映画に興味を持ち始めた
人達に届きますように
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監督 ロバート・ロドリゲス(「デスペラード」)
脚本 クエンティン・タランティーノ
出演 ジョージ・クルーニー (セス・銀行強盗)
ハーヴェイ・カイテル (ジェイコブ・元牧師)
ジュリエット・ルイス (ケイト・ジェイコブの娘)
クエンティン・タランティーノ (リチャード・セスの弟)
『ヴァンパイアの待つ地獄の酒場へようこそ』
物語
凶悪犯ゲッコー兄弟は牧師一家を人質にして、国境を越え
メキシコへ。他の仲間との待ち合わせ場所に指定されたのは
トラック運転手やバイカーたちの溜まり場の怪しい酒場。
妖艶な踊りでリチャードをとりこにする”地獄のサンタニコ”、
しかしその踊りが終わると店内は一変吸血鬼たちがその姿を
現し始めていた。
リチャードが犠牲になり生き残った数人で吸血鬼集団に
立ち向かっていくがその数は増えていく。倉庫で見つけた
武器を手にセスとジェイコブ達は圧倒的不利な中闘い続け
なければいけない。ここから生きて帰れるのか?
感想
この映画は前半の犯罪映画が酒場のシーンになる後半は
なんとスプラッターホラーになってしまうという今までに
なかったようなトンデモ展開をみせます。
一本で二度美味しい映画というところでしょうか。
ホラー側での吸血鬼がちょっと棒を突き刺せば貫通して
しまう弱さがあるので店内ヴァンパイアをやっつけるのは
なんとかなったけれど、外からもご来客があろうとは…。
エロエロ踊り子”地獄のサンタニコ”にはロドリゲス映画
常連ヒロインのサルマ・ハエック。あの胸にあのウエストの
ダイナマイト・ボディがタランティーノに迫りまくります。
女王様と下僕のように「足をお舐め~」の場面がピッタリ
はまる二人、惨劇はここから始まるんですけどね。
もちろんロドリゲス映画で脇役の人たちもちゃんと出演
しているので彼の映画が好きな人にはたまりません。
オドオドしたジュリエット・ルイスが、最初はヴァンパイアに
杭を刺すのをためらっていたのに、ボーガンを持って殺しまくる
時には凛々しい顔に。「ケープ・フィアー」で見せた小悪魔な
表情も前半チラッと拝めます。ただし、変態ゲッコー弟の妄想の
中でですけど。
後半の血の量や惨劇具合はまぁスゴイのでスプラッター苦手
な人は気分が悪くなりそうです。我慢していれば爽快感に
変わるかもしれませんが…。
とにかく戦うチョイ悪(相当悪だけど)男のクルーニーの
いつもの甘い顔とは違ったクールな面が見られたのは収穫。
刺青姿が結構似合っています。
「ER」をタランティーノが演出した縁でクルーニーを主役に
抜擢したのでしょうか。あの「ER」のエピソードも特徴的
でした。
ラストは血とホコリにまみれた二人、ここで甘い結末になら
なかったのは男気があってよかったです。それを受け入れる
もう一人も。よくありがちな○○に発展するのでは芸がない
ですからね。だから何回観ても毎回面白く観られるんですね、
きっと。
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