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監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ(28週後)

出演:レオナルド・スバラグリア(トマス)

    エウセビオ・ポンセーラ(フェデリコ)

    マックス・フォン・シドー(サム)
『自分の強運に自信があるならゲームにご参加を』
あらすじ
 カジノ王サムの元で働くフェデリコは勝ち続ける客の運を奪う力を
持っていた。が、自由と引き換えにフェデリコはその能力をサムに
奪われてしまう。

 それから7年後。逃亡中の強盗トマスは飛行機事故唯一の生存者
としてフェデリコに取引を持ちかけられる。それは強運の持ち主だけが
参加できるゲームに参加して勝ち続ければ自由と大金が手に入るという
ものだった。

 トマスを追う女刑事サラは現役時代一度もケガをしなかった
闘牛士アレハンドロに連れられトマスが現れるはずのゲーム会場
へ向かう。彼女もまた自動車事故の生存者。

 最後のゲームは30年間勝ち続けているサムとのロシアンルーレット
対決。そこにたどり着けるのは一体誰か…


 スペイン産のサスペンスなのでハリウッドならもっと過激なゲーム
を仕掛けてきそうなところ、少し地味でした。
 ゲームも次々に行われるわけでもなく、トマスとフェデリコの逃亡劇や
女刑事サラの追跡が挟まれる為どんなゲームなのかを目的に観てしまう
と面白くないし淡々としているかもしれません。

 フェデリコがスカウトした男が目隠しで高速道路を横切るゲームを
するがあえなく死亡。
 これって運というより勘の問題じゃない?

 トマスが最初に参加するゲームも3人参加で頭にハチミツを塗り
目隠しをし、カマキリ?が頭に止まったら勝ちというもの。
 もっとスゴイ虫を想像しましたよ…

 運がいいというのは周りの不運の上で成り立っている

 その証拠にトマスが事故の生き残りになったのは他の犠牲者の
不運があってからこその強運。
 そんな風に考えたことなかったなぁ…

 例えばギャンブルでボロ勝ちする人は他の人が負けて損している
から自分が儲かるという強運。ドライブで何事もないのは普通、
それが事故で自分だけが生き残るのは被害者の不幸の上での強運。

 そんな周りの運を知らぬ間に吸い取っていた強運の持ち主が参加
するゲームの最後の対戦相手がサム。彼はナチスの強制収容所から
周りの人の犠牲で生き延びていた。

 そのサムへの挑戦権を賭けたゲームというのが目隠しで森の中を
全速力で駆け抜けるというもの。次々に木にぶつかり倒れる参加者
たちの中2人だけが走り続けていた、トマスとアレハンドロ。

 最終的にサムに挑戦するのは誰か?誰が生き残るのか?後半の
6発中5発弾をこめた恐怖のロシアンルーレットは心臓バクバク
もんで、思わず目を反らしたくなりました。

 最後のゲームでの結末は想像できなかったですねぇ。あの人が
関わってきて、あの人が死ぬとは…。

 ハリウッドの派手さはないもののそれぞれの人物像をちゃんと
描いている映画でした。

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監督:ビーバン・キドロン(ブリジット・ジョーンズの日記)

出演:マルチェラ・プランケット(シンデレラ)

    キャスリーン・ターナー(継母)

    ジェーン・バーキン(マブ)

    デヴィッド・ワーナー(父親)

    カトリン・カートリッジ(義理の姉)
『お馴染みシンデレラにロックテイストちょいと加え~♪』
ものがたり
 貴族の娘セゾーラは慎ましく質素に父の帰りを待ち暮らしていた。やっと
帰ってきた父は再婚相手とその娘2人を突然連れてきてセゾーラは驚く。

