映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
×
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監督 ジョン・ランディス (「ブルース・ブラザース」)
あらすじ
閑静な住宅街に引っ越してきた若い夫婦。娘を亡くした
ショックから立ち直ろうとここへやってきたのだ。
親切な隣人と仲良くなった夫婦だったが、温厚そうな
隣人にはある秘密があった。
独身だという隣人には本当は家族がいた…それは白骨化
した家族。彼は妄想の中で幸せな家庭を築いていた。
ガイコツの娘が「おばあちゃんが欲しい」と妄想の中で
言えば、身寄りのなさそうな老婆を殺害、自宅地下で白骨化。
ある日若い夫婦の夫が失踪。妻に想いをよせていた
隣人はなぐさめるフリをして、彼女を家族の一員に
しようとしていた…。
感想
太った人っていい人そうに見えるんですよね。隣人は
ニコニコして人当たりがいいし。
(パッと見、ジョン・グッドマンぽいです)
だって妄想の中でガイコツ家族と楽しく暮らして
幸せそうなんですから。白骨化作業している時は音楽
かけてノリノリです。
若夫婦も娘の死を乗り越えようと子供を作りたい妻と
まだそんな気分になれない夫の間でいざこざが絶えない。
隣のガイコツ家族は楽しそうなのに、皮肉です。
夫の失踪に絶対ガイコツ家族家長の隣人が関わって
いると思っていたら、な~んと大ドンデン返し。
予告編では”誰も想像つかない結末が~”なんて観客を
あおっておいてこの結果かっ、と腹立たしいB級サスペンス
映画はこのドラマの爪のアカでも煎じろ、と言いたい。
ラストは上には上がいたんだ~としか言えません。
これはネタばれしたら面白さ半減ですからね。
R15指定な割には血は出ない、その代わり白骨化作業は
ドロ~リ溶けまくりですよ。無理なら目を伏せて、それでも
損はしないと思います。
「サボテン・ブラザース」(大好き!)などのコメディが
得意なジョン・ランディス監督の別の一面を見てしまい
ました。
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監督 ジョン・カーペンダー (「遊星からの物体X」)
あらすじ
中絶専門の病院に勤める医師夫婦は森の中で何者かに追われる
少女を保護し、病院に連れて行く。
少女はどうやら妊娠しているらしく中絶を望んでいた。
しかし、少女の父親が現れ娘は神の子を宿しているから
自宅に戻るように訴える。
その間にも少女の腹は徐々に膨らみ、中で異様な動きを
してくる。
「これは悪魔の子供だから早く殺して!」
父親は息子3人を連れ、警備員を惨殺し、病院へ乗り込んで
くる。それは常軌を逸した行動で院長までもが彼の手にかかり
殺されてしまう。
少女の腹は臨月状態、早く子供を取り出さないと危ない
状態に。
はたして少女の宿した子供は神か悪魔か…。
感想
まるでカーペンダーの「遊星からの物体X」ですね。
病院へ乗り込んでくる中絶反対派の父親が院長にした
事は相当エグいです。今まで女性たちにしてきたお返し
とばかりに…映像よりも音が…。
生まれた子供の姿や子供の父親である”物体X”の姿は
そんな怖くないですね。もっと恐ろしいものを期待しました
ので…って普通の人は充分恐ろしいのかも。
それよりは病院内での惨殺シーンの方がウッってきます。
かな~~りスプラッターはがんばっちゃいましたね、監督。
もういろんな場所でグチャグチャドロドロですよぉ。
ここまでひっぱっておいてラストが少し残念。だから
なんだったのよ~~って思うかもしれません。
まぁ、「遊星からの物体X」のようで「ローズマリーの
赤ちゃん」でもあったって事で…それではわかる人には
ネタばれですね。
ネタばれでもちゃんとこういうのが好きな人には楽しめる
と思いますよ。
少女の父親は「ヘルボーイ」で特殊メイクしてもしなく
てもそんな変わらなかった??ロン・パールマンっすよ。
最初近親相姦してあの子供が…なんて思っちゃいました、
ってそりゃないか。
ロン・パールマン、結構気になる俳優さんなんですよね。
「ロスト・チルドレン」はダークな世界観が好きな者には
