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 kika
監督 ペドロ・アルモドバル (「ボルベール」)

出演 ヴェロニカ・フオルケ(キカ)  ピーター・コヨーテ(ニコラス)

    ヴィクトリア・アブリル(アンドレア)  アレックス・カサノヴァス(ラモン)
    
    ロッシ・デ・パルマ  サンティアゴ・ラフスティシア 
『ヘンな性癖の人、大集合!!』
あらすじ
 メイクアップアーティストのキカは心臓発作で死んだと思われた
ラモンの死化粧をしたのをきっかけに息を吹き返したラモンと
付き合うことになった。が、実は彼の義父ニコラスとも関係を
持っていた。

 ラモン邸のメイドは弟が刑務所を脱走したニュースを知り、彼が
ここに来るととんでもない事になると予感。なにしろ弟はポルノ男優
のレイプ魔で姉とも近親相姦する仲。

 が、欲望が溜まりに溜まっていた弟は昼寝していたキカをレイプ、
それを隠し撮りした映像がアンドレアの番組で流れてしまう…


 は~い、アカデミー賞ノミネート常連のアルモドバル監督の
映画ですよ~。しかも衣装はあのゴルチエですよ~。…とここで
スペイン特有の明るくオシャレな映画だと思った方や道徳観念
のある方はご遠慮下さい。
(今回はエロトーク全開ですし…)
 
 キカって女はハッキリ言っておばちゃんです。いくら原色の
服着てても、かわいこぶってもおばちゃんです!!(強調しすぎ?)
 それが年下カメラマンのラモンをゲットするなんてどんなテク
持ってんだ~と思ったらこの真面目そうなラモンもHをハメ撮り
しなきゃイケないド変態。しかも、後に他の性癖も判明!

 で、義父のニコラスは小説家で外国を飛び回っている一見
インテリ男。しかし、彼も一筋縄ではいかなくて謎のパツキン女
やキカの友人そしてキカまでも彼の虜に。
 最後に彼の本当の姿が判明、一番ヤバイ男でした。

 ラモン邸に同居しているキカを熱いまなざしで見つめるのが
強烈フェイスのメイド、だってレズなんだもん!それに弟とも
ヤッてるんだもん!


 強烈といえばゴルチエの過激な衣装でTV番組”今日の最悪
ニュース”の司会をやっているアンドレア、頬の傷が大槻ケンヂ
みたいです。頭にカメラをつけたメカっぽいスーツで現場に
出動。胸の所がライトとは恐れ入りました。

 と、まぁよくこれだけ変態さんがキカの周りに来るよなぁ。
そのキカも性癖はヘンじゃないけど、レイプの最中にマシンガン
トークで説教したり、とにかくよくしゃべる。

 「抜かずに4回したら解放する」との提案に「早く、イッてよ~」
のキカ、そこへ警官突入し無理やり合体を外そうとする所なんて
もはやギャグですよ、笑えます。
 もう少しポルノ男優が活躍するかと思ったので残念。

 「オール・アバウト・マイ・マザー」を境に女性が好む映画
監督のひとりとなったアルモドバル。なにせ彼は同性愛者です
からね、って事は彼は女役??
 その彼が「オール・アバウト~」以前はかなり変態チックな
内容の映画ばかり撮っていたのを知らない人は「キカ」でも
観て自分の知らない世界の扉でも開けてみませんか?クセに
なっても知りませんけど。

◆ヴィクトリア・アブリル主演「ウエルカム!ヘブン」の感想

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  <好きなアルモドバル作品
  

  

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casa
監督 ラッセ・ハルストレム (「ギルバート・グレイプ」)

出演 ヒース・レジャー(カサノバ)  シエナ・ミラー(フランチェスカ)
    ジェレミー・アイアンズ(プッチ司教)  レナ・オリン(アンドレア)
    オリヴァー・プラット(パプリッツィオ)  オミッド・ジャリリ(サルヴァト)

『カサノバの愉快痛快恋愛劇、開幕』
あらすじ
 18世紀のヴェネチア、どんな女性も虜になるカサノバは今日も
修道院でメイク・ラヴ。そこへ兵士たちが飛び込んできて、彼は
お縄になってしまう。