 父に上手く取り入る継母と義姉。倒れた執事の代わりに下働きを強制
されるセゾーラはいつのまにかシンデレラ(灰かぶり)と呼ばれるように
なってしまった。

 実は継母たちは貴族の名前が欲しかっただけ。目的は娘2人を舞踏会に
行かせ、玉の輿にのって贅沢三昧の暮らしが目的。案の定、セゾーラの
家も彼女たちの散財のせいで火の車になってしまっていた。

 お城で舞踏会開催が決定。セゾーラを残し着飾って出掛ける継母と義姉。
洞窟に住む不思議な女性マブの助けを借りて、セゾーラはブルーの
ドレスと花びらで作られた靴で舞踏会に向かうのであった…


 最近スマスマでジェーン・バーキンを久々に観た事もあり、タイトル
に惹かれてレンタル(^▽^)

 でも注意しておきますが、これはおフランス物でもジェーン・バーキン
がシンデレラをやる
映画ではありませんd(^-^) 彼女は童話で言う
所の魔法使い役、この映画では人間のような人魚のような不思議な力を
持った女性の役です。

 童話とは違う点がいくつかあって…
*セゾーラは貴族だけどお金がないのを知っているから倹約家。
*馬車でなく、移動はオープンカーや汽車
*マブは洞窟に住んでいて何かとセゾーラに親切にしてくれる。実は
過去に執事と恋仲で…
*おなじみのかぼちゃの馬車は出てこない。お城へは洞窟の湖に飛び込んで
瞬間移動。しかもガラスの靴ではなく、花びらの靴。(パープルでかわいい)
*セゾーラの父親は継母に毒を盛られて弱ってはいるが健在。
*舞踏会はワルツでなく、ジャズのビッグバンドが演奏。
*道楽王子は結婚に興味がないが、女王の命令で仕方なく舞踏会に出席


 想像していたような甘いファンタジーでなかったことに安心。
それに少し心配してたんですよね、ミュージカルなんじゃないかって。
全くそんな心配いりませんでした((●´ー`)=3

 義姉が父親に高価なプレゼントをねだるシーンはまるで「リア王」
の場面のようでした。末娘の立場がセゾーラです。
 姉所有のおしゃれな靴の数々。継母が”歩きにくい靴”をすすめていた
のは靴なら人目をひくのは機能よりデザイン、女なら性格より見た目って
事を言いたかったのでしょうか。
 …にしても、キャスリ-ン・ターナー、貫禄ついたなぁ

 基本の流れはシンデレラだけど、それに現実的な要素やロックな音楽
を加えたとても楽しい映画でした。これは掘り出し物ですよ~ヽ(*^▽^*)ノ

 映画の雰囲気をわかってもらえるように映画の場面をご紹介☆~(^-゜)v
cind1   cind2
<羊と幸せに暮らしていたセゾーラ> <列車でやってきた悪女軍団>
cind4   cind3
<働き者のセゾーラに対し黒のランジェリーで悪巧みの姉2人>
cind5   cind6
<ロカビリーでセゾーラを口説く王子> <バイクでセゾーラを探す王子たち>
cind7   cind8
<魔女っぽい雰囲気のマブ(人魚?)> <別れても想いあっていたマブと執事>

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キアヌ・リーヴス主演の「コンスタンティン」、ウィル・スミス主演の
「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンス監督。

 どちらも人間とは違う存在が出てくるSF映画です。前回のゴンドリー
監督作ほどの個性は感じられませんが、ミュージック・ビデオはかなり
面白いです。

 しかも、うれしいことに好きなアーティストの好きな曲の監督だった
とは!!

ブラック・アイド・ピーズ「Pump It」
ワイルド・スピードみたいっす。そういえば「TAXI4」の予告編では
「ミザルー」でなくBEPのこの曲が流れていました。かっこい~~!!


グウェン・ステファニー「What You Waiting For?」
グウェン姐さん版不思議の国のアリスです。日本語のセリフや女の子も
出ています。姐さん、キュートです


ウィル・スミス「Black Suits Comin'」
ウィル・スミス、久々にラッパーの本領発揮してます。チラッと映るのは息子でしょうか?


