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監督:今井泰宏

原作:横山光輝

声の出演:くまいもとこ(金田正太郎)

      粟野史浩(ショウタロウ)

      稲葉実(大塚署長)

      牛山茂(敷島博士)

あらすじ
 太平洋戦争から10年たった昭和30年代、日本は復興の道を
歩んでいた。戦後生まれの少年探偵金田正太郎は死んだ父が残した
鉄人28号を操り悪の手から日本を守っていた。

 ある日正太郎と同じ名のショウタロウが現れる。実は父が養子と
して迎えた正太郎の義理の兄だった。が、父である故金田博士の
遺言はショウタロウには残酷なものだった。 

「鉄人28号は金田正太郎に譲る」と。

 その頃東京では不発弾の処理が進められていた。その中に金田
博士の開発した”廃墟弾”もあったが、それがどこに埋められて
いるのかは鉄人が知っていると言うショウタロウ。

 その日から夜鉄人が勝手に動き出したり、正太郎の命を狙う
残月と名乗る復員兵が現れたり、怪事件がおこり始める…


 これは大人向けのアニメですね。原作のままの姿のキャラや
ロボットがいいです。下手に現代風にアレンジして書き直して
いない所も好印象

 レトロで色味を抑えた風景は今のアニメらしく美しい。
東京の廃墟、桜の花びら散るアパート、途中までの東京タワー、
澄んだ青空に飛ぶ鉄人…。

 音楽もダイナミックなオーケストラが戦闘シーンを盛り上げて
くれます。もちろん、エンディングにはお馴染みのあのテーマ
ソング、懐かしい~~

 人々の生活も戦後10年たってやっと普通に生活できるように
なってきた。それでもまだ捕虜として帰還できない兵士が海外に
多数いる時代。

 主人公正太郎は自分が鉄人と共に悪と戦うのが当たり前だと
思っていた。それが「鉄人の操縦の資格なし」との書き置きや
自分よりも上手に鉄人を操縦できるショウタロウの存在から
自分が役割不足なのではと悩み始める。 

 金田博士が兵器として作った”廃墟弾”を掘り起こし人気の
ない所で爆発させる鉄人。意思はなく正太郎の命令通りに動く
ロボットなのにボロボロの包帯姿は痛々しい。

 元々金田博士から兵器としての鉄人の操縦を教わったショウ
タロウも戦争でお国の為に捧げた命を捨てる事もできずに、戦争が
終わり兵器としての操縦は必要なくなり、自分が生きて日本に
帰ってきた事を悩み始める。

 アメリカと戦争した事も知らないようなバカな人たちには
到底この映画を観ても「絵がダサイ」とか「話わかんない」と
言うだけで理解しようとはしないでしょうね。というか観も
しないとは思いますが

 戦争で生き延びた人たちの力で今の平和な日本がある。それなのに
その人たちを苦しめるような制度や政策が多すぎる。せっかくの
長生きも「これでは死ねと言ってるのか」と彼らに言わせる悲しい
現実。

 ”破壊と修復”がテーマのこの映画。人為的な破壊はもう
起こらないで欲しいと願います。そして、今の日本を修復して
くれた人たちに感謝の気持ちを忘れずにいて下さい。

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