 なんとか総督の計らいで無罪になったカサノバだったが、「良家
の娘と結婚して後ろ盾になってもらえ」と忠告されてしまう。運よく
見つけた箱入り娘ヴィクトリアとトントン拍子で婚約までこぎつける。

 そこへヴィクトリアに恋するジョバンニが現れ、何故か決闘
する事に。仕方なく剣を交えるカサノバだったが、実はその相手
はジョバンニの姉フランチェスカだった。

 女性の自立を説くフランチェスカはカサノバのような男が大嫌い。
そこでカサノバはとっさにサルヴァトと名乗ってしまう。しかし、
フランチェスカには婚約者パプリッツィオがいて、もうすぐヴェネチア
にやってきて結婚してしまう。

 真実の恋に目覚めたプレイボーイカサノバはいろいろな人になり
すまし、フランチェスカの結婚を阻止する為に奔走していく…


感想
 始めにWOWOWさんがこの時期にヒース・レジャーの映画を
放送した偶然に感謝です。ヒース・レジャーは本当にコスチューム
劇の似合う役者さんだと再認識しました。現実ではヒースの悲報が
伝えられた時期でしたが、映画の中で彼は今も生きています。

 
 それにしても面白かったッスよ(*⌒▽⌒*)b
 ドレスがヒラヒラしている歴史物って苦手分野なんですよね、
なんか堅苦しいっていうか…。それがハルストレム監督って理由
だけでの鑑賞、観ておいてよかったです。

 実はある勘違いをしていたんですね、前にジョニー・デップが
やってたじゃん…ってそりゃドン・ファンや!(ノ-o-)ノ  ┫
 アラン・ドロンが以前晩年を演じてた方のプレイボーイだった
んですねぇ。まぁこれだけこの手のジャンルには関心がなかった
って事です。

 プレイボーイが真実の恋にってウソくさ~い、どうせいつかは
女好き復活するんだよね~女の敵がっ。だけど、ラストのまとめ
方は素晴らしかったですよ、う~ん納得。

 ヒロインフランチェスカ以外のキャストは笑わかしてくれました、
あのジェレミーまでやってくれちゃうなんてファンとしては彼の
別の一面を見てしまいました。

 特に父親曰く箱入り娘のヴィクトリアはカサノバを見た途端、
興奮して鳥かごやバルコニー壊したり、どんだけ怪力もしくは
欲求不満なんだっ。処女らしいからいろんな妄想していたん
だろうねぇ。「絶倫」なんて言葉にも反応しちゃうし(≧m≦)

 巨漢の気のいいおじちゃんやらせたらベスト5に入るであろう
オリヴァー・プラットはラードまみれになったり、拷問をエステ
だと勘違いしたり、そしてこの映画でも彼のイイ人キャラは健在
でした~~(* ̄ー ̄)v

 展開がスピーディだし、クスクス笑えるシーンも多いので
恋愛よりもカサノバの口八丁で渡り合う軽快なコメディ映画
の印象が強かったです。いろんな名前を名乗った為ピンチに
なり、それを上手い事すり抜ける所なんて気持ちいいですよ。

 他のハルストレム監督作とは少し違った明るくて楽しい
映画に仕上がっていました。バックで流れるバロック音楽も
とても雰囲気を盛り上げてくれました。

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 <本作と他のハルストレム監督作>
  

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 date
監督・出演etc… ブライアン・ハーズリンガー

出演 ドリュー・バリモア  エリック・ロバーツ  コリー・フェルドマン

『30日でドリューとデートする事ができるか?』
ものがたり(これはドキュメンタリーです)
 映画監督志望のブライアンはクイズ番組の賞金1100ドルを
元手に長年恋焦がれていた女優のドリュー・バリモアとのデートを
実現させるというドキュメンタリーを撮ろうと企画。

 カメラのレンタル期間30日でコネを使いまくり、何とか
彼女に近づこうと奔走。最大のチャンスである「チャーリーズ・
エンジェル」のプレミアに忍び込み、彼女の側に行くが…。


感想
 最初はブライアンの夢が途方もないものだと感じ、どうせ
ダメだろうというどこか冷めた気持ちで観ていた。が、途中
からブライアンの一喜一憂にこちらまで巻き込まれてしまった。