他にもエアロスミスの映画「アルマゲドン」のテーマ曲やブリトニー、
アヴィリル・ラヴィーンなど多数のPVを監督しています。

★ウィル・スミス主演の「アイ・アム・レジェンド」の感想

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 申し訳ございません m(≧□≦)m
 また、映画から遠ざかっているサイモンです。先週映画館に行きまくった
反動からでしょうか…(´_`;)

 そこで洋楽にも興味津々なのでこんな企画を。
 今映画監督として活躍している人たちのミュージック・ビデオを鑑賞
しちゃおう( ̄O ̄)ノ

 実はMTVでやってたんですけどね…(∩。∩;)ゞ

 そこで何人かピックアップしてご紹介
映画の個性がPVでも生かされているかは、ご覧になって判断して下さい。

 一人目は大好きな恋愛映画「エターナル・サンシャイン」ミシェル・
ゴンドリー監督


 増殖するカイリーさん。町の人たちにも目がいってしまう。
カイリー・ミノーグ「Come Into My World」

 ゴンドリーといえばビョークのイメージなのですよ。幻想的なダーク
ファンタジーの世界。
ビョーク「Human Behaviour」
  

 他にもポール・マッカートニーやレニー・クラヴィッツ、など多数の
ミュージック・ビデオを監督しています。独特な世界観の映像は昔も
健在でした。

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ミシェル・ゴンドリー

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 jump
監督:ダグ・リーマン(Mr.&Mrs.スミス)
原作:スティーヴン・グールド「ジャンパー跳ぶ少年」

出演:ヘイデン・クリステンセン(デヴィッド・ライス)

    ジェイミー・ベル(グリフィン/ジャンパー)

    レイチェル・ビルソン(ミリー/デヴィッドの幼馴染)

    サミュエル・L・ジャクソン(ローランド/パラディンの一員)

    ダイアン・レイン(メアリー/デヴィッドの母親)
『自由になる力を手に入れた男の運命との闘い』
あらすじ
 高校生のデヴィッドは同級生にからかわれ、氷の張った川に転落
してしまう。が、デヴィッドが気がつくとそこは図書館。彼は
知らない間に瞬間移動をしていたのだ。

 母の家出をきっかけに酒びたりの父から自由になる為、家を飛び出し
NYへ向かうデヴィッド。彼は瞬間移動の力を利用して銀行の金庫から
まんまと大金を手に入れ、NYでの自由な世界を手に入れた。

 10年後のデヴィッドはジャンパーとしての力を自在に操れる
ようになり一日で世界旅行などはお手のものだった。

 そんな生活にも終わりが来る。パラディンというジャンパー抹殺
組織の一員ローランドがデヴィッドの命を狙っていたのだ…


 お気楽極楽♪ジャンパー生活(*'∀'*) いいなぁ…

 自分が行った事がある所はもちろん写真でもちゃんと正確に記憶
できていればどこにでも瞬時に移動できる、それがジャンパーなので
あ~る(`▽´ゞ
 
 朝NYからロンドンへジャ~ンプ。イケてる女をゲットして
ベッドイン。一汗かいた後はサーフィンだよねって事でフィージー
へジャ~ンプ。そろそろランチタイムなので、ちょっとスフィンクス
の頭の上でも行きましょか。
 女性ナンパしても後腐れないんだろうなぁ…(o 3 o)

 まぁ、10年間自由を満喫してた訳だからツケは払わないと
いけないっす。そんな時に白髪のサミュエル登場!ヤッターマン
のアイちゃんの持つシビレステッキみたいなのでビリビリ~~。
 オイオイ、ジャンプできねぇ~つーのι(`ο´)ノ

 グリフィンっていうやけにジャンパーに詳しい仲間の助けも
ありどうにか危機脱出。ジャンパー抹殺集団パラディンとジャンパー
たちは歴史的に敵対していたらしい。
 っていうか、他にもいるんかジャンパー(*o*)え!?

