイケルはいつか会社の共同経営者
になることを夢見つつ残業の毎日。幼い頃貧しかった彼は
お金持ち=幸せという考えを持っていた。

 ある日リモコンだらけの生活にイライラ、ひとつあれば
全てのリモコン操作が出来る”万能リモコン”を求めて
夜の街をさ迷う。

 生活用品店の奥のドアを開けると怪しげな男モーティが
マイケルの望みの品”万能リモコン”を無料で提供して
くれた、ただし返品不可という条件つきで。

 その”万能リモコン”、うるさい犬の声を小さくしたり
渋滞時間を早送りしたり、まさにマイケルにとって万能
なものだった。


感想
 この”万能リモコン”、ドラえもんのポケットの中に
ありそうなもの。のびたくんが「ドラえも~ん、ジャイ
アンに殴られたよぉ」
と訴えると、「ジャーン、万能
リモコン」
とポケットから取り出してくれるのが目に
浮かぶよう。

 しかもデジタル時代を反映してか、メニューを押すと
DVDのメニュー画面みたいなのが自分の周りに現れる。

 ”万能リモコン”の効果は、音声をコントロールできる、
苦手な両親との夕食会を早送りでとばせる、妻との思い出の
曲名が思い出せない時はチャプターで過去の映像が見られる、
など。

 特に早送りしている時のマイケルは自動操縦になっていて
勝手に必要最低限の事はしてくれる、ただ会話は返事する
ぐらいになるから夫婦のコミュニケーション不足になって
しまうという弊害はある。

 それに早送りした時の記憶はマイケルにはないから、
知りたければチャプターで映像を映すぐらい。過去の
出来事にはまるきり傍観者になってしまう。

 仕事人間のマイケルは”万能リモコン”で昇進したり、
ゆくゆくは大会社の社長にまで上りつめる。が、それも
早送りした結果なのでそこまでどのような過程があった
のか、それによって家族が何故バラバラになったのかは
知るよしもなかった。

 いつもイライラしているアダム・サンドラーの嫁が
ケイトとは…あのプロポーズのシーンがあっても、
どう考えてももったいない嫁ですよ。歳とってもキレイ
なケイト、顔はキツイけどね。

 クリストファー・ウォーケン、最近の役柄はハジケ
まくってます。今回の風貌は「バック・トゥ・ザ・フュー
チャー」のドクでもイメージした??

 衝撃的もしくは笑撃的登場シーンだったのはあの「ロード
・オブ・ザ・リング」で主役のフロドよりも涙をさそって
いたサムことショーン・アスティン。
 なんと趣味の悪い赤の海パン姿で登場です。しかも結婚式の
シーンではタキシードの下にこれをはいていた事が判明、
大恥をかいてしまいます。

 『早送りしてもいい現実なんてありえない。地道に今を
生きていきましょう』
そんなメッセージが含まれていた
ような気がします。
 コメディなのにちゃんと人生について考えさせられる、
とてもわかりやすい映画でした。
 ただタイトルに関しては残念ですね。(原題のクリックの
方がセンスあったなぁ)     

拍手

 
監督 小田一生  原作 川原泉

出演 上野樹里 (司城史緒)

    伊勢谷友介 (司城一臣)

    関めぐみ (斎木和音)

    平愛梨 (更科柚子)

    菊地凛子 (桜井敦子)

ものがたり
 母親が亡くなった事で父親に引き取られていた兄一臣と暮らす
事になった史緒。そこはまるで別世界のような伯爵家だった。
 学校も”聖ミカエル学園”という超お嬢様学校に転校した
史緒だったが、今までの庶民の生活とはあまりにも違う為馴染め
ないでいた。が、そんなお嬢様学校にも史緒のようなタイプは
いるわけで、クラスメートの和音と柚子と友達になる。

 そんな中各国で良家の子女が誘拐される事件が発生。”聖
ミカエル学園”にも誘拐犯の魔の手が迫っていた。


感想
 実写映画でありながら、どこかマンガチックな展開は原作
とは違うものの好き嫌いがわかれそう。前半と後半の雰囲気
がガラッと変わるし、なんで??という疑問も多く説明は
なかった。

 それでもお嬢様からはみ出してしまう主役3人はそれぞれ
キャラが特徴的でよかった。特にスレンダー美人の和音役の
関めぐみは「ハチミツとクローバー」やドラマ「ライフ」
などの話題作に出演している。
 ちなみにどちらも美人な役柄。

 前半の”聖ミカエル学園”内の日常風景はとても面白くて、
それになじめない3人がコッソリとチキンラーメンをすすっ
たり、無理やりお嬢様言葉を使ったりで、このままの雰囲気
で進めばもっと面白かったかもしれない。
(個人的意見ですが)

 それが何故か突然超人的パワーを身につけてしまう3人。
『ミカエルさまのおぼしめし』だか何だか知らないけど。
そのパワーも誘拐犯と対決する後半には必要な設定だった?