 10歳からドリューのファンクラブに入っている生粋の
ドリューファンのブライアン。それがストーカーチックに
ならずに純粋に初恋の相手を忘れられない男性と映ったのは
あらゆる知り合いを電話でたどるアナログな方法でどうにか
ドリューにたどり着こうとする所。

 まぁ、プレミアパーティに忍び込むのに偽のカード作ったり
するのはどうかと思うけどね。それでもブライアンの人柄の
よさなのかこの企画に巻き込まれた人たちが彼の夢を叶えて
あげようとしてくれる。

 面白かったのは両親にこの企画を話したら母親が「あんな
アバズレやめなさい
」とか父親は「ドリューよりジェニファー・
ラブ・ヒューイットの方がいい
」なんてアドバイスしたり。
 やはり年配の方にはドリューの若い頃の悪さの数々がまだ
尾を引いているのでしょうか。

 エリック・ロバーツが気さくないい人だったり、コリー・
フェルドマンがドリューと子供の頃付き合ってたって自慢気に
話す所などセレブの素顔がチラッと垣間見れました。

 期限ギリギリに立ち上げたデート企画のサイトがネットで
話題になって励ましのコメントがたくさん届く所なんて彼同様
うれしくてニヤニヤしてしまいました。
 
 さて、ブライアンはドリューと夢のデートをする事ができる
のでしょうか? それは映画を観てのお楽しみです。ただ
ドリューはノリのいい素敵な女性でしたよ~~

 好きな芸能人とデートできたらなぁなんて誰もが大人になる
前に空想してたであろう事を実際にやろうとしてしまう永遠の
少年のようなブライアンの奮闘記。現実の話だからきっと感情
移入してしまうかもしれません。

◆30日間のドキュメンタリー「スーパー・サイズ・ミー」の感想◆

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  <本作と「スーパー~」のモーガン・スパーロックの企画物
   

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監督 安藤尋

原作 青木琴美

出演 松本潤 (結城頼)

   榮倉奈々 (結城郁)

   平岡祐太 (矢野立芳)

   小松彩夏 (楠友華)

『大きくなったら郁をお嫁さんにするよ…』
あらすじ
 頼(松本潤)と郁(榮倉奈々)は双子の兄妹。高校生の郁は
密かに頼に想いを寄せていたが、最近の頼は郁を無視するような
冷たい態度を取っていた。

 頼の親友立芳(平岡祐太)が郁に告白し、「好きな人がいる」
とふられた事がきっかけで頼は自分の本当の気持ちを郁に伝える。
「郁が好き」だと…。禁断の愛だとわかっていても結ばれて
しまうふたり。

 誰にも知られないよう密やかに想いを育んでいくが、罪悪感は
ぬぐえない。どこかでこの愛をストップさせなければいけない
頼は苦悩して友華(小松彩夏)とデートするが…。


感想
 先日ニュースで離れ離れになっていた双子が結婚。それが
わかり無効になったイギリスでの出来事が報道されていました。
 なんでも生まれてすぐに養子に出されてしまっていたそうです。

 が、この映画は双子とわかっていての恋愛物です。少女マンガが
原作の映画化ですが、映画では流れが淡々としているし1シーンが
長かったりするので途中眠くなってしまうかも…。

 マンガだと毎週ドラマティックな展開があるので、それを
期待するとあまりのスローペースにガッカリするかもしれません。
 それでも嵐の松本潤が頼なので若い子はそれだけでもOK
でしょうね。

 幼い頃なら簡単に「好き」と言えたのに成長するとともに
それはあってはならない感情だと気付く。それを誤魔化す為に
わざと遠ざけたりする頼に対して郁の気持ちはストレート。
 他の人に告白されても頼が好きだから断ってしまう。

 幼い頃の約束をお互いずっと胸に大事にしまっておいた二人が
タブーを犯してしまうのは新しい未来へ歩むには必要な事だった
のかもしれない、苦しいけれど…。

 郁がこんなにつらいなら双子でなく、頼とひとつになって生まれ
たかったとつぶやくと頼は「別々でよかったよ。好きと思える人が
いてくれたから」
と。

 ただ、こんなに想いを募らせている二人を怪しまない母親って
どうなんでしょう。高校生なのに二段ベッドだし、ひとつだけ
乱れたシーツを目の当たりにして追求しないとは。

 そして、頼はモテモテです。郁や友華どころか…まさかお前
までかっ、の展開にボーイズラブ好きな人も満足満足??
 まぁ妹萌えの人には残念なお知らせがなにせ「お兄ちゃん」って
言いませんから~~!!
 