 そんな事知らないからさ、初恋のミリーとローマの休日しちゃった
よ。ヤバイヨ、ヤバイヨ~ミリーがヤバイヨ(>ω<;)

 ちゃんと日本の観客にもサービスは忘れずに東京にも出現。
渋谷からお台場、そしてオタクのメッカ、秋葉原へジャ~~ンプ☆ミ(ノ ̄▽ ̄)ノ

 で、続くんですよね、これ。オカンがアレならデヴィッドもアレの
血をひいているわけだし、パラディンだってもっといるはずだし、
隠れジャンパーもいたりして。

 悪役のサミュエルの「こんな所に置き去りにしやがって。やるな、
デヴィッド」的なニヤリ顔がかっこよいですよ~~!!ヘイデン
よりもサミュエルの存在感が大!

 一緒に行った友人ティーンのミリー(チャリチョコのガム娘)が
かわいかったと申しておりました。ティーンのデヴィッドもかわいい
よ~~/(o^。^o)/

 なんといっても頭使わないくても映像だけで楽しめるお気軽な
映画になっております。時間も90分弱とアッという間なので
たまにはこういうのもイイかな(`-^*)ー☆

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『”こんな夢をみた”から始まる物語は悪夢か、
それとも…』

 yume
第一夜:実相寺昭雄監督(小泉今日子・松尾スズキ)

第二夜:市川崑監督(うじきつよし・中村梅之介)

第三夜:清水崇監督(堀部圭亮・香椎由宇)

第四夜:清水厚監督(山本耕史・菅野莉央)

第五夜:豊島圭介監督(市川実日子・大倉孝二)

第六夜:松尾スズキ監督(阿部サダヲ・TOZAWA)

第七夜:天野喜孝・河原真明監督

第八夜:山下敦弘監督(藤岡弘、・山本浩司)

第九夜:西川美和監督(緒川たまき・ピエール瀧)

第十夜:山口雄大監督(松山ケンイチ・本上まなみ・石坂浩二)


 夏目漱石の短編小説「夢十夜」をそれぞれの監督が監督らしく
脚色し、俳優も豪華なメンバーがそろっています。

 ん~~贅沢 ━(≧▽≦)━☆゚・:*☆

 キョンキョンの妖しい魅力の奥さまから始まって、ナンセンス
ギャグてんこ盛りの十夜まで自分の趣味ど真ん中の夜もあれば、
よくわかんねぇ~と眠気を誘う夜までと観る人によって好き嫌い
がはっきりわかれそうな個性的な夜ばかり。

 お気に入りの夜は…

第十夜のあらすじ
 町でウワサの男前庄太郎(松山ケンイチ)。そんな彼がボロボロの
瀕死状態で帰ってくる。
 きっかけは激ウマの豚丼。それに感激した庄太郎は謎の美女(本上
まなみ
)に案内され豚丼の製造工場へ。が、それは安田大サーカスの
汗の結晶の豚丼であった。
 不細工な女を殺していた庄太郎は謎の美女に女の敵とばかりに
叩きのめされる…。


 山口監督に脚色漫☆画太郎とくれば「地獄甲子園」。この映画には
度肝を抜かれましたよ。あまりのバカさ加減がGOOD
 ボロボロの松ケンは目玉ビロ~ンと出ちゃってるし、本上まなみに
いたっては豚鼻やったり、ヒップアタックしたり、これこそ役者魂
よく引き受けたよな、まなみは。
 もうお下品なギャグばかりで拒否反応が出る人も多いかもしれない
ですが、これが一番好き

第六夜のあらすじ
 運慶さんって伝説の彫刻家が仁王像を彫るっていうんで広場には
町中の人が興味津々で集まっていた。いきなりテクノサウンドで
ブレイクダンスを始める運慶さん、観客も呆然。
 が、丸太を真っ二つにするとそこから立派な仁王像が出てきた。
それに感化された一人の男(阿部サダヲ)が家で同じようにやってみるが…。