大好物映画でした~~
監督 アレクサンドル・ロゴシュキン
出演 アンニ=クリスティーナ・ユーソ (アンニ・サーミ人)
ヴィッレ・ハーパサロ (ヴェイッコ・フィンランド人)
ヴィクトル・ブィチコフ (イワン・ロシア人)
『言葉は通じなくても、心は通え合える』
物語
第二次大戦末期のラップランド。フィンランド軍狙撃兵の
ヴェイッコは平和主義者。それが問題となり敵であるドイツ
軍の軍服を着せられ鎖でつながれ置き去りにされる。
ロシア軍人イワンは反逆罪で連行中、味方の誤爆で重傷を
負ってしまう。近くを通りかかったサーミ人アンニは一人
生き残った彼を手当てするために家へ連れて帰る。
そんなアンニの家に鎖をなんとかはずしたヴェイッコが
やってくる。
イワンもヴェイッコも訳ありの身、しばらくアンニの家で
ほとぼりが冷めるまで厄介になる事に。
言葉の通じない3人の男女の奇妙な共同生活が始まった…
感想
最初に言っておきますが副題の妖精は出てこないし、紅一点の
アンニはおばちゃん風ですから。(それも段々とかわいらしく
見えてくるから不思議)
でも、大人3人の心の交流はファンタジーの一種かも。
アンニはサーミ語、ヴェイッコはフィンランド語、イワンは
ロシア語しか理解できない。何を言いたいかは身振り手振りや
物を指差したりで最初は苦労する。
ただ自分が言おうとした言葉が相手に理解されたと思ったら
全然違ってもその違ったこともわからない。それでヘンな
名前で呼ばれちゃったりする。
男性二人が紳士的でたぶん戦争の最中あっちの方もごぶさた
だと思うのにアンニに手を出そうとはしない。逆に戦争未亡人
であるアンニが若い方のヴェイッコに欲情したり…。
イワンはアンニに好意をよせていたから、アンニとヴェイッコ
の関係に嫉妬するけれど自分に興味ない事は知っているから
見守るしかない。
だけど、ロシア人のイワンにとってはヴェイッコは敵の
兵士…だと思い込んでいる。ヴェイッコはドイツの軍服を
着ていたから。
それでも3人の暮らしは戦争の最中とは思えないほど平和で
心地いいものになってくる。このままでもいいのかもしれない
と思い始めたときに別れの時はやってくる。
言葉の行き違いの面白さはそこかしこに感じられ、ドイツ
軍だと勘違いされても言葉が通じないからいつまでたっても
ヴェイッコはイワンの敵、それでも友情は育っていくのだ
けれど。
ラストシーンはとても微笑ましいです。去っていった
男たち、だけどアンニは別の物を手に入れた…。
そういえば「バベル」は”言葉の通じない”事による
悲劇を描いた映画だったような。
(まだ観ていないので解説を読んだ感想ですが)
だったらこの「ククーシュカ」はポジティブ版の
「バベル」かもしれません。テーマは同じでもこっちは
喜劇や癒しの要素がいっぱいでなんとなく幸せな気分に
なりますから。
監督 ジェフリー・サックス
出演 マイケル・キートン (ジョナサン・リバース)
チャンドラ・ウェスト (アンナ/ジョナサンの妻)
デボラ・カーラ・アンガー (サラ・テイト)
イアン・マクニース (レイモンド・プライス)
『テレビのノイズの中から亡き妻の姿が…』
物語
ジョナサンは作家のアンナと再婚し、前妻の息子マイケルと
幸せに暮らしていた。
ある日アンナが姿を消し、数日後車だけが発見される。
アンナの生存を信じるジョナサンの元に謎の男レイモンドが
現れアンナは既に亡くなっていて彼女自身からのメッセージ
を聞いたと言う。
それから間もなくアンナの死体が発見され事故死と断定
される。
半年後アンナの死から立ち直れないジョナサンはレイモンド
の元を訪ね、EVPという死者の声を聞くことができる装置に
のめりこんでいく…。
感想
よく霊はTV局など電気機器の多く使われる所に引き寄せ
られるってのは映画で使われていたEVPという電磁音声
伝達現象からまんざらウソではないような気がします。
実際にEVPの装置はアメリカでも認知されているらしい
ので。
EVPの装置はモニター数台と録音機器をつなげて、
砂嵐のようなノイズ状態にして、そこから声を取り出す
という気の遠くなるような作業。
それを持つレイモンドは自分とは何の関連もないはずの
アンナの声をそこから聞き、夫ジョナサンに伝える。