ごめん、郁をお嫁さんにできなくて… 

 荒地となっていた思い出の花畑で郁をおんぶしながらそう告げる
頼。もう大人になってしまった二人がそれぞれの未来へ歩き出す
決断をした瞬間。それは苦しいけれどわかっていた結末。

 好きな相手が世の中で一番好きになってはいけない人だったら…。
それを自分に置き換えて観ると頼や郁の心の痛みがよくわかると
思います。

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松潤といったら嵐でしょ。この映画面白いです
      

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監督 キム・ギドク


出演 ソン・ヒョナ (スェヒ・整形後のセヒ)

    ハ・ジョンウ (ジウ・セヒの恋人)

    パク・チヨン (セヒ)



『この愛を永遠のものにする為に私は変わる…』
あらすじ
 つき合って2年になるセヒとジウ。お互いに愛し合っている
のはわかっていてもジウの愛がいつか消えてしまわないかと
セヒの心は不安でギリギリの精神状態。

 今日もまた待ち合わせのカフェでジウが他の女性を見ていたと
ヒステリーを起し、彼と口ゲンカをしてしまう。

 ある日セヒが突然姿を消す。ジウは訳もわからず彼女を探すが
見つからない。落ち込むジウに男友達が合コンをセッティング
してもそんな気になれない。

 6ヵ月後行きつけのカフェでスェヒと出会う。初対面なのに
なぜか彼女に惹かれていくジウ。実は彼女はセヒが整形した
姿だった。その事実を知らないままつき合い始める二人だった
が、スェヒの心は幸せと悲しさでいっぱいになっていた…。


感想
 韓国の鬼才ギドク監督作なのに、前半は普通の恋愛ドラマ
でガッカリだよっ。…が、スイマセンでした監督、やはり
あなたの愛情表現は普通ではなかったです~~

 セヒはジウの愛がいつ消えてしまうのか不安でたまらない。
その愛を永遠の物にする為に別人として生まれ変わる。別に
ジウがその顔が嫌いと言ったでもなければ浮気をした訳でも
ない、そんなセヒの行動は到底理解できません。

 整形後のセヒがスェヒとしてジウの前に現れ、彼が好意を
持ってくれる-心はいつまでもセヒ、見かけは別人のスェヒ。
ジウがスェヒに惹かれるのはまるで恋人が他の女性に惹かれ
ていくのを目の当たりにしているようなもの。

 幸せなのにつらい…

 ジウが整形の事実を知りスェヒを責める。自分の愛を信用
できない彼女に対しての怒りが復讐心となってジウも整形を
してしまう。

 6ヵ月後ジウを探す為スェヒはカフェに行ったり、同じ車の
前に飛び出したり、ジウだと思った男性と寝てしまったり。
 スェヒはジウが彼女がしたように自らは名乗り出ないことを
知っていたから。そして、ジウらしい姿を追いかけるスェヒに
悲劇が待っていた…それはジウだったのかはわからない…

 韓国って簡単に整形をするイメージがあったけれど、この
映画のように気持ち悪い手術シーンを見せて決めさせるの
でしょうか。自分だったら無理ですね~
 整形物っていうと「カンナさん大成功です」がありました
が、あれは恋人になる為の整形なのでこの映画とは全然違い
ますね。

 自分だけを見ていて欲しい。しかし、見慣れてくると飽きられて
しまうかもしれない。だから顔を変えてまた違う自分を見続けて
もらう。それが当初のスヒの目的。でも、それって全く彼の
心を無視した自己満足な愛情表現。

 スェヒとなったスヒの悲しさやジウの自分を信用してくれな
かったつらさ、男女どちらの気持ちも少しだけわかるような
気がします。愛の表現方法が間違ってしまったふたり…。
 
 そして終わり方はまるですごろくで”ふりだしにもどる”の
マスが出てしまったような感じでした。終わってからもスヒの
悲しい狂気の愛に心がいっぱいになってしまいました。

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<奇妙な愛を描くギドク監督作の感想>
「悪い男」  「うつせみ」  「弓」   