 松尾スズキ監督で阿部サダヲ、大人計画つながりです。時代劇
なのにテクノ、観客の声援が「萌え~~」や「キタ~~」とか
ネット用語なのがツボでした。もちろん運慶ダンスも最高

 第一夜の「私はもう死にますね。あと百年待っていてくれますか」
の奥さん(小泉今日子)の話は夫婦愛を感じたし、第三夜はさすが
清水崇監督でホラー仕立てになっていました。

 漱石の小説は教科書でしか読んだ事ないので、この存在すら
知りませんでした。が、本屋で立ち読みしたら「へっ!?」と
思うほどの短い話(星新一よりも短い)で驚き(◎。◎)!

 それを各監督のアレンジでここまで話を広げられるとは、
そりゃ、スゴイや!(ノ´▽`)ノオオオオッ♪

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 lchange
監督 中田秀夫(リング) 原作 大場つぐみ、小畑健

出演 松山ケンイチ(L)  工藤夕貴(九條希美子)

    福田麻由子(二階堂真希)  高嶋政伸(的場大介)

    南原清隆(駿河秀明)  平泉成(松戸浩一)
  『L、最期の23日間』 
あらすじ
 キラ=夜神月との戦いに勝利したLだったが、その代償は大きく
信頼していたワタリの死、そして自分に残された時間はあと23日。
 残された時間の中、Lは次々に難事件を解決していく。

 その頃、タイでひとつの村がウィルスの蔓延により消滅。ただ
ひとりの生き残りの男の子(BOY)はワタリを頼りLに連絡してきた。
 BOYの世話に手を焼くLにもう一人ワタリを尋ねて真希という
少女がやってくる。

 真希の父親はウィルスの研究をしていて助手だった九條がテロリスト
に加担していた為命を落としていた。そのウィルスこそがタイの村
にまかれたエボラとインフルエンザが混ざったウィルス兵器。

 BOYと真希に抗ウィルスのヒントがあるとにらんだLの元に
的場をリーダーとしたテロリスト達がやってくる…


 映画「デスノート」では人間的な感情や人の生死よりもゲームに
勝利するかのようにキラ事件を解決に導いたL。生きる事に執着
していないようなLは無表情に自分の名前をデスノートに書き
こんだ、ゲームに勝つために。

 そのLが人間らしい感情を取り戻していく、それがつらい。
彼の命のカウントダウンは始まってしまったから…。

 ウィルスの攻防戦というよりも、Lと子供の交流によりLに
変化があらわれるというヒューマンドラマの要素もあって、
不覚にもラストでは涙してしまいました。
 レニー・クラヴィッツの歌も相乗効果でジーンとしました。

 そして、松ケンこと松山ケンイチですよ。あの素朴な青森なまり
の青年が素顔とは全く違うカメレオンぶりを発揮。Lはもう松ケン
でしか考えられません。 

 前回はインドア、今回はほとんどアウトドアなLが見られます。
追っ手から逃れる為に電車でなく、自転車移動の3人。ママチャリ
の前のシートにBOYを乗せて走らせるL、緊迫しているのに
微笑ましいです。

 っていうかLってあんなに体力あるんだと驚き。甘い物ばかりも
理由があったんですねぇ。スウィーツの串刺し、子供にはウケな
かったですね、残念。コンソメのポテチも登場してました。

 もうこれはLの映画なのでテロリストの目的が金でシロウト
ばかりなのにここまで計画が成功するってどうなの?や
飛行機内でウィルスが発症しテロリストを始め、乗客がバタバタ
倒れてるのにあんなに簡単に治っていいの?と、まぁ疑問や
突っ込み所は多々ありますが、ラストのLの後ろ姿で帳消しです。