誰でも未知の世界はすぐには理解できない、ジョナサンも
そう。が、妻への断ち切れない想いがレイモンドの元を
訪ねることになってしまう。
そこでは同じように恋人が死んでしまった女性サラも
いて、レイモンドから恋人の声を聞かされ癒されたと
言う。
ジョナサンはノイズの中のアンナの姿や声を聞いた事で
自宅にEVP装置を置き、寝るヒマも惜しんでのめりこんで
いく、息子も寄せ付けないほどに…。
EVPからの映像や声はノイズの中の一瞬なのではっきり
見えるより怖いかも。その中に悪霊らしき影もあったり
するので余計にヒンヤリ。
と言っても正直映画自体はあんまり怖くないんですけどね。
物語は妻アンナの死の真相とある事件の結びつきをジョナサン
がEVPから読み取っていくというもの。そんなサスペンスな
要因よりも子供そっちのけで霊との交信にのめりこむジョナサン
の姿が怖いです。
EVPで霊の姿を覗いていると悪い霊に見つかって自分の
身が危なくなる。そりゃ霊だって干渉されたくない時だって
あるでしょうからね。それは映画の中でもEVPに関わった
人が死んだり瀕死の重傷を負ったり、悪霊のしわざとしか
いえない不可解な事ばかり起こります。
最近はTVの砂嵐なんてあまり見かけなくなりました。でも
TV着けっぱなしで寝てしまい、ふと起きたら砂嵐の中から
何者かの姿が見えたら…なんて思ったら少し怖くなりました。
それにCDを聞いていたら何でこの声が入っているの?
なんて事オカルト番組でもおなじみですよね。やはりそれは
霊界からのメッセージかもしれませんよ。
海外ドラマ「リ・ジェネシス」もカナダ製作だからか、
ジル役のサラ・ストレンジがジョナサンの前妻役で出演
してました。
監督 ロジャー・カンブル
出演 キャメロン・ディアス (クリスティーナ)
クリスティーナ・アップルゲイト (コートニー・親友)
セルマ・ブレア (ジェーン・親友)
トーマス・ジェーン (ピーター・一目惚れ相手)
ジェイソン・ベイトマン (ロジャー・ピーターの兄)
『20代後半、独身、女…真剣な恋愛がしたい』
物語
遊びの恋愛なら数知れずしてきたクリスティーナ。30歳手前に
なり真面目な恋愛がしたいお年頃。
クラブに出かけた夜ピーターという男性と知り合う。最初は
気に障る相手だと思ったクリスティーナだったが、しばらく
すると意気投合。が、その夜はそのまま別れてしまった。
週末行われるピーターの兄の結婚式に招待されたクリスティーナ
だったが本気の恋に臆病になる。そこで親友コートニーは
強引に車で片道3時間の会場に向かう。
感想
かな~~り下ネタ全開のラブコメディなので、真面目な人は
観ちゃダメですよ。知人にこの映画説明した時にはエロネタ
箇所ばかり言ってしまいました…。(お互いエロ好きなので)
遊びの恋は自分が傷つく前にHして別れればいいし、将来の
事なんて何にも考えなくてもいいから気楽。それが30歳に
近づくにつれこのままではいけないと思い始める。
若い頃とは違う自分がいるから。肉体的に言えばバストの
位置が下がったり…。
っていう恋愛映画のストーリーよりもこの映画の面白さは
やはり下ネタ。主役のクリスティーナよりも親友のジェーン
は爆笑シーンのオンパレード。
コートニーに借りたドレスのシミはHの時のほにゃららだし、
恋人に○○○していたらピアスがノドに引っかかり警察、消防
などが集まって大騒ぎ。アルマゲドンの歌でどうにか助かる
というおバカカップル。
負けじとクリスティーナも男子トイレの壁の穴をのぞいたら、
○○発射され目が妊娠!?下着姿で車に乗ればコートニーの
足元のグロスを拾おうとしてレズカップルの行為最中と誤解
されたり。
そんなエロネタばかりの中でもクリスティーナの恋愛は
ちゃんと描かれていて、結婚式に間に合ったけれど実は
ピーター自身の結婚式で3時間半もかけての失恋。
真剣に恋愛と初めて向き合ってこの結果。クリスティーナ
のダメージは相当なもの。それでも立ち直ろうとクラブで
声をかけてきたタイプではない男性に「真剣な恋愛がしたい」
と告げると「君は重すぎる」と振られてしまう。
気軽な恋愛ばかりの女性はモテていいと思うかもしれない
けれど本当はクリスティーナのように自分が恋愛で傷つく