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 16日のニュースでブラッド・レンフロが亡くなった事を
知りました。彼はまだ25歳、若すぎる死です。死因はまだ
不明らしいですが、過去に薬物に手を出していた事があるので
もしかしたら、という意見もあるみたいです。

 そこで思い出したのが23歳で亡くなったリバー・フェニックス
当時は若手の中でも好きな俳優のひとりだったのでかなりショック
でした。彼の映画はいい作品が多いので今度紹介したいと思います。

 ブラッド・レンフロがブラッド・ピットの少年時代を演じた映画… 
「スリーパーズ」
監督 バリー・レヴィンソン

出演 ジェイソン・パトリック (シェイクス・新聞記者)

    ブラッド・ピット (マイケル・検事)
  
    ロバート・デ・ニーロ (ボビー神父)

    ダスティン・ホフマン (スナイダー・弁護士)

    ケヴィン・ベーコン (ノークス・元看守)

あらすじ
 1960年代のヘルズ・キッチン。子供だったマイケル(ブラッド・
レンフロ)たち4人の少年はささいないたずら心が原因で男性に
ケガを負わせてしまう。

 少年院に入った4人に待っていたのは看守たちによる暴力と
性的暴行の地獄のような日々。身も心も傷ついた彼らは少年院を
出てもここであった事は自分たちの胸にしまっておく事を誓った。

 81年ある酒場で元看守のノークスが殺害され、チンピラの
ジョンとトミーが逮捕される。その二人こそあの少年たち。

 裁判が始まり検事として同じく少年のひとりマイケルが担当
することになる。残りの少年のひとりである新聞記者のシェイクス
はジョンとトミーの為に弁護士を探してくる。

 しかし、これはマイケルたちによって周到に計画された
元看守たちへの復讐だった。そしてジョンとトミーが裁判で
無罪になるかどうかは彼らを子供の頃から見守っていた
ボビー神父の決断にかかっていた…


感想
 少年院で悲鳴とともに行われるおぞましい行為。あまりに
ショッキングで観るのをやめてしまいたくなりました。そこ
までの少年たちが貧しい中でも明るく生きていたから…。
 ただ、心には強烈に印象に残る映画になりました。

 少年時代のトラウマから大人になっても逃れられない彼らの
元看守の殺害は罪な事、それなのに否定はできません。それだけ
の事をしてのほほんと生きている姿を見たらブレーキはかけられ
ないでしょう。

 裁判での元看守たちの過去が上手い事明るみになっていく
流れは裁判物として見ても見ごたえがあります。

 ボビー神父の証言次第で無罪か有罪か決まってしまう…
それは神父が偽証するかしないかの決断。彼らの為に神への
誓いを破ることができるのか、裁判での一番の見所です。

 元少年たちの行為は非難できるのか、それとも殺人や
社会的制裁を肯定できるのか、とても考えさせられる
映画でした。ラストシーンはとてもせつないです。

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朝の情報バラエティ「なるトモ」の月曜日
の人気コーナーをまとめてDVD化。

司会の陣内智則とメッセンジャー黒田が
知られざる動物の性の行動について
かけあい漫才のように面白く紹介して
います。

DVDには番組でも評判だった動物を
コントで紹介したり、二人の恋愛トーク
も入っています。

<イルカの場合>
カメやサメは大迷惑
 オスは発情期になると性欲がすごく、メスがいない場合は
カメやサメの肌に性器をこすりつけて射精する。

<オオミノガの場合>
箱入り娘が妊娠
 メスは一生ガにはならず、ミノムシのままミノにこもっている。
オスはミノの中に長い性器をさして、交尾する。

<オドリバエの場合>
女性はプレゼントに弱い…
 オスは取った獲物を白い糸でくるみメスにプレゼント。それを
開けている間に交尾をしてしまう。ずるいオスになると中身のない
プレゼントを渡し過剰包装をといている間に目的をすませる。

 普段気にもとめない生き物たちの性事情。真面目に語って
いないし、わかりやすく人間社会に置き換えての二人のやり
とりに大爆笑。

 子供の為というよりは大人の為の生き物たちの性教育DVD
です。お笑い好きな人にもおすすめです。ただし、これを
見た後はあんなにかわいいイルカを見る目が変わるかもしれませんよ。