 もっと、生きてみたくなりました…

 だって、もう時間がないんですよ。それをLだって知っている
んですよ。でも、デスノートに書いた事には後悔はしていない
はずです。生きたいという感情が最後に芽生えたLは幸せだった
のかもしれません。

 原作ファンにはL亡き後の○○が彼だったんだというサービス
もあります。ここでもウルッとしました。

 そして、映画のラストは「デスノート」のラストシーンへと
繋がっていきます。この23日間があったからこそ、Lの最期の
時に夜神総一郎への感謝の言葉があったんだと思うと号泣して
しまいました。
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 lust
監督 アン・リー(ブロークバック・マウンテン)

出演 トニー・レオン(イー)  タン・ウェイ(ワン・チアチー”マイ夫人”)

    ワン・リーホン(クァン)  ジョアン・チェン(イー夫人)
『策略から生まれたのは愛情か、それとも…』
ものがたり
 1942年、日本軍占領下の上海。

 私はワン・チアチー。でも今はマイ夫人と名乗って、イー夫人の
仲間の有閑マダムと麻雀をしている。それもある目的の為。
 イー夫人の夫であるイーが部屋に入ってくる、そして私と
一瞬の視線の交わり。-わかったわ-、視線で会話。
 
 私は用事を思い出しイー邸を後にする。今日で全てが終わり、
目的が果たせる。街のカフェである所に電話をかければ計画は
実行される…私は過去を思い返していた…

 4年前私は香港の大学の演劇部で女優をしていた。憧れの
クァン先輩は反日感情を持ち、舞台の成功からある計画を
練っていた。それは日本軍のスパイであるイーの殺害計画。

 クァン先輩の為、マイ夫人という若妻に扮しイーの妻に
近づき夫人の信頼を得ることに成功。あと、一押しでイーは
私に夢中になる。

 もちろん色仕掛けは必要。でも、クァン先輩他3人は女性
経験がなく、一人だけ商売女との経験があるリャンが私の
初めての相手で性のレッスンの相手になった。

 …でも、クァンがそれを望んでいるし私は彼の為になりたい…

 しかし、レッスンは無駄に終わってしまった。イーは上海に
急遽転勤してしまうことに。そして、ある事件から私は演劇部の
仲間の元を飛び出し彼らの前から姿を消した。

 2年後の上海。叔母の家から大学に通っていた私はクァンと
再会する。彼はもはや立派な革命家になり暗殺事件にも関わって
いた。

 彼は政府の重要人物となったイー暗殺を諦めていなかった。
そしてそれにはマイ夫人の存在が必要だと。彼や上司から
あらゆるスパイ知識を叩き込まれ、私は再びマイ夫人となった。

 イー夫人の好意でイー邸に滞在することになった私にイーは
近づいてくる。それは2年前におあずけになった私の身体が
目的だと知っていた。

 初めてのイーとの交わりはベルトで叩かれ、縛られまるで
レイプまがいのもの。でも、イーが去った部屋で私は彼が私の
身体に夢中になると確信し、ニヤリと微笑んでいた。

 イー夫人の目を盗んでの密会の日々。彼は政府の仕事に疲れ
癒しを求めるかのように私を抱いた。それでも彼は私を信用
しているわけではないのはわかっていた。

 そんな日が続いても計画は一向に実行されない。クァンも
上司も慎重に慎重を重ねてのことだが、私はイラつき不満を
ぶつける。まっすぐにクァンを見つめる私に彼は目を反らす-
いつもそうだ、彼は私に負い目を感じているのだ。

 ある日イーは私に封筒をある所に届けるように言う。それは
街の宝石商の所。宝石商はいくつかの宝石を取り出し、イーが
私に指輪を贈りたいから石を選ぶように告げる。

 何度も身体を重ねて、やっとイーの信頼を得た私。それなのに
心が乱れるのはなぜ?目的を果たせば私はクァンと幸せになれる
の?イーは私にとって憎むべき相手、のはずなのに…。