のが怖い人なのかもしれませんね。
結婚式から帰ってからはちゃんとお年頃の女性の恋愛物
としていろいろ考えさせられるかもしれません。
それでもからみがないエロいコメディ映画というイメージは
ぬぐえませんが。かなり好きな映画でした。
監督 サイモン・ブランド
出演 ジム・カヴィーゼル / バリー・ペッパー
グレッグ・キニア / ジョー・バントリアーノ
ジェレミー・シスト (記憶喪失の5人)
ブリジット・モイナハン (エリザ・人質の妻)
『記憶喪失の男が5人、誘拐犯か人質か、
残された時間はわずか…』
物語
荒野の廃墟に閉じ込められた5人の男たち。あるガスを吸った
為に一時的な記憶喪失に陥っていた。
電話の会話や残された新聞の記事から5人は3人の誘拐犯、
2人の人質だとわかる。が、誰一人その記憶はない。
疑心暗鬼になる5人、再び電話が鳴ったことで状況は
最悪に。身代金を受け取った誘拐犯リーダーがこっちに
向かってくると。
もし自分が人質なら用済みとなり殺される…自分が誰か
わからないままではここから逃げるしかない。5人は
リーダーを待ち伏せし、車を奪い逃走の計画を立てるが…。
感想
電話のベルで目覚めた男、床に倒れている男、イスに
縛られた男、腹を撃たれつるされた男、二階で倒れて
いた男。この中に敵も味方もいる、そんな極限状態の
中でお互いを疑いつつ探りを入れる。
物語の中心人物は最初に目覚めた男(ジム・カヴィーゼル)。
誘拐犯とのやり取りの電話に出て不審がられなかった事実が
残りの4人は彼を誘拐犯の一人ではないか、と疑う。
が、少しずつ記憶が甦りその男の持つライターの名前が
亡くなった娘だと言う事で善人側が濃厚に。
その間にも他の男たちは記憶を取り戻してくる。が、確信
に触れる記憶はまだ誰も定かではない。そこで自分だけは
助かりたいと思う者の間で密約がなされたりする。
最終的には5人…といっても1人は瀕死状態で動けない、が
助かるためには力を合わせないといけないと決断。
少しずつ自分の正体がわかっていく中で誘拐犯リーダーが
到着する。人数では勝てる計画はある人物が自分の役割を
思い出した事で予期せぬ方向へ。
誰もが記憶を取り戻した時に誰が生き残り誰が死ぬのか、
ドンデン返しが少なくとも2回あります。
ある人物は悪→善→そして…と人物像が記憶と共に変化。
最後の最後、ある人たちの間の視線の交わりでそれまでの
善人ぶりが崩れさります。
「SAW」のような監禁状態での生き残りをかけたサバイバル・
スリラー。残虐なシーンは皆無なので「SAW」を観たくても
それが理由で観れなかった人には特におすすめします。
*おまけ情報 「CSI:マイアミ」ファンだったら
ラストシーンはよ~く見て。医者役でデルコが出てました~~
監督 レン・ワイズマン (「アンダーワールド」)
出演 ブルース・ウィリス (ジョン・マクレーン)
ジャスティン・ロング (マット・ファレル)
ティモシー・オリファント (ガブリエル)
クリフ・カーティス (ボウマン)
マギー・Q (マイ・リン)
『マクレーン復活、今度の敵はサイバーテロリスト』
物語
独立記念日前夜、FBIの指示によりあるハッカーを連行
する事になるマクレーン刑事。
簡単に済むはずだった任務もハッカー、ファレルの家が何者
かに襲撃され、またも大事件に巻き込まれてしまうマクレーン。
ぼやきながらもファレルをFBIに連行するが、その間にも
テロリストにより交通システム、電気関係と次々に制御不能に。
アメリカのシステム全てが制圧されるのも時間の問題。
アナログ人間マクレーンはファレルの助けを借り、テロリスト
に戦いを挑むのであった…。
感想
おまたせしました、ぼやき刑事ことジョン・マクレーンの
復活です。シリーズ物でも前作を観ていないとわからない
なんてことは一切ありません。
オヤジなマクレーンはやはりアナログ人間。それがなんと
サイバー・テロリストという自分とは真逆の敵に挑むという
のだから無謀な戦い。
それをぼやきや口数では負けないジャスティン・ロング扮する
ファレルがハッカー技術を駆使してマクレーンの手助けを。
(ジャスティン、「ハニーVSダーリン」ではキモキャラ
でした、必見!)