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「鉄コン筋クリート」
 
監督 マイケル・アリアス  原作 松本大洋

声の出演 二宮和也  蒼井優  伊勢谷友介
      宮藤官九郎  田中泯  本木雅弘

物語
 宝町に住む二人の少年クロ(二宮和也)と
シロ(蒼井優)はケンカや盗みを繰り返しながら
二人きりで懸命に生きていた。ある日ヤクザの
鈴木(田中泯)が町に戻り、ほどなく宝町再開発
計画の首謀者蛇(本木雅弘)が邪魔な存在である
クロを消す為に動き出す…。

「パプリカ」

監督 今敏   原作 筒井康隆

声の出演 林原めぐみ  古谷徹  江守徹
      堀勝之祐  大塚明夫  山寺宏一

物語
 精神医療研究所に勤める千葉敦子(林原めぐみ)は
患者の夢の中で”パプリカ”という少女に姿をかえセラピー
治療をしていた。同僚時田(古谷徹)が開発したセラピー機器
が盗まれ悪用され、他の同僚たちの精神がおかしくなる事件
が発生。その被害は拡大し、夢の世界が現実にあふれだしてくる。

「ゲド戦記」 
 
監督 宮崎吾郎  原作 アーシュラ・K・ル=グウィン

声の出演 岡田准一  手嶌葵  菅原文太
      田中裕子  香川照之  風吹ジュン

物語
 エンラッドの王子アレン(岡田准一)は父である国王を殺し
国を逃亡。ある街で魔法使いハイタカ(菅原文太)と出会い、
行動を共にすることになる。町外れのテナー(風吹ジュン
を訪ねるとアレンが助けた娘テルー(手嶌葵)がいた。
 ひと時の幸せな日々に魔法使いクモ(田中裕子)の影が
彼らに忍び寄っていた…

(感想はつづきから)
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 akumu
監督 塚本晋也 (「鉄男」)

出演 松田龍平  hitomi  安藤政信  大杉漣

    原田芳雄  塚本晋也
『この映画を観た夜は悪夢にうなされるかも…』
あらすじ
 着任早々、不可解な事件を担当する事になったエリート
女刑事霧島慶子(hitomi)は同僚の若宮(安藤政信)と
現場にかけつける。そこにはベッドの上で身体中を刃物で
切りつけた若い女性の死体が。

 そして同じような事件が再び発生、犠牲者はサラリーマン。
しかし今回は事件の目撃者がいた-横に寝ていた彼の妻。
 夢にうなされた彼は自ら自分の身体を切りつけていたのだ。

 どちらの事件にも共通するのは「0」という人物への携帯の
発信履歴。それはある自殺サイトにつながりがあるらしい。
 若宮は霧島が止めるのも聞かず「0」に電話をしてしまう…。


感想
 この映画の見所は”hitomiの超ミニスカートから
伸びる美脚”
です!!…それだけじゃないけどね。

 日本映画の監督でも注目している塚本晋也(役者でも活躍中)。
 しかも主演が松田龍平とくれば期待するなとは無理のこと。
(最近では弟の翔太もドラマにひっぱりだこ)

 通称悪夢探偵の京一(松田龍平)は人の悪夢に入り込み原因と
なる要因を取り除いてやるという特殊な力を持つ男。
 ただ、それを胡散臭いと思う人々の醜い心の声まで聞こえたり、
悪夢に入る事への肉体および心理的疲労により人との接触を拒絶
している。

「ああ、いやだ、ああああ、いやだ、ああ、いやだ…」
 ギリギリの精神状態の中で事件の依頼を受けるか受けないか
で悩む京一のつぶやきが耳に残ります。まるですでに精神崩壊
してしまったかのような…。

 事件は「0」に自殺したいと電話をすると何かがものすごい
勢いでその人物に近づいてくる。ドドドッ、ズズズズッ、
擬音は難しいですが不安を掻き立てる音です。

 逃げ惑い追い込まれた彼らはそれに切り刻まれ鮮血に
染まっていく。それが例え悪夢の中の出来事でも現実では
自分自らの手で自分を切り裂いていた。

 被害者たちの特に霧島のどこからが夢でどこからが現実
なのかわからない恐怖。夢なのにリアルだから悪夢の世界に
いることすらわからない、でも現実でないなら目覚めなければ
自分が殺される-「早く目を覚まして!」