 私はカフェで人を待っている。もう、計画は始まってしまった
のだ…

*長すぎてごめんなさい。感想は”つづき”からどうぞ。
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 司会者がスティーブ・マーティンでもビリー・クリスタルでも
ましてやウーピー・ゴールドバーグでもなくて、誰ですかあなたは?
というスマートな口調の人が司会者でも楽しみな受賞式。

 昨年は影絵のパフォーマンスがとても印象的でした(アンビリ
バボーにも出演)。が、今年は開催が危ぶまれていただけあって、
ちと地味な感じ。

 とりあえずはオスカー受賞はこちらです↓

作品賞:「ノーカントリー」
監督賞:ジョエル&イーサン・コーエン「ノーカントリー」
主演男優賞:ダニエル・デイ=ルイス「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
主演女優賞:マリオン・コティヤール「エデット・ピアフ~愛の賛歌~」
助演男優賞:ハビエル・バルデム「ノーカントリー」
助演女優賞:ティルダ・スウィントン「フィクサー」

脚本賞:「JUNO/ジュノ」
脚色賞:「ノーカントリー」
音楽賞:「つぐない」
撮影賞:「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
音響編集&調整賞:「ボーン・アルティメイタム」
編集賞:「ボーン・アルティメイタム」

美術賞:「スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師」
衣装デザイン賞:「エリザベス:ゴールデン・エイジ」
視覚効果賞:「ライラの冒険~黄金の羅針盤」
メイクアップ賞:「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」
長編アニメ賞:「レミーのおいしいレストラン」
外国語映画賞:「ヒトラーの贋札」


 「ノーカントリー」が下馬評通り最多の4部門受賞。男優も
有力視されていた二人が受賞。そして3部門では「ボーン・
アルティメイタム」…こりゃ、シリーズレンタルしないと

 それに対して女優は意外だったとの声も。ダブルノミネート
だったケイト・ブランシェットが受賞できなかったのは残念。
 ここまでオスカー常連になると第二のメリル・ストリープでも
目指すんでしょうか。頑張れ、ケイト!!(o`∀’)o Fight!

 日本ではきっとジョニーが獲るのよ~なんて女性ファンが
ウキウキしていた事でしょうが、そうは問屋が卸さないっ
 なにしろ相手が悪かった…ダニエルさんですからね。にしても
ダニエルは勝率いいですね、4度ノミネートで2度受賞ですから

 今回俳優部門ではアメリカの映画の祭典なのに受賞者がイギリス、
フランス、スペインと国際色豊かだったのが印象的でした。

 フラットパックファンとしては自殺未遂で心配されていたオーウェン・
ウィルソンがプレゼンターとして元気な姿を見せてくれたのはうれし
かったです。エリカ様風衣装の元ストリッパーの「ジュノ」の脚本家は
ブログがきっかけで脚本家デビューしたそうですw(゚д゚)w

 そんなこんなで女優のドレス姿は華やかでしたが、キャメロン・
ディアスの劣化ぶりはどうにかならないもんですかねぇ(辛口で
ごめんなさい)。キラキラネックレスでも着けてれば少しは違った
んでしょうけどねぇ。

 WOWOWのインタビューで「主演はダニエルに決まっているだろ。オレ
は無理無理」なんて言っていたジョージ兄貴。賞が発表され隣の兄貴
にキスしてたダニエル。さすが兄貴です、天下のダニエルにも好意を
持たれているようです、男前~~(゚ー^)~☆

 コーエン兄弟も念願のオスカーを手にしてよかったっすよ~~
先日観た「パリ、ジュテーム」にも監督作ありましたからねぇ。
 一番好きなのはジョージ兄貴の「オーブラザー」。人生はひょんな
事や出会いでつながっているという笑いもありブラックなネタも
ある独特な世界観の映画です。この機会にレンタルでチェックして
みませんか。

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   <オスカー受賞者の代表作>
  

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 matu
監督 中島哲也(下妻物語)  原作 山田宗樹