敵のテロリスト紅一点マイ・リン。肉弾戦でマクレーンに
挑みます。「女忍者」って微妙なネーミングですね…
アジア出身の女優はカンフー使いは必至って事?
数々のアクションシーンは一番の見所。
車でヘリを撃墜や大型トレーラーからの脱出などなど。
約2時間はドキドキハラハラの連続です。
テロリストの頭脳に対してマクレーンは想像を超えた行動
で対抗。マニュアル通りにはいかない事で敵陣を翻弄します。
最後の対決ではやはり自らの肉体が武器なんだ~といった
感じ。あれは一歩間違えたら死ぬよ~
マクレーンの味方となり中間管理職の辛さに近いものを
味合わせてくれるFBIのボウマン。国を守る機関にいながらも
「給料が2倍」の人たちに大事な情報を秘密にされてしまって
いた。その為独断でマクレーンの危機に駆けつけるなんて、
男気あります。
マクレーンの娘も美人に成長。気の強さは父譲り?
デート現場に父が来るなんてどんだけ心配性なんじゃ~
こんなことしてるから娘に邪険にされるんだよ、ジョン。
このマクレーンの娘ルーシーはなんと愛しのチア娘では
ないかっ。(by「デス・プルーフ」)今回は何度も平手打ち
食らいながらも泣きませんでしたねぇ。こりゃ将来警察関係
に決定か?
アクション映画でありながらも最近の全てコンピュータ
管理されている社会情勢の危機感みたいなものを感じさせて
くれる映画でした。
「ダイ・ハード」を観た事がない人もぜひご覧下さい。
<お金があったらシリーズまとめ買い>
監督 テイラー/ネヴェルダイン
出演 ジェイソン・ステイサム (チェリオス・殺し屋)
エイミー・スマート (イヴ・チェリオスの恋人)
ホセ・パブロ・カンティージョ (ベローナ・宿敵)
ドワイト・ヨーカム (マイルズ・医者)
エフロン・ラミレッツ (カイロ・友人)
『アドレナリンを出しまくれ! さもなくば死あるのみ』
物語
ある殺しをした事で宿敵ベローナに中国製の毒薬を打たれて
しまった殺し屋のチェリオス。知り合いのマイルズに助けを
求めるとアドレナリンが毒の効果を遅らせるらしい。
アドレナリン-興奮状態がチェリオスの生きる糧。
車を暴走させ、ベローナの兄を殺し、街を疾走し続ける。
そして恋人のイヴに本当の事を告げる。自分は殺し屋で
イヴの為に仕事から足を洗おうとしていたと。
自分のボスとベローナが結託していた事実を知り、チェリオス
は落とし前をつける為にホテルの最上階へ向かうのであった…。
感想
これはタイトル通り観ていてもアドレナリン出ているような
興奮を味わえます。音楽もハード・ロック、ヒップ・ホップと
疾走感のある選曲が映画を盛り上げてくれます。
ジェイソン・ステイサムのキレのいい素手のアクションは
控えめ、そのかわり車や白バイの暴走シーンは必見です。
病院での手術着を着たまま街を疾走するシーンなんて
後ろは丸見えだから”びんぼっちゃま”状態。(古い?)