 恐怖の存在が近づいてくるシーンや京一が聞きたくもない
人々の心の声を聞いて彼らの顔がクシャッとなるシーンなど
「鉄男」を思い出させる(気持ち悪くはないですが)独特の
世界観があります。それに「六月の蛇」のようなブルーな
画面はヒンヤリと美しいです。

 この「悪夢探偵」、今年第二弾が公開予定です。海外でも
評価の高い塚本監督は昔MTVのCM…だったかな、「鉄男」
の映像が使われたことがあります。
 ただし、塚本ワールド初心者の方は「鉄男」は映像も度肝を
抜くけれどグロさも相当なものなので「悪夢探偵」が気持ち
悪いと感じたら絶対におすすめしません。

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 avp2
監督 ザ・ブラザーズ・ストラウス

出演 スティーヴン・パスカル  レイコ・エイルスワース

    ジョン・オーティス  ジョニー・ルイス  アリエル・ゲイド

『アメリカ流決断にはAもPも太刀打ちできない?』
前作のおさらい
 昔から南極の地下にあるピラミッドは一人前のプレデターに
なる為の修行の場。相手は宇宙最強のエイリアン、それを倒して
こそプレデターは戦士となるのである。
 そこへのこのこやってきたのは考古学者を始めとする人間たち。
「地球はオレたちのもん」なんて自分本位なやつらにプレデターの
鉄拳&エイリアンのドロドロ攻撃で三つ巴の戦いの幕が開く~

 到底戦闘能力は赤ん坊なみの人間は次々に血祭りに。が、暴走
するエイリアンに手を焼くプレデターはなんと人間の女とタッグを
組みなんとかエイリアンを倒し、勝ち名乗りをあげる事ができた。
 女に別れのキス…ならぬ戦士の証しを刻みつけ、男プレデターは
自分の国(星)に帰るのであった。


 そして今回の話は帰路につくプレデターの宇宙船の中で悲劇が
起こる所から始まる。横たわるプレデターの中からエイリアンが
飛び出し船内のプレデターたちを殺し、まぁなんということでしょう
地球に舞い戻ってくるではありませんか…
 しかもエイリアン軍団の親玉はプレデターとエイリアンのハーフの
プレデリアン、最強×最恐でヤツの通った後には死体がゴロゴロ。

<田舎町ガリソンの人々の場合>
 森の中で行方不明となった親子の捜索隊リーダーの保安官
(ジョン・オーティス)は部下の死体やちぎれた片腕を見つけ
何か得体の知れない存在に危機感を感じるのであった。
 サスペンスホラー風

 ピザ屋でバイトを始めたリッキー(ジョニー・ルイス)は
運悪く憧れの女子ジェシーの家に配達に行くことに。そこには
悪ガキ3人組もいてリッキーはからかわれた挙句車のキーを
下水道に落とされてしまう。ティーンムービー風

 軍人であるケリー(レイコ・エイルスワース)は久しぶりに
家に帰ってきた。しかし娘モリー(アリエル・ゲイド)は父に
ベッタリ。そのモリーに土産として暗視双眼鏡を渡す母親って??
 家族ドラマ風

<エイリアン&プレデターの場合>
 地球に不時着した宇宙船の中から飛び出すエイリアン軍団(幼虫)。
まずは森に狩りに来ていた親子を血祭りに。子供の腹から飛び出す
なんて大丈夫か、規制は。

 その頃プレデター星では宇宙船の異変に気づき、このままでは
自分たちやエイリアンの存在が地球人にバレてしまうと証拠隠滅
の為にザ・クリーナーと呼ばれるプレデターが地球に向かっていた。

 その間にもガリソンの町は大騒ぎ。エイリアンは増殖し続け
人々を襲っていく。病院では新生児、妊婦の腹をかりてまた
増殖-さて、エイリアンは合計何匹になったでしょう。(答え不明)

 やっとこ地球に着いたプレデター、宇宙船を破壊しエイリアン
に襲われた死体を謎の液体で消滅していく。ついでに正体を見た
保安官助手を殺し、おなじみの逆さ吊りに。

 数では圧倒的不利なプレデター、エイリアンを一体残らず
倒すことはできるのか?

(少々長くなりましたので、お疲れでなければ感想は
”つづき”からどうぞ m(__)m


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