出演 中谷美紀(川尻松子)  瑛太(川尻笙・松子の甥)

    伊勢谷友介(龍洋一・松子の教え子)  香川照之(川尻紀夫・松子の弟)

    市川実日子(久美・松子の妹)  黒沢あすか(沢村めぐみ・松子の友人)

    BONNIE PINK(綾乃・ソープ嬢)  柴咲コウ(明日香・笙の彼女)
『歌って踊って不幸な女の一生をご覧あれ』 
あらすじ
 河川敷で53歳の川尻松子(中谷美紀)の死体が発見される。甥の
笙(瑛太)は父親に頼まれ彼女の部屋の片付けをする。隣人(ゴリ)に
よると松子はアパートでも嫌われ奇人扱いされていたらしい。

 松子の転落人生は教師を辞め実家を飛び出した事から始まった。
同棲相手の作家(宮藤官九郎)のDVと自殺、彼の友人(劇団ひとり
との不倫と別れ。

 行き着いた先はソープ嬢。瞬く間に売れっ子ソープ嬢になったが
時代の波が押し寄せ、クビになる。同棲相手のヒモ男(武田真冶
を殺害、松子は刑務所に入る。

 出所した松子は刑務所で知り合っためぐみ(黒沢あすか)と再会
するが、元教え子ヤクザの龍洋一(伊勢谷友介)と同棲を始め
めぐみと疎遠になる…


 不幸のかたまりの人生を送る松子なのに、映画では悲壮感が
漂わないしイヤ~な空気ならないところがよかったです。
 ある感想で「ホテル・ニューハンプシャー」を例に出していま
したがそれに同意です。死すらサラリと受け流す「ホテル~」と
転落人生なのに楽しい「嫌われ松子の一生」は近いものがあります。

 それはポップな色彩に彩られた松子の世界や時々はさまれる
ミュージカルシーンによるものかもしれません。物語だけ読むと
相当暗い話なのにビックリするほど明るい。

 画面の後ろで流れるTVの映像で今が昭和何年ぐらいなのかが
わかるのが面白い。あと、意味もないけど瑛太が見ているサスペンス
ドラマがまんまで笑える。

 鼻血出したり青タン作ったり変顔したり中谷美紀の女優根性を
見ましたねぇ。インタビューでも相当監督にしぼられたらしいです。
その結果日本アカデミー賞受賞ですからよかったですね。

 その中谷美紀、泡まみれのソープ嬢姿が色っぽいのなんの(* ̄▽ ̄*)~゚
あと伝説のAV女優役の黒沢あすか、声がいいっすねぇ~~そうそう
AV女優っていえば冒頭で蒼井そらが出てましたねぇ (〃^_^〃)

 男性陣もヤッターマンのように歯がキラリの谷原章介がいい味
出してました。シャツはズボンにインです
 スカパラの谷中さんはソープ「白夜」の支配人で強面の風貌、
床屋の荒川良々はほのぼのしてるのに会った途端松子を押し倒して
ました~~

 松子の最後の男になる龍洋一。元々彼がお金盗んだりしなければ
松子が転落しなくても済んだんですよね。いくら暴力を振るわれても
ヤクザに追われて死にそうになっても、彼と一緒にいたい松子。

 もう、ひとりになるのはいや…

 DVな恋人を持つ女性も同じ理由で別れられないのかもしれない
ですね。アメとむち、やさしさと暴力ってとこでしょうか。

 一番愛して欲しかった父親が病弱な妹ばかりを可愛がっているのを
幼い頃から見ていた松子。最後に天国への階段で松子を待っていたのは
その妹。その瞬間が松子にとって一番幸せだったのかもしれません。

 53年間の松子のファンタジーのような人生は不幸だったのか、
そうではなかったのか、映画を観てそれぞれ感じて下さい。決して
イヤな気持ちで終わる映画でないので大丈夫ですよ(⌒▽⌒)V

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