しかも興奮状態だから下半身も元気ハツラツ~
アクションってよりクスッと笑ってしまうシーンも
多いのでコメディ好きにとっては一度で二度美味しい
映画でした。
タクシーを頂こうとアラブ系運転手を指差し「こいつ
アルカイダだ」って叫ぶと、周りの人が一斉に運転手に
飛び掛るなんて、ブラックな笑いです。
チャイナタウンのど真ん中でのHなんて、ある意味
興奮しまくりですからね、彼も恋人も。街の人が傍観
しつつも応援しちゃうシチュエーション、面白いです。
難しい事なんてな~んにもないので、主人公と一緒に
アドレナリン出しまくちゃって下さい。時間も短いですし。
アクション俳優の中では1、2を争うかっこよさの
ジェイソン・ステイサム。(個人的に、ですが)
元水泳選手…だっけ?スラッとしたスタイルがいいです。
後から知ったのはジェイソンの友人カイロを演じていた
のが、「バス男」の転校生ペドロだったなんてビックリ。
そういえば先日も「バス男」の主人公がなかなかの
イケメンにビックリしたっけ。
<左がジェイソン、右がウワサのエフロン(カイロ)>
まぁともかく、頭からっぽにして能天気に楽しめる
アクション映画です。
ただ、R15なのでバイオレンス度は高いです。指が
吹っ飛んだり血の量は多いかも、でもそんな場面も何故か
笑えます…。
<ジェイソンデビュー作はかなり好きな映画>
監督 スティーヴ・クローヴス
出演 ミシェル・ファイファー (スージー・女性シンガー)
ジェフ・ブリッジス (ジャック・ピアニスト弟)
ボー・ブリッジス (フランク・ピアニスト兄)
ジェニファー・ティリー (モニカ・ウエイトレス)
『ジャズが流れる上質な大人の恋愛映画』
物語
ジャックとフランクの兄弟”ファビュラス・ベイカー・
ボーイズ”はジャズピアニストとしてふたりで活動していた。
しかし、仕事は少なく兄フランクはヴォーカリストを入れる事を
提案。
オーディションで選ばれたのはセクシーな歌声のスージー。
最初は派手なだけの彼女だったが、ライブをこなすうちに
洗練され、同時に3人の人気は上昇していく。
おおみそか、高級ホテルでのライブ当日フランクの子供が
ケガをした連絡が入り自宅に帰ることに。
残されたジャックとスージー、二人のライブが始まる。
それは秘めていた二人の想いがあふれるような艶やかな
ものだった…。
感想
ジャズに興味を持ったきっかけはこれ「恋のゆくえ」です。
ミシェル・ファイファーの歌声に惹かれてCDまで購入して
しまいました。
ただ初めて観た頃はまだ大人の恋愛ってもんがわかって
いなかったし、このラストの余韻もちゃんと感じられない
子供だったのだと改めて観て感じました。
兄弟プラス一人の女性、となると三角関係ものが連想
されますが、これは全く違います。
兄フランクは家庭を愛し、ピアニスト家業もビジネスな
考えを持つ人。もちろんスージーに対してもあくまで
ビジネスパートナー。
反対に弟ジャックは自堕落な生活をしているが、ジャズを
本当に愛している人。スージーに女性としての興味はあるが
兄の手前仕事としてクールに割り切っている。
強い絆の兄弟の間にスッと無理なく入るスージー。歌手の
夢を叶える一歩として二人と組むがフランクとは仕事の
考えで衝突しがち。
特にスージーとジャックのライブシーンがいいです。
ピアノの上で赤いドレスを着たスージーが寝転びながら
歌う、時折ジャックと視線を交わしながら。
それを見つめ、ピアノを奏でるジャックのやさしそうな
まなざし。
「ハッピーニューイヤー」の声で盛り上がる会場、そして
自然にキスするふたり…。
どこか一匹おおかみのようなタイプの二人だから、相手の
懐にはすぐに入らないし、自分の心は見せない。
「あたし(オレ)にいかれたの?」「(笑)」と同じセリフに
同じリアクションで返す二人が印象的。
(別の場面での事ですが)
スージーとジャックの事がフランクに知れたことでスージーが