 後半は”聖ミカエル学園”の生徒たちが誘拐され、それを
助けに行く3人の活躍。その姿はまるで「チャールーズ・エン
ジェル」のようです、3人だし。

 監督の趣味なのか特撮やアクションてんこ盛りで食傷ぎみ
になってしまいました。アクションの型もやっぱりどこか
「チャーリーズ・エンジェル」で見たことがあるような…、
とても似ています。

 予告編から「和製チャーリーズ・エンジェル」のような
感じだったので、それだと納得な後半だったと思いますが
原作からするととても違和感があった事でしょうね。

 途中からの展開には不満は残ると思いますが、難しく
考えないでサラッと観るにはいろんなジャンルの映画が
ミックスされていていいかもしれません。

 主役の3人はとても魅力的だし、なによりビックリ
だったのはナレーションが久々に聞いた”広川太一郎”
だったこと。

 名作?迷作?あの「Mr・Boo」シリーズで御馴染みの
あの声優さんです。そこまでハメを外していないけれど、
彼の声が聞けたのはとてもうれしかったですねぇ。

拍手

 

監督 リュック・ベッソン

出演 ジャメル・ドゥブーズ (アンドレ)

    リー・ラスムッセン (アンジェラ)

    ジルベール・メルキ (フランク)

    セルジュ・リアブキン (ペドロ)


『ぼくの天使は美しくやさしく、そして強い』
物語
 借金取りに追わるアンドレ。人生に希望もなくなった彼は
セーヌ河沿いの橋から飛び降りようとするが、先に飛び降り
た女性を助けることになってしまう。

 助けた女性はアンジェラと名乗り、モデル並みの容姿や
スタイルのとても美しい女性だった。

 かたやアンドレは背は低いし全く外見に自信のない男。
そんなアンドレに「あなたの望むようにしてあげる」と
アンジェラはそっと手を差し伸べるのであった。


感想
 監督であるベッソン、ジャンヌ・ダルク」以来の監督作です。
以前10本映画を撮ったら監督は引退と言っていたからもう
ラスト間近でしょうか。

 この「アンジェラ」は前編モノクロの映像。恋愛ファンタジー
というような物語にマッチしています。パリの街並みもとても
印象的です。

 主人公のアンドレはホントに最初はダメ人間で追い詰めら
れても自分でどうするでもなく、逃げ回っているような男。
 片やアンジェラは人々の目を引くほどの美女。なぜか
自称天使だと言っている。しかもアンドレの為に身体をはって
お金を工面してくれる、まさに男性にとって理想の女性。
 その反面借金取りを一撃で倒してしまう強さも兼ね備え
ている。

 せっかくアンジェラが稼いでくれたお金を「ヒモみたいで
嫌だ」と言いながらも受け取ったり、友人と称する男にのせ
られて競馬でなけなしのお金をすってしまったり、やっぱり
どうしようもない男。

 それでもアンジェラと関わることになってから考え方が
徐々に変わってくる。そして顔つきまでなんだか変わって
きたように見えてくる。

 自分の内面のよさを認められないアンドレにアンジェラが
鏡を見ながら彼に問い掛けをするトイレのシーンはまるで
”アンジェラ先生のカウンセリングルーム”と化していた。

 本当はやさしくてきれいな目をしているはずなのに外見や
自信のなさでそれに気付かずにいたアンドレ。

 「愛してる」と言葉にできないアンドレに「人に愛されないと
自分を愛するのは難しいの。…愛してるわアンドレ。わたしの
言葉を受け取ったでしょ。あなたも言ってみて」
人に愛されてこそ自信が生まれる、アンジェラはその事を
わかってほしかったんでしょうね。

 いつしかアンドレはアンジェラを愛し始めていて、かけがえの
ない存在になっていた。でも、アンジェラは使命を終えたら
帰らないといけない。

その使命とは”アンドレの心を解放して自由にしてあげる事”。

 最後にはアンドレによってアンジェラ自身も解放され
「自由よ」と両手を広げる。それを見ている生き生きとした
笑顔のアンドレが印象的。

 愛していることを確認してからのアンドレは外見上最初の頃と
そんなに変わっていないはずなのに素敵な雰囲気になりました。

 男性にとってはアンジェラのように外見ではなく内面を見て
自分のいい所を引き出してくれるような女性が理想なんで
しょうね。

 リュック・ベッソンにしては珍しくアクションというよりも
正統派恋愛映画でした。

拍手

 

監督 福田雄一

原作 石原まこちん

出演 佐藤隆太 (ジャンボ)

    塚本高史 (ミッキー)

    岡田義徳 (まっつん)


ものがたり
 ファミレス「BIG BOY」で深夜になると集合する3人。
いつもフライドポテトを注文するジャンボ、イケメンなのに服の
センスが全くないミッキー、無口なのに突然不思議な行動をする
まっつん。
 
 今日もまた意味のあるような無いような会話で友情を深める
のであった…(オーバーですが)


感想
 一話5分弱の話が10~11話収録されています。それの
どれをとってもくだらないです。
 そこがとってもイイ味を出していて、一本見るとシリーズ
続けて見たくなる魅力があります。

 クスッという笑いもツボにはまって大笑いしてしまう所も
あり、日本のコメディとしてはわかりやすく面白い映画…
ドラマ??です。

 ほとんど3人の会話や行動で成り立っている「THE 3名様」
時々パフェおやじとか幸薄そうな親子とかが出てきて3人を
食っちゃうキャラクターも登場したりします。
 基本は3人だけですが。

 すごくゆるい感じの脱力コメディとでもいうのでしょうか。
ある意味、癒し系?かもしれません。

 特に今回のDVDで気に入ったのは#19「大変ですよ」。
(”コエンザイム”という言葉を聞いた事があるものの、それが
何かはわからずにそれをそれぞれ知ったかぶりする3名様…
さてどうなるのか…)

「…コ、エンザイムですよ」

「そうですね、フォルムがいい、ですよね…」

「…今度新型がでるみたいですよ、コエンザイム。
メカニック、な感じの?」


「まぁ…コエンザイム、大変ですよ」

「…コエンザイム…キュー、テン?ですか…」

「いや、9点はあげられないでしょ」

「…6点でしょ」


 「THE 3名様」は6本DVDで出ています。続きものでは
ないのでどれから見ても大丈夫です。
 派手な演出は全く無いものの会話の面白さは味わえると
思います。特に木更津キャッツアイファンにはこの主演の
”3名様”はとても魅力的だと思います。

      


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管理人のサイモンです。
主に映画の感想を中心に不定期に
更新しています。

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