抜けてしまう。そして、ジャックも仕事に対して自分にうそを
ついていたとフランクに告白。
それぞれが別の道を歩くことに…。
ラストシーンでのスージーを見送るジャック、ここが
以前は理解できなかった所。
今回は少しは考えが大人になったのか、心地よい余韻を
感じる事ができました。
あの有名な「フィーリング」がここまで色っぽくなるとは
ミシェル・ファイファーの歌声は魅力的です。それにリアル
兄弟の二人、本当に彼らはこのまんまでは?なんて思わせ
てくれます。
オーディションでロリ声が特徴の女性がジェニファー・
ティリーだったんですね。顔が少し違うようですが声はやはり
彼女です。
お酒でも飲みながらジャズの音色に包まれていい気分に
なるような上質で大人な映画でした。
<よろしければサントラCDでもいかがでしょうか↓>
恋のゆくえ~オリジナル・サントラ盤 / デイブ・グルーシン
監督 キム・ギドク (「悪い男」「弓」)
出演 イ・スンヨン (ソナ・妻)
ジェヒ (テソク・青年)
クォン・ヒョコ (ミンギュ・夫)
『わたしたちは永遠にいっしょ…愛してる…』
あらすじ…のようなもの
私はソナ。主人は私が望んでいるだろう物はなんでも
買ってくれる。
大きな庭付きの家、高級な服、インテリア…でも、本当に
私の欲しいものは決して与えてくれない。
それは自由。私は主人にとってカゴの鳥だから。
ある日若い男の子が家に忍び込んできた。私に気付いて
いないから、彼の行動をコッソリ見ていた。
キッチンで料理を始めたり、シャワーをあびたり、壊れてる
体重計を直したり、あげくのはて私の写真で…。
主人が帰ってきた。ちょっとでも気の障る態度をとると
殴られる、いつものことだ。
でも、今日は違っていた。家に潜んでいた彼が助けて
くれたのだ。
そのまま私は若い彼と逃避行する。
彼との日常は留守中の家に忍び込んでそこの住人となって
過ごすというもの。
戦利品は忍び込んだ家で撮った二人の写真。
私と彼の心が近づくに従って、こんなスリリングな生活
にも癒しを感じてくる。
でも、それも長くは続かなかった。
忍び込んだ家の子供に見つかり警察に通報されてしまった
からだ。
私は主人の元に帰り、彼は刑務所に入ることになった。
主人はまた私を殴りつけた。が、私は変わった。主人に殴り
返してやったのだ。
それからは主人は私を殴ることはなくなった。
だからといって、もう主人の愛には私は答えられない。
ある日、私は主人に言う「愛してるわ」と。主人は驚き、
大喜びして抱きしめてくれた。
…私はソナ、今はとても幸せだ。なぜならこれからは
ずっと彼といっしょにいられるから…。
この映画は韓国物なのにフランス映画のような雰囲気が
あります。ブルーやグリーンがかかった画面はとてもキレイで
落ち着いた感じ。
クセのあるギドク監督作品初体験にはこれをおすすめ。
徐々に監督の変わった恋愛映画に慣れていく方がいいでしょう。
「悪い男」から始めると嫌いになる可能性大。
(「悪い男」から観始めてはまった人、ここにいますが…)
主人公2人(ソナとテソク)のセリフが全くなく、唯一
ソナの「愛してるわ」だけ。
その為このセリフの重みがズシンとくる。何も知らない旦那は
可哀想であり幸せでもある。
この逃避行しているふたりのシーンは言葉がない分一層安らぎを
感じることができたかもしれない。
彼女が泣いたら彼がなぐさめ、彼が泣いたら彼女が、という
お互いが補える関係がとてもいい。一方的な愛情ではないって
所でしょうか。
面白かったのは彼が刑務所である技術を身につけるところ。
それがラストの彼女の家のシーンで生かされています。何かと
いうのは見てのお楽しみです。
一風変わった美しいラブストーリー。若い彼はなかなかの
イケメンでしたよ。
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